Menu
 > レビュワー
 > 椎名みかん さんの口コミ一覧。3ページ目
椎名みかんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 278
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123456
投稿日付順123456
変更日付順123456
>> カレンダー表示
>> 通常表示
41.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 
「ミイラ取りがミイラになる」というタイトルでもいいくらいの映画。犠牲者が出る→それを助けに行ってまた犠牲者が出る→それを助けに・・・という悪循環を延々と繰り返して犠牲者がどんどん増える。馬鹿じゃないのか、と言いたくなるけれど、仲間を助けるためにどんな危険なところにでも突っ込んでいく姿は心にくるものがある。ただただドンパチやってるようだけど、「仲間に対する思い」この映画のキモはそこなんだろう。 さて、舞台はソマリア。そこに米軍が首を突っ込んでるわけだけど、それについての「良し悪し」や「理由」は作中ほとんど語られない。少なくとも兵士の口から「虐殺を防ぐため」など戦争の大義が語られることや、この戦争をすべきかどうかの是非についてのセリフは一切出てこない。 で、私はこの映画は最後まで「戦争をする理由」は語られないまま終わると思っていた。だって、この映画はそんな映画じゃないから。要はこの映画で描きたかったのは、「戦争の凄惨さ」と「仲間思いの米軍兵」、そこだろう。だから、戦争の理由なんてどうだっていいのだ。 …であるはずなのに、なぜか最後の最後で、なんで戦争に行くのか?ってことが兵士の口から語られる。しかも、その兵士の言う「戦争に行く理由」が全く意味不明。その理由たるや「戦友を助けるため」。なんだそれ?そんな理由ってあるか?だって、最初から戦争に行かなきゃ「助けるべき戦友」がそもそも生まれないじゃないか。そんなものが理由になるか。その後も別の兵士の口から、英雄になるだのならないだの、戦う理由が出てくるけれど、そこには何の意味もなく、言葉遊びにすぎない。だから、「え?じゃあ何のために戦ってるの?」という疑問だけが残る。最後に余計な「戦争の理由」が語られるもんだから、2時間以上に渡って見せつけられた凄惨な殺し合いが、結局何のためだったの?意味あったの?と最後の最後で、まるで我に返ったかのように冷静にその理由を考えてしまう。そしてその答はこの映画にはない。ダメだろそれは…。ラスト10分まるまるカットしたほうがいいよ…。
[DVD(吹替)] 7点(2007-06-07 18:48:38)(良:1票)
42.  レッド・プラネット 《ネタバレ》 
この映画、生き死にがかかったサバイバルな展開のくせに、ちょっと人間ドラマに乏しかったですね。 補給基地が荒らされてて、酸素も燃料もなくなり、もう全員死ぬしかないって時に、誰かが泣きわめいたり、神に祈ったりするわけでもなく、みなさん至ってクール。 年配の男性が内臓破裂になって動けなくなったので他のクルーに自分を置いていくように言った時も、お涙ちょうだいの展開になるのかと思いきや、クルーのみなさん、ものすごくクールに「じゃ!」って感じでいってしまうのには 工エエェェ(´д`)ェェエエ工ってなった。 そこは、「無理にでも連れて行く!」「いや俺のことはイイ!」とかやるシーンじゃないんだろうかw 他にも、裏切りや愛憎の「ドラマ」がありそうな伏線を張ってるくせに、ことごとく、そういう展開にならなかった。 例えば、崖から仲間が1人突き落とされた時、「あ、この突き落とされた奴は実は死んでなくて、物語の終盤で襲いかかってくるんだろうな」と私は予想したんだけど、全然そんなことはないし、、3人のところ2人しか探査機に乗り込めないって話になった時も、「ああ、誰か1人が自ら犠牲になって仲間を救うか、または血で血を争う殺し合いになるんだろうな」と予想したんだけど、全くハズレでした。 