21. シザーハンズ
この作品は報われないからこそいい。報われないから・・・ [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-24 23:12:10) |
22. フェイク
公人における”仕事”ってのを考えさせられる作品でした。私というよりほとんどの日本人が人生において”私”より”公”の方を優先していると思うのでこれは結構日本人向けの作品みたいで何よりそこに評価の高さを覗えると思う。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-09 22:24:24) |
23. コルチャック先生
コルチャック先生は理想を掲げて己の道を突き進む。しかし皮肉にも現実が彼に歩みよって来てくれない。この作品はその理想と現実を少しづつ離していくという構成でラストもこれまた強烈な皮肉で締められる。「一体彼は何がしたかったのだろうか?」と平和な時代に生まれた私にとっては理解できることはないかもしれない。逃げようと思えば逃げれたかもしれないのにあえて”私”を殺して子供達の為に理想へと走った先生はまさに”理想の人”だったのだろう。こういう風に称えるべき人間もいるのであれば昨今宗教家と偽り私欲の為に幼児虐待等をする人間もいるという皮肉な世界。子供には未来があり理想に満ち溢れた心が詰まっている。だからこそその子供達と一緒にいたコルチャック先生はどんなに現実が襲いかかろうとも理想を捨てきれなかったのだろうと思う。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-09 16:59:21) |
24. バンディッツ(1997)
最近かなりマイナス思考に陥っていたので映画なんて観る気もせず過ごしていたのですが、そういや人から薦められた作品があったなと思いだし観てみました。結果「なんか良いよなぁ~」と感じとれました。もともとPVみたいな映画は嫌いではないんですよ(音楽はそんなに興味が無いんですけどね)。雰囲気も好きだ。悲壮感漂っているのに希望へと突っ走るこの4にんの女性達。カッコイイ事じゃありませんこと。でもなんとなくルナが2004年度から騒ぎメンバーの”彦六師匠”に見えたことがニンマリしてしまったことですかな。超強気な彦六師匠だけど。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-04 01:18:07) |
25. プリシラ(1994)
いや~ものすごく元気になれる映画を観たな~って感じです。オーストラリアの雄大な大自然をバックに繰り広げられるドラマは場違いのようで妙にマッチしてました。こういうプラス方向へと向かう作品は何回観ても気持ちがいい。3人ともノーメイクの時の眉のラインがとてもお綺麗でした。かーすけさんのレビュー見てから「なんだそうだったのか」ということが一つありました。ずっとエンドロールの歌は序盤に出会ったアボリジニの男性があの3人に感化され女装して声だけアフレコで歌ってるのかなと思ってました。とにかく最後まで目を離しちゃいけません。 8点(2005-01-16 19:50:05) |
26. ムッソリーニとお茶を
この作品を一言であらわすと”有閑マダム達の宴”です。とにかく”ほのぼの”なのです。こういうのはあんまし観る人少ないと思います。私もなんとなくで観てしまったのでその”なんとなく”が無かったら多分一生観ること無かったと思います。まずテレビ放送なんて民法ではあり得ません(視聴率取れません)。若い人は観ません(いや観る前に私が注意書きしておきます。別にサスペンスでもなんでもなくドキドキ感はございませんよ。うわ~面白かった系でも無いので観たら損しますよ。多分眠くなりますよ。要はほのぼのですよ。ほ・の・ぼ・の。お分かり出来ましたか)。たまに批評こそ我が命の方が批評するために観られるくらいでしょう(暇な人だ)。ひとつだけ「あらら」と思ったことがヘスター夫人の孫がアメリカの参戦を聞いてから女装していた服を脱ぎ捨てて「僕は男だー」みたいなところがまさに”匹夫の勇”だと感じた。みんな彼が男だということがバレないように協力しあって隠し通してきたのにつまらない意地で正体を明かしてしまって他の人がもし隠匿罪により拷問でもされたりしたらどうなっただろうか?。彼の行動は短絡的で一時の衝動にかられている。まったくもって不愉快だった。私だったら”女”として貫く自信がある。そして戦争が終わっても女装はたまにするかもしれない。 8点(2004-12-15 01:50:22) |
