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すべからさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1845
性別 男性
ホームページ http://twitter.com/subekari
年齢 42歳

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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381.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 
こんなに動かないアニメも珍しい。走ったりしてもモーションが粗い。背景にしか力入ってない気がする。クレヨンしんちゃんの時は、もっと気持ちの良いアニメーションを見せてくれたんだけどなー。予算の違いだろうか。 登場人物のいかにもな感じが苦手。メガネ娘の喋り方とか不自然すぎてダメだ。 全体的にセリフ回しもなんか臭いし、変な関西弁の少年の舌足らずさもなんか気持ち悪い。中3にもなって男同士ベタベタするのもなんだかなー。この映画の雰囲気が好きになれない。唯一、性にだらしないビチ子(ひろか)ちゃんは可愛かったし、声(南明奈)も結構良かったと思う。でも、売春とか不倫とかの話が出てくる割には性については見て見ぬふりするような感じがヤダ。 ちょっと中学生日記っぽく感じたな。 一箇所、ラスト近くの食卓のシーンは、ちょっとグっと来たけど、あとは全然のれず、結構退屈してしまった。 CMでガンガン流れてる尾崎のカバーは割と良いと思うんだが、ホントにちょろっとしか使われてなかったのが残念。エンディングテーマは某超名曲のカバーなんだが、狙ってる割には歌もアレンジも随分とお粗末。 うーん期待してただけに色々残念。
[映画館(邦画)] 4点(2010-08-29 12:38:12)(笑:1票) (良:1票)
382.  ベスト・キッド(2010) 《ネタバレ》 
評判は割と良い本作だが、あんまり好きじゃない。 師匠役をジャッキー・チェンにしたということで、オリジナルのミヤギの胡散臭さには到底敵わない。ジャッキーだと、出てきた瞬間、観客の全てが「カンフーの達人だ!!」って思ってしまう。だから、カラテライトコメディから、本格カンフーストーリーになったのは必然だったのかもしれない。アクションのレベルはビックリするくらい高かった。 ジェイデン君、ライバル役、その他の子供たちまで身体能力が高い。中国という舞台設定もいきている。 ただ、長くてベタな割りにストーリーやキャラクターに深味がなく、見ていてテンションが上がらない。主人公は女の子とイチャイチャしてるシーンが長くてライバルのチョン君の存在感が凄く薄い。薄すぎる。イチャイチャシーン、オールカットでいいっしょ。 ジャッキーの暗い過去とかもいらないなー、だったらライバル師範との確執とかを描いて欲しかった。 ジャッキーだからって、修行が本格的すぎるし。ワックスぐらいかけてよ。 ライトでB級なオリジナルのベスト・キッドのが断然好きだ。 最初に友達になったハリー君どこいった? あ、顔芸は面白かったよ!!
[映画館(字幕)] 5点(2010-08-29 12:29:49)(良:3票)
383.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 
出たー! 非の打ち所が無い映画!パーフェクト!! オープニングのツカミ部分から全力でスペクタクルなのもビビったのもつかの間、捨てられるという恐怖につつまれるやけに重い序盤から、憎たらしくて非道な敵の登場に子供たちは泣き出しそう。しかし、中盤からはいつものドタバタ劇も加速して、笑えるシーンとシリアスなシーンが絶妙なバランスになっていく。劇場で声を上げて笑ったのも久しぶり。最後の最後のエンドロールまで素晴らしい。(今回はNG集じゃない!) ちゃんと気になる部分を見せてくれる。かゆいところに手が届くよなー。 1秒たりとも退屈しないどころか、フルタイムずっと面白いという化け物みたいな映画。 作った人らはセンスの塊というか、天才というか・・・。 自分が製作に携わってたら「これ以上の傑作は作れん!!」 と引退するレベル。 ひとつ文句があるとすれば、ヒロイン的存在だったボー・ビープがあっさりいなくなってしまっていたこと。彼女のために一ドラマ(回想シーンとか)くらいあっても良かったと思うんだが。 まあ、でも10点。エクセレント!!!!
