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ヒロポンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 45
性別 男性
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21.  駅 STATION 《ネタバレ》 
健さん追悼番組で再見。希望の無い重く悲しい物語。直子の過ちを許せず離婚。すずこを気にかけるが彼女の人生に関与して助けてやるわけでもなく、運命的な出逢いをする桐子とも宿命的に別れ、自分の仕事に疑問を感じ続けてるのに辞めることが出来ない。そんな物語だから、救いや癒しや希望は無い。だが心に重く響くものがある。  演者がいい。雪が降りしきる銭函駅での冒頭のシーンで、直子を演じるいしだあゆみが、まるで映画のクライマックスかと勘違いさせるような演技を見せる。桐子を演じる倍賞千恵子もいい。健さんが初めて居酒屋を訪れる時のワンシーンワンカットの演技が素晴らしい。完全に高倉健を喰っている。根津甚八は30秒くらいしか登場しないが、めちゃめちゃかっこいい。大滝秀次は相変わらず渋いし、宇崎竜童のチンピラ風情もいい味出している。  駅STATIONは、間違いなく名作の挌印が押されている映画だが、改めて観て違和感もあった。健さんが雪の中に渋く佇んでいる。健さんファンなら、実はもうそれだけで満足で、僕もほぼ満足なのだが、この映画には、謂わば高倉健的指向性とでも云うべき過剰な情緒があって、この雰囲気を味わうべしと云う暗黙の強制を感じてしまうのだ。これが映画の本質であってはならない。いしだあゆみや倍賞千恵子がいい演技をしてたと云ったが、それは情緒を醸していたからではなく、彼女らはこの物語の特定の設定に相応しい素晴らしい演技をしていたからだ。
[地上波(邦画)] 7点(2014-11-30 04:14:44)
22.  武士の一分 《ネタバレ》 
松竹山田組の藤沢周平3部作を全部観ている人たちに言わせると、「たそがれ清兵衛」」には叶わないという意見が多い。だが私はこれが初めての藤沢作品なので、他の二作品との相対で評価することはできない。だから純粋な単品批評になる。  山田洋次という人は、「男はつらいよ」シリーズや「学校」シリーズに見られるように、緻密に構成されたプロットを仕込む監督ではない。むしろ淡々と、鑑賞者の理解が遅れないように、分かりやすく絵を進めていくタイプ。だから、ほぼ正確に先の展開を読むことができて、演出意図が明快だ。  作品の評価としては、題名の「武士の一分」の「一分」が、いったい何を指しているのか、いまひとつピンとこなかったということはあるが、下級武士の三村新之丞、妻の佳代、そして二人を見守り仕えてきた徳平の3人の平穏な日々に突如訪れる災難を通じて、人生という物語の綾と妙を描くことに成功していると思う。  俳優陣の演技は良い。最初、三村新之丞は、どう見てもキムタクにしか見えなかったが、盲目になり、絶望の淵に追いやられて以降の鬼気迫る演技には目を見張るものがあり、何度か唸った。一方、長年時代劇をやっているような佇まいを有する壇れい。美しいし演技も上手い!そして何と云っても笹野高史。この評価は、この映画を観た誰もが認めると思うが、彼の人間味溢れる演技は、とても素晴らしかった。こんなにいい仕事をするバイプレーヤーだったとは!  演出的に勿体ないなーと思われる箇所もある。 時代劇では、敵役のキャラがどれだけ際だつかが物語の形式を保つ大切な要素だと考えるが、番頭、島田の悪徳ぶりがいかにも薄っぺらい。あんな酷いことをする奴は一人で決闘場に行かないだろう。