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タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1414
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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261.  リトル・モンスターズ 《ネタバレ》 
ゾンビコメディのスタイルを取りながら、ひとりのダメ男が自らの人生を見つめ直し、素直な好人物へと変貌していく姿を描いたラブコメ風味のヒューマンドラマですね。実に楽しい。ルピタ・ニョンゴのキュートな魅力が満載で、ゾンビ映画としての場面の数々もかなりキッチリ作られているにも関わらず、グロさがさらっと流されていて観終わってみればむしろ爽やか。登場する子どもたちも、個性豊かながら、題名に反して決して前に出過ぎることもなく存在感を示していて好感が持てます。子どもの犠牲者がゼロというのもいいですね。(園児以外では犠牲者ありのようですが…) ちなみに、冒頭、デヴィッドのダメ男ぶりが紹介される部分や、農場で偶然居合わせた人気司会者(実はクズ男)テディの出演場面で、しつこ目に繰り返される放送自粛用語&表現の数々や、テディが子どもゾンビに暴力的になる場面には、「子どもが大勢出演する映画でこれってあり?まして子どものセリフにまで使っちゃったりして?!しかもいくらゾンビでも子どもに暴力??」と心配してしまいましたが、そのあたりは大人の男のショーモなさを表現するためとか、ゾンビ映画なので不可避ということでOKかな?制作国の米英豪では大丈夫なんですね。台詞の方は邦画ではありえないかも。 それから、軍の指揮官が「子どもは二度と撃たない」みたいな発言をするのですが、あれは何かのパロディなんでしょうか?そこは解らず仕舞いでした。 そんな感じに気になる部分はあるものの、大いに満足の1本でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-17 00:46:01)
262.  誘拐の掟 《ネタバレ》 
すっかり沈着冷静な最強の男のイメージを身に着けたリーアム・ニーソンさん。今回も冒頭から無敵ぶりを発揮します。しかし、酒の魔力は彼の能力を知らず知らずに奪っていたのですね。結果、落ちぶれて無免許の私立探偵稼業で食い繋ぐことに。この辺りが、近年の無敵オヤジ像とは少し違ってきます。このキャラ設定が何ともニーソンさんに似合ってますね。魅力十分に物語は始まり、展開していきます。ただ、どうでしょうか?原作未読ですが、2時間弱の尺ではどうにも窮屈だったようで、良く言えばスピーディ、悪く言えば説明不足感が否めないような。テンポよく物語は進むのですが、ディテールを置いて来てしまった感があります。次第次第と盛り上がって行った末のクライマックス!という感じでもないので、エンディングでの主人公と犯人との対決シーンが、思いの外さらっと流れて行ってしまうような。もう少し尺が欲しかったような気がします。 とは言え、暗くジトっとした雨のニューヨークを舞台に繰り広げられる息詰まる攻防戦。リーアム・ニーソンファンならずとも惹き付けられる秀逸なサスペンス作品に7点献上します。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-17 00:44:18)
263.  ゾンビーバー 《ネタバレ》 
ストーリーは極めてシンプル。汚染物質で狂暴かつゾンビ化したビーバーが人間を襲い、襲われた人間も狂暴なゾンビーバー化してしまうというお話し。邦題の「ゾンビーバー」はまさかの原題どおり。  そこに何やかやと肉付けしている訳なのですが、いきなりセミヌード大放出というサービスぶり。そして、どう考えても死亡フラグ第1号間違いなしと言った風情の彼女なのに、だんだんとまともなことを言い出してとうとうラストシーンまで生き残りかけるというのは見事に裏切られました。  皆さんご指摘のとおり、この御時勢にぬいぐるみにちょっと小細工しただけのゾンビーバーと、軽くメイクしてマウスピース付けた感じのゾンビーバー化人間は、確信犯的な演出。冒頭に登場し事件のきっかけを作る運送屋さんがラストも締めてくれたり、お約束的NGシーン集が付いてたり、やっぱり純粋にコメディ作品なのかな?キモイことはあっても決して恐くはないです。  ゾンビ作品として諸手を挙げて称賛出来ないまでも、コメディ作品として笑えてしまったこともあり、悩んだ末に5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-10-24 12:05:52)