なんで、そこで人間感情が大きく動くようなドラマを入れないんだ!!?? これって、わざと見る者の予想を裏切るためにそういう展開にしてるんじゃないのかなあ(笑) まあ、予想通りの展開になる、それすなわち「過去の映画のよくあるパターン」ということなわけで、それを避けるのはいいんだけど、とりあえず、もう少しドラマがあってもいいんじゃないのかな、と。 ところで、ちょっと気になったんだけど、ロシアが残した無人探査船に、なぜ衛星軌道まで脱出できるような機構と燃料が搭載されているのだろうか・・。そして、微妙に気になったのは、火星の重力って地球の1/3くらいなのに、どの場面でも、普通に地球と同じような加速度で落下してるのは、おかしいかな~と。まあ、それはどうでもいいつっこみですが(笑) しかし、あのクルーたちは自分の生命が絶望的な状況でも、常にジョークを忘れないのがカッコヨカッタ。アメリカ人て実際にもあんな感じなのだろうか。 
[地上波(字幕)] 7点(2006-05-03 14:15:01)(良:1票)
43.  ワンス・アンド・フォーエバー
この手の映画って、リアリティがあるだけに、ヘタなホラーよりよっぽど怖い。ベタなんだけど、普通に戦争って怖ええ~って思えるから、制作者の思惑通りにさせられたかな(笑) 戦闘シーンは、大迫力。痛快さ、残虐さがびしびし感じられてヨカッタ。ただ、そもそも特にメリハリのないストーリーなのに、えんえんと戦闘シーンが続くのは、ちょっとダルかったかな。 
[地上波(吹替)] 7点(2005-09-25 00:20:43)
44.  少林サッカー
それなりに笑わせてもらいました。ただ、シナリオは大ざっぱでいまいちストーリーにのめり込めなかった。ヒロインとの恋愛部分にしろ、サッカーでやる勧善懲悪にしろ、どれも中途半端で心に響かない。もっと練って欲しかった。
7点(2004-06-04 04:33:43)
45.  JSA
北と南の心温まる友情が素直にヨカッタ。北の兵士が南の兵士を抱きしめて「温かいな」というシーンが印象的です。北と南、お互いの言い分が違い、事件の真相ははいったいどこに?という謎が徐々に明かされてくるのも面白い。いい映画だと思います。ラストはちょっと気に入らないけど・・・。あと、評価とは全然関係ないけど、韓国側の兵士の彼、爆笑の太田に似すぎw。
7点(2003-03-09 18:40:49)
46.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 
羊に比べると、見劣りはするものの、十分楽しめるサイコスリラー。 羊とは比べてはいけないのだけれど、監獄にいるからこそのレクターであり、外の世界で社会に溶け込んでいるレクターには怖さはあまり感じない。 切り取った脳みそをその場で焼いて本人に食べさせる。ここが本作の一番の見せ場なのだが、これはグロいし、キョーレツである。ここを面白いと思えるか、目を背けてしまうかで、この映画の評価もだいぶ変わるだろう。 ただ、食人鬼としてのレクターの狂気が本作でやっと映像化されたわけで、これはやはり見逃せないシーンである。 クラリスがジョディ・フォスターでなくなってしまったのは残念で、それだけで、1点マイナスしたくなる。あれは全然クラリスじゃない。
[インターネット(吹替)] 6点(2024-03-09 05:35:11)
47.  キングダム/見えざる敵
