421. マイノリティ・リポート
《ネタバレ》 惹かれる設定ではあるんですが、観終わるとそんなでも無いのは何故なんでしょう。たぶん、未来の設定やハイテクノロジーの割には、殺人の動機やバレ方があっけないせいでは無いでしょうか。主人公が犯人と予知されると、手の平返しでシステムの欠陥を疑うのもなんか話しに乗り難いです。おもしろそうな要素があるのにもったいない気がしました。 5点(2004-03-03 00:53:21) |
422. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
《ネタバレ》 面白かったです。但し、3部作の最初の作品のワクワクからすると、もっともっと要求したくなりました。僕が欲張りになっているからですが、3作目で完結するのに苦労した印象がありますね。特に、決着がついてからのエピソードが長く感じましたし。しかし、映像と迫力はすんごいものが有り、エオウィンの女戦士には大満足でした。アラゴルンに振られるのは可哀想でしたが。 前作のエント族同様、亡霊にもちょっと退きました。もしかして無敵なのでは? 7点(2004-03-02 00:28:40) |
423. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
3部作の2作目って、1作目からの展開と最終章へのつなぎが必要なので、ちょと面白みという点では厳しいものがあったと思います。しかし映像や、前回あんまし活躍していないキャラのエピソード等で楽しく観れました。ただ、エント族はちょっと退いてしまうところがありますね。友人曰く、ハイリ♪ハイリフレ♪ハイリホー♪はずるいと申しておりました。 6点(2004-03-02 00:17:56) |
424. ロード・オブ・ザ・リング
3部作の序章としては期待感を持てました。いろんなキャラと、それぞれのエピソードが正にゲームを始める時のようにワクワクしました。それにしてもエルフ族にはお世話になりっぱなしな感じは否めません。戦いでもアーチャーが一番活躍してる風に見えますねー。ちょっとそのバランスは気になるところですが、旅の仲間がそれぞれの得意技で助け合っている点が、この物語に惹かれるところでもあるので、今後の皆さんの活躍に期待します。出だしの指輪の説明がサラットしてしまっているところはちょっと説明不足に感じました。 8点(2004-03-01 23:53:00) |
425. ボーン・アイデンティティー
期待が大きかっただけにもっともっとハラハラさせられたかったんですが、スター映画のようなストーリーとか演出とか関係の無いマット・デイモン映画だったと僕は思います。やはり、敵が弱すぎというかマットが強すぎなのがいけないんだと思います。 4点(2004-03-01 01:54:15) |
426. ハウス/HOUSE(1977)
《ネタバレ》 これは見たとき衝撃を受けました。日本にこんな映画があったんだー的な驚きがありましたね。これで大林監督好きになりましたね。この感じでの『ねらわれた学園』はちょっと...でしたが、ホラーとしてはこの作品はとても怖かったです。一体誰が助かるのだろう?てゆうか助かって欲しいと思ったものです。日本の化け猫ベースでありながら洋風のPOPな感じが有ります。バナナにかえられてしまう等はホラーコメディーの要素がありますね。しかし、南田洋子さんが口から目の玉出すとか、血の海とかは当時卒倒しそうな程グロでした。 7点(2004-03-01 01:37:41) |
427. ねらわれた学園(1981)
原作も監督も薬師丸さんもユーミンも好きですが、これはやっぱり全てのバランスが上手く行かなかったとしか言いようが無いですね。でも、好きです。京極少年なのでやっぱ少年にして欲しいし、そもそも大林ワールドがこの原作のSFホラーな部分と合わないんじゃないかな?でも好きです。 4点(2004-03-01 01:17:31) |
428. 鬼畜
《ネタバレ》 小さい頃に見て、怖かった思い出があります。特におどろおどろしいのでは無く、人間と言うか大人の感情が剥き出しになるのが、子供にとってはこの上なく怖いのだと思いました。岩下志麻と緒形拳の演技もリアリティーがあって(こういう夫婦いる!みたいな)一層始末されてしまう子供への同情心が湧いてきました。ストーリーと演技と映画の演出が成功している作品だと思います。捨てた親と捨てられても尚親をかばう子供。この感情の違いに、涙せずにはいられません。 8点(2004-02-28 01:24:48) |
429. CUBE2
前作レビューでも書きましたが、これに無理やりこじつけた謎解きは必要無い気がする。前作の成功が仇になる典型的な例じゃないかな?お金なくて苦労して撮った方が面白いなんて、このこと自体の方が面白い感じ。観ている方の想像力にも気を使って欲しいCG連発でした。 4点(2004-02-27 01:18:43) |
430. CUBE
この作品は謎だらけのままの方が、逆に意味あり気で良いと思いました。これに、なんやかんや本当っぽいつじつまを合わせてしまうと返って冷めてしまうし、沢山つっこみを入れたくなってしまう。このくらいが丁度湯加減でいい感じ。(もちろん続編は見てます!) 7点(2004-02-27 01:03:32) |