[映画館(吹替)] 10点(2010-08-29 12:20:24)(良:1票)
384.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 
「ブラボー!!」 終わった瞬間立ち上がって、そう叫んで拍手したかった。 そんな傑作。四の五の言わずに観ればいいじゃん! ベタなストーリーの話は、下手な演出だと観てられないけど、上等な演出だとここまで気持ちよくなるのか!というお手本。 男の子だったら当然、ドラゴン退治をしたいはずだし、ドラゴンに乗りたいとか思わないわけがない。その両方を同時に満たし、なおかつ超爽快。 ドラゴンに乗っている時のスピード感と来たら、もう! 本作は、緻密なCGというより映像がひたすらダイナミックで大迫力なのが特長だ。  愉快な仲間たち、見た目はそうでもないのに立ち居振る舞いが魅力的すぎるヒロイン、 厳格で強い父親、様々なドラゴンに、強大凶悪なドラゴン・・・。と、全てのキャラクターがいきいきと動いている。 ストーリー運びも過不足ないし、クライマックスの盛り上がり感も半端ない。 ゾワゾワ来ます。ホント。ラストも素晴らしいし。 最後になかなか描けないような形で代償を描いたところも含め完璧に近い。 声を大にして「面白かった!!」と言いたい映画。 
[映画館(吹替)] 10点(2010-08-08 00:31:01)(良:3票)
385.  必死剣 鳥刺し 《ネタバレ》 
丁寧で落ち着いた作品だった。 映像、演出、キャストはかなり上質なのではないかと。 役者として一番存在感があったのは関めぐみで、美人で冷酷という役は、かなりのハマり役でウットリ。 そして、あどけない逆説的色気の池脇千鶴には目が離せない。 俺も池脇千鶴に背中を流されたい!  丁寧な語り口で、ストーリー自体も悪くはないと思うんだけど、ちょっと中盤が退屈。 殺陣はクライマックスまで全然ないし、殺陣自体も余り興奮しなかった。 鳥刺しは自分で編み出して、使う時は死ぬ時なので誰も見たことがないって、どうやって編み出したんだろう…。黒魔術?  あと、それなりの満足感で最後まで観たのにエンドロールの曲が、浜崎あゆみ みたいな曲でゲンナリした。  トヨエツって乳輪でかくて、乳首黒いね!
[映画館(邦画)] 6点(2010-08-01 21:50:35)(笑:2票) (良:1票)
386.  インセプション 《ネタバレ》 
これは豪快な映画。雰囲気は「ダークナイト」とやはり近い。 長時間ながらエンターテイメント性が高く、クオリティがバカ高い。 あとは、この綿密でややこしい設定をスっと受け入れられるか、「なんだよ、このかったるい設定は」となってしまうかが、楽しめるかの分かれ道。僕はちょっと後者  まー、夢の中を自分の思いのままにできるんなら楽しいよね。 オイラをフったあの娘も夢のなかでは優しくっていちゃいちゃできるんなら、 夢の中に永住したくもなるよね! 現実になんか帰ってきたくないよね!   現実嫌い!!
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-01 21:40:26)(笑:2票)
387.  レポゼッション・メン 《ネタバレ》 
ジュード・ロウ老けたなー。 序盤、軽い感じで残酷にガシガシ人を殺していくシーンとか、残酷描写を混ぜつつ、笑いと狂気が共存して凄く期待させる立ち上がりだった。バカ映画「アドレナリン」に近いのかな、と思った。 しかし、中盤以降シリアスになってしまって、普通の逃亡劇になって失速したような気がした。ストーリー何かっぽいと思ったら「第9地区」と全く一緒じゃないか? 主人公は序盤で、必要以上に人殺してるからただの犯罪者で若干頭おかしいんじゃないかっていう前提で観てるのに、後半普通の正義の人になっちゃうのが面白くない。 「第9地区」は、その辺の流れがうまかったんだけどな。 ジュードさん、色々薄いよ!(人の事言えないけど) 近未来の仕事とは言え、フツーに人を殺しても許される職業が成り立つというむちゃくちゃな設定なんだから、最後までバカ映画で良かったと思うのにな。 割と普通な映画に仕上がってるのが勿体無い。それなのに、グロ描写にやたら力が入ってる感じが、なんか妙。音楽の使い方、選曲が面白かったので、サントラには興味あり! 好きな部分が多いだけに、面白くなりきらなかったところが少し残念。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-19 01:50:08)
