261. 恋するための3つのルール
ヒュー・グラント主演のロマンティック・コメディー。 思ったよりコメディー色は強くなく、数々のエピソードが笑いに直結していないせいか、 どうしても中だるみを覚えてしまう。一応お話はうまくまとめているし、 ラストの捻りもあるのだが、こちらも古いパターンでありきたり、先が読めてしまった。 この手のコメディー作品としては今一つ。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-04 14:21:04) |
262. ぼくの美しい人だから
もともと恋愛映画は女性を対象にしているので、 キャラの設定も演出も小きれいにまとめている作品が多い。 この映画も大人の女性がターゲットだったのだろうが、 実際に歳の差カップルが抱えるであろう問題や、 スーザン・サランドンの役作り及び人間臭い描写が非常にリアルなので、 結果的には男性が鑑賞しても納得できる作品に仕上がっていた。 ストーリーの本筋は普通のロマンス物で、取り立てて目を見張る部分はないのだが、 "豪華客船"の薄っぺらい恋愛劇を観ているよりは数倍面白い。 [地上波(吹替)] 5点(2011-08-04 10:15:54) |
263. ジングル・オール・ザ・ウェイ
最初鑑賞した時は面白いと思った記憶があるのだが、 久方ぶりに観たらあれれ・・・という感じだった。 シュワちゃんのキャラ自体は何の問題もないし、結構笑わせてはくれるんだけど、 ずっと同じことを繰り返しているだけなんで、二回目となると、さすがにキツかったのかも。 終盤はあまりにもやり過ぎだよね。これが一番の減点理由。 一応ハートウォーミングな内容なので、決して悪い印象は持たないけど・・・。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-04 10:10:21) |
264. 鉄道員(ぽっぽや)(1999)
やっぱり"不器用な男"、健さんのキャラを前面に押し出した作り。 誇り高き男はいいんだけど、何かいちいちオーバーなような・・・。 チョロチョロと入ってくるファンタジー色も、何となく浮いて見える。 健さんとファンタジー? う~ん、どうなんだろう。ラストも安直で、これでいいんだろうか。 健さん主演の映画は安定感があるんだけど、ちょっと彼に頼り過ぎているように感じる。 映画そのものの作りは、悪くないと思うんだけど・・・。 [DVD(邦画)] 4点(2011-08-04 10:03:09) |
265. フラットライナーズ(1990)
危ない医学生たちのお話。アイデア自体はいいよね。 鑑賞した時は、実際に臨死体験をした人の話をそのまま映像化しているように感じた。 この後どういう展開に持っていくのか期待したのに、結局今一つ盛り上がらないまま映画は終了。 人間ドラマのように、何か言いたい事や伝えたい事を含んでいたような気もするんだけど、 全体の雰囲気がスリラー調なので、どっちつかずという印象を持ってしまったのかもしれない。 とにかく不思議な作りの映画だった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-04 09:20:35) |
266. 月光の夏
まずタイトルが素晴らしいよね。序盤の流れもいい。 でもそのあとのドラマ性が非常に薄く、まったくこちらの心に響いてこなかった。 なぜ彼らはピアノを弾きたかったのか? そこが一番のキーポイントのお話なんだけど、 その時の背景や心情、人物描写がしっかりと描かれておらず感情移入ができない。 物語の流れも何か変だなと思っていたら、原作が実話を基に創作されたドキュメント小説で、 それをそのまま映画化していたらしい。当時の生存者の取材から成り立っているお話なので、 主人公たちの描写が不足しているのは当たり前のこと。それならドラマ仕立てなどにせず、 完全なドキュメント映画にしてしまったほうがまだ良かった。 役者に関しては、記者役の女性は軽薄だし、主役二人の演技もまるで魅力を感じない。 仲代達也はさすがの演技だったが、上記の理由では戦争の悲劇を訴えようにも限界がある。 何とも中途半端な作品だった。 [地上波(邦画)] 3点(2011-08-04 03:10:50) |
267. 新・極道の妻たち 惚れたら地獄
