221. アイアンマン3
敵サイドがわけのわからない方向に行ってしまって、このままでは「3」で潮時のように思いました。 ただロバート・ダウニーJrによる主役のキャラクターはこのまま終わらすにはもったいない。 シンボルとなるライバルが確立されなかったことが不幸に思えますが、次作があるとしたらこの辺の改善を望みます。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-12-23 18:03:05) |
222. カンパニー・メン
《ネタバレ》 リストラされたエリート社員が底に落ちるのもそこそこに再スタートを切る・・・というそれほど抑揚のない内容なだけに特別面白みも感動もありませんでした。 主人公は自己評価の高すぎる勘違い君のように映りましたが、この程度の流れでは変化があったとはとても思えません。 もっとどん底に落としたうえで下積みを長く描けばそれなりに楽しめたと思いますが、この温さがいかにも現代ということなのでしょうか。 [DVD(字幕)] 3点(2013-12-23 18:02:11) |
223. スイミング・プール
何やら非現実的な描写やサラの嫉妬心が感じ取れるシーンが多かったため、オチについてはそれほど驚きはありませんでした。 と言うよりも、オチ自体の曖昧さが驚きを小さくしてしまったのかもしれません。 そもそもどんでん返しがメインの作品だと思われますので、ラストにそれほど驚けなかったのはマイナス要素。 後から色々辻褄を考えさせられましたが、答えを見つけたところでそれほど深いものはないと思います。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-23 18:01:22) |
224. ミスティック・リバー
映画なだけに出来事は極端にしていますが、これはよくある人間模様の縮図だと思いました。 変な例えですが、ジミー=じゃいあん、ショーン=スネ夫、ディブ=のび太 と感じてしまった次第です。 結局、スネ夫的ポジションが一番無難な人生。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-23 18:00:23) |
225. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 芸術点は申し分なく高かったです。 ストーリーについては、難破したときの生々しさに胸が痛くなりましたがここがピークでした。 その後は話が進むにつれ何やらおとぎ話のような内容に興醒めしてしまいました。 ところが最後の2つ目の話を聞かされて大納得。 この2つの話のうち後者の話と考えるとスッキリしました。 これまで見たものとは違ったタイプの大どんでん返しです。 ただ、劇中の記者や報告書と同様に私も前者ととらえたいと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-12-23 17:59:34) |
226. ノーカントリー
《ネタバレ》 追っ手の個性が凄いのですが、それに隠れているものの追われる方もかなり存在感あるキャラクターでした。 このため2人の駆け引きはバーリーツゥードのような緊張感があり、これだけでもアクション作品にすれば十分佳作になると思います。 ところが、この監督さん、最大の見せ場となると思われるシーンを端折ったり、作品を突然終わらせるといったように、さらなる勝負に出ています。 あたかもコインの裏表の掛けのように危ういことだと思いますが、正直言って面白くなったのかどうかよくわかりません。 ただ、その度胸には敬服します。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-23 17:58:45) |
227. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 とにもかくにも負のインパクトを与えるために作っている感じがしました。 警官殺しにより死刑になるわけですが、この警官を殺す流れがあまりに不自然で唐突すぎるように思います。 唯一の収穫は主人公の表情です。美人ではないが切なさを倍増させる何とも言えない風貌が心に残りました。 ハッピーな映画を見ても現実に戻されたら空しいだけ。 この映画は現実に戻ってきたらホッとします。 クリスマスシーズンの今お薦めです(^^; [DVD(字幕)] 5点(2013-12-23 17:57:59) |
228. ヒミズ
《ネタバレ》 出てくるキャラクターがみんな極端なため相当疲れましたが、平凡に描いても注目されないでしょうからこれは良かったのだと思います。 おかげで茶沢さんを見て「うわっ、ウザい!絶対友達になれんな~」とか、住田君の親父を見て「救いようない屑だな~ ○ねばいいのに…」とか、こちらも感情豊かに見ることができました。 ただ、毒物的なインパクトがあったので2回見る気にはなれません。 [DVD(邦画)] 6点(2013-12-23 17:57:15) |
229. ゆれる
《ネタバレ》 オダギリジョーは実生活じゃないかというくらいはまっていました。 特筆すべきは兄役の香川さん。 密かに想いを寄せていた女性に圧倒的に拒絶されるなんて空しくてやってられないと思います。 ましてそんなこと誰にも知られたくないのに検察官にまくしたてられるなんて・・・ 惨めだ。惨めすぎる。ある意味刑務所入っている以上の酷い仕打ちだ。 こんな内面を見事に演じていたと思います。 兄弟2人が対峙する無言の緊張感も半端なかったです。 とにかく人(男)の心にズケズケと入り込んでくる容赦ない作品でした。 真相はどうなんだ?という引っ張り方もうまかったと思います。 残念なのは検察官。どうしてもお笑いに見えてしまって・・・。 演技派のキャストで固めていただけにちょっと余計だったように思います。 [DVD(邦画)] 8点(2013-12-23 17:56:33)(良:1票) |
230. 世界侵略:ロサンゼルス決戦
新聞テレビ欄のタイトルに惹かれてしまい、テレビ放送を見ました。 これまでこの作品の存在を知らなかったのですが、このB級臭丸出しのタイトルに興味津々。 見始めは、異星人の侵攻をテーマとする作品として斬新な発想かと思いましたが、そこまででした。 かなり安っぽい相手に大真面目に戦っていることに苦笑。 そもそも相手を異星人にする必要があったのか疑問です。 [地上波(吹替)] 4点(2013-12-23 08:46:59) |