431. 悪魔の手毬唄(1977)
《ネタバレ》 市川崑監督を知らずに観て、虜になった作品です。 非常に美しい映像が更に殺伐とした怨念を盛り上げます。原作も読みましたが、全てにおいて大好きな作品であります。他の金田一シリーズでは犯人に同情する事はありませんでしたが、これは、泣けちゃいました。それは岸恵子と若山富三郎の演技によるところが大きいですねー。殺人を犯す動機については、僕は村と言う閉鎖的で独特の力関係で偏見に満ちた中では、秘密を守る事は死活問題であったと思います。又、自分の子供と旦那の言わば浮気相手の子供が恋仲になるのは、何にも置いても許せない事の1つであると思います。 10点(2004-02-24 00:29:52) |
432. あしたのジョー2
当時は見終わった後に数週間引きずりました。自分も真っ白になってしまった。そう考えると最近そんなに影響されるものって久しく無いなーと感じます。そういう影響力としてこの評価です。何かが終わってしまう空しさを味わいました。 9点(2004-02-23 23:47:08)(良:1票) |
433. いまを生きる
《ネタバレ》 ロビン・ウイリアムズの持つ雰囲気と、不条理なものへの抵抗はとても良かったと思います。ただ、演劇と自殺の動機があまりにも簡単に描かれていて、その部分がどうものめり込み難さを感じてしまいます。ちょっと綺麗過ぎなストーリーにも抵抗が...。そう考えると、人生には違った面も有る事を教えなかった先生にもやはり責任があると僕は思ってしまいます。 6点(2004-02-23 23:12:13) |
434. フラッシュダンス
ジャスト世代には青春映画としてのバイブル的要素が大きいですね。音楽も良いし。個人的にはキム・カーンの曲が好きです。挑戦もしていないものへの結果に怯える主人公の気持ちが、そういう時期の人には胸にくる映画で、それ以上もそれ以下も僕は望んでいないのでこの評価です。 8点(2004-02-23 01:47:01) |
435. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 ちょっと前ブームのネタバレ厳禁映画の祖先のような映画ですね。でも、タイトル自体がそれを予感させてしまっているように思います。途中で挿入されている幻覚のモンスターやホラーを予感させる設定が期待感をどうしても持たせてしまうのだと思います。だから、実はこうでしたとうラストには、その盛り上げが何だったの?と感じざるを得ない。 5点(2004-02-23 01:32:38) |
436. ディア・ハンター
これは評価が難しかったです。いろんな思いを排除して、映画に感動したとういう点を重視しました。最初観た時の印象の中では、やっぱりデ・ニーロがちょっと浮いてる感が気になり、評価の点で悩んだ一因でした。それと戦争の扱われ方も気になって、評価を厳しくしようか悩みましたが、やっぱここは感動したかどうかの点だけに焦点を置くことにしてこの評価です。 9点(2004-02-23 01:12:14) |
437. タワーリング・インフェルノ
パニック映画大作で、小さい頃はお正月に最後まで手に汗握って観た思い出があります。娯楽映画としてはとても素晴らしいと思います。僕的には2大スター競演なのでドキドキハラハラ以外の要素がもう少し欲しいと感じました。 7点(2004-02-23 00:48:37) |
438. ワイルドシングス
これを通常の映画として観るとなんだったんだろう?と思ってしまいますが、これを世にも不思議な物語風に観ると、そんなに不満は無いかな?だけどそれが一体何?と言うものは残りますが、そこは不思議な物語として僕は飲みこみました。 6点(2004-02-23 00:29:28) |
439. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 なんと言ってもアーネスト・ボーグナイン。救助される時に船内を振り返って見せる表情が焼きついています。まさにパニック映画の名作ですね。恐怖感と人間模様が上手く織り交ざって、パニック映画でありながら感動を覚えます。 9点(2004-02-21 01:17:46) |
440. ボウリング・フォー・コロンバイン
これはドキュメンタリーとしての新たな手法として、あっぱれ評価で満点です。もう一つ、あの時期にあの発言で自由の真価を証明しているところにも僕は評価します。身近に殺人しか用途の無い物を何故持つのか?あまりにもアメリカ=銃と言う固定概念が出来上がっていて、冷静に考えると、世界の警察と呼ばれる国があまりにもおかしな風習を持ち続けるのかと改めて考えさせられた映画です。しかし、内容はお説教じみている訳では無く、面白おかしく皮肉たっぷりに丁寧な説得という感じで、自分の意見を他人に受け入れ易いよう気遣っていると思います。ドキュメンタリーのテーマの割には最後迄疲れないで見れるところもいい。 10点(2004-02-21 00:54:06) |