21. がんばれ!ベアーズ
ポンコツチーム成長映画の元祖?アメリカ人というのはホントに野球好きなんだなっていうのが良く伝わってきます。 主役のオニールは子役なのにホントに魅力的。これだけの子が大成しないとはハリウッドの俳優業界の厳しさをまじまじと感じます。 7点(2004-09-05 02:37:31) |
22. 彗星に乗って
《ネタバレ》 実写のSFファンタジーながら、特撮というより人形アニーメーションといった感じの独特のアーティスティックな感覚が良かったです。 彗星によって地球の一部がアルジェリアごと引き剥がされて宇宙を漂い、再び地球に戻ってくるまでの物語。地球に近づくに従って人々が再び諍いを始めるラストは、シンプルながら風刺が効いていて良です。 7点(2004-09-04 21:51:13) |
23. トラック野郎 度胸一番星
千葉真一のイキがいい、夏樹陽子が色っぽい、片平なぎさが瑞々しい…主役の菅原文太、愛川欽也の名演技も含め、この頃はホントいい俳優がゴロゴロ居たんだなぁ…と思いました。ほんのチョイ出の菅井きんの豪快な高笑いや藤原釜足の驚いた演技も、何とも味があって素晴しいです。 本作はシリーズ中唯一実った恋なんですね。それをああいう形で失い、最後の爆走に繋がる…という流れは、シンプルながらとてもイイ感じでした。 8点(2004-07-20 22:14:50) |
24. トラック野郎 望郷一番星
子供の頃見た記憶がおぼろげにあるんですが、今見ても充分面白いのにビックリ。流石かって「寅さん」と並んだ人気シリーズだけはあります。本作と「度胸」が特に出来が良かった感じ。考えてみたら一種のロードムービーですね、これ。 7点(2004-07-20 22:03:37) |
25. 燃えよドラゴン
「アチョー」のオリジナル性が凄い。後世に多大な影響を与えたエンターテイメントとして上出来。 それにしても黒人格闘家がアッサリやられてしまうところとか、日本人が悪者扱いな所とか、白人格闘家と最後に共闘する所とか…何やら哲学的な台詞とは裏腹に「世渡り上手」という言葉が浮かんでしまいます。 7点(2004-04-25 13:16:09) |
26. ブルース・リー/死亡遊戯
どの辺が既に撮ってあってどの辺が死後に作られたのか何となく解る。前・中盤4点後盤8点という感じ。役者リー本人のオーラだけではなく画面造りからして独特のものがあったんですね。それにしてもあんなに素早く動くノッポ初めて見た… 6点(2004-04-25 13:08:47) |
27. ファントム・オブ・パラダイス
テンポがいい。ビーフが感電死した後のフェニックスの独唱にシビれました。「こんなに美しい私が老いていくなんて耐えられないんだ…」とのたまう小太りのお兄さんを始め、色々なキャラが出てきて楽しいです。 7点(2004-04-10 22:23:44) |
28. ゴッドファーザー
北斗の拳のような兄弟達…ソニーの存在感と殺された後の展開がイイ。 8点(2004-03-26 23:58:38) |
29. ゴッドファーザー PART Ⅱ
《ネタバレ》 デニーロ快演。「イタリア移民」と聞くと移民船から自由の女神を望むシーンを条件反射的に思い浮かべるようになりました。 曇天下に響く銃声…「ぶち切れ」のカタルシスをあそこまでシブく重厚に描いたシーンを他に知りません。余韻が凄い。 9点(2004-03-26 23:38:07) |
30. フレンチ・コネクション2
《ネタバレ》 ラストの映像のアイデアが好き。個人的に1での要求不満が一気に解消された感じ。 でも1にせよ2にせよ追い詰めた挙句、単純に射殺する、というのが「これでいいのか?」という気もします。捕らまえて色々ゲロさせないと意味ないような… 刑事がわざわざ口封じしてどうする。 7点(2004-03-26 23:18:08) |
31. 時計じかけのオレンジ
あの時代にこのストーリーというのが評価の理由というのは解りますが、美術が古すぎて個人的にはダメでした。斬新さを意識した分レトロ的な興味も持ち辛いし…ちょっと中途半端な感じ。近未来像では「ブレラン」えげつなさでは「ファニーゲーム」等、この監督にしては珍しく?「後続に抜かれたもの」が存在する映画って感じ。それでもなお語る余地があるのは凄いと思いますが。 6点(2004-03-21 16:22:19) |