231. ダイ・ハード
あまりにも有名すぎるアクション映画のため、どうせベタな展開だろうと敬遠しており今になって初鑑賞です。 もちろんベタな展開ではありましたが、公開後25年経っているのにもかかわらず魅せられてしまいました。 敵役も含めたキャラクターの魅力、ノンストップのドキドキ展開など、徹底的に娯楽に仕立て上げており、テロとの戦闘シーンがかなりエグいにもかかわらず嫌味なく楽しめました。 [DVD(字幕)] 8点(2013-12-23 08:42:43) |
232. クロニクル
《ネタバレ》 この手の撮影手法の作品はどこかチープに感じてしまうのですが、比較的良作だったと思います。 映像としては素人の撮った感を残してはいるものの見にくいことはありませんでした。 最初の30分は態度の悪い若造3人が好き勝手やっている記録映像でしかありませんでしたが、ここを耐えればラスト30分の意外な展開はそこそこ楽しめると思います。 たしかに若気の至りってありますね。それほど深い作品ではないと思いますが。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-12-23 08:41:43) |
233. リオ・ブラボー
けっこう死闘が展開されるのに、それとは裏腹のこのゆったり感は何なのか? 多勢に無勢で殺ろうとおもえばいつでも殺られそうなの、このゆとりは何なのか? 殺伐とした現代の作風に馴染んでいるせいか、どうにもテンポが合いませんでした。 こういうのを味がある作品だと思うのですが、それを感じ取れるほど私は感性が養われていないようなので、あと20年くらいしたらまた見てみたいと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-22 20:00:58) |
234. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 エピローグがすべてと言っても過言ではないと思いました。 道中これといった出来事が起こるわけではなく、これだけなら単なる青少年向け映画だと思います。 ところがラストわずか5分が作品全体の印象をガラリと変えました。これは30代40代になってから見るのが味わい深いかもしれません。 「エピローグ→エンディング」の流れは10回ほど繰り返し見てしまいました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-22 19:58:01) |
235. デストラップ/死の罠
《ネタバレ》 うまく使えば後世に残る「どんでん返し映画」になるようなどんでん返しトリックを、ホント下手くそに使ってしまったように思えて悔やまれます。 出演者の容姿、会話、セットなどが典型的なアメリカホームドラマ風で冒頭から違和感ありありでしたが、これをストレートにオチに持ってきたほうがまだ良かったような…。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-22 19:57:13) |
236. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 実話をベースにしてかなりファンタジーに仕上げているとはいえ、幻覚ネタはちょっと反則に思いました。 標準レベルのサスペンス映画ならこういう手法でも許容範囲かと思いますが、伝記ものの感動ストーリーなだけにこれはやり過ぎ。 これだと何でもありになってしまうような気がします。 しかも脚色している割には中弛みが激しかったところに、とって付けたような感動しろと言わんばかりのラストを持ってきたのはちょっと安易すぎたように思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-22 17:27:29) |
237. 許されざる者(1992)
《ネタバレ》 本当にメインキャストすべてが許されない人たちでした。 正義は勝つ!というカッコいい西部劇に対し、これはまさにリアル西部劇(リアルな西部劇は知りませんけど^^;)。 若造のハッタリ君を使って、そのドロドロした世界を示してくれたという感じです。 ただ、そのハッタリ君も自分の手を汚して「許されざる者」の仲間入りをしてしまいましたが・・・ イーストウッドはもちろん、憎まれ役のハックマンの存在感が光っていたと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-22 17:26:33) |
238. ディパーテッド
凄まじいスピーディな展開はゲームのような面白さがありました。 一方で緊張感に欠けたため、軽いサスペンスとしては面白かったのですが、それ以上でもそれ以下でもないという印象でした。 特にラストは唐突すぎて呆気にとられてしましました。 アカデミー賞作品賞という肩書が邪魔しなければそこそこ及第点の作品かと思いますが、これが後々まで残るかといえば正直疑問です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-22 17:25:28) |
239. 俺はまだ本気出してないだけ
《ネタバレ》 無害でアットホームなコメディとしてそこそこ面白かったと思いますが、それ以上でもそれ以下でもないという感想です。 真剣に考えて見てしまうとダメ出しの連続になってしまいます。 例えば、とってつけたようなパン屋のストーリーはいらないとか、こんな可愛い物分りのいい娘はいないとか、 そもそも漫画は頑張ってはいるんだろうけどそれはハードルを低くして見てるだけで世間的にみれば全然頑張ってない、などなど・・・。 [DVD(邦画)] 5点(2013-12-16 22:41:45) |
240. エンド・オブ・ホワイトハウス
《ネタバレ》 突然ホワイトハウスにピンポイントで戦闘機が現れた時点でリアリティを感じませんでしたが、何はさておきこの国が攻め込んでくる設定にしたことに驚きました。 このため最初に攻め込まれたときのインパクトは相当ありましたが、そのあとは在り来たりな展開で普通のアクションの域を出なかったのが残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-16 22:40:20) |