もうストーリーが、ハンパなく辛いっス。 ドンパチだけやっているわけにはいかないし、アイデアを捻りだすのも大変なんだろうけど、ストーリー展開はあらかた読めてしまうし、ただ同じ事を繰り返しているだけのような気が……。 岩下志麻は相変わらずの演技力だが、逆に浮いて見えるし、このシリーズはもういいかなという感じ。 [地上波(邦画)] 1点(2011-08-03 16:06:34) |
268. 天使にラブ・ソングを2
相変わらず設定の面白いコメディーだけど、 シナリオの出来は、「1」と比べると、さすがに落ちたかなという印象。 お話とキャラを楽しむ前回から、青春ドラマ風の感動作に仕上げていて、何とも優等生的な作り。 「ハイスクールミュージカル」のちょっと悪ガキバージョンみたいな感じかな? 音楽がいいので、楽しめる映画であることは間違いないけどね。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-03 10:17:12) |
269. スクリーム(1996)
気楽に楽しめる、ホラー映画の定番といった作品。 高校生の男女グループ、変な怪人が出てきて、女の子がキャーッ! あんまり怖くないし、ちょっとエッチなシーンや笑えるシーンがあるのもいい。 一応伏線やヒネリはしっかり用意されているようで、そこがまたクスッと笑えてしまう。 ポップコーンやポテチを片手に鑑賞するには、ちょうどお手頃な映画である。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-03 09:58:49) |
270. 夜がまた来る
オーソドックスなサスペンスアクション。 原作がシュールなバイオレンス劇画なので、映像化するのはちょっと難しいのかもしれない。 根津甚八はさすがにサマになっているけど、ヒロイン役の女の子はまるでダメ。 汚れ役を懸命に熱演している努力は伝わってくるんだけど、いかんせん演技力がないし、 お嬢様風の顔立ちじゃ、キャラ自体にも無理がある。 取り立ててドラマチックな展開もなく、オチも途中でわかってしまったので非常に退屈だった。 よほどヒロインのファンでもなければ、お薦めはできない。 [DVD(邦画)] 2点(2011-08-03 09:25:41) |
271. ふたり(1991)
新尾道三部作の一作目。尾道の風景は相変わらず美しく、 主人公が成長していく過程を描いているという点では、旧三作とほぼ同じ。 いかにも大林節が炸裂といったところだが、この作品は今一つの印象しか受けなかった。 旧三作では必ず物語の核となる設定が用意され、それらが主人公の成長とともに、 オチにも繋がっていたのだが、本作では核となる設定は後半から物の見事に失速。 オチの役目も果たしていない。この作品のヒロインが成長する最大のきっかけとなったシーンは、 まったく関係のないエピソードで、そのおどろおどろしさには不快な気持になったよ。 前半の雰囲気と、劇中とエンディングに流れる音楽は良かったけどね。 [ビデオ(邦画)] 4点(2011-08-03 09:16:43) |
272. ターミナル・ベロシティ
スカイダイビングをフィーチャーしたスパイ・アクション。ということで、 空中でのアクションシーンに見応えがあるわけだけど、主演のチャーリーが今イチなのか、 ストーリーがつまらなかったのか、ワクワク感やハラハラ感もなかった。 CG技術の発達した現在では、特別目を見張るシーンもないかと。 ヒロインのナスターシャ・キンスキーだけは、懐かしくて良かった。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-08-03 07:49:45) |
273. スターゲイト
しょっぱなからワクワクさせてくれるような設定のSF冒険活劇。 でも謎を解明してからのストーリーは単なる冒険活劇になってしまい、面白さは感じなかった。 演出面での工夫は多少見受けられるが、映像もチープだし、シナリオ自体の出来も今一つ。 SF好きな人、スターウォーズのような作品が好きな人なら、そこそこ楽しめると思う。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-03 07:13:30) |
274. パッチ・アダムス
