21. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
《ネタバレ》 まず、私はドラマ版踊る大捜査線のファンであると言う前提。5年ぶり待望の今作、続編=前作を越えるという点で、スタッフは興行的成功という道を選んだのだろうか。大規模なグッズ展開、重要シーンを羅列したCMなどは(もちろんこれらと作品自体は切り離して見なければならないのだが)嫌でも作品の質を落とす。さて肝心の中身、冒頭の掴みは申し分なかった。特にテーマソングがクール、私の心は揺さぶられた。が、その後はコントの連続で少々だれてしまったのが残念。小ネタや前作とのリンクは結構だが、ストーリー内での伏線がもっと欲しかった所。そして膨らみすぎたお馴染みの人物、それらを満足に描ききると言うのは中々無理な話である(反面、新登場人物のキャラが浅い。)しかし後半、逮捕したくても動けない二人、それ以降の展開は緊張と哀愁が入り混じった何とも言えない雰囲気を出し、一気に引き込み、ハイテンションを維持し続けていた。自分がよく知る街を、景色を、警察部隊その他が駆け巡り、アクションを起こすというのはやはり楽しいものだ。こればっかりはハリウッド映画では難しい。この辺り、踊る大捜査線の真価が発揮されたように思える。クライマックスも含め、始終鳴りっぱなしの音楽は疑問だが、そこは深津絵里らの演技でカバー。事件よりむしろ組織と現場とのやり取りに比重を置いた最後の展開も中々楽しめた。全体的に見ても、踊るファンとしても十分次回作を期待できるものだった。続編を切望する。 7点(2004-02-28 14:29:25) |
22. ザ・コア
《ネタバレ》 「そろそろココでメンバーを減らしとこう」的進み方や、自己犠牲、現場と会議室との確執、科学的解決や個性的なメンバー構成などは、正にアルマゲドン。地球の中を探るのには興味が湧いたが、CGに頼りすぎて冷めた。ムダがない分、アルマゲドンよりは楽しめた。地中という舞台、そこでの神秘をもう少し描いて欲しかった。 4点(2004-02-25 16:03:42) |
23. M:I-2
《ネタバレ》 僕は幸いにも原作は未見で、秀作であった前作を切り離して見ることができた。これは鑑賞した後に知ったことだが、このシリーズは作品ごとに監督を替えスタイルも変えていこう、と製作者であるトムは考えているらしい。そこで今回はバリバリのアクション映画が完成したという訳である。恋愛要素は蛇足だったが、そのアクションは、バイク、カースタント、ガン、ハイテク、潜入、危機、火薬、オーストラリア、ハト…これらをずら~っと並べて見せてくれた。もちろんそれらにはちゃんと手が行き届いていて(過剰と言えるほど)、様々な角度から楽しませてくれるのである。それらはハンス・ジマーのクールな音楽に彩られ、主題歌をメタリカとリンプ・ビズキットが担当し、サウンド面も申し分ない出来(「take a look around」は僕にとって傑作中の傑作。)。2時間中休むヒマなく楽しませてもらった。というわけで僕は、このストーリーが薄くて「カッコ良いトム」が売りの作品を10点、すなはち「傑作中の傑作。ここ何年間で最高の作品」としてしまう。 10点(2004-01-29 16:21:23)(良:2票) |
24. ラブストーリー
《ネタバレ》 「猟奇的な彼女」は衝撃的だった。だから期待しすぎてしまったのか、それともおとぎ話に見えてしまったのか。私はこの世界に入り込むことが出来なかった。そのため自分は物語と距離を置いてしまい、眺めていた。物語(小ネタも含めて)はベタで先が読めてしまう、読んでしまう自分が恨めしい。思わず鑑賞中にそう考えてしまうほどピュアで綺麗な物語ではある。それだけにベトナム戦争のシーンやジヘの恋敵とやり取りが、ますます余計に思える。音楽は最高だし、役者もいい。この映画は美しい。だけど… 6点(2004-01-29 16:15:39) |
25. 黄泉がえり
《ネタバレ》 またやってしまった…。絵の撮り方がヘタだし、何より俳優の演技がヒドすぎる。北林谷栄らベテラン陣の情に訴える演技がこの映画になかったとしたら、いよいよ学芸会である。話の作りもやはり散漫。黄泉がえり現象の科学的解明があまりにも中途半端だし、何より主役二人の恋物語があまりにも薄っぺら。竹内結子の秘密が発覚して以降のテンポの悪さにはイライラさせられた。ラーメン屋の兄弟らの個々のドラマも、心理描写も含めてもっと生かせそうなものだが…。その中でも唯一、田中邦衛の家族には感動させられたので、何とか最後まで見る事ができたのである。 3点(2003-12-31 17:11:43) |
26. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 「マトリックス」は優れた作品でしたから、最初から3部作の予定であったとはいえ監督はじめスタッフのプレッシャーも大きかったに違いありません。それが仇になってしまったためか、続編も続々編である今作もウォシャウスキー兄弟が自分の世界を作りすぎて設定が難解になった気がします。それがマトリックスという映画なのだ!と言われればそれまでですが、少なくとも1から広げすぎなければ僕たちの創造を膨らませ楽しませる程度の仕上がりになっていたはずです。以上がマイナス要素でしたが、毎回違った方法で試みられる特殊効果による映像の凄まじさは相変わらずで、雪崩のごとく迫ってくるセンティネルや巨大ドリルに絶望し、機械に機械で挑むザイオン戦士たちを応援している自分がいました。例の空中戦は、ふ~ん位の驚きで最後を飾るのには少々物足りないですが、実写映画では画期的な試みであったことは間違いないでしょう。ストーリーでは今更的なトリニティーの死の場面がありますが、ミフネの雄叫びや救世主を信じ続けたモーフィアスとネオの別れのシーンには感動しました。メインテーマの曲がワーナーのロゴと共に流れ出したときには鳥肌が立ってしまったし、ネオの格闘前に相手を挑発する仕草を見た時には、この物語も完結してしまうんだなあ、と少し残念な気がしました。それだけのパワーがこの物語にはありました。 6点(2003-11-12 18:06:52) |
27. 最終絶叫計画
笑いのツボがずれているようです。眺めてたシーン>おもしろかったシーン 1点(2003-10-18 04:06:02) |
28. トータル・フィアーズ
僕が突っ込みたい所はもう皆さんが挙げてらっしゃるので省略。ストーリーとか政治、国の事情を絡めたサスペンスはなかなか楽しめたのでビデオでもいいかな、の5点。 5点(2003-10-18 02:34:45) |
29. トリプルX
魅力的なアクションも新鮮なストーリー展開もほとんど無かったため、派手なシーンのつなぎ合わせに思えてしまった。こういうの最近多い気がする。特殊効果技術の進歩は反面、それに頼った作品を生み出してしまうようだ(今更当たり前の事だが) 4点(2003-10-18 02:19:05) |
30. トゥームレイダー
アクションにもCGにも魅力がなく、爽快感は皆無。ため息映画。 2点(2003-10-14 04:14:24) |
31. バニラ・スカイ
《ネタバレ》 映画館で見たのも幸いしたのか、不思議な世界に浸かってしまった。冒頭の、街から人が消えてしまうシーンからインパクトが。豪華キャストだったが、中でもキャメロン・ディアスがなかなか良かった。「あなたは本当に幸せ?」といった直後、スピードを上げて心中を試みるとは‥彼女は切ないが恐い。オチは拍子抜けだが、カート・ラッセルの最後の表情がまた切なくて、良かった。幸運にもサウンドトラックを安価で手に入れることができたのだが、これがかなりイイ。主題歌はもちろんの事、映画の雰囲気の通り不思議な曲が多い。映画を楽しまれた方も、そうでない方にも、おすすめ。 7点(2003-10-14 03:32:52) |
32. X-メン
《ネタバレ》 X2を先に見てしまったため、やはりドンパチが少ない印象が‥。しかし続編同様とてもストーリーが良く丁寧に作られているので見応え十分。脚本がいいのでしょうか?このシリーズのファンになってしまいました。特にマグニートーがイイ!悪マグニートー誕生の背景にあんな出来事があったとは‥。X3にも期待です! 7点(2003-10-10 03:58:48) |
33. ザ・ウォッチャー
《ネタバレ》 なんか普通っぽいです。普通のアクションと普通のサスペンス。見せ場がなく、平坦なストーリー。キャストは豪華なんですけど。 4点(2003-10-05 18:06:29) |
34. 陽だまりのグラウンド
