2901. ホーリー・マウンテン
僕はホドロフスキー作品の中ではこれが一番好きなんです。なんたって見てて面白い!別に無理に裏を読もうとかしなくていいんです、単に何も考えずに見ればそれでいい。ホドロフスキーさんはチリ出身のロシア系ユダヤ人映画監督なんですけど、彼の映画は必ず複数の文化の混合ですよね。それでまったく独特な、リゾームな世界 を作り出してる。その世界がまたとても美しい。 8点(2004-08-26 01:55:27) |
2902. エル・トポ
複数混合のホドロフスキー独特の世界と、究極的なものを描いた精神世界。それはそれは鮮烈です。ラストは、胸が詰まる思いと同時に、何かを考えさせられました。 7点(2004-08-26 01:47:26) |
2903. 氷海の伝説
イヌイットのドラマ映画って初めて観ましたね。一面の氷の世界がとても美しい。すごくシンプルな環境で、その大地の上でごく少数の人間の営みがある。裏切りとか嫉妬とか反感とか恋愛とか笑いとか悲しみとか、ピュアな人間のドラマが繰り広げられる。その人間ドラマを見つめる視点が、都会的な視点とはまた違う、落ち着いた悠久の見方っていう感じがする。 7点(2004-08-25 03:40:37) |
2904. 怪物團
最初に、このような映画は今後作られることはないだろう、みたいな事が文字で出てきたと思うんですけど、まさにその通りですね。70年以上経ってるのに未だにこのような映画は作られていないし、そもそも作れないでしょう。当時は相当物議をかもして、失神者も出たそうですけど、それはもうまさに爆弾みたいな映画だったんですね。時代は変わって社会も変わっても、今でもこの爆弾のコアの部分は新鮮味を保ってるんじゃないかな。ラストの、降りしきる雨の中で馬車が転倒して、女が逃げようとするんだけど、それをじりじりと追いつめていくフリークス達の凄さといったら、あの映像はなんというか万国共通の力強さを持ってますよ。異色の傑作映画の宝。8点を捧げます。 8点(2004-08-25 02:20:16)(良:1票) |
2905. シシリアン(1987)
あー、、、マイケル・チミノさんがどんどん枯れていく様を実感します。原作がマリオ・プーゾですよ、あのゴットファーザーの。そんなわけでまたゴッドファーザーの呪縛ですよ。マフィア映画を全部あれ中心に考えちゃうんです(笑)。この作品もなんだかんだ言って主人公が破滅していっちゃう。マフィア映画ってみんなそういうところがあるけど、その悲愴さが一番出てるのがゴッドファーザーだと思う。だからあれ中心に考えちゃう。そうするとこれは5点くらいがだいたい適当かなと思う。 5点(2004-08-25 02:06:53) |
2906. 華氏911
いやぁ、素晴らしいエンターテイメント型プロパガンダ映画でしたね!ムーアさんは実に洗練されたエンターテナーです。これ観てたら世界一の権力者が本当に悪魔みたいに見えてきますもんね!(笑)。「ボウリング~」同様、皮肉り方がとてもうまい。荒野の七人でしょ、あれ(笑)。ブッシュ再選阻止を目的として作られたから、当然立場は一方的です。だからいろいろと観てるこっちもいいたくなる。例えば、本当にブッシュ一族とラディン一族が仲良しなんだったら、なぜ同時多発テロを計画したのかがわからない。そういう説明まるっきりなしですからね(笑)。それに、映画として客観的に見たら、前半のブッシュ批判もとにかく詰め込み過ぎだし、後半の一連のグロシーンもちっと露骨だと思う。なんでこんなに一方的なのか。その真の意図はやっぱり、ジャーナリズムの公平さを訴えたいからでしょう。アメリカのマスコミは、ずっと政府に都合の悪い映像や写真は極力出さないようにして、政府よりの立場を取ってきた。ムーアさんの真の狙いは、その偏向を正すところにある。国の安定を保つために、右と左のちょうどいいバランスっていうのがあるんですね。それでちょっと右に偏ってたんで、ちょっと左をあげてやった。要するにちょっと手荒な軌道修正みたいなもんですよ。ムーアさんはまるで非愛国的なことをしているように見えるけど、実は彼は誰よりもアメリカを愛してるんですね。だからこの映画でアメリカの懐の深さを表現し、国の安定を図った!いやぁ、アメリカって、ほんっとにいい国ですねぇー、それではまた。 7点(2004-08-25 01:42:49)(良:1票) |
2907. さよならモンペール
いやぁ、あの娘ときたら、いきなり凄い水着になって出てくるんだもんなぁ、びっくりですよ(笑)。彼女の魅力でもってるようなもんですこの作品は。嘘を貫き通そうとする。嘘をつく気持ちもわかりますが、あんな大胆な嘘はいずれバレるもんです。そんな体験を通して彼女は大人になっていく、、、、。ラストのストップモーションが、父親としてのなんともいえない切なさを表しているようでよかったです。 6点(2004-08-25 00:52:46) |
2908. かぼちゃ大王
僕がビデオで借りたタイトルは「私が愛した少女」だったんですけど、この「かぼちゃ大王」っていうのが本当の題名なんですね。最後まで飽きずに観る事が出来ました。良作です。アルトゥーロやピッピの心情の変化が、わかりやすいんだけど同情しちゃいますね。 6点(2004-08-25 00:30:18) |
2909. 星に願いを。
確かに、皆さん言うようにちょっと無理があるような気もします。それでも、とても誠実な看護士さんの役柄でそういうのもなんだか許せる気になってしまいます。ところであのDJさんは、結局のところ何者なんでしょうか? 6点(2004-08-25 00:15:36) |
2910. パリ、テキサス
レビュヤーの皆さん、こういう映画のコメントだと詩人になりますね(笑)。とても僕にはそんな文章力ないんで感服いたしました。マジック・ミラー越しの会話、いいなぁ。風景と音楽がうまい具合に雰囲気をもり立ててますね。 6点(2004-08-24 21:04:12) |
2911. X-MEN2
前作を観て「あ、これは僕にはあわないや」と思ってもう観ないでおこうと思ったのに、、、、、、2も観ちゃった。そしてやっぱり、、、「あ、、こりゃ無理だ、、」 4点(2004-08-24 20:48:50) |
2912. ネットワーク
さすがはシドニー・ルメット。やっぱ面白いわ。どんどん落ち目になっていよいよクビになるというキャスターが思いついた起死回生。それは越えてはならない一線を越えてしまうものだった、、、。欲望とモラルとせめぎあい。これはいいよ。 7点(2004-08-24 20:24:04) |
2913. タイムライン
うーん、結構期待してたんですが、、、、。タイムスリップするまでがちょっと駆け足な気がしますし、戦闘のシーンも、他の大作の戦闘シーンの凄さに霞んでしまってるような。 5点(2004-08-24 20:09:33) |
2914. 女王陛下の戦士
だいたい、バーホーベンと言ったらエロかグロかのどちらかが必ず入ってるわけで、その両方の要素がないこの作品はとても異色作な気もします。でも、この作品の舞台は第二次大戦時で、その時はバーホーベンさんは少年だった。その時の過激な体験が彼の作風になっている。だから、一見異色に見えても、実はこの作品は他の何よりもバーホーベンらしいものなのかもしれません。 5点(2004-08-24 19:49:11) |
2915. 四月の魚
確かに幸宏の演技は微妙だった(笑)。でも、よくも悪くも高橋幸宏ですな。暖かく、爽やかな映画です。テーマ曲もなかなか。 5点(2004-08-24 19:34:34) |
2916. アベンジャーズ(1998)
うむ、確かにつまらない(笑)。ユマ・サーマンの体に張り付くボディ・スーツ姿に3点を。 3点(2004-08-24 19:27:14)(笑:1票) |
2917. D-TOX
前半、愛する者を失ったことに対するスタローンの悲しみは伝わってきたのですが、その後の更生施設からどうも妙な展開になっていき、よくわからない犯人の動機のせいでなんだかモヤモヤ感が残りました。最近のスタローンはかなり落ち目時なんで、またあの黄金期のようにぜひとも復活してほしいものです。 4点(2004-08-24 19:24:34) |
2918. 散歩する惑星
うわぁ、これまた困った映画だなぁ。まったく理解不能です。眠気と戦いながら観ました。 4点(2004-08-24 19:14:16) |
2919. メッセンジャー(1999)
エンディングのラップがいい! 6点(2004-08-24 19:09:29) |
2920. ヒドゥン2
ビデオのパッケージにマクラクランが載ってたから、「お、マクラクラン続編にもでてんじゃん」と思って借りて見たら、、、、出てないじゃん!前作に出てきた人たちはこの作品には誰一人出てきません。話そのものは、次々に体を乗り換えていく悪玉エイリアンを追う善玉エイリアン、という、前と同じことをやってるにもかかわらず、このつまらなさは一体なぜ!? 3点(2004-08-24 19:08:01) |