21. わが谷は緑なりき
《ネタバレ》 ○ヒューが主人公のようにもう少し扱われていればな。○やや散漫な印象。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-12 11:00:20) |
22. 希望のかなた
《ネタバレ》 ○アキ・カウリスマキ監督作品初鑑賞。○非常にシリアスなテーマながら、時にコメディありのソフトに進んでいくのが心地よい。決して本筋とは関係はないが、日本人にのみ分かるコメディシーンは見もの。微妙に誤解している所も含めて。○妹と再会できたとは言え、刺された主人公が微笑むエンディングだが、半ば強引。作風的に選ばれたエンディングだろうが、彼らにはまだまだ試練が待ち受けているのだろう。 [映画館(字幕)] 7点(2018-02-12 01:00:53)(良:1票) |
23. ダウト ~あるカトリック学校で~
《ネタバレ》 ○クロと疑い、それを証明するために嘘までつくシスター。その疑惑が晴らされてクロになることで困る人々。その両者の状況を時折挟まれる神父の説教が非情に示唆的で面白い。○演者も豪華で、演技合戦も見もの。 [DVD(字幕)] 7点(2018-02-12 00:24:56) |
24. いつか晴れた日に
《ネタバレ》 ○ただただ単調で、退屈な映画という感想に落ち着く。割と予定調和で、その意味で見ていられない展開が続く。○ロケーションが素晴らしいのが玉に傷。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-02-12 00:05:50) |
25. スペースボール
《ネタバレ》 ○冒頭からこれはヤバい映画を見始めたかもしれんと思ったが(まあ実際そうなんだが)、一応映画としての体はなしている。○元ネタもわかりやすく、アメリカ人にしか分からないコメディに比べると、日本人にも親しみやすい。ただ元ネタがわからないと地獄。○面白いかどうかで言えば普通なので、映画ファンなら一度の鑑賞で十分。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-11 23:57:42) |
26. ザ・パッケージ / 暴かれた陰謀
《ネタバレ》 ○総じて普通のポリティカル・サスペンス。○結構ピンチなはずなのに、それを煽る場面も少なく、良い意味での裏切りが少ない。○アンドリュー・デイヴィス監督の後の傑作「逃亡者」を想起させるシーン、作風があるのは映画ファンとしては嬉しいところ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-11 23:55:18) |
27. マッドマックス サンダードーム
《ネタバレ》 ○「1」から「2」の変わり様もかなりのものだったが、この「2」から「3」もなかなか。○世界観はある程度踏襲されているが、脚本がさっぱり。前作までの「悪」対「マックス単騎」というのが良かったはず。○見せ場のチェイスシーンも前作からパワーダウン。その後のエンディングも他になかったのかと思わせる出来。○一方ティナ・ターナーのハマりっぷりは見事。ハリウッド資本の恩恵か。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-02-11 23:52:02) |
28. マンハント(2017)
《ネタバレ》 ○リメイク元未見。○「フェイス/オフ」(もしくは「MI2」)以降、“終わった”監督と思われていたジョン・ウーだが、好きな高倉健主演映画のリメイク作を大阪で撮れて彼にとっては良かったのかもしれないが、“蘇える”作品とはなり得なかった。○得意のアクションシーンも一部分を切り取れば良いシーンもあるが、演者のアップを別撮りの挟み過ぎでテンポダウンにしかなっていない。モーターボートチェイスも「フェイス/オフ」の焼き直しもいいとこ。○ドラマの部分も、過去のトラウマ等入れ過ぎ。男同士の熱いドラマには程遠い。○日本語、英語、中国語が混在するのは良いが、演者の口の動きと合わない場面が幾度かあり、微妙なストレスに。○福山は演技が下手なのか、役に徹しきれていないのか終始浮いた存在だった。 [映画館(字幕)] 3点(2018-02-11 23:39:45) |
29. スリーデイズ
《ネタバレ》 ○主人公が脱獄の準備をするのは描写として丁寧すぎるくらい。○脱獄後、追っ手とニアミスするシーンがいくつかあるが、それがあることによって前半の丁寧さを消してしまっている。あと、車の回転シーンも。○ベタながらハラハラするシーンもあって、ある程度は楽しめる。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-21 02:40:55) |
30. 未知との遭遇/特別編
《ネタバレ》 ○全体的に間延びした感じで、メリハリなく退屈なシーンが多い。○説明不足が過ぎて、結局何が言いたいのかさっぱり。逆に言えば考察のしがいがあるのだろうが。○ボーッと流し見するくらいにはちょうど良さそう。 [映画館(字幕)] 5点(2018-01-17 15:50:14) |
31. 生きてこそ
《ネタバレ》 飛行機に残った人たちにそこまで疲労感を感じないのは残念。もっと疲弊し、汚れているように演出しても良かったのでは。○一連の流れの中でチリに抜け出すまではかなり重要だと思うのだが、かなりあっさり。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-15 16:55:48) |
32. トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男
《ネタバレ》 ○割りと知られた話なので、事実なのもあるが、ある程度が想定の範囲内。短いながらも家族ドラマを入れているのは良い。○あとは、トランボが共産主義者としてどうだったのかが描かれていないのが残念。これでは本当に不当な仕打ちを受けたのか、自業自得だったのか分からない。○演者は豪華で何より。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-15 16:50:19) |
33. トゥモロー・ワールド
《ネタバレ》 ○登場人物にあまり魅力がなく、特に主人公が残念。もっと深堀しないとラストに感動できない。○また最も重要な人類が妊娠できない設定は説明不足にも程があり、突然妊娠しても何の驚きもない。○話題の長回しも、確かにあれだけのシーンを撮ったのはすごいが、その臨場感とリンクするドラマがもっと深堀されていればより良かったのだろう。。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-01-15 16:47:27) |
34. きみに読む物語
《ネタバレ》 ○意外性のない恋愛もの。展開がベタベタで、悪くはないんだが、共感できるものがあまりなかった。○母も娘の邪魔ばかりしていたが、娘と同じ過去という安っぽいエピソードが残念。○ラストも二人同時に死ぬって。もう少し良い終わり方はなかったかな。さすがにやりすぎで醒める。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-01-15 15:14:15) |
35. 別離(2011)
《ネタバレ》 ○あまり触れることのないイラン映画とイラン人の暮らし。なのにテーマがあまりにも身近で、引き込まれる。○主に五者から語られる言葉にはそれぞれの事情があり最後まで目が離せない。強いて言うなら母が海外へ行きたがる理由がもっと納得できるものであればな。○もう少し見せても良いのにというところで次のカットへ行くのが良い伏線となっていた。○最後にどちらの親を選ぶかを描かなかったのは監督の優しさかな。終始、娘がかわいそうだったから。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-01-15 13:25:58) |
36. キングスマン: ゴールデン・サークル
《ネタバレ》 ○概ね楽しめたが、前作の主要人物をかなり途中退場させたのが残念でならない。新キャスト登場のための工作か。にしてもチャニング・テイタムなんかは割りに合わない役だったが。○そして、ロキシーは早々に退場。マーリンは死ぬのが決まっていたかのような違和感のある死に方。○また最後にミンチにされるべきはポピーだったはず。中年女性を相手に2対1はできないのは分かるが。○エルトン・ジョンはサービス精神満点だった。BGMとしてかかった曲も盛り上げるのに素晴らしい選曲だった。 [映画館(字幕)] 6点(2018-01-15 13:23:57) |
37. トライアングル(2009)
《ネタバレ》 ○一発アイデアものとして一見の価値ありだが、それだけかな。最後まで突き詰めると、行き詰まるので深く考えなくても良いのかな。○この手の映画として、主人公の露出度が心得られているのは良いが、もう少し内面で魅力的な人物設定にしてほしかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-15 13:19:37) |
38. フェンス
《ネタバレ》 ○タイトルのフェンス(原題はfencesと複数形)が黒人と白人、家族とそうでない人、主人と息子と色々な意味にかかっており、その境で展開していくドラマは見応えあり。。○主演のデンゼル・ワシントンはもちろん、アカデミー賞助演女優賞受賞のヴィオラ・デイヴィス(主演でも良かった?)も表現が難しそうな場面で素晴らしかった。○様々な事情はあるのだろうが、これほどの良作で知名度ある俳優の監督とあらば、他国の日本とはいえ劇場未公開は悲しい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-01-15 13:16:13)(良:1票) |
39. ストリート・オブ・ファイヤー
《ネタバレ》 ○当サイトでの好評が嘘のように退屈だった。○80年代当時のカッコ良さをひたすら追及したような作り。○人間描写にも乏しく、終わった後のカタルシスや痛快さはない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-01-14 23:36:00) |
40. レディ・ガイ
《ネタバレ》 ○面白そうな設定なのに、いや残念。その設定を生かす場面がほとんどない。○序盤はミシェル・ロドリゲスが男として演じ、声や胸はともかく、局部まで映すなんて。○彼を性転換させた整形外科医と、精神科医のやり取りがほぼ不要。○ミシェル・ロドリゲスらしいアクション満載かと思えばほとんど銃で瞬殺。○後の設定も登場人物の説明台詞で済ませる始末。○途中からずっと思っていたが、女殺し屋が男に性転換させられる方が良かったのでは。違和感こそあったがミシェル・ロドリゲスの男演技をもう少し見たかった。 [映画館(字幕)] 4点(2018-01-14 23:19:45) |