32. スティング
古き良きアメリカという感じの雰囲気は好きです。ただ、たった一人を騙すのにあれだけ大勢でよってたかってでは、何でもアリでは?とも思いました。 6点(2004-03-19 22:29:04) |
33. エクソシスト
《ネタバレ》 頼りになる神父さんが死んでしまって絶体絶命、「一体どうなるんだろうか…」と思わせたその後の展開が見事でした。名作というのも頷けます。 今で言う家庭内暴力がディープなキリスト教世界ではこういう話になってしまうのか、と違う意味でも興味深かったです。 6点(2004-03-09 21:30:29) |
34. 病院坂の首縊りの家
あのややこしい原作を映像化して果たして面白いのだろうか…と思ってたけど意外と楽しめました。病院坂の風景が叙情があって綺麗。草刈正雄の演技には拍手です。 7点(2004-01-18 21:39:25) |
35. ラスト・ワルツ
リアルタイムを知らないので60年代に思い入れは無いのですが、このバンドは好きです。この人達の音楽は何か、温故知新の感覚に満ちているように感じられるので。ロバートソン、90年に入り、自らアメリカの先住民族であるインディアン(ネイティブアメリカン)の末裔である事を表明、インディアンの地位向上のために奮闘しているようです。今のスコセッシの映像にも物語の背景となる民族音楽取り入れたサウンドを展開。過去の栄光に安住しない現在の姿勢も素敵です。 7点(2004-01-17 02:22:14) |
36. 八つ墓村(1977)
原作の好きなシーンを色々端折っている所があって残念。でも映像化された本作の中では一番いい出来では。炎上する田治見邸、それを見下ろす亡者たち…派手なラストでイイです。渥美金田一は意外と合ってると思いました。袴姿で見たかったです。 7点(2004-01-17 00:22:34) |
37. 獄門島(1977)
《ネタバレ》 原作の雰囲気がうまく映像化されてる感じです。不満は原作では幽玄な祭のようだった山狩りがいまひとつしょぼかった事。これだと「~遊女も寝たり萩と月」の句の味わい、喧騒から離れて佇む静寂さの風情…が生きてこないと思いますがどうでしょうか。 個人的には推理小説は「犯人は一人」が理想なので、変更はさほど気にならなかったです。むしろ二人というのが中途半端な感じ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2004-01-15 00:34:22) |
38. 犬神家の一族(1976)
原作世界を忠実に再現してるのが良かった。テレビ版と比べると色彩感覚やヒロインの美しさ等、映画ならではの「華」が感じられてイイです。どことなく旅情を感じさせる所も良。古谷金田一と石坂金田一は甲乙つけがたいですが、映画の警部はちょっと不満。テレビ版のように締めるべき所はきちっと締めてほしい感じです。 7点(2004-01-12 22:24:15) |
39. 地獄の黙示録
アメリカは何故ベトナムに負けたのか…?に対する、アメリカ人自身によるひとつの回答。アメリカ人は、己が創り上げた人工享楽物から切り離されると意外と脆い(伝統文化を持たない国の宿命か)。サーフィン→慰安ショー→ラジオ…川を遡って行くに従い、その切り離され具合が段々とアップしていく。そして全てを剥ぎ取られた状態で何が現れたか…という感じで、かなり興味深く観れました。これを観るとアメリカ人が何故「禅」やメディテーションに異様な関心を示すのかなんとなく納得できる感じ。 …評価の違いは「好き・嫌い」でなく、まず「何を言っているかがわかるか・否か」に拠ってくると思う。「プラトーン」的なものを求める向きにはあまりお勧めではないです… 9点(2004-01-05 01:10:07) |
40. エイリアン
無機物だか有機物だかわからないエイリアンの質感が良い。いかにも地球には存在しない物質という感じ。密閉空間を逃げ回る話は好きですが、この手の最高峰だと思います。 9点(2004-01-05 00:30:34) |