264.  デスフォレスト 恐怖の森 《ネタバレ》 
原作ゲームのことを全く知らないため、実写化における再現性という部分ではコメント出来ず、あくまでも単独のホラー映画としてのレビューです。  基本的に「観始めた作品は出来る限り最後まで観る」主義ですが、この作品はキツかった。尺が短いので何とか観終えることが出来ましたが、正直なところ後悔しきりです。  ホラー映画の登場人物は、多くの場合ストーリーが進行していく中で死亡フラグが見え隠れするものですが、この作品の場合にはハッキリし過ぎと言うか、むしろキャラ設定に魅力がないどころか嫌悪感しか浮かばないので(ほぼ全員)、さっさと殺られて退場してくれ!と願いたくなるぐらいに感情移入不可能。登場人物がそういう具合なので、ストーリー自体にも魅力が感じられません。 若者グループが森に迷い込む。見えない恐怖に追われる。恐怖の対象が実体化。ひとりずつ犠牲者が出る。ヒロインは命からがら脱出に成功する。という相当ベタな展開ですが、ストーリーそのものは決してつまらなくはないです。 どうにも作品世界に入っていけないのは、登場人物の行動。と言うより言動。今時の若者の言う台詞?バンガローのシーンからいきなりそれを感じてしまい、オーバーヒートの場面で最高潮に。その後も死亡フラグ付きメンバーが全員退場するまで状況は変わりません。 たとえ「この人たちは困った人たちだな~」と苦笑したり呆れたりしたとしても、ホラー映画ならではの観る側の許容範囲の広さと言うものがあると思うのですが(ホラーだからこうじゃなきゃ!みたいな)、完全にその枠からはみ出てしまっているように感じました。 そうなって来るとその後登場するクリーチャーがどんなに魅力的でももうダメ。「はいはい、そうですか」みたいに受け止めてしまい、結果ただ終わるのを待つ感じになってしまいました。  このゲームのファンの皆さんから観たら、納得して楽しめるのでしょうか?少なくとも私には無理です。現時点で5作あるようですが、1作目で撤収させていただきます。
[インターネット(邦画)] 2点(2021-10-24 12:03:16)(良:1票)
265.  ロスト・バケーション 《ネタバレ》 
サメが人を食い殺すシーンとか、痛々しい怪我や応急処置のシーンに弱い方には厳しい演出もありますが、主演のブレイク・ライブリーの全編を通じた迫真のほぼ独り芝居に思わず惹き込まれる、見応えのある作品ですね。サメ映画に必要不可欠なシーンは十分に詰め込まれていて、サメそのもののリアリティもハイレベルだと思います。 他のサメ映画では見かけないヒロインが医学の知識を生かして自分やカモメの怪我に対して処置するところや、(不快な浮遊物としての登場ですが結局は彼女の命を救う)海面に浮かぶ鯨の死骸とか、負傷した彼女に寄り添うように危機を共にするカモメのスティーヴン・シーガルの存在が、サメの恐怖ばかりを描くサメ映画とは一味も二味も違う味付けを添えていると思います。 ちなみにカモメのスティーヴンには確実に死亡フラグか?!と思いきや、脱臼を治療して貰っても飛び立つこともなく、サーフボードの破片に乗って波間に漂ってもサメに食われることもなく、ラストにはきちんと彼女の傍らに佇むという、超美味しい役どころ。鳥好きの私は「悪」のサメに対する「善」の彼の存在が堪りませんでした。 強いて言わせて貰えば、サメの最期が少々リアリティに欠けていたのではないかと。ナンシーと言うか、人間を食うことに相当執着するサメの描き方も極端ではありますが、その辺は口元に刺さったフックが象徴する過去のいきさつもあるようなので良しとしても、リアリティを追及していた演出が最後の最後に怪獣映画や戦隊モノのようなサメ退治で終わるとは。なにかもう一工夫出来なかったのでしょうか?と言いつつ、基本エンターテインメントなのですから、あれくらいの決着が妥当なのかもしれませんね。 それから、邦題は邦題でストレートで良いのですが、個人的には原題の「浅瀬」の方が印象的で好きだなぁ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-20 22:58:55)