27. モリー先生との火曜日<TVM>
人生に悩んだとき観る映画のひとつ。まあ映画ひとつで何が決まるわけでも無いとは思いますが一方向性として観ると「なるほどねぇ」と少なからず納得出来るセリフが出てきます。人は一人では生きられないということが伝わってきたこの映画は結構好きです。 8点(2004-11-27 00:38:38) |
28. ニキータ
誕生日プレゼントとして銃の入った箱を渡されるシーン。喜びの表情から哀しみの表情へと変わる刹那の瞬間が目を背けたくなるほど切なく感じた・・・。 8点(2004-11-23 14:30:29) |
29. 雲のように風のように〔TVM〕
これが登録してあるなんてちょっとびっくりよりかなり驚き。たしか中学生の頃ぐらいにたまたまテレビを適当につけてたらアニメがあってたので「まぁ観てみるか」ぐらいで観始めたら最後までものすごくはまって観てました。観終わった後にこの国の歴史が知りたくていろいろと書物を読んだけどまったく記載されていないので五胡十六国時代の小国の話なのかなと20歳過ぎるまで思ってました。まあ小説読んだらフィクションというのがすぐ分かったけどこの作品を観てから小説を読もうという気になり同作者の「墨攻」も読み中島敦の作品も読みと自分の方向性が見出せたのでなかなか良い作品を観たのだなと今でも思ってます。この作品のレビューが100を超えることはまず無いと思いますけど「良い作品」には間違いないと太鼓判を押します。でもレンタルビデオ店で未だに見たことがありません。子供向けというより大人向けだと思います。今考えたら「房中術」ってねぇ・・・風俗の講習じゃあるまいし。 8点(2004-11-23 10:39:31) |
30. 活きる
最初は福貴が竹中直人さんに似てるなぁと観ていたけど、話がどんどん進むにつれて「いや待てよ。ほらっあの人誰だっけ?あ~思い出せない。ん~・・・そう!」 「蓮池透」さんに見えてきました。「グォ・ユウ」はたまた「蓮池さん」のどちらに失礼になるかは分からないけど結構似てます。ただ顔が似てるという単純な理由も確かにありましたけど福貴の「これから良くなるさ」という希望とも諦めともとれるセリフを私が今もし蓮池さんお会いできてもこういう言葉しかかけてあげることしかできないだろうなというやりきれない心情的なものもありました。その辺を含めてどうにもならなくても必死に生きる福貴と生きているか分からない家族を待つ蓮池さんが妙にダブって”頑張れ”的観方をしたのでありました。 8点(2004-10-25 01:33:39) |
31. ミンボーの女
その筋の方に遭いたくば歓楽街に行くより「拘置所」の門の前にいるほうが遭える確立は高い。これから入られる方、お見送りされる方等を遠目からこっそり見ていた(遭ってないじゃん)私は一体何の目的があって見ていたのだろうか。だけどなんとなくストーカーの気分を味わえたような気もした一日だった。 8点(2004-10-16 00:19:14) |
32. レオン/完全版
オリジナル版のレビューではくだらないこと書いたのでこちらに普通のレビューを書かせていただきます。私はオリジナルも完全版もどちらともいい作品だと思います。追加されたシーンも蛇足ではなく特典って感じで「なるほどねぇ~」みたいでした。でもやっぱかっこいいのはゲイリー・オールドマンが演じているスタンフィールド刑事。このベージュ系のスーツに白シャツというどうでもいい格好だけど憧れてよくこんな格好してました。そういやこの前会社でMOのイジェクトピンがあったのでレオンのモノマネして握り締めながら「頼まれた、渡せと、マチルダに・・・」と言ったら先輩ポカーンとしてました。人が知らないことを知ってると思い込み完全に受け狙いでやってみてスベると恥ずかしいことこの上無いですね。 8点(2004-08-15 12:04:54)(笑:1票) |
33. スターシップ・トゥルーパーズ
