241. ローマ発、しあわせ行き
クラウディア・カルディナーレ目当ての鑑賞。絶世の美女だったCCの77歳のお姿は「・・・・」何とも言えないものがありますが、言葉少ない中に見せる貫禄は流石CC! 主役は彼女であり、サラ・ジェシカ・パーカーから受ける胸糞悪さを鎮めてくれました。他愛ない起承転結に文句を言う気力が起きないのはCCの力業に押さえ込まれたというところでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2020-06-26 04:16:30) |
242. スパイ・レジェンド
邦題が不適切。元CIAピーター・デヴェローの復讐譚に色んな要素を積み上げて身動きとれなくなってしまったツッコミどころが多い物語。お目当てピアース・ブロスナンはお約束かのようなウイスキーをあおる姿をはじめスタイリッシュ。オルガ・キュリレンコは嬉しい共演であったものの、何となく正体が分かってしまったのは仕方ないところか。女暗殺者の雑な退場のさせかたにずっこける。不発の打ち上げ花火のような歯痒い作品。 [DVD(字幕)] 6点(2020-03-12 16:25:47) |
243. サバイバー(2015)
ピアース・ブロスナン目当ての鑑賞。ストーリーを「考えず」に彼を「感じる」のであればまずまずの出来映え。ミラ・ジョヴォヴィッチとの対決は1回乃至2回でよかったかと。 [DVD(字幕)] 6点(2020-02-19 16:53:09) |
244. 魂のゆくえ
《ネタバレ》 孫の30年後の地球を考えさせられる環境問題。環境破壊企業から支援を受けてもの申せないメガチャーチの存在。なかなかに考えさせられます。義憤に駆られ自爆テロで無辜の人ごと教会ごと吹き飛ばそうとする牧師の胸中には付いてゆけず、大切な人は巻き添えに出来ないところは当然であると同時に身勝手さを感じます。DVD再生不良かとびっくりしたラストはどう解釈してよいのか。再見してみようかという気にはなれない作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2020-01-28 16:38:01) |
245. 運び屋
《ネタバレ》 御大らしいこなれた感じでテンポ良く進む展開は観やすいものの、御大らしからぬ葛藤のない見応えがない作品。 ガムシャラに働いてきた仕事を失い、財も失い、初めて家族を一切顧みなかった事を悔いて、麻薬運搬で得た金の力で埋め合わせしようとする爺さん。結末模様に、多くの人を泣かせる犯罪を12回も行った悪銭を貰って怒らない娘・孫娘・他に「あんたらは馬鹿なのか」と言いたいです。妻の「会ってくれたらお金なんて要らないのよ」に+3点。 [DVD(字幕)] 6点(2019-12-23 16:20:30) |
246. 怪怪怪怪物!
《ネタバレ》 開始数分で浮浪者を貪り食う描写は、先日の肉牛解体シーンとは異なり只々気色悪い。しかし、集団でイジメを働く腐れ糞ガキどもは、怪物がマトモに見えてくる胸糞悪さ。英語教師の性根も糞ガキと同じ類。立ち位置の良く分からない主人公にもイライラさせられ通し。外道どもがざまあみろ!と思う結末も、時間が経つと、こんな終わり方じゃアカンわな。とモヤモヤが。生理的心理的にムカムカで埋め尽くされた「腐腐腐腐腐腐れ!」がしっくりくる作品。 [DVD(字幕)] 6点(2019-11-08 16:29:57)(良:1票) |
247. ナチス第三の男
ラインハルト・ハイドリヒが第三の男に昇り詰めるまでと、レジスタンスの暗殺過程からナチスの報復模様は別の作品と化しており、暗殺計画に加担した者とは違って1㍉も非の無いユダヤ人殺戮を発案した(「謀議」2001 テレビ映画に詳細が)「金髪の野獣」の心模様をもっと掘り下げて描いて欲しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2019-11-04 00:30:20) |