266.  クロージング・ナイト 《ネタバレ》 
オープニングはサービスカットのオンパレード。もしや、あの盆踊り映画と方向性を同じくした作品なのか?! と思いきや、必ずしもセクシーカット中心に観る者を楽しませようとする作品でもなく、アイディア的にさほど目新しさは感じないものの、ゾンビ(正確に言うと何らかの物質に汚染された者で取り敢えずは死んではいない?)作品としてのストーリー性はきちんと押さえています。(ラストのお約束的どんでん返しで、バイクから落ちたのが誰なのかはちょっと気になります。) つまり観る者を選びきれないと言うか、観る者も選びきれないと言うか、ターゲットはエロチック映画ファンなのかゾンビ映画ファンなのか、なんとも中途半端な感じがする作品で、カテゴライズし難いところです。 更には、何気にエロチックコメディ的要素も含まれていて、理不尽な犠牲者続出の絶望的悲劇の割には、物語は笑い(苦笑?)混じりに展開していきます。 この際、細かいところにツッコミは不要でしょうね。とは言いつつ、いちいちツッコミながら仲間と楽しむ作品かも知れません。独りで観てると何だか空虚な思いにかられてしまいます。 原題の「ピーラー」はストリッパーの意味で使っているのだと思いますが、かなりストレートなタイトルですね。なので邦題を冠したのは正解だと思いますが、ちょっとカッコよすぎかも。直訳すると「契約の夜」?もっとも副題で一気に軽くなってますが。 それから、主役の彼女が脱がず仕舞いかと思いきや、本編ならず付け足し的な店名の由来カットで披露とは。最後まで席を立たないようにという製作者の意図なんでしょうか? なんだかんだと書きましたが、むやみに酷評も出来ず4点献上です。
[インターネット(字幕)] 4点(2021-10-17 15:29:15)
267.  デッド・ドント・ダイ 《ネタバレ》 
途中までは、ゆるっとした流れの中にアメリカンジョークを散りばめた良質なゾンビコメディ、かつ、ゾンビが生前こだわっていたものについて言葉を発するあたりは社会派ゾンビ作品か、と期待して観ていました。が、「台本を読んだ」のくだりあたりから怪しくなり(そういえば最初の方で「テーマソングだから」というのもありましたね)、謎めいて魅力的な葬儀屋剣士が戦いの最中何故か刀を置いてしまったかと思ったらUFOがお出迎え、挙句の果てには主人公たちが何故か捨て身の決死行、となると観ている側は一気にトーンダウン。そしてエンディングでは、唯一生き残った(じゃないか、子どもたちも生きてるのかな?)世捨て人によるお説教的解説(あんたに言われたくない!)とは。観終わってみれば、物語が進むに連れ観客の興味と意欲をそぎ落としていくかのような展開。確信犯的なのかそれとも単なる気まぐれなのか??コアな監督のファンにのみウケるかもといった作品でした。
[インターネット(字幕)] 3点(2021-10-03 23:48:53)
268.  お嬢さん(2016) 《ネタバレ》 
第一部と第二部で一人称を替えることで、ひとつの作品の中にスピンオフが入り込んでいるような構成。そして、その転換によって早々にどんでん返しを持ち込み、この物語はこの後どうひっくり返るのか?まだまだ気が抜けない!と期待させてくれる作品でした。 物語を大きく動かしていくダブルヒロインの同性愛的関係性は原作同様ですが、その場面を独特の色彩で美しく、かつ、躊躇うことなく過激に表現しているところや、舞台を戦前の朝鮮半島に替え、朝鮮語と日本語(「敢えて」かも知れませんが相当不自然で聴き取りにくいのが難点)を巧みに使い分けた演出(朝鮮語のセリフなのに放送禁止用語だけ何故か日本語?)、更には原作を大きくアレンジした第3部の展開とエンディング、そして性描写や拷問シーンも全体を通してさり気なく散りばめられたコミカルな演出で、映し出されている程には過激さを感じないところ等々、流石パク・チャヌク監督!といった出来栄えです。 とは言え、エロティックシーンが独り歩きして、サスペンススリラー作品なのか官能映画なのか不明瞭になりかねないような気もして、そのあたりをもう少し抑えて、更なるどんでん返しを用意しても良いのでは?との思いが残り7点献上です。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-09-22 00:26:08)
269.  ジョーカー 《ネタバレ》 
