41. チャーリーとチョコレート工場
うーん・・・、個人的にはリスがナッツを齧って仕事してるところは大好きでした(笑)。あとは・・・まぁ、所々面白かったですが1回観たらもういいや、な映画でした。デブのドイツ人の子供の描写がちょっと気になったかな。シザーハンズの時もそうでしたが、一緒に映画を観た連れ(女)は必ず喜びますね~。ティム・バートン監督は女性に受ける映画を作るのはうまいと思います。個人的にはいまひとつ・・・ [映画館(字幕)] 5点(2005-10-08 02:24:22) |
42. 亡国のイージス
はらはらドキドキしながら観ました。原作を読んでいたのでどれだけ端折られて、どれだけ物語が崩壊してないか心配で(笑)。観終わった感想としては「やっぱり映画は難しかっただろうな」と思うと同時に「案外よくまとめてもいたかな。でもな・・・」という感じでした。不満に感じた点は(1)宮津が艦長じゃない設定。副長というのはどうも・・・。(2)菊政はある程度しょうがないとして、田所と静姫の扱いが原作と違ってあまりにも軽い。とくに静姫が。以上、他は時間の制約上仕方ないとして、この2点が非常に気になった。ただ、最後のグ○ーが実は○だったのを変えた点とか、梶本総理のあの映画での役割とかはうまかったと思う。とにもかくにも色々挑戦してみた意欲作だったと評価してあげたいです。寺尾、中井、真田の演技を見るだけでも一見の価値はあるんじゃないでしょうか?その他の俳優の演技もとてもよかったです。それにしてもCGの使い方がやっぱり邦画は下手ですね・・・。技術はあると思うのになぜなんでしょうね? [映画館(字幕)] 6点(2005-08-05 17:57:24) |
43. Mr.インクレディブル
あ~面白かった。すっきりさっぱりで余計な評価はしないで、肩肘張らずに楽に見るべき映画ですね。ピクサー作品の中では一番のおすすめ。キャラの造形ががもうすこし自分の好みだったらプラス1点ですね。お父さんは好きですが(笑) [DVD(字幕)] 7点(2005-08-05 17:31:37) |
44. CASSHERN
そんなに悪い映画ではなかった。くどい部分、独りよがりな箇所はたしかにありましたが、ごく普通に最後まで思っていた以上に楽しめた。役者(特に男優陣)の演技がいいのでそこに助けられた部分はかなり大きいのは確かでしょうね。あとPVの繋ぎ合わせの様な映画だという評価がここでも多く拝見しましたが、まさにそんな評価がぴったりな映画でしたね。とにくかく自分の評価は「思っていた以上によかったかな」でした。苦言を呈すれば、格闘シーンがCG多用でごちゃごちゃし過ぎていて何が何だかわからないのはいただけなかった。この作品に限らず、昨今は洋の東西を問わずこの手のアクションシーンが多いので、映画界全体でもっと考えていってほしいなと思います。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-05 17:22:02) |
45. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
うーん、いまいちでした。子供向けと割り切ればよかったのかもしれませんが、ちょっと幼稚すぎました。でも自分がもし子供だったとしてもあまり面白いとは取らない確率が高いです。 [DVD(字幕)] 3点(2005-08-05 16:49:07) |
46. 北の零年
役者の年齢は出来たら無視してあげたいのですが、やはりどうしても本作品における吉永小百合さんの年齢設定では、申し訳ない程に作中では気になってしまった。役者の実に素晴らしいせっかくの重厚な演技が勿体無いし、実に残念です。ただ、繰り返し強調しますが吉永さんの演技力や存在感は本当に抜群で、流石としか言い様がないです。時の流れや運命に翻弄される人達を描いたこの作品は、飽きさせる所が少なく、168分という長編映画にも関わらず最後まで見せる力強さがありました。個々の役者の演技や、邦画としてはスケールの大きい当時の建物やセット、小物もよく頑張っていたと感心します。それにしても渡辺謙が演じる小松原の変わりようは言語に絶するところが感じましたが、人の世の有り様をを考えてしまうと無くも無く、実に悲しいと思いました。全体的には他人にも見てほしい映画だと思いました。ちょい甘で今回は7点とさせて頂きました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-05 16:42:57) |
47. ミリオンダラー・ベイビー
