541. 居酒屋兆治
《ネタバレ》 酒でも飲みながら観たいって感じの大人の映画かな。後から考えれば、さよちゃんの件は救いようがない話なんで常連さんたちとの人間関係とか、そっちも丁寧に見せていくのは正解だったのかもなぁ。病んじゃったんでしょう…。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-09-11 13:51:20) |
542. 明日に向って撃て!
《ネタバレ》 とても綺麗な映画。名曲「雨にぬれても」をバックにブッチとエッタが歩いた野原の美しさよ。ブッチとキッドが追われる身になってからもアカデミー撮影賞に輝いた美しい映像を楽しめる。アメリカの雄大な自然が準主役とも言えそうだ。しかし、二人はそんな景色を楽しむ余裕はなく、徐々に追いつめられていく。レフォーズたちのしつこい追跡は適度な怖さがあって面白かった。三人がボリビアに逃げてからは失速した印象だけど、全体としてはなかなか。あと、ウッドコックはいいキャラだな~。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-08 20:00:25) |
543. 夜叉
《ネタバレ》 元ヤクザの男が家族や村のためではなく、惚れた女のために15年ぶりにミナミに戻る。友人で留まっていればともかく、体の関係を持った以上、美談にはならないなって感じ。かといって、知らんぷりできないのもよく分かるけど…。修治、冬子、蛍子の渋い三角関係にマッチした情緒的な映像と音楽は見事。居酒屋のシーンは特に好きだな~。高倉健も相変わらずのカッコよさ。かつて仁侠映画で一時代を築いた人だからこそ、この役に説得力がある。そして、なんといっても田中裕子の存在感。当時まだ30歳、いやぁ本当に凄い。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-08 18:06:10)(良:1票) |
544. 妖精は花の匂いがする
《ネタバレ》 少し時代が進んだ「青い山脈」みたいな…。お金に困っている女学生・小溝田鶴子が絵画モデルのアルバイトに応募。最初は座っているだけでいいと言われたが、途中でヌードになることを求められる。田鶴子はこれに応じた上、不運にも現場を同級生に目撃されてしまう。時代が時代だけに騒動に発展。田鶴子、そして丹下はどう向き合ったか、という話で、なかなか見応えがあった。丹下を見送った駅のシーンは雰囲気が出ていて素晴らしい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-07 18:30:53) |
545. 君よ憤怒の河を渉れ
《ネタバレ》 これは2時間半もあるけど、もっともっと削ってスピーディーな展開にすべきだったと思う。BGMにも違和感があって、一部は旅番組風になってる。濡れ衣を着せられた主人公の逃亡は東京から北海道、そしてまた東京へと。その中でセスナ操縦とか、新宿を馬で駆けるとか、いろいろ大胆なことをやってるけど、どうもイマイチ…。ついでだけど熊は最悪。あれはやめておくべきだった。やたら濃い原田芳雄や、黒幕か?とも思わせる池部良など俳優陣はわりと好みで、特に岡田英次、西村晃といったあたりが目立ち始めてからは結構楽しめた。この胡散臭さがイイ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-09-04 20:02:00) |
546. 12モンキーズ
《ネタバレ》 タイムトラベル系の醍醐味である練られた脚本と、ブルース・ウィリスのむさ苦しさと、ブラピ演じるジェフリーのいかれた行動。そして賛否ありそうなラストと充実の内容。未来からやってきた男とそれを信じない精神科医という、よくある構図が逆転する、なんてのも面白いと思う。思い返せば冒頭の映像からトリックが仕掛けられていたし、そういう映画だったんだな。ジェームズの脱走を手助けしてくれたジェフリーが50億人殺しじゃなくてホッとした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-03 18:18:50) |
547. あ・うん
《ネタバレ》 <原作未読・TVドラマ版も未見>なんか、全然面白くないなと思いながら見ていたけど、門倉(高倉健)と水田(板東英二)の仲が険悪になってからはなかなか面白かった。和解、さらにさと子の件と畳み掛けるラスト。終わり良ければすべて良しじゃないけど、ちょっと感動しちゃったんで、一応及第点。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-09-01 12:35:39) |
