481. うなぎ
巨匠今村も枯れてきたなぁと思ったのが一つめの感想。同時に映像作家として枯れても男としては枯れないなぁというのも感想。全盛期と比べテンポがゆるくなり、傑作とまで言い切れないのが本音だが、カンヌでグランプリを獲る程度の水準で情念を描ききっているのはさすがだと思う。 6点(2003-11-21 19:53:56) |
482. ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう
知的で痴的なオムニバス。くだらなさに爆笑ばかりしていたが、未だにこの作品名は長すぎて覚えることができない。また、仮に覚えられたとしても一生口に出すことはないだろう。だって、本作を知らない人にこのタイトルを言うのは相当恥ずかしいでしょ。また、知ってる人には、「ウディ・アレンの精子のやつ」と言えばみんなわかってくれるしね。 8点(2003-11-21 19:47:45)(笑:1票) |
483. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
当時テレビドラマ関係でバイトをしていて、共同テレビの『if~もしも~』にも顔を出していた。しかし、突然このまったく毛色の違う作品がラインアップに入り驚いたものだが、少年期の甘酸っぱさを思い出させてくれて感動したものだ。茶圓氏の映像処理も素晴らしく、岩井俊二の最高傑作と言える。奥菜はもちろん山崎裕太もいい味を出している。 8点(2003-11-21 19:41:46) |
484. ウォール街
オリバー・ストーンだろうが、マイケル・ダグラスだろうが、シーン親子共演だろうが、面白いものは面白い。ストーン独特の説教臭さは本作にも顔を出すものの娯楽をしっかりと意識した演出ゆえ気にならない。マイケル・ダグラスの表の代表作といえるだろう。裏の代表作はやはり・・・『氷の微笑』?! 8点(2003-11-21 19:36:42) |
485. ウエスト・サイド物語(1961)
ミュージカル映画苦手な当方も、楽曲の良さから本作は嫌いにはなれない。高校時代ブラスバンドでこの作品のメドレーをやることになり、部員と一緒に観たが、大したストーリーでもないのにえらく高揚した記憶がある。まぁ、隣にちょっとかわいい女の子がぺったり張り付いていたせいもあるんだけど。 7点(2003-11-21 19:32:18) |
486. ウェインズ・ワールド2
え~、基本的には1となんら変わりのない続編で、1がダメだった人には全くもって合いません。かくいう俺もなぜこの映画を観てしまったのか記憶にもないですが、さすがに2作目ともなるとうんざりしてしまったことが記憶に刻み込まれている。 2点(2003-11-21 19:29:08) |
487. ウェインズ・ワールド
あまりのばかばかしさに笑ったことは笑った。しかし、それは苦笑に近いものだったわけで・・・まぁ暇つぶしに期待せずに見る分にはいいかな。それにしても、主役二人はキャラ濃すぎ。 4点(2003-11-21 19:26:49) |
488. 恋人たちの予感
《ネタバレ》 「SEX抜きでの男女の友情は成立するのか?」といった刺激的なコピーが印象的な本作。で、フタを開けてみると彼らはちゃっかり恋人になってしまう。しかも、きっかけは落ち込んでいる時のなぐさめのSEX。なぁんだ、じゃあ今いる女友達とはみんなとSEXできる可能性がかなりあるわけね^^v・・・などと言いつつも、結構ほろりときたので高得点。 8点(2003-11-21 19:20:14) |
489. 陰謀のセオリー
ブライアン・ヘルゲランドという人は、本当に大衆向きのキャラクターを毛嫌いしているのだろうか。メル・ギブソンに観客が望むものを無視した主人公の造型は面白いことは面白いのだが。しかし、やはり演じ手の力量をちゃんと計って書かないときっと痛い目に遭うよ。たとえば次の監督作などで・・・。 4点(2003-11-21 18:01:32) |
490. インビジブル(2000)
《ネタバレ》 やっぱりバーホーベンは一流監督にはなれない人だね。まぁ、これがバーホーベンらしさなのだから仕方がないのだろうけど。冒頭からすでに透明ゴリラが登場しているのには驚いたが、その後の展開がひどすぎる。いくら透明人間になったからといってあそこまで人格が変貌することもないだろうに・・・。 3点(2003-11-21 17:56:59) |