サウジとアメリカの微妙な関係や、サウジの王室の問題を描くようなリアルで社会派な映画かと思っていたら、割と普通なアクション映画でちょっと拍子抜けした。 個性的な面々の4人がドンパチやって、相手をバッタバッタとなぎ倒す。特攻野郎Aチームみたいな映画だった。 FBIの人間が揃いも揃って軍の特殊部隊ばりの戦闘力を持ってるし、四方八方を敵に囲まれ銃撃をくらっても全員無傷だったりと、んなアホなーと思ったが、要はアクション映画なわけだ。そう思えば全然オッケー。どうも最初に社会派映画なイメージがあったから、リアルな映画だと思ってしまったんだよな。気持ちを切り替えて見る必要あり。 メインで描こうとしていたのはサウジの警官と主人公の友情なのだろう。そのあたりの展開は悪くなかった。 しかし、この映画、最後の最後で強烈なカウンターパンチをかましてくれた。 事件は解決し、何だかいい感じで終わるのかと思いきや、憎しみの連鎖は続いていく、というある種のバッドエンド。なかなかこしゃくなことをしてくれる。 捕まえたかった真の犯人を自ら捕まえに行くのでなく、相手の方から来てくれたおかげで(しかもかなり偶然の結果)、倒すことができた、という展開はちょっとどうかと思った。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-11-17 21:32:02)
48.  グラディエーター
こういう歴史物は、当時の生活の風習とかを映像で見れる楽しさがあって、特にこの映画は金かけて作ってるだけあって、すごいリアルに再現されてて面白かった。でもストーリーは今ひとつ。伝えたいことが伝えきれてない。主人公の家族への思いとか、ローマはどうあるべきかとか、格闘士同士の友情とか、何か色々やってるんだろうけど、全部中途半端で、心に響かない。
[DVD(字幕)] 6点(2018-07-12 10:24:43)(良:1票)
49.  ソウ6 《ネタバレ》 
今回は、ゲームの内容がとにかく酷かった。 ゲームに「テーマ」や「意味」が何もないのだ 保険審査の男が合計4つのゲームに挑むことになる。で、4つゲームのうち、2つは「助ける人間を選ぶ」という同じ方向性のゲームなのだが、それ以外の2つのゲームは全く別のことを要求される。なので、ゲームのコンセプトがバラバラでチグハグなのだ。この時点ですでにこのゲームにテーマ性が欠如しているのが伺える。 何より重大な欠陥なのは、助ける人間を選ばせるゲームも、女性を迷路から助け出すゲームも、あまりに意味がなさすぎることだ。 というのも、例えば、「誰の命を助けるか?」のゲームでは、結局プレイヤーの彼が、どのような行動、選択をしても、その後の進行に何の意味も影響ももたらさないからだ。独身男と既婚女性、どっちを助けようと、もしくはどちらも助けず無視して先に進んでいようと、彼のその後の命運に、何か違いが生じていたのだろうか? 女性を迷路から助け出すことについても、彼女が助かろうが死のうが、それがその後のゲームの結果に何かプラスもしくはマイナスに働いたのだろうか?どちらもNOとしか言いようがない。 何をしようが結果が変わらないゲームに意味などあろうはずがない。 保険金を出すか出さないかで、結果的に命の選別を行ってきた彼が、リアルに命の選別をさせられる、というのが面白いはずなのに、何故それをうまく活かせなかったのか。 ソウと言えばメインとなるゲームにはいつも何かしら重要な意味があったはずだ。それなのに、一体どこをどう間違ったら、今作みたいな何の意味もないクソゲーになってしまったのだろうか? さらに、ゲームの最後で大きくずっこけることになる。ラスト、あれって、時間制限に間に合わずに檻に入れてなかったら、彼は死なずに済んだのではないの?そんなのでいいの?妹も何のためにかっさらってあそこに閉じ込めたんだ?いる必要なくない?なんか、穴だらけのゲームだな。 全体の筋としては、徐々に明らかになる謎や、今後この連続作品にどう決着をつけさせるのか楽しみが膨らむ部分があったが、今回はゲームの内容がひどすぎる。これは駄作行き。
[インターネット(字幕)] 6点(2018-05-15 03:57:15)
50.  仄暗い水の底から 《ネタバレ》 