248. ファースト・キル
《ネタバレ》 ウィルが休暇を取り妻子と帰省した先で銀行強盗犯の仲間割れに巻き込まれる。警察署長ハウエルは悪徳警官と闘うのか、悪の親玉なのか、早い段階で分かってしまうのが残念。犯人リーバイと心通わせてゆく学校でのいじめられっ子ダニーの生気が甦る様子は印象深い。ブルース・ウィリス、独特の拳銃の構えは31年前と同じものだったが、悪になりきれておらずオーラも感じない、こんなキャラクターを演ずるほど老け込んでいない筈なのに、ちょっと淋しい。退屈せずにそこそこには楽しめた一品。 [DVD(字幕)] 6点(2019-08-20 09:27:48) |
249. 暁に祈れ
《ネタバレ》 タイに流れ着いた薬物常習イギリス人ボクサーが収監された刑務所内で自分を取り戻しムエタイに励む。ビリー・ムーアの自伝を元に製作された本作は、刑務所は本物、エキストラ囚人は本物の元受刑者で全身ビッシリ刺青も本物といった具合のリアル志向。陰謀や裏切り要素は皆無でのべつ幕なしの喧嘩三昧は猿山のサルそのもので、ビリーが味わう「地獄」は施設の劣悪さしか感じられない。勝利は予想通りで盛り上がらないものの、その後の展開は意外なもので、将来の自分を見据えているかのようなラストの演出がなかなか感慨深い。 見た事あると思ったのがタイ初の金メダリスト ソムラック・カムシンで懐かしさに+1点 [DVD(字幕)] 6点(2019-06-22 01:35:13) |
250. ラ・ヨローナ ~泣く女~
《ネタバレ》 ホラーともう一つのジャンルは苦手でスルーしている私。不思議な魅力を感じるリンダ・カーデリーニ出演という事で「ゾンビ(1979)」以来40年ぶりの劇場ホラー鑑賞。何時でも退散出来る席にて周りに誰も居ないのを幸いに漏らしそうになる(悲鳴)のを我慢しながら硬直!!!と弛緩~の繰り返し。音がね、いや~、怖かった~。4DXだったらリタイアしてたかなぁ。襲撃がパターン化されて段々と予測出来てしまうのと水の恐怖がそれ程表現されてないのと呪術医の活躍不足と微妙な子役が物足りないところ。きちんとした起承転結でのテンポ良い展開において我が子を守るシングルマザーとしての奮闘ぶりがまずまずの見応え。蛮勇を振るった甲斐のある作品。未見の死霊館シリーズを観てみようか、とは思えませんわ。 [映画館(字幕)] 6点(2019-05-10 19:24:00) |
251. ジェーン・ドウの解剖
何がジェーンに起こったか? 「白い巨塔」大河内教授による執刀シーンが浮かんだ丹念な解剖模様に、その答えを知りたいと興味津々。ホラー色が出てきてからは気分は冷めて行き、結末にとどめを刺される。「クルーシブル」じゃあるまいに安易な答えにガックリ。 [DVD(字幕)] 6点(2019-04-29 18:07:29) |
252. 92歳のパリジェンヌ
ジョスパン仏元首相の母がモデルで脚色された本作。身につまされる内容で考えさせられました。自分が尊厳死を選ぶなら子供達には告げません。 [DVD(字幕)] 6点(2019-03-25 12:34:12) |
253. トレイン・ミッション
通勤電車内の限られた舞台でのサスペンスは飽きさせない展開ではあったものの、ドンピシャのタイミングでかかってくる電話、60半ばのリーアム・ニーソンの現実離れ加減が激しいアクションシーンを始めとするつっこみ所が多くて興に乗れなかった。更にこれを言っちゃ身も蓋もないのが、何年間もの通勤ラッシュ経験者として、何時もと違う乗客と言われても・・・・優雅な特急列車通勤じゃあるまいに・・・・ [DVD(字幕)] 6点(2019-03-20 23:30:45) |
254. 女神の見えざる手