「ミスティックリバー」、そして「半落ち」を見たあとではこの映画の印象は思っていたよりも高くはならなかった。が、本当の本当にクリントイーストウッド、モーガンフリーマンの演技を見れただけでも大満足でした。この2人の存在感というか、あまりにも熟練した演技には脱帽の一言。ある意味モンスターだと思ってしまった。物語があまり私好みではなく(先にあげた2作品もあまり好きではない部類に入る)、最後まで見るのに少々気力を要したので、やや厳しく評価で5点です。見終わった後は心底疲れを感じました。嫌いな映画とまではいかないのですが・・・。 [映画館(字幕)] 5点(2005-07-01 02:35:40) |
48. スイミング・プール
う~ん、完全に惑わされました&これがサラの妄想(創造)だという解釈は、ここのレビューを読むまでは全く分かりませんでした・・・。言われて初めて理解したというやつです。お陰さまで見終わった後の「?」な気分は、かなり解決いたしました(笑)。ちなみに率直な感想なんですが、「映像きれい(好き)」、「サニエかわいい」、「ランプリングの演技いい」、「理解してはいなかったが、面白いストーリで満足」というところです。やや甘めの7点評価ですが、人に勧めて感想を色々聞いてみたい映画だと思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-01 02:23:06) |
49. 機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者
多分、今後の皆様の評価は間違いなく旧画と新画の比較が中心になる事は確実ですね。私も新画の出来が非常に良かった分、どうしても旧画の「線の荒さと狂いのある絵」が残念に感じました。それ以外の不満は、(1)1時間30分ではいかにも短い。何故に2時間程度にしなかったのだろうか?あと30分長いだけでも様々な説明や解釈を与えるシーンが追加出来たのにと思う。(2)カミーユの物語の登場の仕方と、アムロがカツを連れて輸送機を奪うシーンはもっと説明が必要です。この2点が極端に端折り過ぎ!(3)やはり初見の人には残念ながら物語の半分も理解できない作品であった。本作を堪能するには初代の劇場版とZのTV版を最低見てないとほとんど理解不能でしょう。不満を先に書きましたが私は結構気に入ってます。新画のMS戦は鳥肌ものですし、ストーリーも続編の期待を抱かせるのは充分な出来でした。続編を早く見たいですね! [映画館(字幕)] 6点(2005-06-03 01:13:39) |
50. ターミナル
過去にも度々コメントしてますが、今回もやっぱり、スピルバーグってやつは・・・と感じてしまいました。私とスピルバーグはどうやら根本的に相性が合わないようです(笑)。こればっかりはしょうがないのかも知れないが、この監督の「いかにもな演出」がどうしても受け入れられない性質のようです。でもトム・ハンクスは大好きな俳優で、今回もさすがな演技を堪能させて頂きました。これがなかったらもっと低評価でした。 [DVD(字幕)] 4点(2005-05-21 22:19:54) |
51. 隠し剣 鬼の爪
この作品をコメントする前に私は、「たそがれ清兵衛」をかなり手厳しい評価を与えていた事を思い出した。本になった「みんなのシネマレビュー」に取り上げられていましたし(笑)。今確認してみたら、なんとぴったり2年前に見てたし、点数も6点とさほど悪くない評価をつけていました。さて今回の本作品は同じく6点を付けさせて頂きました。前回は非常に期待値が高かった事もあって、その反動での酷評になりましたが、今回は「たそがれ」のワクチンを既に打ってから見たせいか、思いの外いい映画だと感じる事ができました。これが国民的映画を作った監督の王道と手腕なんだなと感じましたので、あまり「二番煎じ」とは思いませんでした。とはいっても、やはり変わり映えしないのが山田監督作品の宿命なんでしょうね。今回作品を拝見して6点にしたのも、前作と変わり映えがしない出来だったからです。これがいいのか悪いのか、今の私には分かりませんが、「(痛いシーンは別にして)安心して観る事が出来る作品」の存在も必要なんだなと思います。ちょっと年とったかな、私は(笑) [DVD(字幕)] 6点(2005-05-21 22:10:52) |
52. オールド・ボーイ(2003)
6点にするか7点にするか久々に迷った。とりあえず7点ですね、なかなか面白いと思うので。見て最初に思ったのは、これはたしかにカンヌでグランプリとりますね~。もろに審査委員長のタランティーノ好みの作品になってましたよね(笑)。偶然とは私も決して思わないが、運命的であると感じましたね。内容は想像以上に痛い場面があって、子供は見ない方がいいかもしれませんが、非常に凝った内容で次の展開が楽しみで面白かったです!どうも私は韓国映画に好意的に評価しがちですが、やはり邦画と比べてしまうと、どうしてもレベルの差を感じてしまいます。最近元気になってきた邦画ですが、いやはや、本作品を見るとまだまだな感じがします。頑張ってくれよ、日本映画・・・(切実に)。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-21 21:44:25) |
53. 血と骨
一人一人の役者の個性が際立っている。決っしてたけし一人で成り立った映画ではない。が、しかし、それでも尚あり余るほどの北野武の存在感の凄まじさに脱帽です。ふと思ったのが、もし北野武がこの世を去った時、いったい誰が彼の代わりを演じられるのだろうかと思った。全く無理な話で、おそらく完全に北野武は北野武でしかないという決定的な固定ジャンルになってるのだろうと確信しました。作品自体の評価に戻しますが、残念ながらストーリー運びが若干ちぐはぐ。いつ物語が始まるのだろうと思いつつ最初は見ていた。見終わってみるとだから何だという思いになってしまう。もっとこの作品を吟味するにはやはり小説を読むしかなさそうだ。そういうパターンは私は好きではないのだが、そうしないともったいない映画だとも感じました。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-21 00:10:29) |
54. ハウルの動く城
手厳しい前評価を聞いて、覚悟して観に行ったのですが案外面白くて、逆に意外な感じがした不思議な作品ですね。たしかに消化不良、たしかにどこか物語りやキャラがちぐはぐなのですが、それでも観終わった今では「なかなか面白かった」と思わせる宮崎駿監督の「熟練作」といった感じでした。過去の彼の作品と比べれば、私としては「中のやや上くらい」でしょうか?評判の悪い声優もキムタクをはじめ最近のジブリアニメにしては素人くささでサブイボも出なかったですし、まあまあでしたね。とりあえず後半の物語展開がやや分かり難く、きっと子供は混乱すると思うだろうなと思ったくらいで、そんなに悪い作品ではありません。少なくとも「もののけ姫」よりは全然いいと思います。それにしても今後なにを作っても注目される宮崎駿作品。そしてなにを作っても必ずヒットが約束される同監督の心情は複雑かもしれませんね。なにはともあれ、一ファンとしては静かに次回作を楽しみにしたいと思ってます。今後もまだ宮崎監督の新作を楽しみに出来るという幸せを我々は同時代に生きているのですからね。年齢を考えるとあと何作作れるのでしょうね・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2005-04-02 02:33:46) |
55. LOVERS
やっぱりこの監督の作品は「映画」というより、どうしても「PV映画」になっちゃいますね。内容うんぬんよりも、とにかくきれいな映像と、研ぎ澄まされた中華風アクションをいかに凄く見せるかに重点が置かれていると感じます。気になる点は、その素晴らしい中国の美しい自然の数々なのですが、別に映像に手を加えなくても充分にきれいなのに、変に色彩に手を加えるので不自然な風景になってしまっている。文化の違いなのかもしれないが、日本人の私としては映像に手を加えない中国の美しい自然の映像を見たかった。少々残念に感じる。ちなみに先に内容は無いかのように書きましたが、過去のグリーン~や、ヒーローに比べるとまだ分かりやすいストーリーになっていて、複雑な3人の男女間の感情が切なくて、けっこう良かったと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-02 02:18:47) |
56. コラテラル
悪くないです。悪役のトムもかなり決まっていたと思うのですが・・・。けっこう渋めに作られているので落ち着いて鑑賞できる点がよかったと思います。不思議とまた観たくなる様な作品でありました。 [DVD(吹替)] 7点(2005-04-02 02:07:00) |
57. スチームボーイ STEAM BOY