前半は悪霊に襲われる恐怖より、シングルマザーの子育ての大変さの方が胸に刺さってしまう映画であった。 これ、仮に悪霊がいなくても、ママはかなり大変だったよね。 出てくる人はなんだかクズみたいな奴ばっかりだし、悪霊よりも、出てくる人間の方に恐怖や不快感を覚えた。 天井の水漏れを隠して部屋を貸した不動産屋や、水漏れしてるというのに何の対応もしない管理人、人格に問題のありそうな幼稚園の職員、性格の悪そうな元旦那、どいつもこいつもひどい連中ばっかり。「霊なんかより本当に怖いのは人間だ!」とでもいうのか。人間のみなさんがもっとまともだったらあの親子もあんな目に合うこともなかったのに。マンションの廊下であれだけ大騒ぎしても他の住民が気持ち悪いほど誰も出てこないし。みんな冷たいなー。  さて、メインとなる悪霊のお話は、ありふれていて、あまりに目新しさがない。意外性は何もなく、何だ、まんまじゃないか、と。また、どうしてもツッコミたくなったのだが、子供が行方不明になったなら、マンションの貯水タンクなんて真っ先に捜索されそうなものだよね。 最後で首を絞める少女霊の姿はあまりに弱々しく、恐怖感ゼロ。ちょっと蹴飛ばしたら吹っ飛んでいきそうなんだが。恐怖感は全体として物足りなかった。  ただ、普通のホラーとは一風違って親子の愛情がテーマになってて、そのあたりが心に来るものがあってよかった。 クライマックスはドラマチックな展開になっているし、少々食傷気味なホラーお決まりの救いようのない、後味の悪いラストにもなっていない。悪霊すらも親に捨てられ母の愛情に飢えていて同情できる部分がある。 母が娘を守るため、廃墟となった団地のあの部屋で10年も悪霊と暮らし続け、そしてこれからもそうやって生きていくというのは、親の愛情の深さが心に刺さるし、同時に悲しくもあり、また、恐ろしくもある。いろんな感情がないまぜになる非常に心に残る結末だったと思う。  後は、黒木瞳の名演技が光った。大人になった郁子の俳優がブサイクすぎて泣けた(そこそこ名のある女優のようだが)。一緒にいた脇役の友達のほうが可愛いかった。
[インターネット(邦画)] 6点(2018-02-25 16:22:30)
51.  ザ・マジックアワー 《ネタバレ》 
前半は「本来実力がないのに、偶然の力ですごい男になってしまう」という展開である。はっきり言ってこれは漫画なんかでやり尽くされたネタ、完全に使い古されたありがちなネタである。 そうではあるんだけど、それでもさすが三谷幸喜、うまく作っていて見ていて面白かった。 むしろ、問題なのはその後だ。中盤に差し掛かる頃には、何だか各登場人物が何をしたいのか、どうしたいのか、よくわからなくなり、いったい製作者はどういう展開にしたいの?と首を傾げるような展開で、だいぶ退屈に。 そして、後半。ここからは、意外性の連続で、「ああ、こういう展開になるんだろう」、というこちらの予想をいちいちくつがえしてきて、話は予期せぬ方向へどんどん流れていく。それ自体はよかった。だがどうにも展開がハチャメチャすぎる。 いきあたりばったりなのだ。お話に、無茶があるのだ。女をよこせと出てくる覆面の男たち(主人公の仕込みなんだが)の登場が意味不明だし、組長が突然俺を撃てと言って出てくるのも不自然すぎる。どうして会計担当がデラ富樫だったのかさっぱりわからない。などなど、なーんか無理やりで意味不明な展開が多い。 最後の映画用のギミックを利用してデラ富樫を追い払うというのは面白かっただけに、そこに行くまでの展開をもう少し綺麗にまとめて欲しかった。
[DVD(邦画)] 6点(2016-06-22 03:55:31)
52.  パフューム/ある人殺しの物語 《ネタバレ》 
匂いに魅せられた男が、匂いのために連続殺人をするという話。舞台が昔のフランスだったんだけど、もしこれを舞台を現代にしていたら「よくある猟奇殺人話」と言われてた話かも。こういう異常者のシリアルキラーなんてよく題材にされてるから。 DVDのパッケージには「衝撃のラスト!」なんて書いてあって、確かに結末には意外性があるにはあるが、うーん、何だかな。あのラストはちょっとむちゃくちゃではないか?女性の香りで人を自分に手なづけて、かつ色狂いさせる、なんてちょっとありえない。 あと、映画は2時間半もあり、とても長いのだがその割に内容がない。冗長がすぎる。もっとサクサク話を進めてほしい。 全体としてそこまでひどいわけでもないが、あまり褒められる内容でもない。