388.  宇宙ショーへようこそ
絵が本当に美麗!! 精密に描きこまれまくった田舎の風景とか、実写を超える美しさがあると思う。 キャラクターの動きも当然、めちゃめちゃ滑らか。 アクションシーンとかも凄くカッコ良い!そうそう! こういうのが観たかったの。 宇宙に出てからの、宇宙人の造形やら何やらも全てのアイデアを ぶち込みまくり精魂込めて描かれている。 髪の毛が手みたいになってる宇宙人のインクちゃんとか可愛すぎだし。 物語のプロットとしては、大長編ドラえもんのあの感じ。 異世界をちょっと覗いてみたら、でっかい事件に巻き込まれててんやわんや。 子どもだけど勇気を出して戦う!みたいな。 しかし、本作では「ドラえもん」は不在。 便利な道具がタダで出てくることもなく、子どもはただの子ども。 そこらへんの苦悩もしっかり描かれている。 あまねとなつきのビミョーな関係性の描き方が絶妙で、どちらも非常に愛くるしい。 メッセージも子供へ向けているのものと思われるので、観ているのが大きなお友達だけってのは勿体無い。  ただ、長すぎる。丁寧すぎるのと、表現したいものを全て形にしたいという高い志ゆえに、広げすぎた話のテンポが若干悪かったり、話がごちゃごちゃしてて整然としていないため、お子さんが集中して席に座って見ているのは辛いかもしれない。  しかし、大人も子供も楽しめる作品であるので、もっと多くの人に観て欲しいと思うのであった。面白かったです。
[映画館(邦画)] 8点(2010-07-17 15:14:22)(良:2票)
389.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 
もともとB級作品ではあるんだが、こちらもなんか良くも悪くもB級っぽい。 その割にB級的面白味は薄いんだよな。グロさとか、豪快さとかが思った以上に薄味で。 エイドリアン・ブロディは好きな役者だが、不健康そうな役がハマる人なので、マッチョで非情な感じのリーダーといった役柄は正直合わないと思う。だって、弱そうだし。 ダニー・トレホさんも好きな役者さんなんだが、扱い悪すぎだ! で、チャイニーズ・マフィアだと思い込んでた人が、日本のヤクザ屋さん役だった! ジャパニーズヤクザ=サムライ というイメージなんだろうな。 このヤクザ屋さんが一番おいしい役だったんではなかろうか。(彼の見せ場のシーンは、凄く浮いていて笑った) 序盤の仲間が少しずつ増えていくくだりや、プレデターさん登場まではかなりワクワク感があって良かったんだが、登場後は失速した気がする。(この感じってオリジナルもそうなんだよな) 人間同士のゴタゴタも結構面白いことは面白いんだけど、そのせいで肝心のプレデターさんの存在感薄くなってる気がする。複数いるのはいいんだが、複数いることで一匹一匹のありがたみというか怖さがなくなっちゃってる。 プレデターさんは正面から襲ってくる事が多く、正々堂々なのはいいんだが、やっぱその分狩られる恐怖ってのが弱い。 後半の展開は、ちょっと意外な部分もあり、面白かったんだけど、非情なんだか、案外優しいんだかエイドリアン・ブロディの役柄があんまり一貫してないのが主人公として魅力薄。だったら、全員無名俳優で誰が生き残るか分らないような作りだった方がワクワクできたのに。 割としっかりとしたマジメなリメイク(新作)だとは思うが、製作に回ったロバート・ロドリゲスが監督だったら、もっとバカバカしくて爽快で豪快で楽しい感じだったんだろうなーって思わずにはいられない。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-15 23:34:33)(良:1票)
390.  エルム街の悪夢(2010) 《ネタバレ》 
ナニコレ!! 超つまんないんですけどっ!!! フレ様、存在感薄っ! もっとはしゃげよー。変態なところ見せろよー。 なんで中途半端に無口なんだよー。なんで普通の地味な犯罪者なんだよー。 クール気取り? ロールシャッハさんじゃないですよね? 印象に残らない殺人鬼って、最悪だぞ。  テンポも悪っ! サスペンスパートなんておまけなんだからサクサクやってくれよー。 後半、クライマックス周辺がグダグダ。 さっさと女の子を孤立無援にしなきゃダメでしょ、そこは。 もっと追い詰められろよー。だらだらしてて、眠くなったよ! エルム街の悪夢は、最も観客に眠気を与えてはいけない映画なんだぞ。  こういう映画はどうせ批判されるなら、やり過ぎて批判されるくらいじゃなきゃダメっしょ。やっぱ、このフレ様の薄さは致命的だ。