491. インナースペース
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に続くSF娯楽大作を目指したものの、やはりダンテでは今ひとつ大衆性に欠けるか。まだ人気絶頂だったころのD・クエイドのいかにもアメリカンな若者ぶりはかっこいいが、それだけでは。先日某映画雑誌に続編制作決定の報が載ったが、今更の感が強すぎる。さすがにクエイドももうはじけてる場合じゃないだろうに。 5点(2003-11-21 17:53:51) |
492. インデペンデンス・デイ
『ジュラシックパーク』シリーズと本作で今や現代最高のマネーメイキングスターの名をほしいままにしているジェフ・ゴールドブラム。いや、違うだろって。すでに登場するだけで笑えるようになってきたなぁ。それにしても、この監督・・・ドイツ人なのにアメリカ賛美映画を撮ってどうする気なんだろ。 2点(2003-11-21 17:48:33) |
493. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
《ネタバレ》 ハリソン苦手でどうもノレないこのシリーズ。作品の仕上がりとしては、一番まとまっていると言えるかな。嫌いといいつつも5点つけたのは、この作品のおかげで俺はとっても好きな作品に出会えたから。その名も『インディ・ジューンズ』!(以下ネタばれあり)まさかミイラ役でミスターかくし芸までゲスト出演してくれるなんて。いやぁ、井上順サイコ~!! 5点(2003-11-21 17:39:40)(笑:2票) |
494. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
嫌い嫌いといいつつ、ついつい観てしまった現時点でのシリーズ完結作。いやぁ~、ここにきてのコネリー投入は反則技でしょ。などとぶつぶつ言いながらも、ジョーンズ親子のかけあいはとっても楽しかった。 6点(2003-11-21 17:36:21) |
495. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
仏頂面のハリソンが苦手なため、どうもなじめない本シリーズ。中でもこの作品はあくびをかみ殺すのが精一杯だった。幼稚すぎるんだよな・・・。 3点(2003-11-21 17:34:12)(良:1票) |
496. インディアン・ランナー
当時無名に近かった主役2人の人選といい、ショーン・ペンのセンスのよさがにじみ出ている。重いトーンで全編が綴られているために、少々胃にもたれるのが難点だが、監督処女作でこれだけのレヴェルのものを見せられると何とも言うべき言葉が見つからない。 7点(2003-11-21 17:31:32) |
497. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
惜しい作品。映像に耽美的な面が足りないのが、こういったゴシックホラーとしては大きな欠点かと。トム・クルーズはやや健康的すぎるもののなかなかレスタト役が板についていたのでは。 6点(2003-11-21 17:26:41) |
498. インソムニア
R・ウィリアムズの演技は今ひとつしっくりきていない。犯人がはじめからわかっている構成に難がある。と不満点も多々あるが、静かな緊張感が全編を覆い、見終えた後どっと疲れを感じる。ラストの余韻もよく、パチーノの抑えた演技が光る。 7点(2003-11-21 16:37:13) |
499. インサイダー
只の内部告発ものでも、マイケル・マンが撮るとこうまで男臭くなるのかと妙に感動した一本。決して巷で言われるほどの名優でもないと思っているR・クロウも本作ではいい味を出していた。男たちの必死さに心奪われます。 8点(2003-11-21 16:32:39) |
500. イン&アウト
《ネタバレ》 ノーマルな男がゲイと間違われるコメディを観に行ったはずだったのに・・・。そういえば、俺も高校時代足をひきずりながらクラス対抗駅伝で疾走したKクンに感涙し抱きつき、それ以来Kクンを見るとついついうつむいていたことがあったっけ。周りにゲイと言われている内に洗脳されてしまった男の喜劇と見れば、なかなか深い人間考察の上に成り立っている物語といえなくもないが・・・そこまでの深さもないだろうし。 4点(2003-11-21 16:26:27) |