皮肉と言えば懲罰の鞭打ちの刑は黒人が白人を鞭打つ役で奴隷制度の逆かよとクンタ・キンテがフラッシュバックしてきた。歩兵バグは自分が小学生の頃よく見た木のうろに隠れてたカメムシの種類か?となんか妙な親近感があった。どうでもいいことだけどカルメンやディジーには目がいかずプロムのシーンでのコーラスガール(右側の人)に目がいってしまった。もうひとつどうでもいいことだけど両親とオンライン通信し終わったときに画面上左隅にAT&Tと出たのもまた趣味が悪い。日本だったらN○Tと出てるのと同じだ。でもまあ何より”ナウシカ”にはこの映画はみせれないよ。だってこんなの観たら彼女悲しむよ・・・ 8点(2004-08-15 00:23:21) |
34. インサイダー
はっきり言ってこの作品に”面白み”は感じ取れなかったけど見るべきものを見たというなら評価は高い。この手合いは日ごろ観ることはないけど結構はまれて考えさせられるものがあった。権力という”力”は個を屈服させることより守る為にあるべきなのに何故人は権力を持つほどそれを保身の為に乱用しようとするのでしょうか・・・。一度権力を持ってみないとその権力者の”心”は計れないでしょうね。 8点(2004-07-19 21:09:31) |
35. ストレイト・ストーリー
《ネタバレ》 うっわ~やられた~って感じです。まともに観れば笑いあり(鹿のエピソード)、涙あり(酒場の戦争話)、バイオレンスあり(初号機破壊シーン)の究極ロードムービーですね。しかしながらその”まとも”に観る行為について自分自身の感受性をフル稼動しなければならないから結構ツラいものがある。どれくらいツラいかというと「体もってくれよ!かいおうけん30倍ーっ!」ぐらいツラいです。私にはそれほど感受性を集中して観なければこの作品の”良さ”が分からないところでありました。未見の方はぜひすべての気を集中して観ることをおすすめ致します。 8点(2004-07-05 22:41:52) |
36. 二十日鼠と人間(1992)
《ネタバレ》 レニーが子犬をあやすシーンがありますけどこの時のマルコヴィッチの表情に”かわいらしさ”を感じてしまった。いろいろとこういう障害者ものという作品を観ましたけどこの作品以外で”かわいらしさ”を感じたことがないので私にとってジョン・マルコヴィッチという役者はある意味怖い存在です。 8点(2004-07-04 00:00:54) |
37. 運命の瞬間(とき)/そしてエイズは蔓延した<TVM>
この作品は観るべきか観らざるべきかと問われたら観るべきであり観なければならないと思います。みんなのシネマレビューというサイトは映画を評価するところなので”映画”という枠をとっぱらってみて一つのメディアとして観るならばここの平均点ベストランキングのベスト10のどの作品より観る意義と価値があると思います。この作品は国の政策として年に何回かは定期的にゴールデンタイムで流すべき義務があると思う。エイズと言う病気は決して遠い存在では無くなった今だからこそ絶対に観るべきだろうと思う。とにかく丁寧に分かり易く作られているので必ず観て欲しい。 8点(2004-07-03 17:07:32) |
38. きっと忘れない
《ネタバレ》 ビデオのパッケージを見たときは「ジョー・ペシかなぁ・・・?」と半信半疑だったけど最初の出会いのシーンでいきなり鉄棒を殴りつけるところで「うぉージョー・ペシだ!」と確信しました。仕事とかで落ち込んだりどん詰まりになったときにこれか「モリー先生との火曜日」を観るとなんかほっとするんですよね。 8点(2004-07-02 22:57:01) |
39. CUBE
空間の圧迫感、トラップに対する緊張感、人の欲望を丸裸にするというこの作品はまったくもってイカれている。2回は観たくないし、多分観ることは無いと思う。自分だったら多分数時間で発狂するだろう・・・と思わせるこの作品ははっきり言って私には毒だ。・・・とこんな風に感じたのでもちろん評価は高い。 8点(2004-06-29 01:49:17) |
40. ギャラクシー・クエスト
ああ~いい年こいたおっさんどもの映画かぁと思って観てましたけど案外すんなり入り込んであっさりと時間が過ぎたことにびっくり!それだけ飽きがこなかったんでしょうね。でもなんと言ってもシガニー・ウィーバー。この美しさは反則ですよ。年齢を重ねてさらに美しくなるとはどういうこと?CG?とにかくお美しい。 8点(2004-06-28 23:13:23) |