《ネタバレ》 「ロビー活動は予見すること、敵の動きを予測し対策を考えること、勝者は敵の一歩先を読んで計画し 敵が切り札を使った後自分の札を出す、敵の不意を突くこと、自分が突かれてはいけない」スローンの持論は日常生活にも当てはまる印象深いもの。倫理もへったくれも無い双方の泥仕合を気楽に眺める中で客の秘密を守った売春夫の矜持に唯一胸熱に。法案の可否が示されない結末にズッコケる。この大騒動は何だったのか。 [DVD(字幕)] 6点(2019-02-20 15:49:10) |
255. ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
スティーヴン・スピルバーグ、トム・ハンクス、メリル・ストリープ揃い踏みのこなれた作品でサクサク感に物足りなさを感じます。「マスコミは社会の木鐸たれ」が浮かぶ新聞の品質を語る、アメリカにとってタイムリーな物語。 [DVD(字幕)] 6点(2019-02-17 23:59:17) |
256. Mr.ホームズ 名探偵最後の事件
《ネタバレ》 93歳のシャーロック・ホームズが衰えに苦悩する、思ってもみなかった展開。とってつけた感がある日本のエピソードが物語の中で浮いているのが残念。目元がジョン・ハートにソックリなイアン・マッケランは風格ある映像に映える佇まいだった。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-31 15:10:06) |
257. ジュピターズ・ムーン
シリア難民への対応。共に身勝手なシュテルンとラズロの心変わりと対決模様。神を象徴しているかのような宙を浮遊するアリアン。絵的には観るべき点があったものの、ラストシーンを眺めながら結局一番言いたかった事は何だったのか?中途半端さにモヤモヤが残る。再見して考えてみよう、とは思えない残念な作品。 [DVD(字幕)] 6点(2018-09-03 00:37:39) |
258. 青の寝室
《ネタバレ》 監督・脚本・主演のマチュー・アマルリックと実生活で彼と10年来同棲しているステファニー・クレオのベッドシーンに二人の神経を疑い目を背けてしまう。幼い愛娘を持ちながら不倫に走った男の心模様はそこそこ見応えあるものの、女のロボットのような無機質さに白けてしまう。真相は藪の中の結末がもどかしいものの、「あなたの番よ」がサスペンス色を盛り上げてくれた。6点の基準そのままの作品。 [DVD(字幕)] 6点(2018-08-03 14:39:21) |
259. ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります
《ネタバレ》 老夫婦とワンコ1匹の暮らし。40年を過ごしたアパートの売買話、テロ騒動、ワンコの急病。ここに二人の若かりし思い出話が挿入された物語。モーガン・フリーマンとダイアン・キートンのいぶし銀の二人が醸し出す落ち着いた雰囲気が心地良い。不動産屋のモーレツ仕事人ぶりが作品にメリハリをつけている。イスラムというだけでテロリスト容疑をかけられた青年を「ブチ込め・撃ち殺せ」という売主から買うのを止めたのは分かるものの、売るのを止めた理由が今一つ分からなかったのにモヤモヤが残る。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-03-22 16:12:28) |
260. コンフェッション 復讐の暗殺者<TVM>
《ネタバレ》 キャリア50年超で40回死んだジョン・ハートなので告解者の今夜殺す相手は神父なのだろうと期待を寄せる。二人のやりとりから二人の関係がすぐ分かる。過去の鬼畜な所業を身悶えして詫びる神父に盛り上がってまいりましたと思った途端・・・・・「えー? もう、終わっちゃった 何で?」ビックリ。1話10分未満のWEBドラマだとは知らなかった。特典映像でジョン・ハートが「1億人が観るのだから気は抜けない」と述べていた通り、全編座って話すだけであっても熱演ぶりが光る。緊張感が途切れない良作だっただけに物足りなさが残念でならない。 [DVD(字幕)] 6点(2018-02-23 13:57:53) |