241. カサブランカ
バーグマンはさすがに美しく、ボギーはキザでかっこいいけど女々しいところも見せています。「名画」の名に恥じない出来ではあるけど、絶賛するほどでもないと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-24 17:55:56) |
242. モダン・タイムス
終始飽きることなく楽しい作品。音楽が「ライムライト」と並ぶくらい良い。ヒロインのポーレット・ゴダートは貧しいお姉さん役だがなかなか美しい。チャップリンの作品は、変に感動させようとしているものより、こういう単純なハッピーエンドの方が安心して見られる。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-24 17:52:43) |
243. RETURNER リターナー
金城武、鈴木杏、岸谷五朗の3人ともはまり役。特に鈴木杏がこういう役をこなせるとは、ちょっと感動さえした。わざととしか思えないようなパクリネタはパロディーといってもよいくらい。ツッコミ出したら一晩中語れそうなところがたまらなく好き。 でも「擬態飛行船」はこの作品がオリジナルでは?ラストのオチにはホロッとさせられます。 [DVD(邦画)] 7点(2010-07-24 00:32:31) |
244. エグゼクティブ・デシジョン
《ネタバレ》 セガールが飛んで行ってしまった時点で、この作品はただものではないと感じた。 もはや片腕を失ったともいえるキャストで、よくも逆境を乗り越えたものだと感心した。 旅客機のあの部分ってそんなことになってるんだ・・・いや、面白かった。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-24 00:29:44) |
245. 私をスキーに連れてって
ボクもスキーに連れてってもらう時、事前にこの映画のビデオを見て気分を盛り上げたものです。映画のような素敵な出会いが1度たりともなかったことは言うまでもない。でも、会いたくもない元カノにリフト待ちでバッタリという忌まわしい出会いがあった。 [ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-24 00:25:51) |
246. 砂の器
《ネタバレ》 「カメダ」という手がかりから島根県の「亀嵩」に行きつくまでの過程、そして終盤の捜査会議での丹波哲郎の語りと交響曲「宿命」との同時進行が素晴らしかった。殺人にまで発展した動機が弱い気がするが、数ある松本清張原作の映画化の中で、唯一清張が「原作を超えた」と認めた力作。 [地上波(邦画)] 9点(2010-07-24 00:19:59) |
247. 俺たちに明日はない
ピクニックに参加した、年老いたボニーの母親の哀しさが身につまされた。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-24 00:14:52) |
248. 情婦
《ネタバレ》 この作品を最初に見終えたときの衝撃は忘れることができません。予備知識なし、それほど期待しないで見たせいかもしれませんが、終盤のどんでん返しの応酬の見事さにあっけにとられました。 今でもどんでん返しものの最高峰だと思っています。ディートリッヒがとった行動に、ロートンが「これは殺人ではない、処刑したんだ」と言ってディートリッヒの弁護を決意するラストの後味がいい。 [ビデオ(字幕)] 10点(2010-07-24 00:11:53) |
249. 黄金(1948)
《ネタバレ》 人間の心理を鋭くついた傑作です。 前半はひとつの目的に向かって3人が協力しますが、目的が達成に近づくにしたがって徐々に他の二人を警戒しだします。この作品でのボギーは、人を信じることの出来ない欲にまみれた悪人に変貌していきますが、憎まれ役を見事に演じています。多くの人に見てもらいたい名作のひとつ。 [DVD(字幕)] 9点(2010-07-24 00:09:34) |
250. キング・コング(1933)
個人的にハリーハウゼンのコマ撮りによるストップモーションの特撮ものが好きなので、その先駆となる本作も当然のことながら好きな作品です。コングのみならず恐竜も登場させていて相当な力作。以後の特撮に与えた影響は計り知れないのでしょう。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-07-24 00:07:20) |
251. グッバイ、レーニン!
