341. 獄門島(1977)
シリーズの中では、海を写してるせいか青色の印象が強く華やかな感じでした。殺される三人娘も派手でアッパラパー(死語?)だし。横溝の世界は、リアリズムを求めると矛盾が多いのですが、殺人というものをからめた伝統芸能ですね。ジャイアント馬場のキックに皆あたるような。当時、佐分利信の声が聞きにくくて不思議だった。「キ~〇〇ガイじゃが仕方がない」「妄念じゃ!」。 7点(2003-05-28 10:10:44) |
342. 女王蜂(1978)
ん、なつかしいなぁ。これ初日に並んで見たのです。中井貴恵や司葉子やら入り口で待っていてくれたなぁ。主題歌を歌っていた塚田三喜男も。♪まぶしいよ~きらめくよ~愛の~輝き~奏でてるあなたの~唇の色と~光よ~♪某口紅の会社と提携していました。あ、レビュー。横溝シりーズは好き。これは主題曲が特に好き。 6点(2003-05-28 02:03:16) |
343. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード
しんちゃん映画ではじめて見た「オトナ帝国の逆襲」の感動イメージで臨んだので今回は肩透かしを食らった面もありました。やたらしんチャン一家が強過ぎてハラハラしないのです。家族で楽しめる物としては、NO1シリーズなのでこれからもブリブリしんチャン大好きですよ。 6点(2003-05-27 11:03:23) |
344. OUT(2002)
主婦感覚の行動や道具で死体損壊・遺棄という犯罪に手を染めていく。深刻にならない主婦の図々しさを会話にユーモアを交えてこう生かすか。前半はTVと同じくらい引き込まれました。しかし後半は行き当たりバッタリの展開で、サスペンスからいつのまにか短絡的行動を追う安いストーリーになってました。佐竹に追われる緊迫感をないがしろにしたのは実に残念。4人の個性はよく出ていて、女優も良い演技をしていたので惜しかった。もっと面白くなる題材。 6点(2003-05-26 14:35:35) |
345. バック・トゥ・ザ・フューチャー
作品です。親子、夫婦、男同士の愛と、自分として生きていく事に必要な勇気を、時間の流れをを操るというお遊びの中で楽しく深く描いてくれた傑作。学生の頃のリートンプソンはかわいいぞ。素敵な(Back to the first) 9点(2003-05-26 03:06:00) |
346. 乙女の祈り
最初はメルヘンかなと思ったのですが、精神破綻者が親を殺すまでの話。自己愛性行動に行動にやりきれなさ、辛さ、腹立たしさを感じました。映像表現は頑張っていると思いますが、毎度の妄想シーンには飽きがきてました。 5点(2003-05-26 02:29:06) |
347. 荒野の七人
この頃の西部劇は懐かしさ(+1)が手伝って入りこめますね。フィルムのちょうどよい粗さがまた良いのですよ。「七人の侍」と比べてしまうといろいろありますが。まあこれはこれで。エルマーバースタインの音楽は秀逸。木琴が効いてます。 7点(2003-05-20 15:42:52) |
348. イン・ザ・ベッドルーム
なぜ犯罪被害者の家族が、犯人逮捕後もここまで苦しまなくてはいけないのか?日本にも共通する被害者に対しての辛く過酷な法律に、また納得いかないものを感じました。拳銃を持って家宅侵入して相手を撃っても故殺とは。犯人が撃たれた瞬間「そうだ、それで良い」と思ってしまった私です。でもこの父親は、息子を失った事と犯人を撃った事2つとも辛さとして背負っていくのでしょうね。人が良い人ほど苦しむとはこれいかに。 7点(2003-05-20 15:16:25) |
349. リトル★ニッキー
キャラを狙いすぎてしまって皆こけている感じでした。「ワー」「ギャー」「グチャー」ってやってればいいという訳ではないでしょう。映画全体のほのぼのとしつつ頑張っているところは良いですが、ひとつもふたつも頭の中の飛ばし方が足りないです。「ウエディングシンガー」で好きになったアダムサンドラーちゃん頑張ってヘ~。 4点(2003-05-15 09:52:19) |
350. ザ・リング