[DVD(吹替)] 6点(2016-03-10 01:49:47)
53.  ●REC/レック(2007) 《ネタバレ》 
こんな見ていて不快な映画も久しぶり。登場人物たちがどいつもこいつもヒステリックに大騒ぎしすぎなのだ。細かいことでいちいち興奮し、怒鳴り、喧嘩して、映画全編にわたって何かしら大声で騒いでいる。主人公の女が一番うっとうしいが、どうでもいい端役のマンション住人達までが全員こんな感じなのだ。主人公の女は、いちいち「報道の自由」などとわめいて、勝手にカメラを回し、警察とひともんちゃくするのもうっとうしい。それに加えて、モキュメンタリー方式のため、ずっと画面はカメラの手ブレ状態。見ていて本当に辛い。怖いとか感じる以上に、不快感がすごい。 話としてはパンデミック+ゾンビな内容で、今となっては新鮮味が全くないが当時としては目を引く内容だったのであろう。 もっとバイオ的な話かと思ったら最後は悪魔憑きのような話が出てきて、オカルトな結末だった。なぜこんな結末にしたのか意味がわからない。必要性が全く感じられない。まず伏線が全くはられていないので、取ってつけたような感じしかしない。 あと、警察官、消防士、住人といった人たちが、妙に自己犠牲で主人公たちを助けようとするのもよくわからない。お互いさっき会ったばかりの赤の他人なのに、なぜみんなそんなに献身的なの?普通ならもっと「自分が助かるために!」と生き残るために身勝手な行動をするだろ。不自然極まりない。 映像面ではB級には収まらない十分なクオリティはあったが、とにかくダメなところが多すぎる。色々残念な映画。
[DVD(吹替)] 6点(2014-07-01 21:25:03)
54.  キル・ビル Vol.2
第一作に比べるといまいちインパクトが足りない。 バカっぽさ、はっちゃけ感、おふざけがなく、凡庸な作りになってる印象がいなめない。 「普通の映画」になってる。 普通の映画としても悪い出来ではないんだけど、取り立てて褒めるべきところもない。 ラストシーンも、普通ならけっこうグッと来る展開なんだけど、バカ映画の延長線で見てしまってるので、どうしても茶番に見えてしまう。
[DVD(吹替)] 6点(2013-08-24 03:36:41)
55.  呪怨2 (2003) 《ネタバレ》 
ホラー好きで、かつ、ホラーのハードルが低い自分にはそれなりに楽しめた。が、ダメ出しすべきところも非常に多い。多すぎる。 まず、顔白塗りでブリーフ履いた少年は出さないほうがよかった。あの見た目はどうひいき目に見てもギャグにしか思えない。伽椰子の子供ということのようだが、「親子の化け物」というのも何だか滑稽でテンション下がる。伽椰子の方はなかなか怖いんだけど、ブリーフ少年が出るたび、ちょっとガクッとなる。まあこの少年がある意味この映画のイメージキャラみたいな所があるから無理なんだろうけど。 そして、サッカーボールのように転がる少年の頭、もぞもぞ動くカツラ、死んで空に浮かび上がる千春・・・・もうギャグにしか見えないんだけど(笑)…これって本気でやってるのだろうか。 出産のシーン、生まれてきた赤ん坊が紙袋に入っているのはどうして?これもギャグというか、もうシュールすぎて何が何やら分からない。ラストは悪くない。いかにも次回作につなぐため、という感じもしなくはないが、続編は出ていない。今作は興業的にイマイチだったのだろうか。 作中よく出てくる血については、あんな鮮明な赤じゃなくてもっと黒くしたほうがリアルになるだろう。さすがにノートに染み付いた数年前の血のりが真っ赤じゃ、血じゃなくてインクのシミに見える。 千春は何だったんだ?あの子やその友だちはなぜあの呪われた家にいたの?