4201. シッピング・ニュース
脚本のあまりのつまらなさにびっくり。おかげで、達者なはずのスペイシーやジュリアン・ムーアやポスルスウェイトが、揃って空回りの消化不良を起こしている。ケイト・ブランシェットの無謀な使われ方にも唖然。 4点(2005-01-08 01:08:50) |
4202. カラーパープル(1985)
《ネタバレ》 ほとんどが暗く悲しいシーンであり、また長い作品であるが、人間の持ついろいろな面を見せてくれて、また見終わった後もいろいろと考えさせてくれて、簡単に結論が出ないところが良い。●再見してどきっとしたのは、序盤、妻ソフィアへの対応に悩むハーポに対し、セリーがさらっと「殴れば?」と言ってしまうシーンです。彼女は父からも夫からも常に殴られてきたので、「言うことを聞かせる」=「殴る」だと思い込んでいる、というかそれ以外知らない。だから、ほかの人に対しても、その概念以外のことを伝えることができない。こういった連鎖の問題は現在でも着実に存在しますし、85年の時点でそれをするりと映画の中で表現してしまった手腕が素晴らしい。 [DVD(字幕)] 7点(2005-01-06 23:56:02) |
4203. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 普通にやればつまらなくはならない設定ではあるのだが、もっと、いろんな変化や成長の描写が織り込まれているのかと思っていたのに、出来事を淡々とつなげているだけであって、話としてはそんなに面白くない。ナレーションがしつこいのもマイナス。あと、子供に銃を持たせて解決するというのは、やっぱりだめだと思うけどな・・・。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-01-05 23:17:42) |
4204. マグノリア
何でこんなに長くする必要があるの?点数は、トム・クルーズの怪演と、ところどころ面白かったカメラワークに対して。 3点(2005-01-05 21:19:48) |
4205. マイ・プライベート・アイダホ
《ネタバレ》 途中でちゃっかり結婚相手もゲットして、しかも元のポジションに収まっているキアヌに比べ、リヴァーの方はどこまでも救いがない。助けに来てくれる人も、引き上げてくれる人もいない。それでも、リヴァーはそれまでと何ら変わることがなく、冒頭シーンと同じように、同じ道をさまよい、ナルコレプシーで倒れ込む。その静かな悟りがもたらす哀しさ。本人が特に何かを意識しているわけではないのが、さらに哀しい。 [映画館(字幕)] 6点(2005-01-05 04:42:27) |
4206. アンカーウーマン
《ネタバレ》 ミシェル・ファイファー様のお姿がたくさん拝めたのはありがたいが、残念ながら、この役に彼女はまったく合っていない。主演はもっと若い人にやらせて、彼女の場合は、すでに成功を収めた先輩キャスターという位置づけで登場すべきだった。レッドフォードとの関係の推移も陳腐そのもので、ラブストーリーとしての完成度は著しく低い。クライマックスとなるべき部分も、いともあっさりと終わってしまった(この展開ならば、IBSキャスターとしてニュースを読むミシェルの下に、レッドフォード死亡の報が入ってくる、という程度の演出は誰でも考えつくと思うが、それすらも行わなかったのはなぜなんだろう)。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-01-05 04:31:15) |
4207. アンブレイカブル
《ネタバレ》 明るく楽しいアメコミを、いかにジメジメじわじわ陰鬱に描いてみせるか、という素晴らしいひねくれオタク精神を立派に具現化してみせた作品。この作品はそれだけで十分だと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2005-01-05 04:15:28) |
4208. サンドラ・ブロックの恋する泥棒
コメディ要素もラブロマンス要素も中途半端で、盛り上がるべき部分がまったくない。泥棒カップルという設定が全然生かされていない。 2点(2005-01-04 20:42:29) |
4209. ビーン
悲しいくらい笑えない。喋らないという設定にする必然性も感じない。 3点(2005-01-04 20:37:32) |
4210. ロミオ&ジュリエット
これはパロディなので、パロディとして楽しまなければなりません。元ネタを知らずして見れば、何じゃこりゃ以外の何物にもなりませんが、知った上で見ると、非常に良くできたパロディです。アホなヤンキー集団が、口を開けば揃いも揃って仰々しい台詞回しになってるのなんて、そこだけで十分笑えますし、楽しめます。でも、そんな作品でも、最後は無理矢理にでもしんみりさせられてしまうところでは、原作の別な意味での偉大さを実感します。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-01-02 04:42:51) |
4211. 純愛中毒
《ネタバレ》 全体的に突っ込みが甘いな~と思いながら見ていたら、そういうことだったのね。ただ、それならそれで、伏線の張りようはあったと思うけど。邦題は最低。 [DVD(字幕)] 4点(2005-01-01 23:17:59) |
4212. 遠い夜明け