[映画館(字幕)] 3点(2010-07-05 00:41:52)
391.  さんかく
いやー、やはり痛面白い!! この監督は一体どんな人生を送ってきたんだか。 痛い人間の生態の描き方が、ひたすら生々しく滑稽。 恋をしている男女なんてものは多かれ少なかれ痛いものだから、少しくらいは、自分と共通する部分を見つけてしまうかもしれない。「そんな痛いトコみせないでくれよ」と居心地が悪くなり、笑えるシーンも苦笑いしかできなくなってしまうことだろう。  キャスティングがかなり絶妙。 出ている映画のほとんどがヤンキーか柄の悪い高岡蒼甫は、本作ではかなりの新境地を開いたのではないかと思う。これこそが、本当の高岡蒼甫なのでは?と思うくらい自然にかなり痛い男だった。 そんでもってこういう男にコロっといっちゃう痛い女っているよなー。っていうのを演ずるのが田畑智子。この方も痛い女を演じさせたら恐ろしいくらいにハマってて「ザ・男をイラつかせる女」としてかなりリアル。 そして、ひっかき回すのがAKB48の小野恵令奈。この娘がとびきりエロい。15歳と言えど、バカにできない肉体。可愛すぎない程度の可愛さ、計算しつくされた無防備さと、あどけなさ。寝起きとか風呂上りとか、もう! このエロさで責められたら、ロリコンでなくとも悩殺されてしまったとて何ら不思議ではない。 ナタリー・ポートマンにデレデレのジャン・レノを責められないのと一緒である。 喋りも相当に舌ったらずで甘ったるく、何を言ってるのか分らない場面もしばしば。普通の映画では、まず起用されないだろうが、本作ではこれでいいのだ。「こういう娘フツーにいるよな」っていう自然的な若い娘を演じるには演技力などむしろジャマにしかならんのだ。そして、こういう娘に弱い男は多い。  恋をするのに年齢は関係ないと言うが、ロリコンにだけはならないようにした方がいいと思うばかりである。 
[映画館(邦画)] 8点(2010-07-04 23:00:44)(良:4票)
392.  ケンタとジュンとカヨちゃんの国 《ネタバレ》 
主人公の男二人が何考えてるんだか全然わからん。 親が死んで施設育ちで兄貴が刑務所っていうわかりやすいバックボーンのケンタ君。 生い立ちはわかるが、心情は全くわからん。(その生い立ちだからそれだけで同情しろってこと?) 更にジュン君はもっと分からない。キャラ薄すぎる。 ジュン君は気が弱いから、ケンタの暴走を止める役割でもいいのに、両方共同じくらいの道徳観念。カヨちゃんへの仕打ちはヒドすぎ。 で、安藤サクラ演ずるカヨちゃんは圧倒的に濃い。ぱっと見ただけで何か背負ってるんだなって感じさせるし、ブスでヤリマンだけど、「誰かに愛されたい」という分かりやすい願望を持っている。アホなので、簡単に一度ベッドを共にしたジュン君に惚れちゃうのもそれほど無理はない。 三人で圧倒的に存在感のあるカヨちゃん。 そのカヨちゃんは途中で一旦放り出され、中盤ほとんど出なくなっちゃうのだが、その時間帯の退屈さは酷かった。一気に物足りなくなった。 セリフが少ない分、溜めの効いた思わせぶりなセリフはちっとも心に響かない。 やたら多い間には眠気が加速する。BGMも使い回しが多い。 ロードムービーのスタイルの割に、景色はほとんど映らず、旅している感じが無く、 旅の進行具合、経過時間も分かりづらい。 どうでもいいちょい役に豪華キャストを使ったりするのもあざとくてヤダ。 あと、後半な無理やり盛り上げて終わらしたかのようなまとめ方もちょっと…。 安藤サクラとエンディングテーマは素晴らしかった。
[映画館(邦画)] 3点(2010-06-24 14:37:35)
393.  FLOWERS フラワーズ 《ネタバレ》 