というか、公園の方は夢?他の犠牲者は全員何がどうなったか明瞭なのに、千春のエピソードだけは意味不明すぎる。 キャストは冴えないのばかりでゲンナリ。女性陣は酒井法子(おばさん)に新山千春(B級)、恵役の素人くさい人、もう少し可愛い子を出せなかったか。市川由衣だけ輝いていた。男の方もメインキャストじゃないとは言え、京子の婚約者は素人さんか? ほぼ覚えていない前作は、ただただ人が現れては死んでいくだけの映画だったと記憶しているが、今回は時系列にも一工夫あったり、また、「なぜ京子だけは死なずに済んだのか?」という謎とそれが分かる結末など、少しは見るべき筋がきがある。 まあ、総じてB級感のある映画。そして少々子供向けに作られている感じ。
[DVD(邦画)] 6点(2013-05-13 01:16:33)
56.  CUBE2
第一作は名作。でも、この手の映画の続編には全く期待してはいけない。そうと知りつつ、借りて見てみたが、やはり想像通りのダメっぷり。 設定、展開、登場人物などもろもろが、前作と同じような作りであるのだが、前作にあった緻密なシナリオはもう微塵もなく、面白くない。 謎の数字も結末は「え?それだけ?」とずっこけるシロモノ。次々明かされる「意外な事実」も伏線がなく取ってつけたよう。数多く登場する人物もほとんどがストーリー上無意味な存在で、いてもいなくてもどうでもいいような奴ばかり。壁が迫ってきたり、謎の四角形が襲ってきたり、と前作キューブにあった「洗練された独自ルール」に反するような「例外」的仕掛けも多くうんざり。時間の遅れだの、パラレルワールドだの色々新要素が出てきてはいるものの、だから何なの?それによってお話が面白くなってるの?としか思えないものばかり。 制作費が安そうなのも、今回も健在だが、今回はその安さゆえの「チャチさ」がかなり目立つ。CGというかSFX的な部分が本当にチープで、見てると失笑モノ。 役者ももう少しどうにかならないのか。アジア系の盲目の女は妙にブサイクだし、赤いドレスの女はなぜあんなに背中が汚いのか?あの背中には何かわけがあって最後にそれが明らかになるのかとすら思ってしまった。 前作が「ワンアイディアで勝負!」の作品だったから、その続編に期待してはいけないのであるが、全く想像通りのダメ映画。でもこういうサバイバル映画好きなんだな~。最後まで見れるだけの楽しさはあったので6点。
[DVD(吹替)] 6点(2013-04-30 00:20:14)
57.  サマーウォーズ
いまいち。ダメな点を列挙してみる。 ネットが社会の至る所に浸透した近未来、そのネットをハックすることで社会に混乱をもたらそうとする敵・・という設定は極めてやりつくされた感があり、うんざりする。 電脳世界での戦いも、すごく抽象的なものなので、それを映像でイメージ化しても、結局「なんだかよくわからないことをやっている」という感が拭えない。 「家族のつながり」が作品のテーマなのだが、敵と対峙する時、その家族がほとんど力になっていない。結局は家族の中で特別な力を持った一部の天才(主人公、ヒロイン、少年、ワビスケの4人)のみで事件の解決に至っており、アレコレとたくさん出てきた家族も最後はただ応援してるだけであった。(力を合わせるだの団結だの綺麗事を言っても、結局世の中というのは一部の天才によってのみ動いていくのだという皮肉が込められている、と解釈したらそれはそれで面白い映画かもしれない。) 電脳世界を乗っ取った巨大な相手が、たかだが「花札」で負けるだけで、すべて崩壊するというのもあまりにご都合主義にすぎる。 声優がひどい。もう最近のお決まりだが、ネームバリューがあるだけで演技力のない著名人を起用し、作品の質を落としても宣伝効果を優先している。声優のレベルが低すぎて聞くに堪えない。 監督が描きたかったという、日本の原風景や家族の温かさのようなものは描けており、完全な駄作というわけでもないが、及第点には届かない作品。
[DVD(邦画)] 6点(2013-03-23 22:28:02)