普通におもしろいと思うのですが、懲り過ぎの感もなくもない?圧巻のアニメーション技術はさすがに世界に誇る日本アニメの面目躍如といったところですが、なにか物足りない感じが・・・。ストーリーや設定を考えると「血沸き肉踊る」ようなスリルあふれる、子供も大人も楽しめるような作品になっているはずなのに何故かそうなっていない。自分でも何故そう思うのかうまく言葉が浮かばないのですが、なんとなく物語りに「熱さ」が足りない様に感じました(スチームは熱いけど(笑))。全体的には非常にクオリティーが高いので、それがかえって勿体無いと思います。あまりヒットもしなかったようで、これはやはり宣伝不足なのは間違いありませんが、もっと観る人の心を突き動かすような「何かが」ないと口コミによるヒットもないと思います。それと、大友キャラのポスターも出来は正直あまりよくなく、私はレンタルDVDにて鑑賞したのですが、正直言って映画館に足を運ぶ気持ちにはならなかったです。好き嫌いは別にして、宮崎駿と比べると大友さんの絵はその点で損をしちゃってますね。私は嫌いではないのですが・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-02 02:01:07)(良:1票) |
58. キング・アーサー(2004)
ブレイブハート、ロードオブザリング、そしてトロイ等を観た後ではよく似たパターンに感じてしまうのはしょうが無いですが、それでも迫力の合戦シーンや、大きい俯瞰の壮大な画面の連続は素晴らしいと思います。ただ、あまりにもまとまりよく作られているせいか、全体の中で強烈に印象に残るシーンが少なかったように感じました。インパクトという点ではもう少しだったように感じます。でも見て損はない良作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-02 01:43:46) |
59. アイ,ロボット
どうしてもありがちなストーリーなので、脅威のCG技術の連続の割りには、どこか「前にもこんなの観た事がある・・・」と感じる作品でした。とはいっても、全体的には無理なくよく作られているので、割合楽しんで鑑賞する事ができました。ロボットの造詣はやはり日本人サイドからみると、あまりよくないですね。やっぱり文化の違いでしょうか(笑)。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-02 01:35:51) |
60. スウィングガールズ
ちょっと待った、ちょっと待った(汗)。なんでこんなに平均点が高いのでしょうか?私としては典型的な低レベルのどうしようもない邦画として厳しくコメントしようと思っていたのに(苦笑)。率直いってイメージ先行型の稚拙な映画じゃなかったでしょうか?かわいい女子高生が出ればそれに釣られる人達もいる中で、その上ジャズをやる!これは確かに興味津々。そしてキャッチフレーズが「ジャズやるべ?」なんてかわいく方言で言われちゃうと、それだけでファミリー層までも釣られてしまうだろう。そんなこんなでイメージ戦略とマーケティングの仕方には唸らされるものがある。ついでにいうとポスター等も何か期待を抱かせるだけの作りである・・・。とは言っても、内容は最初から最後までぐだぐだの連続。はっきりいって映画になっていない。若手を中心の演技力も学芸会レベルで全くひどい。ジャズの演奏にまでちゃちを入れるつもりはないので、その点の努力は認めるが、設定・脚本・配役のレベルの低さが目に付いてしまう。こういう映画の存在自体は私も否定はしない。たまにはあってもいいと思う。しかしここ数年の邦画はずっとこんな映画ばっかり作っていて、そして観客もそれに追従して無批判に楽しんでいる現状にどうしても疑問を感じる。TVドラマならいざしらず、観客側にも映画を観る「目」の力が衰えてしまっているのではないかと危惧してしまった。長々と書いてしまったが、平均点が4~よくて6に届くか届かないくらいの評価であったならばここまで書かなかったのだが・・・。最後に竹中直人が演じる男性教諭は、これはいくらなんでもジャズに関してはセミプロレベルの技術を持っているという設定の方が、映画を全体的にまだまとめる事が出来てたと思う。実はマチュア以下という設定であった為、その点は笑いを誘ったのだろうが、彼女らスウィングガールズの演奏技術が、最後あそこまで出来る事に対して「何故?」の違和感を大きくしてしまってすっきりしなかった。あまりにも余分などうでもいい設定付け、つまり意味の無い「笑い」を取り入れた点に、現在の邦画を作る側の意識の稚拙さが表れていると強く感じます。 [DVD(字幕)] 3点(2005-04-02 01:29:37)(良:6票) |