60年代のTVシリーズ「バットマン」を子どもの頃に楽しんだ世代としては、そもそも「ジョーカー=極悪非道の犯罪者」と言うイメージがピンと来ません。どちらかと言えば、道化師の扮装そのものの面白おかしい存在といったイメージが強く(勿論犯罪者ではありますが)、映画版「バットマン」に登場するジョーカーは、アメコミを読まない自分としては馴染みが薄いキャラです。 そんな訳で、「ジョーカー誕生秘話」としてではなく「ある極悪人はいかにして生まれたか」といったイメージで鑑賞しました。 数々の賞を受賞しただけあって流石の見応え。ホアキン・フェニックスの怪演は勿論のこと、母親役のフランセス・コンロイ、隣人役のサジー・ビーツ、そして御大デ・ニーロさんと、意外に少なめの主な登場人物たちがそれぞれにいい味を出していて、長尺なのに一気にエンディングを迎えました。 虐げられて生きて来た者が何を契機に暴発するのか。地下鉄での初めての殺人は、酔客に絡まれていた女性を助けるための正義感に基づいたものではないでしょう。かと言って、自分への暴力に対する単純な防衛反応でもないと思います。いくつかの契機を積み上げた結果、あの瞬間に幼少期から自らを守るために纏っていた鎧を脱ぎ捨てた。いや意図して脱ぎ捨てるまでもなく、一気に剥がれ落ちたのかもしれません。あとは雪崩のように今までの優しさや希望が崩れ落ちて行くだけ。もう誰も止められない。彼は劇中、笑いが止まらない病であるとされていますが、まさに可笑しさも何もない形だけの笑いが以後の彼の全てを支配していくのですね。 「バットマン」の予備知識なしで見ても十分に楽しめるサスペンスでした。とは言え、ここで描かれているウェイン少年との出逢いは、続編を期待せずにはいられないところ。製作の噂はあるようですね。期待しています。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-08 00:51:28)
270.  THE GUILTY ギルティ(2018) 《ネタバレ》 
主人公はオペレーターという職務上、どんなに刑事の勘を働かせようと自ら現場に急行して捜査を行うことが出来ない。頼れるのは電話のみ。物語は電話の前でのみ進行していく。一種のソリッド・シチュエーション・ムービーと言っていいでしょう。約90分の短い尺の中、さして場面の転換もないままに物語はスピーディーに展開していくので、観ている方は想像力をかきたてられるばかりで片時も目が離せません。 主人公は現場を外され日々オペレーター業務に勤しんでいる身であって、恐らくは毎日を鬱々とした思いに浸って過ごして来たのでしょう。転がり込んできた誘拐事件に我を忘れて没頭していきます。しかし、次第に彼自身が心の奥底に抱いている闇が見え隠れして来て、誘拐された女性が実は恐ろしい性癖の持ち主であることを知った瞬間、ついに我を忘れて彼女にシンクロしてしまう。彼のしたことと彼女のしたことは、あらゆる面で全く異なるものではあるけれど、最も深い部分ではどこか繋がっているのだと思います。その結果待っているのは見ようによってはバッドエンドですが、もともと予定していたハッピーエンドは協力する相棒を不幸に巻き込むものであるばかりか、誰も心から迎え入れてくれるあてもない中、彼自身にとって何も解決されることなく、恐らくは同じ過ちを繰り返してしまうだけのものだったと思います。やっと自らを真正面から見つめることが出来るようになった彼が迎える結末は、決してハッピーエンドではないけれど、鬱々とした日々からほんの僅かでも彼を解放してくれる希望の光ではないかと思います。 などと、観終わった後いろいろと反芻することも出来、思いがけず出逢った秀作に9点献上します。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-09-08 00:50:32)(良:1票)
271.  サスペクト-薄氷の狂気- 《ネタバレ》 