58.  ロード・キラー 《ネタバレ》 
うーん、まあそこそこ楽しめるし、怖いといえば怖いんだけれど、いまいちパッとしない。 相手が一体何者なのか分からないけれど執拗に追い掛け回される。それは不気味で怖いのだけれど、まあよくあるパターン。しかも追いかけてくるのはトラック野郎で、まさに「激突」そのまま。ちょっとしたきっかけで変なのに付きまとわれるというのも「座敷女」(映画じゃないけど)とかでもやられてるし、まあちょっとありがち感のあるネタである。 結末は、犯人は製氷会社の人間・・・と分かってハッとなる兄弟二人。でもどういうことかよく分からない。あの、カードを持ってきてくれた親切な人が犯人?ということ?それはそれでちょっと首をかしげるなあ。 あと、最初はかなり自分勝手だった兄が、途中からヴェラのことをかなり心配したり、ちょっと「真人間」になってしまったのに違和感があった。 とりあえず、B級感たっぷりの平凡な作品。
[DVD(吹替)] 6点(2010-11-20 00:27:07)
59.  モンスターズ・インク 《ネタバレ》 
子供を怖がらせるオバケ。しかし、実はそのオバケ側にも事情があり、なんと、子供の悲鳴はモンスター界のエネルギーであり、それを集める会社まである、という設定は面白い。しかし、その設定から繰り広げられる物語は可もあり不可もありというところか。 女の子がやってきて、2匹のモンスターがすったもんだするのだが、そこにコミカルさ、楽しさは見いだせなかった。むしろ、逃げ回るブーや、マイク(一つ目)の冗長なしゃべりにイライラしてしまうシーンも。ストーリーは、「子供を怖がらせてはいたけど、そんなことするのはかわいそうだと気づいて、最後は笑わせようとする」という流れなわけで、一見いい話のようだが、別にそうではない。お話としてはまとまっているが、薄っぺらい。 とはいえ、最後にブーと別れるシーンや、再びブーと相まみえるシーンは心にしみるものもあり、そこは評価できる。 映像については、特に目を見張るほどのものではなかったが、サリーのふっかふかな毛皮は見ていてすげえ触りたい感じでよかった(笑) しかし、あの黒幕の2匹がなぜブーの誘拐に最後までこだわったのかがよく分からない。新しい装置で悲鳴を吸引するというだけなら、別にブーではなく他の子供でも良かったのではないか。サリーとマイクの2匹に企みがばれてしまったのなら、そのまま2匹にブーを元の世界に返させ、あとでこっそり別の子供、それが嫌なら再びブーをさらえばいいではないか。2匹からブーを奪い返すことにいつまでもこだわる意味がない。 あと、元々の設定だが、なぜモンスターは子供が怖いのか、についても最後まで理由が分からない。 いくら子供向けの映画とはいえ、お話の整合性には手を抜かないで欲しいところだ。 吹き替えについては、名の知れた芸能人を使うのは好きではないが、爆笑田中はいい演技をしていた。
[地上波(吹替)] 6点(2010-02-28 04:47:53)(良:1票)
60.  硫黄島からの手紙
太平洋戦争の、勝てる見込みのない戦争、もう死ぬしかないような絶望的な状況、それでも戦う、戦うしかない、というドラマは少々見飽きた感はある。今回のはまさにそんな映画であるが、まあそこそこに楽しめた。戦うしかなく、そして死んでいく日本人の悲哀をよく描けていたように思う。そう言う点でアメリカ人が作ったとは思えない出来である。パン屋の男が無事生き残ったのがとても嬉しかったり、ドラマにかなり感情移入できた。しかし、「手紙」というタイトルからしてもうすこし感動的な作品かと思ったが、そうでもなかった。また、話ものんべんだらりとして、平坦で、盛り上がりに欠けるのもマイナス。あと、セリフが聞き取りづらかった。
[地上波(吹替)] 6点(2009-11-07 20:01:56)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS