401. 悪霊島
《ネタバレ》 ちっとも「悪霊」っぽくないんですが・・・。時代設定からしてそもそも金田一ものとしてはハンデがあるんですが、特に目を引くようなトリックもなく、人物関係での意外性もないとなれば、見るべきポイントがありません。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-19 03:16:14) |
402. 火宅の人
主人公をいったいどういう人格設定にしているのかがさっぱり見えず、ただ単にストーリーを追っているようにしか見えなかった。いしだあゆみや松坂慶子も期待したほどの存在感がなく、やや拍子抜け。原田美枝子は良かったけど。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-12 11:44:08) |
403. 異人たちとの夏
《ネタバレ》 両親の方の描き方自体は秀逸で、特に幽霊であることをあえて強調していないのがいい。ただ、そこで掘り下げが止まってしまったのが残念。永島敏行をどうしてもっと使わなかったの? [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-27 23:30:01)(良:1票) |
404. コクーン
《ネタバレ》 予想外の手際の悪さと、描写の拡散ぶりにびっくり。ロン・ハワード作品とはにわかに信じられない。ラストのあの強引さも、結局はそれありきだったんじゃないか?と思ってしまう。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-07-27 02:21:13) |
405. ネバー・クライ・ウルフ
存分に映し出される氷原の風景は何とも美しいのですが・・・筋立てが何とも平坦で単調で、「ただ後を追っているだけ」にしか見えず、その方向からの面白みはありませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-17 02:31:42) |
406. ある日どこかで
《ネタバレ》 何よりも素晴らしいのは、タイムトラベルの方法自体が当事者の「意志」の力を強く讃えたものであること。結果として生まれたものはほんの1日か2日程度の恋愛なのですが、そのような馬鹿げた行為に全人生を費やすような強い決意は、恋愛映画としては絶対的に大正解なのです。最初のキスシーンの二人の表情の神々しさにはクラクラしそうになりますし、階段での再会の場面の映像的な美しさには何度見ても鳥肌が立ちます。俳優陣もスタッフもみんなで作品を大切に扱って完成させたのが芯から伝わってくる名作です。 [映画館(字幕)] 9点(2011-07-02 21:45:29)(良:1票) |
407. コマンドー
公開以来ずっと馬鹿にし続けていたのですが、この異常なほどの分かりやすさと単純一直線ぶりは、今になってみると偉大に見えてくるから不思議です。筋肉バカ映画と見せかけておいて、意外に決めの部分では名台詞が多かったりするのも良い。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-26 21:33:26) |
408. バットマン(1989)
想像と違った暗くじめじめした雰囲気、ヒーローとは思えないバットマンの弱さに、最初見たときは面食らったが、実はそういうところに味があるんですね。確かに、ただ強いだけでは逆にありがちで面白くないかも。プリンスの挿入曲群に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-23 21:48:46) |
409. エイリアン2
キャメロンらしい律儀で誠実なアクション。1を確かに継承していながら、1とは別の角度で1つの世界を極めてしまった、稀有な作品。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-06 03:18:36)(良:1票) |
410. ナチュラル
レッドフォードのユニフォーム姿は意外に違和感がなかったが、それよりもグレン・クローズがあんな楚々とした役には全然合ってなかったのが気になった。しかし、キャスティングの問題をさておいても、ストーリー進行が極めてご都合的で安直なのが一番まずいと思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-06-01 03:45:31) |
411. 竜二
《ネタバレ》 派手な喧嘩も銃撃戦もない。ひたすら地道な生活の描写。その中からにじみ出てくるヤクザ者の悲哀。途中であっさり堅気の生活に転進してしまうのも、今から見るとかえって斬新だったりする。さっと切り上げるラストも、ある種の容赦なさを感じさせて清冽。ただし、永島瑛子のベリーショートはあまり似合わないと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2011-05-21 00:58:22) |
412. ウホッホ探険隊