548. 4デイズ
《ネタバレ》 うわあああ。やっぱりこの世には「正しい」とか「間違ってる」とかで片付けられないものがあるなぁ…。いきなり小指切断から始まる拷問。「存在するのはHとヤンガーじゃない、勝利か敗北だ」しかし、この映画「拷問のプロvsテロリスト」から次第に「Hvsヘレン・ブロディ」の色合いが濃くなる。ヘレンが正しいとしても、実際、救った命の数はどうなんだ。この投げかけに倫理観が一部崩れた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-01 12:35:23) |
549. 無宿
勝新太郎と高倉健が共演した唯一の映画! 玄造と錠吉、お互いに得意とする役どころだろうし、サキエ役の梶芽衣子もまた素晴らしい。一応ヤクザものだけど、ロードムービーのような時間の流れ方を感じた。舞台となる昭和初期の質感というのか、そのあたりも綺麗に撮れていると思うけど、めちゃくちゃ面白かったわけではない。特にお宝探しで海に出てからは失速してると思う。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-08-30 22:15:58) |
550. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
《ネタバレ》 チビでガリガリで病気持ちのスティーヴ。国のために戦いたいと思っても軍に入隊することさえできない。しかし、拾う神もありで、ある日アースキン博士の目にとまり、スーパーソルジャーの候補となる。そして博士は新兵十数名(?)の中から一番の落ちこぼれであるスティーヴを選んだ。その理由が科学的なものではなく、内面を重視した結果だというのが良い。「弱者は力の価値を知っている」これは良い言葉だ。しかし、マッチョ化しても順風満帆だったわけではない。ダサいタイツを着せられ、国債購入のキャンペーン回りをさせられるなど、不本意な日々が続く。もうアメコミ原作だってことを忘れて凄く真面目に見ちゃってた。でも楽しめたのはここまで。捕虜救出作戦からは平凡なアクション映画になっちゃうし、シュミットの本当の顔があらわになった瞬間、完全にアメコミの世界に引きずり戻された。ついでに「ラスボスは主人公の手で倒せ!」とも言いたい。「アベンジャーズ」への繋げ方はまあ、こんなものかな。トニーの親父、若き日のハワード・スタークが出てくるのは嬉しいね~。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-28 18:00:53) |
551. 南極物語(1983)
苦労して撮られた映画であろう事はよく分かるが、それは面白さとは別問題だし、逆に映像への愛着から編集が甘くなったとすれば本末転倒。退屈だった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-08-26 12:30:15) |
552. 八甲田山
《ネタバレ》 大作、力作、そんな言葉がぴったりの映画だけど、正直それほど楽しめなかった。簡単に言えば「八甲田雪中行軍遭難事件」の単なる再現映像になってはいないか?ということだ。映画ならば人間ドラマを見せてほしい。そこが希薄だと感じた結果、せっかくの豪華キャストもありがたみが無くなってしまった。加山雄三は当時落ち目だったのかもしれないが、緒形拳、丹波哲郎あたりは役不足でしょう…。苦難の連続も、徳島大尉も神田大尉も、その他の人らも面白みに欠ける。ただただ雪との闘いでこれだけ長いとかなり疲れる。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-08-26 12:30:12) |
553. タンポポ
どうして関係ない話が入るのかな? 全部「食」に関係してはいるけど…。これには賛否あるようだが、私は「否」の側で。特に変態プレイは要らなかった。タンポポさんとゴローさんたちの話は面白いです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-08-25 16:30:24) |
554. ロッキー・ザ・ファイナル
