301. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
安藤政信のおばあちゃんに対するくだりでボロボロ泣いてしまった。あの場面だけは個人的に弱かった。設定も面白いし演出的にも盛り上がりがあってよかった。けっこう好きな映画でした。 8点(2003-06-05 15:55:40) |
302. X-メン
この手の映画として評価は高かったけど、あまり面白くはなかった。アクションの見せ場が少なかったように思う。だから、映画の迫力を感じることがなかった。 4点(2003-06-05 15:52:21) |
303. ねじ式
タイトルは「ねじ式」でラストは原作の「ねじ式」そのままなんだけど、全編通して観るとつげ義春のいろいろな作品をそのまま混ぜ合わせているのでストーリーはもうめちゃくちゃになっている。でもその混沌とした感じがつげ義春ワールドをうまく表現する結果につながっていてとても良い。つげ義春の漫画を読んでそのあまりにシュールな世界観に魅了された人は、この映画はハマるはず。原作に登場するキャラクターとは見た目が全然違うんだけど、浅野忠信はこの映画の世界観に見事にハマっていた。 9点(2003-06-05 15:49:30) |
304. スナッチ
タランティーノの「パルプ・フィクション」とはまた一味違ったバイオレンスの群像劇を痛快に見せてくれる作品。このノリとテンポはハマる人には病み付きになると思う。個性的な俳優陣の個性的な演技も見所。 8点(2003-06-05 15:39:50) |
305. キャスト・アウェイ
ほぼ一人芝居のトム・ハンクスの演技力は相変わらず見事。無人島のサバイバルシーンを飽きさせることなく集中して見せてくれる。ゼメキスお得意の小道具の使い方も面白かった。ラストが意外に切なかったこともいい印象を与えてくれる。 8点(2003-06-05 15:35:53) |
306. 処刑人
久しぶりに心底面白いアクション映画を観たと思った。銃撃戦の迫力は見事だし、ウィレム・デフォー演じる刑事をはじめとするキャラクターもとてもユニークでよかった。演出方法も斬新で新しい才能の誕生を見たと思う。 8点(2003-06-05 15:31:36) |
307. アンブレイカブル
<ネタバレあり> とても興味深くて面白かった。断然1度観ればもう充分の「シックス・センス」よりも優れた映画だと思う。ヒーローを憧れるあまり、自分が最高の悪になれば自然の摂理として最高のヒーローが現れるという発想が実に哲学的で面白かった。映像センスはずば抜けているし、ストーリー展開の緊張感も見事だった。確実に進化していくシャマラン監督の才覚を見せつけた作品だと思う。 9点(2003-06-05 15:28:26) |
308. 溺れる魚
堤監督の映像世界はそれなりに楽しめるけど、脚本がヘボかったと思う。クドカンが書いてたらもっとハマる映画になっていたかも。 4点(2003-06-05 15:20:23) |
309. レインディア・ゲーム
全体的に雑な感じがするけど、ストーリーの二転三転は単純に楽しめた。けど、この手の映画にはラストにある程度の爽快感がほしかった。 5点(2003-06-05 15:17:52) |
310. BROTHER
今までの北野映画における暴力性と叙情的な感性をバランスよく兼ね備えた傑作。更にセンスを増した映像美と監督の「間」に美しい音楽が流れ込む。完成度の高さは北野映画の中でも随一だと思う。残念だったのは、劇場に今作を観に行った時、ラストのオマー・エプスが「F*CK」を連呼するシーンで観客の数人がその意図を理解せずに笑っていたこと。あまりの感性の低さに同じ日本人として恥ずかしく、腹が立った。 9点(2003-06-05 15:09:28) |
311. 風花(2000)
初見ではどうもつかみ所のない映画で評価は低かったのだけれど、再度見ると淡々と展開されるストーリーの中に味わい深いものが感じられて認識が変わった。心に傷を負っている人減というものは劇的に回復するものではなく、この映画の2人のように徐々にゆっくりと回復していくものだと思う。 7点(2003-06-05 14:48:55) |
312. バグダッド・カフェ
とても清々しい気分になれる良い映画だった。生きていく中で人との出会いによってああいう変化をすることができればとても幸せだと思う。映画の終わり方もとても心地よかった。 8点(2003-06-05 14:45:09) |
313. マン・オン・ザ・ムーン
ジム・キャリーの演技は良くて、彼がやるしかないだろうという映画だった。所々哀愁と切なさがあって感動しかけるところはあったんだけれど、ストーリー展開のテンポが悪くて間のびしてしまった。 5点(2003-06-05 14:40:48) |
314. プリンス・オブ・エジプト
どうも完成度が低いと思ったら、見終わってからディズニー映画じゃないことに気付いて納得した。 4点(2003-06-05 14:35:45) |
315. クリムゾン・リバー
中盤まではとても雰囲気がよい猟奇サスペンスだったのに、肝心のクライマックスからオチにかけてがあまりに陳腐すぎて拍子抜けもいいところだった。部分的には非常に良く出来ていただけに完成度の低さが勿体無い。 3点(2003-06-05 14:33:55)(良:1票) |
316. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
邦題の副題の「夢の香り」という文句にいささかの胡散臭さを感じてしまうけど、本編は実に骨太で感動的だった。なんといっても気難しい退役軍人を演じるアル・パチーノの存在感が物凄い。アカデミー賞は当然という感じだ。そして彼と行動をともにすることで成長していく青年をクリス・オドネルが瑞々しく演じておりこちらも良かった。深みのある素晴らしい映画だと思う。 9点(2003-06-05 14:28:55) |
317. はつ恋(2000)
今現在、一人で映画の主役をはれる女優は日本では田中麗奈しかいない。演技がずば抜けて上手いとは思わないが、フィルムに映し出される彼女は魅力に溢れている。映画女優に必要なのは何をおいてもフィルムに映える魅力であると思う。この映画はそういう田中麗奈の映画女優としての力と可能性を存分に見せてくれる。 7点(2003-06-05 14:23:13)(良:1票) |
318. MONDAY
相変わらずのSABU監督のノリで面白いところはたくさんあるのだけれど、満足感は得られなかった。発想やストーリー展開は良かったけどもうひとつまとまりに欠けた印象がある。映像や音楽、編集のクオリティの高さはさすがだった。 5点(2003-06-05 14:17:19) |
319. ひまわり(2000)
ただいま絶好調の行定勲監督のデビュー作。雰囲気はいいのだけれど、どうも作中のテンションが統一されてないのが気になる。中途半端に笑いをとろうとする必要はなかった。 4点(2003-06-05 14:12:03) |
320. ブリキの太鼓
物語がとにかく異色で引き込まれることは確かなんだけど、どうにも嫌な気分になる映画だった。確かに名作になりえる映画だろうけど、非常に苦手なタイプの映画なので再び観ることはないと思う。 5点(2003-06-05 14:09:11) |