たかが三流侍を始末するくらい、どうとでもできる筈だ。しかも新陰流免許皆伝のわりには弱すぎる。  ラストは、復縁しないほうがより深みのある物語になった。もし復縁させるのであれば、庭で鳥かごを燃やすシーンで、徳平に「飯炊女」という台詞だけを吐かせるだけで十分だった。その方が、より鑑賞者の想像力を掻き立てたと思う。この辺りがどうも、分かりやすさと丁寧さを履き違えているような気がして、勿体ないなあと思った。  他の2作品も観てみたい。藤沢周平の原作も読もうと思っているでがんす。
[DVD(邦画)] 7点(2007-10-15 12:33:25)
23.  歓びを歌にのせて
何かが革新的に変わっていくときには、強烈な触媒が必要だ。この映画は、その強烈な触媒となるアートの本質を描いたものと捉えました。 優れたアートとは、鑑賞者が独自に持つ知覚の糸を、意味という束に組織化する力、何かを気づかせ、目覚めさせるものだろうと考えます。 本作は、激しくアートを体現している一人の音楽家がそれぞれ固有の痛みと悲しさを抱える聖歌隊メンバの心に何かを目覚めさせ、いきいきと生きていくことへの欲望を喚起させる物語です。
[映画館(字幕)] 7点(2006-07-24 13:00:01)
24.  ベイブ
健気さが売りの子豚さんなのに最後の最後がイージーゴーイング。直前に伝えられた魔法のワードを、いきなり使っちゃいけません。残念
7点(2005-01-05 12:57:44)
25.  仕立て屋の恋
単なるサスペンスの域を越えて、世間から孤絶した男の過剰で病的なロマンティシズム(まるでドストエフスキーの登場人物です)を深く染み込ませるあたり、ルコントの懐の深さを感じます。寒々しい青の色調が効いてます!禿が悲しい
7点(2003-02-24 10:17:38)
26.  愛と追憶の日々
ジャック・ニコルソンの演技が素晴らしい。やはり天才俳優です。彼の演技を見るだけでも、この映画、価値があります。
7点(2002-08-27 12:37:04)
27.  リービング・ラスベガス
全編スティングの曲で統一されて、一見オシャレな感じのする映画だけど、このデカダンはかなり深い。俺の彼女はこれを観てむせび泣いていた。彼女の過去にどんな秘密が!破滅に向かっていく怖さと、お互いの全てを許し許される究極の癒し。これは危険な映画です
7点(2002-08-12 12:45:13)
28.  17歳のカルテ
内省を覚え自己分析する事が快復であり成熟した証だと医者(社会)はいうけれど、実はそんな事は全部嘘っぱちで、本当はただ制度に絡めとられているだけじゃないのか。真実の鏡を標傍して悪びれないリサの存在が恐ろしいのと同時にとても面白く、どこか清冽ささえ感じさせるのは、誰もがそのことに少なからず気付いているからだと思う。でもその結果は病院のベッドに手足を縛り付けられている現実がある。デタラメで退屈で理不尽で、辛い事も沢山あるけれど、それでもそこで生きていく事を選んだスザンナに僕は共感する。甘美な死から平凡な生へ。でも平凡の裏にはとても過激な真実があるんだと云う事を覚悟して生き延びていくのは決して格好悪いことじゃない。そんな風に感じました。な~んてね。
7点(2002-02-19 13:09:15)
29.  ゆりかごを揺らす手
これでもかこれでもかの伏線。ずいぶん頭が良くて勘の冴えてる復讐鬼と鈍感な夫婦だが、見ごたえは充分。怪奇現象なんかより生きている人間の執念や憎悪の方が怖いかも!と思わせる。デ・モーネイがハマり役だった。彼女はサスペンスがお気に入りみたいです。
7点(2002-01-24 12:52:56)
30.  トラ・トラ・トラ!