《ネタバレ》 子供たちの野球チームの快挙‥しかしその後一気に悲しい現実に引き戻される事件が‥。そこでドキリとさせられ、心底やりきれない感じがしました。そしてキアヌの名演説で感動は頂点に。事件が起こるまでの心理描写や流れは雑な感じがしますが、しばらく映画鑑賞してなかった僕を再び引き戻すには十分な作品でした。や~、本当にイイ台詞だった‥ 8点(2003-10-04 13:20:15) |
35. マトリックス リローデッド
《ネタバレ》 前作が超クールだったので期待して観にいったのだが、残念ながら裏切られてしまった。ストーリーは無駄が多い上理解できないし、肝心のカンフーアクションが全然カッコよくないのだ‥(←特に百人スミスのシーン)CGがこの映画を可能にしたはずなのだが、それに頼りすぎ所々アラが目立って興醒め。キャラクターもクールというよりはむしろ気取っている感じがする。楽しかった所といえば、冒頭のトリニティがビルから落下するシーンとハイウェイのカーチェイスシーンだろうか。迫力があるから1度映画館で見たいけど、テレビではもう見ようとは思わない映画と言えるだろう。2作目自体あまり必要ないので、「リローデッド+レボリューションズ=1本分の料金」にして欲しかった。鑑賞料金1000~2000円は大金なのだから。 4点(2003-10-04 13:01:19) |
36. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 見終わったあと、あの不思議な世界からしばらく離れられない。コミカルなキャラクターや湯屋の舞台が独特の世界を作り上げていて楽しい。そしてあの電車が水上を走る場面の綺麗なこと。ドタバタチェイスから一転してほっとする感じ。アニメーションという素材を存分に生かした映像はまさに魔法といえるだろう。ストーリーは統一性がなく、納得いかない所もあるのだが、いろいろなアイディアが盛り込まれてて飽きさせない。私は「色んな体験の一つ一つが重なって人間は成長していく」という事をメッセージの一つとして感じた。主人公は最後に現実に戻ってもまだ母親の腕につかまって歩いてたので、まだまだ成長過程なのだろう(←当然の事だが)そして今回も音楽がとても美しい。「日本の」「自分も楽しいと感じた」映画が外国や多くの人に評価されたことは嬉しい限りだ。 8点(2003-06-22 18:09:00) |
37. チャーリーズ・エンジェル(2000)
エンジェルたちの魅力を押し出していった作り方がいいですね。アクションも結構楽しめました。クリスピン・グローバーがワイヤーアクションしてるのが特におもしろかったです。ストーリーは単純ですが、時々こういう作品が見たくなります。 6点(2003-06-22 16:35:17) |
38. X-MEN2
実はあまり期待していませんでした。友達が観たいというのでそれなら観よう、と。裏切られました。最高におもしろい。冒頭のアクションシーンからもう世界に引き込まれた感じ。最後まで飽きさせない。原作も前作も観ていませんが、キャラクターの一人一人の特長を生かしきっているので、ストーリーもアクションも全て理解できました。異質な者を差別したがる人間への警告も十分伝わってきました。とにかくおもしろい。X3を期待しています。 9点(2003-06-04 16:17:14) |
39. リング0 バースデイ
《ネタバレ》 少しも怖くない。ていうか貞子がひたすら可哀相。仲間由紀恵がキレイなのでよけいに。 3点(2003-06-04 16:04:31) |
40. バトル・ロワイアル
原作も設定に助けられてる部分はありましたが、この映画は小説以上に内容が薄い。色んな意味で悲しくなりました。でも最初の首輪が爆発するシーンまでは良かったんだよなあ。あれはヒヤッとしました。あと、キャスト(タケシの真に迫った演技良かったなあ、原作以上の怖さがでてた。山本太郎と安藤政信の25歳以上コンビもカッコイイ)と音楽(オープニングのレクイエム最高。)と主題歌(←名曲)はあんなに良いのに・・なんでこんなに滅茶苦茶にしてしまったんだろう?生徒は20人くらいに減らすべきですよ。原作と同じに40人もいらないんですから。桐山もただの殺人マシーンと化してて登場させる意味がない。ああ、もったいない。 2点(2003-06-04 15:56:35) |