《大いにネタバレです》 何となく既視感のあるオープニングから、ありがちなストーリーかな?と一抹の不安を感じつつ観始めたものの、スピーディな展開に程良い尺も相まって一気に楽しめました。が、サイモンが双生児というオチには不満が残ります。プロファイラーが多重人格であることを突き止め、別人格が起こした事件か?では、何故容疑者拘留中に更なる事件が?多重人格はストーリー上の見せ球で、真犯人は思いもしない別人なのか?等々思いを巡らさせておきながら双生児オチとは?!普通に兄弟じゃなくて敢えて双生児に設定したのは何故なのかが疑問です。確かに、悲しい出自が生み出した兄弟の異常な関係性から始まる凶悪事件。登場人物一人ひとりが胸に抱える悲しみ等々、ストーリーを構成するファクターはしっかりまとまっていて、観終わってみればハッピーエンドとは言えないまでもきちんと落ち着くところに落ち着くのですが、どうにもサイモン双生児設定の必然性が理解出来ず消化不良です。それと、最後のシーンって必要でしょうか?父娘関係を修復したところに、命の恩人だからとレイチェルをクルマに同乗させる必要は?父娘関係大丈夫?と心配になってしまいました。総体的には決して否定的ではありませんが、理解出来ないままの疑問というか不満が残ってしまい6点献上です。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-09-01 00:13:27)
272.  マイル22 《ネタバレ》 
テンポよく運ぶストーリーと適度な尺のアクション作品。マーク・ウォールバーグのぶち切れっぷりやイコ・ウワイスの超絶アクションを楽しめるのも魅力。マルコビッチさんもいい味出してますね。また、個人的には「ウォーキング・デッド」のマギーことローレン・コーハンの出演が嬉しいところ。 ですが、ストーリー的にはどうなんでしょうか?核物質が盗まれ、秘密部隊が犯人のアジトを急襲、その場で殺害した男の敵討ちの結果が、ここまで大掛かりになるというのはどうにも非現実的。フィクションだから何でもありというものでもないような気が? カギを握る男も何で巻き込まれたかが良く解らず(多分家族がらみなんでしょうけれど)、ヒーロー、ヒロインが抱える家庭問題も若干の説明のみ。敵討ちをしている母親の立ち位置も今一つ解らず。95分の作品ですけれど、もう少し序章部分があったけどカットされてるみたいな、途中参加的な気分になってしまいます。 それと、テンポが子気味良いのは作品のジャンル的には歓迎ですが、カットが短くて目まぐるしく転換するのと、更には時間軸まで行ったり来たりなので、映画館で観たら疲れただろうなというか酔ったかも。 序章カットされてるみたいと書きましたが、続編製作が大いに可能な幕切れでもあり、キャスティングが魅力的な作品だけに是非続編を作って巻き返して欲しいところです。  ちなみに、「三重スパイ」という台詞を聞いて、指折り数えて「なんで三重?」と混乱してしまったのは私だけでしょうか?(無事解決)
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-30 16:47:40)
273.  アナと世界の終わり 《ネタバレ》 
クリスマスの朝にアナが町を闊歩するシーンは見ごたえのある青春ミュージカルそのもの。予告編に使われただけのことはありますね。でも、背景で繰り広げられるのは血まみれの惨劇。登場人物たちの間で交わされる会話などはアメリカンな(米英合作だけど)青春コメディそのもの。でも、常にゾンビと隣り合わせという異常なシチュエーション。実にユニークで、青春映画とゾンビ映画をどう融合させてミュージカルに仕立てるのか、大いに期待させてくれます。そして実際イイ感じに仕上がっていると思うのです。随所に盛り込まれた小ネタも効いてて大いに楽しい。主演女優は魅力的だし、他の俳優さんたちもきっちり個性を出して演じてくれてるし、音楽的にも相当イイ感じ。でも、何故か盛り上がりに欠けるんです。もしかしたら、演出部分に力を入れ過ぎて、肝心のストーリーが平板になっていることが原因かもしれません。シチュエーションもキャスティングも文句ないのですが、お話として面白味に欠けるのです。謎の感染症が急速に流行し、ゾンビ(感染症の患者であって死者の蘇りではないのかも)が一気に増殖。さあ皆、町から逃げよう!そして、犠牲は払ったけれどヒロインを始めとする生き残った者たちは町から脱出して目出度し目出度し!って、シンプル過ぎませんか?病気については考察も解決もしてないし、ヒロインの絶体絶命的なシーンもなかったし。基本コメディだとしても、もう少しゾンビについて深堀りしても良かったのではないかと。具体的な不満はあまり無いものの、青春ものなのかゾンビものなのかどっちつかずだなという漠然とした不満が残り、悩んだ挙句の6点止まりです。  ちなみに、ウケ狙いの邦題じゃん!と思ったら。ほぼ原題直訳なんですね。意外!
