21. エリザベス
《ネタバレ》 重厚な雰囲気と豪華な衣装がすばらしかったです。これだけでも観る価値ありです。退屈しないで観ることができましたが、誰が誰なのか途中でちょっとわからなくなるので、人物相関図がほしいと思ってしまうのが難点です(私だけ?)。ケイト・ブランシェットの演技にみとれてしまいました。白塗りの顔の下に、すべての感情を封印してしまったかのようなラストが心に残ります。 7点(2004-02-20 16:41:55) |
22. レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
《ネタバレ》 美しい大自然のおかげで少しはカムフラージュされているけど、結構ドロドロのお話でした。スザンナには最初は同情していたんだけど、長男と結婚したところから「う~ん」と思ってしまった。内容のわりには時間も長いし・・・ブラピの役は確かに野性的で魅力あるし、弟を救えなかったというトラウマもわかるけど、あんなにフラフラされたらやっぱり自分の好きなようにしか生きられない男と思ってしまう。でも、なぜか数ヵ所でポロポロ泣いてしまいました。 6点(2004-02-17 07:53:48) |
23. ラスト・オブ・モヒカン
《ネタバレ》 ダニエル・デイ・ルイスってこれ以外に2本しか出演作品を観てないんですが・・・かっこいいですね。他の作品もこれから観てみたいです。内容としては残虐な場面もたくさんあったけど、ああいった時代を経て今のアメリカがあるということを再確認できました。アリスを助けようとして弟が戦って死んでいく場面は泣きます。崖から飛び降りる寸前のアリスの表情もせつなくて悲しいです。 8点(2004-02-14 16:01:17)(良:1票) |
24. 二十日鼠と人間(1992)
最後はああなるとは直前まで思っていなかったのでものすごく驚きましたが、ああするしかなかったし、あれが一番よかったのだと納得できます。納得させる作り方をしてくれてうれしかった。3人が牧場を持つ夢を語る場面、うれしそうに語れば語るほどせつなくなります。決して幸せな結末ではないけれど、イヤな感じを残さないよい作品です。 8点(2004-02-10 19:07:02) |
25. 父の祈りを
《ネタバレ》 ほんとにひどい話だなぁ~というのが観ながら感じたことです。実話と知らずに観たので驚きました。ダニエル・デイ・ルイス、すごくいいです。ピート・ポスルスウェイトも優しく強く慈悲深い父親役がとてもよかったです。欲を言えば、再審で無罪を勝ち取る法廷シーンをもう少し長く観たかったです。 8点(2004-02-05 16:57:15) |
26. トリコロール/青の愛
ジュリエット・ビノシュはやっぱり演技がうまい。でも、だいぶ退屈してしまいました。期待しすぎていた分、こんな点数になってしまいました。 4点(2004-02-04 21:55:56) |
27. イングリッシュ・ペイシェント
《ネタバレ》 途中ちょっと長いなとも思ったけど、怪我をしたキャサリンを洞窟へ運ぶあたりから(ほんとにラスト近くですよね)自分の気持ちが一気に集中していきました。砂漠上空での飛行シーンがせつなさを増しています。ラストの音楽がなんとも言えない余韻を残してくれます。「愛人/ラマン」と同じ人が音楽担当だったんですね。あの映画も同じ感じで余韻が残ったので妙に納得しました。ジュリエット・ビノシュってたくましさもあり、不思議な色香もありですてきです。 8点(2004-01-31 17:12:02) |
28. ロレンツォのオイル/命の詩
《ネタバレ》 闘病ものはどうしても泣かせようというのが見え見えになってしまうが、これはそういうところがない。子供が発病して、医学にはまったくの素人の両親が必死の思いで医学的なことを調べて、最後には特効薬を見つけ出すという実際にあった事実を、ただその事実だけを描いている。親というのはほんとにすごいです。ただ、ここまでできる親はそうはいないんじゃないかと思う。ここまでできないからといって、薄情な親とは思わないし・・・。ロレンツォの苦しむ姿は目を覆いたくなります。 8点(2004-01-25 17:59:29) |
29. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
最初はアル・パチーノの大声で怒鳴るのや、めちゃくちゃ自分勝手なのが見ていてほんとにいや~な気持ちになって、「こんなのおもしろいのかな?」と不安でしたが、途中からどんどん引き込まれました。最後の学校でのシーンは最高です。女性のつけている香りをサラッとあてるところも好き。アル・パチーノのような人にあんなふうに言われたら心が動きますねぇ。 8点(2004-01-23 08:02:52) |
30. エド・ウッド
ジョニーがとても活き活きと演じているのが印象的。表情がすばらしい!またまた大好きになりました。作品が成功したしないに関わらず、ジョニーの仕事のスタンスはやっぱり主張があっていいと思います。エド・ウッド・・・こんなに映画に没頭できてすごいなぁ。B級だろうがなんだろうがここまで映画バカになれるなら、「史上最悪の監督」というのも褒め言葉に聞こえてきます。 8点(2004-01-19 16:55:47) |