 壮大な戦争映画を期待して見に行き,帰り道ではそんなことよりジェリー・ゴールドスミスの音楽にすっかりハマッてしまった映画でした。 特に田村高広と三橋達也が無言で握手する場面の「プレ・フライト」は,日本人以上に日本人の気持ちを表現していた見事な曲だと思う。以来,彼のサントラを追い求め,4年前の初来日,一昨年の2度目の来日とコンサートの度にジェリーと握手できたのは本当に幸福なことでした。
7点(2002-01-06 20:58:01)
31.  パウダー
どこかとんでもなく壮大な思想を表現していそうな雰囲気を漂わしながらも、もしかすると、フリの巧みな偽物かも知れないぞと勘ぐらせてしまう作品。残念です。決してこの世には存在しない神の子のような視線をせっかく獲得するに成功しているのだから、彼がこの残酷な世界にどう関わり、どう働きかけていくのかを描いて欲しかった。
6点(2005-01-12 13:10:13)(良:1票)
32.  ザ・ファン
さすがデニーロといったところか。ストーリーは駄目だがギリギリで踏ん張り切れた感あり。他の薄っぺらな俳優だったら失敗してたと思います。残酷な現実に追いつめられていくリアリティや自己発現に失敗した辛さや悲しみは、タクシードライバーのトラビスのそれと通底していますね。デニーロ本人の内奥なんでしょうか
6点(2003-01-23 12:37:35)
33.  グラディエーター
ホアキン・フェニックスの屈折した演技と、コニー・ニールセンの意志の篭められた美しさがいい。ラッセル・クロウの強烈な男臭さが貴重であることは認めるが果たして演技力を誉めるべきなのかどうか、ちょっと難しいところだ。単純な俳優に見えてしかたない
6点(2002-07-30 18:41:58)
34.  デッドマン・ウォーキング
脚本が秀逸だとは思えない。2人の演技力がこの映画を救っている。まず何よりもサラがこの一件に嵌まっていく蓋然性が弱過ぎる。心が広いって説明されてもな~。そんなにいいですか、この映画?
6点(2002-01-23 12:43:12)
35.  あ・うん
作品のスケールとしては、やはりテレビドラマの方が座りが良いように思った。寡黙な健さんに見慣れているためか、多弁な健さんには正直戸惑ってしまった。こんな健さんは新鮮だが、役柄には合っていない。板東英二は完全にミスキャストだと思う。台詞の棒読みが酷い。もう少し役者らしい役者を当てるべきだったのではないか。とにかく健さんの役作りと板東英二の起用に違和感があるから、物語に入り込めなかった。三木のり平の芸達者ぶりに唸ってしまう。健さんと絡む屋台のシーンは名場面だ。山口美江の神楽坂芸者もなかなかよい。真木蔵人がヴェルレーヌの詩を読む思想犯を演じているが、どうしてもサーファーにしか見えないぞ。
[地上波(邦画)] 5点(2014-11-30 10:41:30)
36.  紙の月
宮沢りえは体当たりの熱演をしている。だがドラマはいただけない。問題は原作なのか脚本なのか、原作未読のため判断できない。非日常性に焦がれ、優しい夫を裏切り、若い男とのセックスに耽溺するのは理解できる。だが突然、横領を働き、それをエスカレートさせていく。その堕ち方の蓋然性が弱くて戸惑う。  最後には、その謎が解けるだろうと期待するも、たとえば幼少期の歪な体験によるトラウマ等、カネに復讐しなければならない理由が明らかにされるのかと思いきや、全く描かれない。「与えたいだけ」が、横領して男に貢ぐ理由じゃダメだろ。うーむ。消化不調
[映画館(邦画)] 5点(2014-11-23 20:12:50)(良:1票)
37.  インサイダー
ラッセル・クロウの演技を高く評価するコメントが多いことにビックリです。私はそうは思わなかった。彼はやっぱり肉体派に徹すべきであるという確信を持ったくらいです。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-17 20:58:06)
38.  ネル
ジョディーFの情熱は本当に凄い。何もそこまでと思わぬこともない。彼女は常にギリギリの人間を描きたいと考えているのでしょう。容赦なく。
5点(2003-02-27 12:26:09)
39.  ハンニバル(2001)
↓ちょんぎったら9点!には大笑い。何にしてもグロのやり過ぎ。羊たちの沈黙の続編には思えない。ジョディフォスターだったら、一味は違ってたかなとも思う。ジュリアンムーアも聡明そうで悪くないけど、神秘性がない。レクターと対峙する獰猛さもない。
5点(2003-01-23 12:50:10)
40.  スティーヴン・キング/痩せゆく男
グイグイ引き込むストーリー展開は、原作がSキングだけあって、やはり見事でした!だけどラストの処理がいかにも無理矢理ぽくて稚拙な感じがしました(キングの物語は往々にしてラストが雑になる)。それは、全体を通じて主人公である痩せゆく男の、家族に対する心の描き方が雑なため、ストロベリーパイ登場から最後のシーンまでの主人公の行動の蓋然性が弱くなってしまっているためですねー
5点(2003-01-06 12:43:21)(良:1票)
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