21. ばかもの
《ネタバレ》 シャンプーの香りがしそうな出会いのころから、すえた匂いを漂わせるアルコール依存者へ転落。そうなったのは「額子のせいじゃない」と秀は言っていた。確かに、心にストレスがかかるごとに酒量が増えていったのは、自身の心の弱さからかもしれないけど、最初のきっかけを作ってしまったのはやっぱり額子だと思う。それほど強烈な別れだった。たくさんの回り道をして再び出会った時、二人とも外見はすごく変わってしまっていたけど、どうしようもなく惹かれあった気持ちだけは心の奥底に残っていたのだろう。今度こそ、お互いの傷を癒しながら寄り添って生きる未来を暗示させるラストシーンだった。 [DVD(邦画)] 7点(2011-12-11 22:05:43) |
22. かもめ食堂
《ネタバレ》 大好物の北欧アンティークや北欧雑貨がてんこ盛りで、鼻血が出そうなほど興奮。(おばさんが)「増えてる!!」で大爆笑でした。 [DVD(邦画)] 8点(2011-12-11 20:30:58) |
23. ナイト&デイ
《ネタバレ》 素直に、面白かった~~!!トムは無敵だし、キャメロンはキュートだし、アクションも笑いも満載。めんどくさいところは、ぜんぶ気絶オチで端折っちゃうのも笑えた。正直になる薬のところも、爆笑。最後の最後、ドライブに出発するキャメロンの笑顔が、スリムクラブの真栄田とダブります。目を閉じて、二人の笑顔を思い出してみてください。ほら・・、ね? [DVD(字幕)] 7点(2011-11-08 14:54:29)(良:1票) |
24. 恋はデジャ・ブ
《ネタバレ》 「自己中心」が最も際立つ個性・・・って、言われたくないなあ。そんな彼が、同じ日を繰り返すことを逆手にとった姑息な手段で彼女を落とそうとしても、やっぱりうまくいかない。ある出来事をきっかけに、自分以外の誰かのために行動できるようになり、気がつけば町中の人に慕われる人気者。いつの間にか彼女の気持ちをがっちり掴める人間性を得ていた!その過程の笑いあり絶望あり涙ありの展開が素晴らしかった。周りにすすめたくなる映画です。 [DVD(字幕)] 8点(2011-10-27 08:46:19) |
25. 運動靴と赤い金魚
《ネタバレ》 「あ~、正直に全部話せば済む事なのに・・・」と思ってしまうこと自体が、子どもの感性を失って大人になってしまったという事なのだろう。そうだった。子どもの頃は、大人に怒られる事が何より怖くて、そうならないように必死だったのだ。言いたい事はたくさんあったのに言葉にならなくて、いつも泣いてばかりいた。今は、すぐに泣くアリに、ちょっとイラッとくる大人になってしまった。イラっとしてしまうのは、昔の自分の不甲斐なさを思い出すから?お屋敷訪問のシーンで、アリが見事にセールス出来たとき、「アリは凄いなあ」と心から感心するお父さん。いつもは怖いのに、妙に素直で可愛かった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-25 16:30:36) |
26. 瞳の奥の秘密
《ネタバレ》 あの夜あの事件が起きなければ、何かが変わったはずの二人だったのに。気持ちが1番近づいた日を境に、別々の人生を歩かなければならなくなってしまう。お互い心の奥底に、その思いを閉じ込めたままの25年間。歳を重ねるごとに、1年のスピードがどんどん速くはなっていくけど、それにしても25年は長い。終盤、何かを隠している雰囲気の被害者の夫の様子から、一瞬「もしかして旦那が真犯人??」なんて思わされてしまったが、最愛の妻との短い思い出を胸に、最も憎い相手をただ生かしておく作業を続ける25年も、とてつもなく長い。1つの思いって、そんなに長く続くものなのだろうか。25年後にもう1度観てみたい。 [DVD(邦画)] 7点(2011-09-06 15:18:23) |
27. 塔の上のラプンツェル
《ネタバレ》 理屈抜きで全てが好きです。なんでここまで心奪われるのか、自分でもわかりません。劇場に足を運ばなかったことが、ものすごく悔やまれます。夜空の光のシーンを、3Dで鑑賞された方々が本当にうらやましい・・・。いつか、3Dで観ることができたら、10点にしようと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2011-08-30 16:22:32) |
28. バリー・リンドン
う~ん・・・素晴らしいと言われれば素晴らしいような、つまらないと言われればつまらないような・・・。どっちつかずでごめんなさい。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-30 16:12:16) |
29. 月に囚われた男
《ネタバレ》 ここでの点数の高さだけを頼りに、あらすじも忘れた状態で鑑賞。「宇宙開発に生涯を費やした男性のお話」と勝手に想像して観てたので、全てが予想外の展開で(笑)、大変楽しめました。「主演の人、この前観た『みんな元気』の長男だ」などと喜びつつ、3年間も一人っきりで過ごしていくうちに、幻覚で自分を見てしまうほど、精神を病んでしまったのね、かわいそう・・・と、クローンの可能性にも全く気が付かず。壊れた作業船の中から、地球に帰還する「サム」を見つめる「サム」の瞳が、切なかった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-12 13:08:19)(良:1票) |
30. 奇跡(2011)
《ネタバレ》 あの本物の兄弟が、今、この年齢でいてくれたことの「奇跡」。 [映画館(邦画)] 7点(2011-07-11 10:57:09) |
31. みんな元気(2009)
