21. フルメタル・ジャケット
前半はもう他の方が語り尽くしているから特に言うことはありません。ただ、私は「Born to Kill(殺すために産まれてきた)」&ピースシンボルバッジに絶頂を感じました。こんなアイディアはそうそうお目にかかれるものではありません。最高です。 8点(2004-02-19 01:52:02) |
22. ゴーストシップ
ホラーは殆ど見ないのですが、最後の方に乗組員達が静かに殺されていくあたりの流れは好きです。途中にあまり緊張感を要求しないし………ってこれはホラー映画としては失格か(・_・;; あとサタンってのは元台詞にはありません。homeに送る、managerが怒ると言っているだけで、翻訳者の勇み足でしょう。 5点(2004-02-12 22:51:08) |
23. ワンス・アンド・フォーエバー
詰め込んでいる割には、ストーリーは無きに等しい。ただ映像は素晴らしい。また可能な限りCGを使わず、また北ベトナム軍側を描こうとした姿勢は評価したい。個人的に北ベトナムの将軍とアメリカの将軍が同じ月を見上げているシーンがお気に入り。二人とも同じ立場だと言うことを意味しているのだろう。 7点(2004-02-12 21:37:33) |
24. プラトーン
懲役兵は大義そのものが存在しない。職業軍人も生き残ること、敵を殺すことだけを考える。監督の見てきた兵士はそういうものだったんだと思います。音楽も寂寥感をかもしだす「弦楽のためのアダージョ」を主に。子供の頃から好きな映画でした。なおDVDの特別版で軍事顧問のコメントは必見。 9点(2004-02-11 19:20:13) |
25. U・ボート
初めて見たとき私は映像に釘付けになった。油、海水、髭、正気と狂気、生と死。そしてほっとさせられた帰還と呆然とさせられたエンディング。少年に大きな影響を与えるには十分な映画だった。最近になって完全版を見た。やはり感想は変わらなかった。 10点(2004-02-06 18:20:10) |
26. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
前半の人間同士の殺し合いと弐号機が解体されるまでの25話はとても面白い。後半は「はぁ」というどうでも良いという感じの相づちしかでてこない。それにしても量産機格好いいですなぁ。 5点(2004-02-06 18:06:40) |
27. S.W.A.T.
ストーリーも演出も盛り上がりに欠ける、期待だけさせて実際駄目でした映画。何よりもシールズ出身があんなヘナちんですかそうですか。 3点(2004-02-04 17:49:16) |
28. 人狼 JIN-ROH
私はこの映画に食べられました。 10点(2004-02-04 17:41:49) |
29. 地獄の7人
《ネタバレ》 妙な所にリアリティがあったりとか、使われる武器がおおっ!?と思わせるモノを使ったりとか、ラストの助けるべき息子は…とか微妙にツボをついてきます。どうしようもない邦題から先入観を持たずに、肩の力を抜いて見てもらいたい映画です。 7点(2004-02-04 16:28:20) |
30. 機動警察パトレイバー2 the Movie
この街では誰もが神様みたいなもんさ。 居ながらにしてその目で見、その手で触れることのできぬあらゆる現実を知る…………何一つしない神様だ。 10点(2004-01-24 15:00:48) |
31. 風の谷のナウシカ
ナウシカは、風の谷に住んでいて監督の意志が込められているからこそヒロインとして成立している。一般人にしてみれば、キティさんに見えても仕方がない。漫画版の方がよほど人間らしい。 ただクシャナ様だけを見たかった……漫画版のクシャナ様はさらに魅力的です。 7点(2004-01-18 22:29:38) |
32. ノー・マンズ・ランド(2001)
《ネタバレ》 衝撃と言うよりは、麻痺するようなラストでした。 私の記憶が正しければ、音楽はOPとEDをのぞけば、監視兵のラジオ(テープ)とUN兵のヘッドホンしかない。ここには音楽はあまりにも場違いであったんでしょう。監督はただ淡々と戦場で起こったことをフィルムに焼き付けたかったんでしょう。あと、ラストのUNの大佐の「片方の軍が今夜中央壕を占拠するという情報を得たと」と秘書官(兼愛人?)に告げるのが地雷を仕掛けるセルビア兵よりもよほど素敵な人に見えました。声高に反戦を唱える映画よりも唱えない映画の方がよほど戦争について考えさせると気づかせてくれた作品でした。 9点(2004-01-18 22:16:38) |
33. ブラックホーク・ダウン
同じ国の中で民族対立が起こし、その結果数十万の人を殺したアフリカ人たち。世界の警察を傲慢にも自認し、自分たちの法律による取り締まりを行おうとしたアメリカ人。正確に言えばアメリカ政府上層部ですか。 思想的な対立(というよりも平行線)は、冒頭の「将軍」と「実業家」の会話ではっきりと示されていますし、パイロットと彼を捕らえた男との会話でもはっきりとされています。 全体の凄まじいばかりの戦闘シーンに目と頭が奪われがちですが、監督の語った”答えを提示しない映画”としては成功していると思います。 9点(2004-01-16 21:00:47) |