撮影手法等についてはわからないが、文学的で美しい作品だと感じた。 純和風、日本の風景をこれでもかと映し出し、その風景に日本の美しい女優が入り込む。 これこそ、外国人が絶賛しそうな映画でもある。 オムニバス的であり、命のバトンである物語の見せ方もまあ良いと思う。 正直、繋がりは薄いし、もう二人くらい削って深味のあるストーリーにした方がいいんでないの?とも思うが、この映画では映画のストーリーより、皆の命は自分らのオカンのストーリーがあってこそなんだよって投げかける事が重視されているのだと思う。  観ながら自分の母や、祖母の若い頃の物語を想像させられた。 幾千ものストーリーの一つの結果、経過として自分がここにいるのである。 そう考えるとなかなか感慨深いなーと思うのだった。  本作では、貧困等の経済的側面にはふれず、女性たちの心の問題にのみスポットをあてて、最終的には、生命の賛歌となっていることから、反少子化ムービーとも言えるかもしれない。とりあえず、オカン、結婚前の女性、妊婦等の女性を勇気づける一本になっているんじゃなかろうか。 俺だって子ども産みたくなったもん。
[映画館(邦画)] 9点(2010-06-21 14:51:20)
394.  パーマネント野ばら 《ネタバレ》 
原作未読。登場人物や会話などが面白く、演出も丁寧で、音楽も良好。それなりに楽しめるが、物語としてはぼんやり。ぼんやりとしてるのに、無理やり引き締めにかかったような後半のちょっとしたどんでん返しには、ちょっと違和感を感じた。まとめてしまえば、「男運が悪いとか言ってるけど、選んでるのは自分なんだから結局自分の見る目がないだけよねー。現実見なきゃねー」っていう話? なので男の俺には感ずるものはあまりない。 「どんな恋でもないよりましやき」 この言葉に共感できる方なら、気に入るのかも。 僕は、「クソみたいな恋は時間の無駄やき」って思うタチです。 
[映画館(邦画)] 6点(2010-06-16 22:57:08)(笑:2票)
395.  アウトレイジ(2010)
面白いじゃねーかコノヤロー!! 本作「アウトレイジ」は、北野武監督が今まで得意としていた表現、芸術的、叙情的なものを一切排除し、暴力による暴力のためのバイオレンスエンターテイメント映画であり、 それ以上でも以下でもないのである。 だから、感情移入出来ないとか、中身がないだとかそんな批判をするまでもなく、 こういう映画嫌いな人は、「嫌い!」とか「つまらん!」とか「低俗!! 」とか一言で片付けてしまえば十分であると思う。  痛々しいシーンも多いし、笑えるところも意外とある。 監督が得意とする「静」すらも放り投げ、常に誰かが殴ってるか怒鳴っていて、 ひたすら「動」で攻める攻める。北野映画で最もテンポが良いだろう。 伏線や、細かい部分も凝っているようで、確かにもう一回見たい気になる。  どっかの映画祭で絶賛と言うより、タランティーノ絶賛タイプ、 北野武版「仁義なき戦い」とも言えよう。 バイオレンス好きの肉食野郎どもは直ちに映画館へ直行すべし! 
[映画館(邦画)] 8点(2010-06-13 12:22:25)(良:3票)
396.  告白(2010) 《ネタバレ》 
全く笑えない状況なのに、優雅なBGM、美麗な映像が異様。正直、この演出はグロい。 気持ち悪い。今までに「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」とゴテゴテとしたポップカラーで演出力の高いインパクトのある映画を撮ってきた中島哲也監督、本作では演出センスはそのままに、しかし、楽しげな演出を180度ひっくり返して、完璧なまでの不快感を存分に与えてくれる。 この気持ちよいくらいの不快感(矛盾)は、パク・チャヌク監督の「オールド・ボーイ」等の復讐三部作に近いものがある。 個人的には、この映画で描かれているリアリティだとか、社会性だとかはこの際どうでもいい。人間ひとりひとりは、割といそうな感じではあるが、(悠子先生除く)展開は容赦なく、ありえなく豪快。 悲劇性、不快感は高いけれども、やはりこれは、ひねくれた一流エンターテイメント作品のように僕には見えた。余りにもぶち切れた展開と、異様な演出は、この世のものとは思えず魔界の住人を描いたもののように見えてしまって、僕には特に考えさせられたとか、心を動かされたなんて部分は正直全くなかった。 しかし、それでも傑作だと言いたいだけの力がこの映画にはあった。 こんな褒め方をしたくなった映画は初めてかも。
[映画館(邦画)] 9点(2010-06-12 00:24:41)(良:2票)
397.  ヒーローショー 《ネタバレ》 