《ネタバレ》 きっと今の自分は、父が望んでいたようには生きていない。職業も、生活している場所も。本当に厳しくて、怖い父親だったけど、熱くて正直で、いつも私たち兄弟のことを真剣に考えてくれていた。子どもの頃は分からなかった父の気持ちも、今は理解できる。帰省して久々に顔を見ると、年とったなあと思う。映画の中の父親と、自分の父親が重なる。自分がどれほど、父親を尊敬していて、誇りに思っているのかをちゃんと伝えようと思った。そんな風に思わせてくれたこの映画に感謝。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-09 11:47:08) |
32. ターミナル
《ネタバレ》 昔から、なんでも自分で作っちゃえる男の人にぐっと来るので、まず、待合の椅子をベッドに改造するところでやられちゃいました。電気の配線関係もちゃちゃっと出来るし、壁塗りも上手だし、真面目で優しいし・・・ビクター素敵!! [DVD(字幕)] 6点(2011-06-22 23:49:54) |
33. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 人類が想定しうる規模をはるかに超える自然災害…。人類の想定なんて、ほんとに浅はかで楽観的で、でも、そうとは気づかずに生活しているという事実を見せつけられた気がした。想定外のことが、突然、何の前触れもなく起こってしまう。街が水没していく映像で、涙が止まらなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-06-22 16:44:54)(良:1票) |
34. 柔らかい肌
わ~・・・ここのレビューで期待しすぎたか?つまらなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-05-20 18:06:08) |
35. 愛のむきだし
《ネタバレ》 ユウの盗撮とか、ヨーコにとにかく反応してしまうこととか・・・、まったく変態とは思えず、むしろ崇高にさえ感じてしまう。これはやっぱり、ユウを演じる西島君が醸し出す透明感によるものなのでしょうか。とにかく、「むきだしの純愛」を見た気がします。この手の映画を食わず嫌いせずに、見てよかった!!! [DVD(邦画)] 9点(2011-04-17 17:47:59)(良:2票) |
36. 正義のゆくえ/I.C.E.特別捜査官
《ネタバレ》 アメリカという国の市民になるため、この映画にあるような出来事は、現実社会でも起こっているのでしょうか。う~ん、重い…。テロリスト予備軍にされてしまった女の子の表情が忘れられない。 [DVD(字幕)] 6点(2011-02-18 18:02:09) |
37. いつかどこかで
《ネタバレ》 この映画のことを書いている方がいるなんて、ちょっと感激です。公開当時、映画館で鑑賞しました。当時大学1年か2年で、ずいぶん前のことだから詳細は忘れてしまったけど、すごく好きだったんですよ、このお話。時任三郎が「とうこさん」と呼ぶ声の感じがすごく良かった。「とうこ」って、素敵な名前だなあと思った記憶があります。あの当時、自分の中で、邦画を見ることがブームだったから、同じく時任さんの「満月」も映画館で見ましたよ。懐かしいなあ…。 [映画館(邦画)] 6点(2011-02-18 17:52:05) |
38. ショーシャンクの空に
15年前、近所の小さなレンタルビデオ店の目立たない通路に、「店員おススメ」というポップが控えめに貼られて、置かれていました。他のお目当ての作品と一緒に、なんとな~く借りたこの1本が、まさか、自分の中で人生最高の映画になるなんて、思ってもみませんでした。あれ以来、たくさんの映画を観てきたけど、やっぱりまだ、1番好きな映画です。何の事前情報もなく見ることができた、というのも幸運だったと思います。 [ビデオ(字幕)] 10点(2011-02-17 12:23:00) |
39. Love Letter(1995)
《ネタバレ》 彼が自分に一目惚れした理由が、「昔好きだった子に似てたから」ってことがわかってしまう・・・これ、私だったらかなりへこみます。だから、彼のお母さんに泣きながら似てるか聞いてたシーンが、一番切なかった。博子は、彼に自分の絵を描いてもらったことはあったのでしょうか。描いてもらえてなかったとしたら、博子は樹に完敗のような気がします。もし、樹と博子を別人が演じていたら、もっとドロドロした感情が湧き上がってきたかも。見ている側の「嫉妬心の感情移入」が、一人二役っていうマジックによって、あやふやなものにされてしまうのも、監督の計算なのでしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2011-02-09 17:19:54)(良:1票) |
40. 12人の怒れる男(2007)
《ネタバレ》 オリジナルと間違って、先にこちらを観てしまったのですが・・・。だからこそ、こちらをとても面白いと思いました。でもやっぱり、ちゃんと、オリジナルを先に観た上でロシア版を観たかった(泣)。少年たちの踊り、本当にすばらしかった。魂を揺さぶられる感じ。民族舞踊や音楽には、それぞれ意味とか歴史とか、深い背景があると思う。少年の生い立ちや現在の境遇、心情が痛いほど伝わってきた。あのシーンが途中で入るからこそ、「なんとか無罪へ」という感情移入が出来るような気がします。あとは、陪審員のおじちゃんの、若い彼女の話に、爆笑。だから筋トレしてたんだ・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2011-02-01 12:32:42) |