221. デストラップ/死の罠
《ネタバレ》 うまく使えば後世に残る「どんでん返し映画」になるようなどんでん返しトリックを、ホント下手くそに使ってしまったように思えて悔やまれます。 出演者の容姿、会話、セットなどが典型的なアメリカホームドラマ風で冒頭から違和感ありありでしたが、これをストレートにオチに持ってきたほうがまだ良かったような…。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-22 19:57:13) |
222. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 実話をベースにしてかなりファンタジーに仕上げているとはいえ、幻覚ネタはちょっと反則に思いました。 標準レベルのサスペンス映画ならこういう手法でも許容範囲かと思いますが、伝記ものの感動ストーリーなだけにこれはやり過ぎ。 これだと何でもありになってしまうような気がします。 しかも脚色している割には中弛みが激しかったところに、とって付けたような感動しろと言わんばかりのラストを持ってきたのはちょっと安易すぎたように思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-22 17:27:29) |
223. 許されざる者(1992)
《ネタバレ》 本当にメインキャストすべてが許されない人たちでした。 正義は勝つ!というカッコいい西部劇に対し、これはまさにリアル西部劇(リアルな西部劇は知りませんけど^^;)。 若造のハッタリ君を使って、そのドロドロした世界を示してくれたという感じです。 ただ、そのハッタリ君も自分の手を汚して「許されざる者」の仲間入りをしてしまいましたが・・・ イーストウッドはもちろん、憎まれ役のハックマンの存在感が光っていたと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-22 17:26:33) |
224. ディパーテッド
凄まじいスピーディな展開はゲームのような面白さがありました。 一方で緊張感に欠けたため、軽いサスペンスとしては面白かったのですが、それ以上でもそれ以下でもないという印象でした。 特にラストは唐突すぎて呆気にとられてしましました。 アカデミー賞作品賞という肩書が邪魔しなければそこそこ及第点の作品かと思いますが、これが後々まで残るかといえば正直疑問です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-22 17:25:28) |
225. 俺はまだ本気出してないだけ
《ネタバレ》 無害でアットホームなコメディとしてそこそこ面白かったと思いますが、それ以上でもそれ以下でもないという感想です。 真剣に考えて見てしまうとダメ出しの連続になってしまいます。 例えば、とってつけたようなパン屋のストーリーはいらないとか、こんな可愛い物分りのいい娘はいないとか、 そもそも漫画は頑張ってはいるんだろうけどそれはハードルを低くして見てるだけで世間的にみれば全然頑張ってない、などなど・・・。 [DVD(邦画)] 5点(2013-12-16 22:41:45) |
226. エンド・オブ・ホワイトハウス
《ネタバレ》 突然ホワイトハウスにピンポイントで戦闘機が現れた時点でリアリティを感じませんでしたが、何はさておきこの国が攻め込んでくる設定にしたことに驚きました。 このため最初に攻め込まれたときのインパクトは相当ありましたが、そのあとは在り来たりな展開で普通のアクションの域を出なかったのが残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-16 22:40:20) |
227. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 最初の静から動への切り替わりで一気に引き込まれました。 映像の素晴らしさもさることながら、宇宙空間に放り出された時のどうにもしようがない恐怖感・・・これが伝わってきてゾックゾックするやろ~!です。 次から次へと襲い掛かるトラブルをギリギリで乗り切るシーンが連なっていくため「ご都合主義」のフレーズが何度も頭に浮かびかかるのですが、素晴らしい映像がそれを見事に打ち消してくれました。 反対にいえば、大画面と3Dの環境がなくなってしまえば突込みの嵐になりかねない作品だと思います。 一方、シンプルなストーリーにしても、ベタではありましたが無機質な宇宙空間とマッチしていて良かったと思いました。 泥をつかみ、大地を踏みしめるラストが秀逸。いや~重力って本当にいいものですね~という思いが伝わってきました。 見え終えた後は遊園地のアトラクションに乗った後のようにとにかく疲れました。 席を立ったときはいつになく足がふらつき、無重力から解き放たれた感覚までも主人公と共有できたのか!?という思いに若干浸ることができました。 …が、たぶん錯覚です。運動不足で足腰弱ってるだけのことです。 [映画館(字幕)] 9点(2013-12-13 18:37:30)(笑:3票) (良:1票) |
228. 桜姫
パッケージを見るに個性的な芸術が繰り広げられるのかと思いきや、全てにおいて半端なC級映画でした。 原監督じゃないですけど論ずるに値しないと言いたいです。 これはレンタル屋の新作コーナーに堂々と並べる代物なのかと・・・アダルト系Vシネマのコーナーに置いてほしいです。 かといってお色気シーンは中途半端、ビジュアル要素もひどい、ストーリーはわけわかりません。 主演の体当たり演技が売りと思われますが、他の出演者の下品なシーンが多くて主演がかわいそうでした。 何だかんだで結局論じてしまいましたが、桜姫ならぬ桜塚やっくん流に言えば「ガッカリだよ!」 [DVD(邦画)] 1点(2013-12-05 21:28:36) |
229. ゴーストライダー
なかなかシリアスな雰囲気で始まったのでアメコミの実写化の割にはやるなと思ったのですが、完全に"出オチ"でした。 [DVD(字幕)] 3点(2013-12-05 21:16:06) |
230. 荒野の七人