《ネタバレ》 アレックスの職場の友人が作るビデオが絶品です。こんなことやってくれる友達って最高。お父さん駆けつけてくれたのに尻切れトンボになった感があり残念です。でも良い作品。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-22 21:00:19) |
252. マイ・フレンド・フォーエバー
これほど伏線が最後に鮮やかに決まっている作品は他に思い浮かばない。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-07-22 20:57:53) |
253. ダイ・ハード
《ネタバレ》 いったい何回見た事やら。アクション映画の最高峰。これくらいのアクションがちょうど良いと思うので、これ以上超人的になっちゃうとリアリティーに欠けて面白くなくなる。なので「2」以降は好きではない。 やられたと思っていた悪人が蘇ってきたのは不可解だったが、それは愛きょうということで許そう。 [地上波(吹替)] 10点(2010-07-22 20:55:40) |
254. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 馬の首が衝撃。マイケルがシシリーに身を隠していた平穏なひとときが好き。 マフィア映画なのでしょうがないけど血が流れすぎ。非常に完成度は高いと思いますが、個人的に好きかどうかで評価するとこの点数になってしまいます。 [地上波(吹替)] 6点(2010-07-22 20:48:18) |
255. 用心棒
三船敏郎演じる「侍」をクリント・イーストウッドが「ガンマン」にアレンジし、過去に行った「現代人」マイケル・J・フォックスがパロディにする。 なんという偉大な作品なんだろう。 [ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-22 20:46:26) |
256. お熱いのがお好き
《ネタバレ》 マフィア映画を思わせるオープニングから一転してマイアミのリゾートへ・・・ ジャック・レモンとトニー・カーチスの女装とドタバタ喜劇で笑わせてくれます。 モノクロ作品なのは二人の女装がグロテスクに見えないようにという理由があったようだが、モンローはカラーで撮って欲しかったらしく撮影中かなり機嫌が悪かったとか。モンローとラブシーンを演じたカーチスは「ヒットラーとキスするようなもの」と言ったらしい。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-07-22 20:43:56)(良:1票) |
257. 市民ケーン
《ネタバレ》 退屈で面白みの少ないタイプの名作。 映像の構図や構成は光るものがあるが、先駆的な意味であって、今や新鮮に写るものではない。 24歳の若さで監督、主演をこなし、実在の大物をモデルにスキャンダラスに描いたところは凄い。 肝心の「バラのつぼみ」の謎は解けるものの意味合いとしてはしょぼく感じる。なぜそれが最期の言葉になったのかは依然として不明のまま。 興味を引いたのは終盤で大きな合わせ鏡の前を歩くケーンが何人も写るシーン。数年後の「上海から来た女」で登場する鏡間のシーンの原点のような気がしてならない。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-22 20:41:35)(良:1票) |
258. 風と共に去りぬ
日本で劇場公開されたのは戦後になってからだそうだが、シンガポールなどの東南アジアでは戦前にこの作品は公開されていたようだ。それを見た日本人は、あまりの大作さゆえにこれから敵に回す国の強大さを悟り、彼らの中では戦う前から日本の勝利の望みまでもが風と共に去りぬだったそうな。 [映画館(字幕)] 7点(2010-07-22 20:37:27) |
259. グラン・トリノ
《ネタバレ》 悪ガキどもが銃で乱射する街って、怖~っ! 爺さんは自分がしてきた罪を償うためにも、ふさわしい死に様を探していたのかな? そういう意味では、のたれ死ぬ前に命をかけて守りたい友が出来て幸せだったのかもしれない。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-21 23:00:36) |
260. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 今や個性的なキャラのイメージがついてしまったジョニー・デップが普通の若者を演じてるし、知恵遅れの弟役のデカプリオが素晴らしい演技をしている。家族はかなり問題をかかえていますが、深刻になりすぎず優しくほのぼのとした作品。派手なアメリカ映画の中にあって貴重な、静かなシリアスホームドラマです。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-21 22:57:49) |