前半は、執拗に生々しく、気持ちの良くない暴力シーンがひたすら流される。 ヤンキーの登場人物達も下手にイケメンばかりだったりせず、リアルな顔つきしているのが良い。イカレタ兄弟の眼つきはホンマモンのキ●ガイのそれだった。 有名キャストで固めていない事で、より生々しさが強調される。 ジャルジャルの二人も、特に違和感なく、この映画の住人として溶け込んでいた。  さて、しつこい暴力シーンがこのまま最後まで繰り返されると思いきや、後半は割と静かになり、人間ドラマになる。圧倒的な暴力の象徴だった男の人間的部分が見せられることになる。さっきまで、「ひどい!こんなヤツ死んだ方がマシだ!」って思っていた対象が見せる人間らしさにこちらは戸惑う。悪人が、愛情の対象により、人間味をみせるという展開は南アフリカの映画「ツォツィ」を思い起こされたが、「ヒーローショー」での暴力にはバックボーンがない。別に貧困でも何でもない。 若者なんて悶々として、ただの日常や自分の未来に絶望したりして、無理矢理夢とか探そうとしちゃったりして、また絶望したりする。そんな当たり前の絶望が安易に暴力に向いてしまう人間は、彼女や子供に優しいからといって許されない。 そんな人間の末路は結局悲劇。暴力の結果はこんなにも醜悪なんだよっていう事を突き付けてくるような作品と言えるかもしれない。 監督の味が濃厚に出ている良い作品だったと思う。
[映画館(邦画)] 8点(2010-06-07 11:42:06)(良:2票)
398.  パリより愛をこめて 《ネタバレ》 
スキンヘッドで、ヒゲだけでも怖いのに、肩幅が広すぎる凶悪で無敵のオッサン(56歳 殺人鬼)が、敵をブッ殺しまくるだけのお話だった。あと、ちょっと愛をこめたりもしてた。 テンポが良く、全く長さは感じさせなかったし、ラストもあまっちょろくないのは好感度高し。登場人物も少なく、大味でわかりやすい。アクションが嫌いじゃなければ誰でも楽しめるんじゃなかろうか。 でも、もうちょっとフランスの街並みとか見せてくれても良かったし、(中華料理屋とか住宅で暴れてる場合じゃない! 外でやれ!)女優以外でもフランス人を活躍させても良かったのでは? パリという地名をタイトルに入れてる割りには、パリ感が薄かった気がしたなぁ。
[映画館(字幕)] 7点(2010-05-26 21:25:56)(笑:1票)
399.  武士道シックスティーン 《ネタバレ》 
ツンデレで侍な役柄が過剰にも見えるが、雄叫びを上げる成海璃子の気迫はホンモノだ。北乃きいはひたすら愛くるしさで勝負するというバランスが良い。 可愛い娘達がはかまで戦う姿はなんとも美しい。面の下のほっかむりするシーンとかを丁寧に見せてくれるのもわかってるなーって思う。袴フェチのおいさんも大満足だよ。 変態的視点を置いといても、内容も悪くない。硬派なのだ。 高校生の青春モノと言えば、普通恋愛要素を入れたくなるものなのだが、そういう浮いた話は一切ない。恋愛要素のない話って好きなのだ僕は。二人の主人公がそれぞれ違う思いで、真剣に剣道に向き合ってる姿が、とてつもなく爽やかだ。時に師弟関係、時にライバル関係、時に恋人同士のような二人のイチャつきっぷりにドキドキし、いっそのことこの二人つきあっちゃえばいいのに!って思ったほどだ。 ガールズラブなら許す。 自分が正しいと信じてきた道に、ふと疑問を抱いちゃったり、迷っちゃってるあなたにもオススメですよ。
[映画館(邦画)] 8点(2010-05-22 23:33:24)(良:2票)
400.  ウルフマン(2010) 《ネタバレ》 
面白かった!! しょぼいB級映画の可能性も覚悟してたが、なかなか格調高い。 古くて大きい洋館とかの美術も力入ってて、古典への敬意がしっかりと込められたゴシックホラーと言えるかもしれない。 それでいて、ゴア描写にかなり力が入っているのに好感が持てる。 集落の人々が、一瞬にして次々と狩られていくシーンとか、演出的にも素晴らしくて生唾もの。おぞましい変身シーンもフリーザ様の変身のときのような恐怖感があった。 変身完了後のウルフさんは、若干笑いそうだったが。 ストーリー自体もサスペンス性があって面白い。不要とも思えるバトルシーンなどもサービス精神が旺盛とも言えるかもしれない。 気軽に見れるシリアスで高潔で残酷なケダモノ映画だ。 それにしても、酷い殺され方して死んだばかりなのに、弟と嫁がいい感じになっちゃうなんて不憫なお兄ちゃんだ。呪われすぎ。 
[映画館(字幕)] 8点(2010-04-29 22:32:47)
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