《ネタバレ》 シリーズ一挙放送のおかげでロッキー漬けの日々。いよいよこれが最後だと思うと観る前から寂しくて…。案の定しんみりしたスタート、時の流れの残酷さに歳は取りたくないと思うばかり。しかし、ロッキーは再びリングに戻る。もう一度真剣勝負がしたい…。日本にもマスターズの大会に挑み続ける中高年がいる。数年前、還暦近いのに140キロのボールを投げる村田兆治が話題になったりもした。対戦相手が現役の世界チャンピオンというのはやりすぎだけど、夢を見せてくれるのが映画と言われればそうかもしれない。心に熱いものがあるなら年齢を言い訳にせず挑むべきだ。そんな熱いメッセージが心を揺さぶる。喧嘩で終わった「5」より明らかに締めくくりにふさわしい作品。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-24 17:32:11) |
555. ロッキー5/最後のドラマ
《ネタバレ》 シリーズで一番評判が悪いみたいだけど、なかなか面白かった。トレーナーとしての新たな日々。有望な弟子にも恵まれ、コンビで駆け上がっていく。かつての自分とミッキーの関係のようで、それは幸せな日々だったと思う。結局、自分のもとから離れていったけど、トミーを応援する気持ちは変わらなかった。ロッキーがどういう人間であるかがよく分かる。ダメだと感じたところはロッキーが貧乏になる理由が強引すぎるのと、最後のストリートファイト。「どうしてこうなるんだ…」と少々呆れてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-24 17:32:08) |
556. ロッキー4/炎の友情
《ネタバレ》 「ロートルvs未知の新鋭」「小柄vs大柄」「伝統的なトレーニングvs科学的なトレーニング」などは良いけど「アメリカvsソ連」のせいで臭くなった気がする。ロッキーシリーズに政治は絡めてほしくなかった。それから、ロッキーが復帰する理由を作るためにアポロまで殺してしまうのも納得できない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-24 17:32:04) |
557. ロッキー2
ロッキー馬鹿だなぁ。アメリカ人は貯金しないからいけねぇや。エイドリアンのつらさもよく分かるけど、やっぱりロッキーはボクシングでしか生きられないんだ。「Win! 」の後は熱い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-24 17:31:54) |
558. ニルスのふしぎな旅 劇場版
《ネタバレ》 テレビシリーズは未見。妖精を怒らせたせいで小さくされてしまったニルスがガチョウのモルテン、ペットだったキャロットと一緒に旅に出る。テレビシリーズのエピソードのうち、どれを抜き出すかって事になるんだろうけど、カール11世のチョイスは微妙な感じ…。一方、面白かったのは声優陣の軽快な演技。特にモルテン=安原義人は絶妙な配役。富山敬のレックス、千葉繁と緒方賢一によるグスタとラッセなども楽しい。ニルスは時々アラレちゃんが出てきて気になるかもしれないけど…。んでまあ、旅を終え戻ってきたニルス。成長したからこれで元の大きさに戻されて終わり、、かと思いきや、ある交換条件が突きつけられる。急展開。おい妖精、いたずらの報復にしちゃやりすぎだぞ。家畜は結局殺すにしても、仲良くさせてからってのはあんまりじゃないか…。と思ったけど、子供たちが動物の命について考える、そんな機会になるならいいのかな。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-08-20 19:31:48) |
559. 千年女優
往年の日本映画を愛するすべての人に。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-08-18 12:40:58) |
560. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
《ネタバレ》 死刑制度の是非を問う上で「冤罪の可能性がある」という意見は微妙にズレている気がする。なぜ死刑に反対?→冤罪の可能性があるから→可能性が微塵も無い場合は刑を執行しても構わない?→○○。この○○からが本質、核心部分だろうと思うけど、本作は前段階での闘い。よって死刑反対を訴えるのが目的ならあまり効果的とは思えない。のめり込みすぎた活動家の狂気、なんて見方をすればいいのかな?。確かに「やりかねない」とは思ったけど…。ミステリーとしての面白さはあり、退屈せず見られたので6点献上。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-17 17:41:49) |