《ネタバレ》 筋自体はどうということもないのだが、他の類作から大きく際立っているのは、2人の子供が、反発して問題を起こすわけでも逆に変に優等生ぶるわけでもなく、ごく自然に素直に事態に対応していること。これって意外に制作側がきちんと意識していないとできないことなんじゃないかと思う。ラストの後でどうなったのかをいろいろ想像するのも楽しい。材料はいろいろありますね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-09 01:08:04) |
413. コットンクラブ
ほとんどがあってもなくてもいいようなシーンの羅列ばかりで、しかも各シーンが細かくブツ切りのため、見ていて非常に疲れる。美術関係や音楽関係が頑張っているのが可哀想になってくる。当時から情けない役が合っていたニコラス・ケイジと、いきなり意表を突いてスケスケルックで登場したジェニファー・グレイちゃん(でも、出番は一瞬だった・・・)に+1点。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-20 22:52:03) |
414. いまを生きる
《ネタバレ》 キーティングは、生徒に何を強制しているわけでもない。彼がしていることは、生徒の内面とか、素養とか、情熱とか、方向性を引き出すこと。もっといえば、それを自分自身で確立することの重要性を自覚させること。だから、父親の命令にすべてイエスと言い続けてきたニールは、いざというときに「自分がしたいこと」が存在しないことに決定的に気づいてしまい、必然的に死を選ばざるをえなかった。見えなければ、模索を続けたまま青年期を終えることもできるのですが、先々まで走りすぎてしまったが故の悲劇です。そして、事の責任をとったキーティングは、自分の指導理念や技術にもまだ不足点があったという、ある意味では新たな道(目標)を見つけたからこそ、何も言わずに去ったのではないかと思います。そんなことも今頃になって分かってきました。また、今になって見ると、自分の中のニールは、トッドは、キャメロンは・・・といったことも考えてしまう作品でもあります。 [DVD(字幕)] 7点(2011-04-12 01:48:28)(良:2票) |
415. 天国にいちばん近い島
脚本は何から何までグシャグシャだし、主演の2人の演技の下手さには周りが全員巻き込まれてるし、原田知世は最初イモくさいと見せかけてどこかで華麗に変身・・・と思ってたら最後までそのままだしで、何を目的として作られたのかさっぱり分かりませんでした。久々に聴いて意外と良い曲だったテーマ曲に2点。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-04-07 02:17:44) |
416. トム・ホーン
《ネタバレ》 「許されざる者」よりも10年以上前にこんな作品があったんですね。マックイーンは何かの覚悟を持ってこの役に挑んだのかもしれませんが、いかんせん演技が力弱く、また終盤に至るまでさしたる盛り上がりもなく進むので、インパクトに欠けます。ただし、最後の処刑シーンは、そこで幕を閉じてしまう点も含めてこだわりが感じられました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-03 22:38:00) |
417. プライベート・ベンジャミン
《ネタバレ》 脳天気お嬢様と規律厳格な軍隊とのギャップが笑いをもたらすはずなのに、途中からは全然別の話になってしまいました。ゴールディの天性の雰囲気でそれなりにまとまった作品にはなっていますが、彼女でなかったら大駄作になっていたかも。 [DVD(字幕)] 6点(2011-04-02 00:30:46) |
418. 時代屋の女房
作品全体のぼーっとした感じが妙に心地よい。まっとうな展開ならいろいろな悩み事に直面すべき場面もあるのだが、「そんな細かいことは気にしなくていいんだよ」とすべての登場人物の背中が語っている。この作品の鑑賞自体が、異空間の雰囲気漂う時代屋に足を踏み入れて、出てきたような感じ。ただし、ちょっとショックだったのは、主要キャストの半分くらいがすでに他界していること。まだ、みんなそんな年ではなかったと思うけど・・・。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-03-29 21:16:09) |
419. フラッシュダンス
ダンスと挿入曲以外の中身が見事にないんだよなあ。80's青春ものには甘い私でも、これでは点数を絞らざるをえない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-07 00:01:17) |
420. 炎のランナー
《ネタバレ》 普通のスポーツ映画だったら、本番レースをクライマックスに持ってきてそこの描写に時間を割くのだろうが、本作では、作品の中心は、あくまでも、走るということに対するそれぞれの思索、そして内面でのこだわりである。だから、結果として、この作品では、走るということが、スポーツの枠を超えて崇高なものにまで昇華している。大体、これだけ煽っておいて、肝心の2人の直接対決が最後にはないってのが凄い。アメリカ映画だったら考えられないよね。しかし、それによって2人の走ることに対する人生における位置づけが明確になり、イギリスの曇天とも相まって、作品に独自の存在感を与えている。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-05 11:43:05) |