「七人の侍」をファンタジー仕立てにしたような感じでした。 キャラクターがわかりやすいし何と言ってもカッコいい。 全然深くはないのですが、アクション作品としてとても楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-05 21:15:01)(良:1票) |
231. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
《ネタバレ》 ケビン・スペイシーが神妙に語っている時点でどうしても「カイザー・ソゼェ」が頭に浮かんでしまい身構えて見てしまいました。 このため、ラストは2重に罠が張られていたにもかかわらず驚きは控え目でした。 ただ、これは見ているこちらのハードルが上がってしまっただけであって、サスペンスとしては普通に面白い作品だと思います。 しかしながら、これら一連の行動って死刑反対に結びつくのか?という根本的な疑問が消えなかったため評価は落としました。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-02 00:30:39) |
232. エグザム
《ネタバレ》 何があるかまったく読めないため早く先が知りたい衝動に駆られました。 良かった点はそれだけです。 内容はイマイチ。 まず、ライトやスプリンクラーがどうだとか話の展開が強引すぎたように思います。 そして肝心のオチがショボすぎたのが致命的。 イチャモン的に言えば、この試験に挑んだ人たちは勝ち残った人材のはずなのに全く優秀に見えません。 80分くらい大人しくしていられないのか!? [DVD(字幕)] 4点(2013-12-02 00:29:46) |
233. バウンド(1996)
《ネタバレ》 それほど古い映画ではないのにどこか古めかしい作風。 そして癖のある風貌の女優2人が主役ときてしかもレズビアン。 この時点でもはや大衆受けはしないでしょうが、けっこう緊張感を保っていて最後まで楽しめました。 ラストの白と赤のコントラストに代表されるようにビジュアル的にもセンスよかったように思います。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-02 00:28:47) |
234. エレファント・マン
見終えたあと、感動とも嫌悪感とも単純に言い表せない、心臓に重石を乗せられた感覚が続いています。 私が実際のところ彼を目の前にしたら蔑んだ態度はとりません。ただ、手を差し伸べることができるかどうか・・・傍観するのがせいぜいでしょう。 だから内容について賞賛することも批判することもありません。 しかしながら、これをモノクロで撮った監督のセンス、そして、胸糞悪くなるイジメの描写を入れた監督の度胸に感服せざるをえません。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-02 00:27:48)(良:1票) |
235. 永遠のこどもたち
《ネタバレ》 「実は○○○いた」というオチではもはやインパクトは残せないと思いますが、本作は大人のための綺麗なホラー映画といった印象です。 絶望的な結末なのに心温まる印象で終わった不思議な作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-01 19:56:59) |
236. 宇宙人ポール
顔に似合わずジーンとくるラストだったのが意外でした。 下ネタを除いて顔を可愛くすれば児童にお薦めの名作ファンタジーになりそうです。 それだともはや宇宙人ポールじゃないか… [DVD(字幕)] 6点(2013-12-01 19:45:46) |
237. M★A★S★H/マッシュ
アメリカ映画のベスト100にも選ばれているブラックコメディですが、それほど面白みを感じませんでした。 典型的な見る人を選ぶ作品だと思いますが、私は選ばれなかったようです。 [DVD(字幕)] 3点(2013-12-01 19:42:58) |
238. 天国と地獄
《ネタバレ》 実は狂言誘拐なんじゃないか?とか捻くれて見ていましたが、かなり直球な作りでした。 直球に仕立て上げているのにもかかわらず今見ても面白いのがスゴい。 何より潔いラストが素晴らしい! エリートの凋落を嘲笑おうと主人公を呼び出す犯人。しかし主人公はどん底になりつつも強く生きている。犯人動揺して強がる。 強がる。強がる。でも堪えきれずついに絶叫ーー!!閉店ガラガラ! 終了! この流れだけで飯3杯いけます!(嘘) [DVD(邦画)] 9点(2013-12-01 19:40:50) |
239. 隣人は静かに笑う
《ネタバレ》 とにかく興味を惹くタイトルだった…にもかかわらずレンタル店にない。売ってもいない。 そうなるとかえって見たくなるのが人の心理というもの。 中古屋で見つけた瞬間即買いしました。 結果としましては、ここまで追い求めた甲斐はあったかなと思います。 どんでん返しのおこらない意外な結末と表現すべきでしょうか。サスペンスとしての雰囲気は十二分でした。長身無表情のティム・ロビンス怖いです…街にこんな人いたらたぶん近寄りません。 話の筋はかなり粗っぽかったです。 偶然によるところが大きいというのはよく言われているところかと思いますが、まさしくそのとおり。 特に最も肝心な最後の仕掛けに対しては「いつすり替わったの?」という疑問がなくならないのですが、絶大なインパクトが「細けぇことはいーんだよ」とばかりにすべて吹き飛ばしてしまいました。 見ている側には静かにすら笑えない結末なだけに、こういった問題作は1年に1度で十分です。 [DVD(字幕)] 9点(2013-12-01 19:39:51) |
240. 七人の侍
邦画嫌いだったためこの作品を見るのが今更初めてです。 また比較的映画を見てるにもかかわらず三船敏郎の演技を今更初めて拝見しました。 まるで漫画に出てきそうなふてくされた表情が印象的で脳裏に焼き付いてはなれません。 ほんとインパクトが凄い。もっと見てみたいと思います。 内容云々について書き連ねる資格は私にはありません。 こんなレベルの私ですが、今後もレビュー投稿することをお許しください。 [DVD(邦画)] 8点(2013-12-01 16:20:27) |