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-26 22:17:38)(良:1票)
274.  キラーソファ 《ネタバレ》 
冒頭のシーンからスプラッター系ホラーかと思いきや、妙に愛くるしい「瞳」のソファー君のデザインからして分かるように、ホラーコメディ作品として制作されたようですね。ただし、背景やあらすじ自体は大まじめにオカルト要素に彩られていて、全く感情移入出来ないお約束的なヒロインたちの思考・行動に苛立ちを感じつつも、そこそこ恐怖シーンが楽しめます。とは言え、やっぱり純粋にホラーとして作られているにしては、トンデモ映画的な笑いどころが満載。かえって、「これはコメディホラーだ!」と言い切られてしまうと笑いどころを見失ってしまいそうです。ソファーに宿る怨念と、ラストにはそれが成就していく辺りの流れには決しておフザケ感がないので、正統派ホラーとして作り込んでも良かったのかなと思いますが、そうは言ってもやっぱりソファーが窓から覗いたり、室内をよちよちと「立って」歩いたりしたら笑っちゃいますよね。どっちつかずの何とも不思議で評価困難な作品ですが、作り手の意欲と努力に敬意を表し5点献上です。 ちなみに、DVDのジャケットのソファー君みたく、牙をむいたり「口元」から血を滴らせたりはしませんから。どうやら、低予算でソファーを汚したり傷付けたり出来なかったようですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-14 00:12:26)
275.  ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 《ネタバレ》 
今回もハチャメチャの大騒ぎに小ネタを散りばめ、流石に第3弾ともなるとマンネリは否めないながらも、そのマンネリを逆手に取っての面白さでした。ラリーと登場人物との会話のくどさとしつこさも相変わらずで、アメリカンコメディらしいこの辺りの演出を好むか好まないかで笑えるか笑えないかが分かれるところでしょう。回を重ねるごとに観るものを選んでしまっていることはある意味仕方ないのかも知れません。 とは言え、三作とも出演者は勿論のこと監督・脚本等々制作陣が共通していることでチームワークは十分。楽しんで演じ、楽しんで制作している雰囲気が伝わって来て、観ている方も楽しさが増すというものです。マンネリの中にもベン・スティラーの一人二役とか、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンポーズとかエッシャーの騙し絵世界でのアクションとか、新味の追加も十分で、シリーズを締めくくるのに相応しい作品として楽しめました。 これでシリーズは完結なのですね。ラリーが、皆が再び大騒ぎしていても自分は博物館には戻らないと心に決めている(のでしょう)ことで、もう続編はないよと告げられた気がします。 そして、このシリーズのもう一人の主役、威風堂々のロビン・ウィリアムスさんと、若い頃から変わらない存在感で脇を締めてくれていたミッキー・ルーニーさんがこの世を去ったことで、もう続編はあり得ませんね。最終章がこの二人の遺作になったことは、本シリーズにとって掛け替えのない勲章ではないでしょうか。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2021-08-10 22:35:21)
276.  蜜のあわれ 《ネタバレ》 
非常に美しく幻想的な映像美と二階堂ふみさんの幼ささえ感じられる美しさ、そして大杉漣さんのいぶし銀の演技が印象的な作品。原作の時代背景に合わせたヒロインのセリフが、作品世界のイメージをより一層強調しています。冒頭からエロチックな作品と思わせるような「おじさま」と赤子のやり取りが展開されますが、彼女が金魚であることが示された後は、外面的、視覚的エロスから内面的、観念的エロスへとシフトしていき、更にはそこに「おばさま」の存在も加わり、「おじさま」と「おばさま」、そして赤子の一人ひとりが内に秘めている感情と、それを素直に表現出来ないもどかしさが終盤に向かうに連れて高まっていき、最後には弾けて消え去ってしまう様に、やりきれない「あわれ」を感じました。観る人をかなり選ぶ作品だと思いますが、赤子が金魚であるというファンタジーな設定を通して巧みに描かれる人の愛の儚さ、辛さ、そして出演者一人ひとりの演技力に裏打ちされた登場人物の人間味溢れる存在感に惹かれ7点献上です。
[インターネット(邦画)] 7点(2021-07-08 22:12:38)
277.  ポラロイド 《ネタバレ》 