パッチ役のロビンがいい。 温かい人柄と優しそうな笑顔が、本作の医者のキャラにハマっている。 実在している人物だということだが、お役所的な現代医療に対する疑問点を さらりと投げかけている点も大いに評価できる作品だと思う。ただ後半の展開はちょっと・・・。 どうせなら、最後までほのぼのとさせてくれるようなストーリー展開のほうが良かったかな。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-03 07:08:07) |
275. ボーン・コレクター
主人公の設定がちょっと変わっているサイコサスペンス。 この設定はいいんだけど、事件のプロットを含むシナリオの練り込みが甘い。 犯人の動機も不十分ならプロファイリングも底が浅く、 鑑賞後はどうにもしっくりこない印象が残ってしまう。 D・ワシントンの演技をメインに、相棒の女性刑事の成長も見せたかったためだろうか、 どうにも中途半端になってしまったという感は否めない。 深く考えなければ、普通に楽しめるサスペンス映画ではあるんだけど。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-03 06:21:37) |
276. 花嫁のパパ(1991)
日本でいうところの人情コメディー。 ストーリーに大きな変化というものはなく、シチュエーションも身近なものなので、 お話自体に拒否反応を示すという人はあまりいないと思う。後は嗜好の問題。 ホームドラマ系が好きな人なら楽しめるだろうし、苦手な人にとっては大袈裟で退屈に映るかも。 父親役のスティーヴ・マーティンはちょっとアクのある俳優さんなので、 こちらの好き嫌いも多少影響してくるかも。この人、何かいけすかなくてうざいんだよね。 母親役のダイアン・キートンはいいんだけど。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-03 06:15:11) |
277. コンタクト
親子愛、恋愛、科学、宗教的なものを織りまぜつつ、 一応ヒロインの心の成長がテーマになっている作品。シナリオも悪くないし、 宇宙という壮大なスケールに見合った作りで、SF好きな人でなくても楽しめると思う。 仕事に没頭する主役のジョディーも、いかにも科学者らしい偏屈そうな感じが良かった。 終盤の見せ場は、もっと違った形で見せてほしかったかな。ちょっと演出が好きくない。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-03 05:51:30) |
278. インデペンデンス・デイ
ただもう笑うしかない映画だね。 一応登場キャラたちのドラマは描いているが、設定が陳腐なうえに中身が薄っぺらなので、 まったく心に残らない。唯一の見所は大統領かな。かなり笑わせてもらったよ。 壮大なSFコメディーとしてみれば、「アルマゲドン」よりは良かったかな。 アメリカ万歳は変わらないけどね。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-02 12:09:43) |
279. フロム・ダスク・ティル・ドーン
暇つぶしに近くの映画館で、何の前情報もなくこの映画を鑑賞した。 当時はタランティーノも知らなかったので、最初は正統なアクション映画だと思っていた。 途中からびっくり、唖然、呆然、愕然。映画が終わっても、口は半開き状態。 しばらくは、酒の席でのネタにさせて頂きました。一生忘れられない超ぶっ飛び映画です。 [映画館(字幕)] 3点(2011-08-02 11:49:46) |
280. めぐり逢えたら
名画「めぐり逢い」の脚本をベースに、新たな設定で制作された映画。 非常にロマンチック色が強く、全体の雰囲気も悪くないのだが、 二人の出逢いのきっかけとなる設定が陳腐で、ヒロインがとてもバカっぽく見えてしまう。 大人のラブストーリーと言うのなら、もう少ししっかりした設定を用意して頂かないと。 ここまで少女趣味じゃ、正直物語に入っていけない。子供も邪魔。 「運命の人」「奇跡の出逢い」などを信じている人なら、楽しく鑑賞できる作品なんだろうけど。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-02 11:44:16) |