31. 恋愛小説家
ジャック・ニコルソンとヘレン・ハント。すごく自然でうまいのだけど、物語自体私にはそんなに魅力的ではありませんでした。軽い感じで観られるというのはいいんですけど。犬がジャック・ニコルソンにとてもなついたというところで、彼はほんとは優しくて、でもうまく自分を表現できないちょっとせつない人なんだなぁって感じました。あの犬、ほんとにかわいかったです。 5点(2003-12-27 21:59:34) |
32. 母の眠り
《ネタバレ》 メリル・ストリープは「マイルーム」での母親らしくない母親も似合うし、この映画の良妻賢母も完璧です。だんだん痩せ衰えていく姿をしっかり演じていてすごいです。レニー・ゼルウィガーも微妙な表情がよかった。かわいいし。ただ、せっかくいい映画なのに最後があっけなさすぎに思います。母親の死の真相を知ったのだから、もう少し時間かけてもいいんじゃないかなぁ。あんなにすぐ球根植える作業に戻られたらこっちが困る(苦笑)途中の母と娘のやりとりの方が心に沁みました。 7点(2003-12-25 02:00:09) |
33. フェイク
《ネタバレ》 私はすごくよかったと思います。ジョニーももちろんいいんだけど、アル・パチーノのうらぶれた冴えない感じがすごくよかったです。すっかりジョニーを信じ切っている姿が哀しかった。最後に「呼び出し」されるのも・・・他の作品に比べてジョニーが普通なので安心して観ていられました(笑) 8点(2003-12-25 01:39:20) |
34. ヴァージン・スーサイズ
《ネタバレ》 音楽や雰囲気はけだるい感じですごくよかったんですが、他の方も書かれている通り、自殺する必要性が感じられないし、自殺に至った姉妹たちの気持ちもよくわからなかったです。家に閉じ込められ、自由を奪われ、あれくらいの年の女の子なら「死にたい」なんて漠然と思うかもしれないけど、逃げ出す隙なんていっぱいあるように見えたけどなぁ。それからジョシュはどう見てもかっこよくないんですけど!どうしてあの髪型? 5点(2003-12-21 08:41:49) |
35. イル・ポスティーノ
話はすごくよかったです。島の景色もとても綺麗でよかった。でも、主人公がひとめぼれして結果奥さんになる人が、胸の開いた服をよく着るただの気の強い女にしか見えなかったのが残念です。さもないことかもしれないけど、これってとても重要な気がするんですが・・・ 7点(2003-12-07 02:54:54) |
36. ジョイ・ラック・クラブ
《ネタバレ》 女性は哀しい。でもそれ以上に強くて優しいと思える、そして娘を産んでよかったと思えた作品でした。最後の母子のエピソードで、父親の話から母親への誤解が解けていくところが好きです。母親は娘に期待するのではなく、望みを託す・・・母に感謝の気持ちで一杯になりました。 8点(2003-12-07 02:41:09)(良:2票) |
37. ピアノ・レッスン
なんと言ってもマイケル・ナイマンの音楽が主人公の気持ちをすべて代弁しているかのように素晴らしかった。私は主人公のような環境にはもちろんおかれていないし、ああいう静かな激しさも持ってはいないけれど、それでもどこか共感できる部分がありました。 7点(2003-12-07 02:07:50) |
38. レナードの朝
《ネタバレ》 観終わった後、心が重い。短い時間ではあったけど、眠りから覚めることができたのは賛否両論あると思うけど私はよかったと思う。確かに人生の一部がすっぽりと抜け落ちていることを実感するのは患者にとっては酷なことだけど、誰だって目の前にそういう人がいたら目覚めさせてあげたくなると思う。でも薬物投与はもっと慎重にやった方が・・・と素人の私も思った。幸いレナードに効いたからよかったものの。また元に戻るとは思わなかったなぁ。つらかったです。主演2人はさすがの演技です。ラストで看護婦さんをお茶に誘うのは「あらら・・・」という終わり方でしたが。 7点(2003-12-03 18:31:00) |
39. ユージュアル・サスペクツ
ここのレビューで謎解きの重要な知識を得てから観たので、最初からカイザー・ソゼを探しながら観てしまって、純粋に映画に没頭できなくてちょっと後悔してます~(涙)それでもハラハラドキドキしたからなかなかおもしろい映画です。 8点(2003-12-01 17:00:34) |
40. コントラクト・キラー
《ネタバレ》 深夜にテレビでやっていたのを偶然見つけ、少しのつもりが結局最後まで引き込まれて観てしまいました。映像も暗くてちょっと不気味なんだけど、ちょっとしたタイミングのズレや関わる人間の事情なんかで結局主人公が生き延びてしまうのがおもしろかったです。不気味なのにクスッと笑っちゃうっていう感じです。この映画は真夜中に観るといいと思います。 7点(2003-12-01 16:52:30) |