そのカメラで写されると謎の死を遂げる、という設定は何となく既視感を否めないものの、ポラロイドカメラならではの、画像がその場で、しかも徐々に現れるという特性によって表現する恐怖は新鮮かな。呪われた写真を処分しようにも、燃やそうとすると被写体である友人まで燃えてしまうとか、細部までいろいろと拘りを感じる作品ではあります。同監督が制作しスペインの映画祭で好評を博したという元ネタの短編は未見ですが、そちらの方も観てみたいという気持ちが起きました。短編でメインテーマを凝縮した方が恐ろしさが増すような気がします。この長編の方は、ヒロインのキャラクター設定とか、友人たちとの人間関係とか、ありがちな感情移入不能な登場人物たちの無謀な行動パターンとか、短編作品に長編化するために肉付けを重ねていったのかなと感じてしまう部分もあり、今一つのめり込むことが出来なかったというのが正直な感想です。個人的には、久々にXファイルのスキナーFBI副長官ことミッチ・ピレッジに出会えたのが一番嬉しかったかも。残念な退場の仕方でしたが…。迷いに迷って5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-06-24 22:57:06)
278.  クワイエット・プレイス 《ネタバレ》 
公開時のトレーラーとコピーが印象的で、ずっと観たかった作品。90分という比較的短い尺ということもあってか、細かな状況説明のない中でいきなりクリーチャーが現れる。この怪物、一体どこから来たのか判らない。宇宙から来たと仄めかすような演出もあるけれど、はっきりとアナウンスはされない。この辺りにモヤっとしてしまう人もいるかも。少なくとも私は少しモヤっとしました。宇宙から来ようと地中から出現しようと、怪物退治の話じゃない限りあまり関係ないかもしれませんけれど。ただ、そのモヤモヤが全編通していろんな部分で積み上げられていく感じで、全くの静寂じゃなくても大丈夫だとか、より大きな音がしていれば大丈夫だとか、こんな状況になって避難中なのに避妊していないとか、矛盾というか不用心というか、細かいことはいろいろと気になってしまいます。でも、そうじゃないんでしょうね。そんなことを気にせず、やたら聴覚が発達していて視覚は退化している運動神経抜群の謎の生物の恐怖と、その状況の中でどうやって生き延びるかについてを楽しむべき作品なのでしょうね。そんな訳で、楽しんだ割には作品世界に没頭出来ず、消化不良感が残った結果、レビューも消化不良になってしまった作品でした。続編も良いけれどスピンオフがあってもいいかも。TVシリーズでも成立しそうな裾野の広さは感じました。
[地上波(字幕)] 7点(2021-06-02 16:24:59)
279.  ZOOMBIE ズーンビ 《ネタバレ》 
アイディアはいいかも知れない。アサイラムさんの特徴とも言える、何かの映画をベースにした作品という訳ではなさそう。あ、でもそんなことはないか。最初のうちは動物園の雰囲気やロゴから「ジュラシックパーク」のパロディかと思ったし。それでも、絶滅危惧種が死ぬことによって恐ろしい勢いで感染を爆発させていくというところに、文明批判的でシニカルな要素もあるのかと、これは社会派作品か?と期待したりしたけれど…。視覚効果とか低予算映画ならではの難しさには目をつむるとしても、ほぼ事態の説明とか解明のないなんとも浅いストーリー。この手の作品ではお約束とも言える登場人物の感情移入不能な行動と思考。設定に展開が追い付けなかったというところでしょうか?作りようによってはもっと面白い作品に化けるだろうにな。 ところで、作品紹介サイトのカテゴリに「コメディ」という記載が散見されますが、これコメディ??冗談じゃない。動物虐殺シーンは愛護団体ならずとも極めて不快。その点では最低ランクの映画です。同じ監督で続編があるようですが、何故続編?といった印象です。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2021-05-28 23:47:06)
280.  ジオストーム 《ネタバレ》 
荒唐無稽かつアメリカ万歳という典型的なSFパニックもの。「んなわけないだろ!」「人の命を何だと思ってるんだ!」みたく大上段から批判的にならなければ、スピード感のある展開やそこそこ臨場感のある視覚的効果などなど、決して飽きることなく楽しめるエンターテインメント大作と言ってもいいでしょう。でも、ここまで激しくお約束感満載に話が進んでしまうと、やっぱり「んなわけないだろ!」「人が死に過ぎだろ!」とか言いたくなるし、仕舞いには「はいはい、わかったわかった」と斜に構えてしまいたくなります。やり過ぎじゃないですか?も少し現実味があってもいいんじゃないですか?と言いたくなってしまう作品。エンターテインメントと割り切りたくないんだなぁ…。
[地上波(吹替)] 4点(2021-05-28 23:38:41)
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