でもまぁそれなりに面白い。おどろおどろしさは日本の勝ち。分りやすさは米国の勝ち。アメリカはわかりやすくハッキリさせる。ハッキリし過ぎて怖さは半減する。いろいろな技術スタッフを活躍させすぎて、現実感が薄らいでいます。「らせん」もどうぞ。 6点(2003-05-13 15:03:35) |
351. トータル・フィアーズ
原爆が爆発するまでは生ぬるい感じがしましたが、爆発後は米ロ全面戦争危機の緊迫感を楽しめました。恋人との痴話話をあんなに入れる必要あるのか?ジャックライアンはスーパーマンかジェームスボンドなのだろう。そんな感じで割り切って観てしまいました。うまく活躍しすぎですものね。恐怖の連鎖、恐怖の総和を分析してもう1段階学ばねばならないと思いました。 7点(2003-05-01 14:25:18) |
352. ファーゴ
「北の国から」殺人事件版。ただただ純粋に真っ白な雪の中で、穏やかな女刑事夫婦と汚れ荒みまくる犯人達の面白い対比。幸せとは、そこそこの生活と心の平穏にあると教えてくれる映画です。 8点(2003-04-24 01:55:30) |
353. ペーパー・ムーン
いま見てみると平凡な部分も多々あるなと思うのですが、かわいい映画ですよね。アメリカンニューシネマには思い入れがあるのでこれも好きです。批評が懐古に負けてるか。オジさんを許して。 7点(2003-04-21 22:00:34) |
354. ゴスフォード・パーク
木を見て森を見ずと言うか、細かいところには大変気を使っていたみたいなのですが、どうも根幹たるストーリーは興味を引かれませんでした。各自の個性も描ききれてなかった。解決篇のない殺人事件という着目には感心させていただきましたSir。 6点(2003-04-21 21:47:45) |
355. 激突!<TVM>
足が地に付いていると言うか日常の恐怖をずしりと感じさせる映画です。CG、火薬、血、過剰な効果音など多用しなくても良い映画は撮れて、世間に受け入れられた良い時代の良い産物。出てくる風景もアメリカしていて良いですね。 8点(2003-04-21 21:29:20) |
356. ブレイド2
ノンストップアクションでスピード感はあるから楽しめるっちゃ~楽しめる。ストーリーはないっちゃ~ない。ブレイドの動きもキレがないっちゃ~ない(そこがちょっとかわいらしいけど)。♪思いを~いま~届けたい~、って歌い出しそうなブレイド。 6点(2003-04-21 21:16:19) |
357. ストリート・オブ・ファイヤー
悪役は弱いし、主人公もさほどカッコ良くない(ダイアンレインはいい!)、ストーリーは単純。でもだ~い好きです.なぜかと考えると、あの素晴らしいライブシーンでサンドする事により感情移入が激しくなってしまったのだ。もう一度あのライブを大きい映画館のデカイ画面で見たい。この映画は音楽。ロードショーの時の気持ちを含め 9点(2003-04-09 12:48:50) |
358. ロード・トゥ・パーディション
ちょっとだらだら都合よく運び過ぎな感じ。悪くはないのですが、とんがったところはないなぁ。空間と陰影が生きてる映像は好きです。アメリカンニューシネマあたりから火がついた世代としては、元気はないけどポールニューマンを見れたのが嬉しかった。 6点(2003-04-07 21:24:16) |
359. レッド・ドラゴン(2002)
楽しめました。「羊たちの沈黙」に及ばぬまでも、怪獣映画となってしまった「ハンニバル」よりはよく出来た作品。プロファイリングもきちっと復活。解決に犯人自身の自滅的行動が絡んできてしまうのが少々残念。平然としてる犯人の意見を論破し、懲らしめる展開の方が私好みでした。レクターも死なないけど、エドワードノートンも死なないなぁ。 8点(2003-03-25 12:58:03)(良:1票) |
360. ビヨンド・サイレンス
サイレンスであることに対してのあまりにも卑屈な画き方が好きになれませんでした。なにかといえば「ろうあだから」ですもの。各エピソードも面白くない。あまり情緒的、技術的にに豊かでない脚本という感じです。高得点続く中ですが正直にこれです。 4点(2003-03-15 10:45:00) |