《ネタバレ》 重い題材を扱っていながら、ビコの言動そのものと同様に、決して声高になったり仰々しくなったりせずに、誠実に力強く主張を伝えてきているのが素晴らしい。だから、この作品は、観衆のそれぞれに普遍性を持ってこの問題を認識させることができるのである。中盤までの充実ぶりに比べ、後半がロードムービーみたいになってやや主題から外れ気味なのがちょっと残念。●と、思っていたのだが、再見して気づいた点。この作品は、「ビコという偉大な人がいました」というだけで終わらせてはいない。それを受け取った者が何をするか、がむしろ主題なのである。ウッズの場合は、すべてを捨て去り、家族まで命の危険にさらしての国外逃亡であった。だから、前半以上に時間が投入されているのも理解できる。そして、クラインもデンゼルももちろん素晴らしいが、ぎりぎりのところで冷静さを保つ妻の立場を的確に表現したペネロープ・ウィルトンの演技も素晴らしい。 [DVD(字幕)] 8点(2005-01-01 03:39:09)(良:1票) |
4213. N.Y.式ハッピー・セラピー
コメディのはずなのに、笑える箇所がまったくない。素材や設定の面白さがまったく生かされていない。マリサ・トメイに+1点(本領発揮では全然ないが)。 3点(2004-12-31 23:51:56) |
4214. バッファロー'66
《ネタバレ》 “Moonchild”で踊ってしまうという発想にもびっくりしたが、トップレスバーのBGMに“Heart Of The Sunrise”を使うのはやめてくれよな。しかし、エンディングテーマが“Sweetness”というのはセンスが良い。●再見して、実は朝から深夜までの一日の出来事だったという様式美に気づいたので+1点。 [映画館(字幕)] 6点(2004-12-31 18:53:20) |
4215. 氷の微笑
サスペンスのレベルとしては2時間ドラマ並。シャロン・ストーンの大根演技がそれに輪をかけている。当然のことながら、マイケル・ダグラスにもまるでやる気がないのがよく伝わってくる。 3点(2004-12-31 04:17:50) |
4216. ニキータ
主人公の成長に伴って、中身の方もどんどん面白くなっていくという珍しい作品。映像のセンスや銃の使い方、演出上の盛り上げ方なども、レオンの原型のようで興味深い。意表を突くような余韻を残すラストも印象的。恋人とのやりとりにもう少し落ち着いた描写がほしかった。 [DVD(字幕)] 7点(2004-12-31 00:20:43) |
4217. ビッグ
《ネタバレ》 脚本の周到なほどの丁寧さが、ワンアイディアに終わらない作品のクオリティを保っています。「願いが叶う」まで10分。NYに到着するまでそこから10分。その中で全部を描写している手際の良さ。入社のプロセスもごちゃごちゃした部分は抜き、早速本題に入っています。その後は、爽快なサクセスストーリーを誘因ネタにしつつ、いつしか物語を人間関係の変化に移行させる職人技を示しています。最初は業務成功のツールだったおもちゃが、途中では転機の象徴として機能している(トランポリンとかゲームブックとか)のも巧みです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-12-29 20:23:24) |
4218. レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
かなり期待したのですが、これは期待外れでした。3人の兄弟の人格的違いがほとんど表現されていないのが致命傷です。主人公とヒロインの関係の推移も、かなり適当です。風景の美しさ(戦闘シーンはしょぼかったけど)だけで何とか見られたような作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-12-29 19:27:30) |
4219. スリーピー・ホロウ
ストーリー上の深みは何もありませんが、ナルシストでありながら間が抜けている主人公のキャラクターが面白く、この部分で大幅に得をしています。ヒロインがあまり魅力的でなかったのが残念でした。 [DVD(字幕)] 6点(2004-12-28 03:58:27) |
4220. スライディング・ドア
《ネタバレ》 数回見てやっと気づいたのだが、この作品は、2つのストーリーが同時並行しているとみせかけておいて、実際には、現実に起こっている出来事は地下鉄に「乗れなかった方」だけであり、「乗れた方」は、最後に階段から落ちて意識不明の状態になっている主人公が回想の形で見ている夢だったのではないか。冒頭の主人公の不運っぷりからすると、地下鉄にも乗り遅れ、その結果浮気も発見できず、しかもケガまでするという流れの方が自然である。その後、いろいろうまくいかず落ち込んだ日々を送る主人公は、最後に浮気の発見という形でとどめをさされる。瀕死の状態で、主人公は、そういえばあのグラスの日(主人公は「乗れなかった方」の流れの中で再三この出来事に固執している)に、地下鉄に乗り遅れてケガして帰りが遅れたんだった。もし間に合ってたら、そのときに発見できたはず・・・そこからめくるめく想像を繰り広げる。当然、その中では、浮気男を切って、仕事も成功して、何だかんだあったけどいい男と結びついて順風満帆(しかも、浮気男も悔い改めて自分に再度迫ってくるという都合の良さ。それに対する報復まで準備されている)。しかし、土壇場で自らの死亡という形で想像の世界を打ち切ることができた主人公は、危ういところで現実の世界に帰還する。そう考えると、ラストの台詞はもちろん、それ以外も含めてすべてが筋が通る(例えば、「乗れなかった方」は複数視点だが、「乗れた方」はほぼ主人公視点のみ)。見事な脚本です。 [DVD(字幕)] 8点(2004-12-27 22:18:27)(良:1票) |