41. アンダーワールド(2003)
「『マ○リックス』のパクリじゃないか?」という批判は、世界観とベッキン嬢の素敵さでカバー。冗談抜きで美人だよ。愛の四行詩とか創ってしまいそうなくらいファンなんで、彼女が年をとる前に早く続編を作ってください。 8点(2005-01-09 14:31:15) |
42. 壬生義士伝
堺雅人が鬼の形相で血を吐くシーンで、腹を抱えて笑ってしまった。山南ファンの方、すみません。腹サパッと切ります。 4点(2004-12-31 09:27:24) |
43. ターミナル
《ネタバレ》 さすがゴールデンコンビ。期待を裏切らず素晴らしい仕事をした。トム・ハンクス凄くおもろい。ちょっとフォレスト・ガンプ思い出した。そのキャラクターを生かす話が作れるスピルバーグはもっと凄い。この二人は特に好きなわけじゃないけど、その才能は素直に認める。 パンフレット見ると分かるんだけど、スピルバーグは「名作や傑作では無く、観た後心が優しくなる映画を作りたかった」と書いてる。この映画はまさにそれ。ハリウッド映画の典型。笑いに笑えて、心がホンワカして、後に残るものは何も無い。潔い。 感想を箇条書きにしていくと、①俺でも暮らせる!②多才じゃねぇか!③めちゃめちゃポジティブ!④自分で話せよ!⑤じいさん何やってんだ!?⑥局長もっと粘れよ!⑦恋愛が絡むシーンは全然面白くねぇ!⑧そんな馬鹿な!!!・・・他にもなんかあったんだけど、細かい所覚えてないや(笑)。 この映画のテーマは「待つ」こと。いろんな人が何かを待っている。実はビクターやアメリア、インドのじいちゃんやその他大勢の登場人物と同じように、俺も待っていた。館内の客が俺一人になっても、明かりが戻るまでスタッフロールをにらみつけていた。そこに吉野家のロゴが映るのを信じて。(そんなもん影も形も無かったじゃねぇか畜生ー!!) 7点(2004-12-25 23:30:53) |
44. 地獄甲子園
本当はこういう映画に8点とかつけたいんだけど・・・そんなに無邪気じゃない。主演の坂口拓は見所あると思われる。けどもしも大物に成長しても「昔こんなものに・・・ウフフ♪」とか言われて叩かれたりするんだろうなぁ・・・。漫☆画太郎ファンやB級映画ファンなど大勢の人の心に傷跡を残した作品。 2点(2004-12-24 17:15:02)(良:1票) |
45. ラブ・アクチュアリー
よっしゃ、久々に当たりを引き当てた。 僕はイギリスが好きです。日本といろいろ共通してるところがあってとっつきやすい(島国根性、自嘲癖、微妙な間、はじらい(これは滅んだか)等等)。風景も現代建築の退廃性に侵食されてない。切羽詰っててもタクシー譲れる騎士道精神。そしてなにより、逆境や気まずい場面でも、ユーモアを忘れないだけの心のゆとりをいつも持ってるっていうのがかっくいい。葬式の場面でもAVの共演者との会話でも笑いが取れるってたぶんイギリス人だけだろう。渋い。友達にほしい(イギリス人見たことないけど)。 映画の内容ですが、登場人物がちょっとずつつながってること、「あるエピソードの主役が別のエピソードではモブシーンの一人でしかなかったりする」ことなど群像劇の利点が最大限生かされてるし、伏線のはり方と生かし方が絶妙(「姉のように太るから」っていうポルトガルの女性の台詞とか、ローワン・アトキンソンとか)。クリスマスじゃなくても楽しめます。 だらだら長い文章になってしまったけど、とにかくおすすめです。(特に序盤の結婚式。鳥肌モンです。何で日本にはゴスペルって文化が無いんだ・・・。英国生まれの短距離が速い黒人シンガーに生まれ変わりたい。) 10点(2004-12-21 22:56:20)(良:1票) |
46. どら平太
よく覚えてないけど、すごい退屈だったのと、出演されてる落語家の方の遺作だったっていうのは覚えている。 3点(2004-12-11 08:06:17) |
47. パール・ハーバー
厚かましい。 0点(2004-12-08 20:03:00)(笑:1票) |
48. 白い犬とワルツを(2002)
監督とドッグトレーナーが「ハチ公物語('87)」の方だったんで期待したんですが・・・在日ってなんやねん。 4点(2004-12-08 19:28:16) |
49. 雨あがる
邦画なんてと思ってましたが、これはとてもよかった。有能でありながら人に優しく、それでいて人に好かれるっていうのは難しい。「座頭市('03)」に続いて観た侍映画でしたが、いくら強くても人格が崩壊してちゃーねぇ(笑)。評価はこっちのほうがちょっと上。 海外メディアもサムライのこういう姿に注目してくれていればよかったのに。「キ●ガイに刃物」じゃなく。 9点(2004-12-04 12:06:15) |
50. ソラリス
《ネタバレ》 ・・・うぎぃゃぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!尻!!!!!!! 5点(2004-12-03 13:57:00) |
51. 座頭市(2003)
《ネタバレ》 北野武がヴェネツィアで監督“大暴れで”賞を獲得した作品。とにかく全編にわたって用意された殺陣シーンの凄いことったらない。「俺こういうチャンバラやりたかったんだよ、へへっ」という監督の声が聞こえてきそうである。 残念なのはやっぱり浪人の夫婦。あのエピソードのおかげで痛快勧善懲悪活劇と呼ぶには少々苦々しい後味が残ってしまった(プラスあの姉妹の悲しい過去)。 それを除けばほんとに何も考えず笑えて楽しめる、日本映画に稀有なエンターテインメント作品となってると思う。最後のタップに主要キャラが全員参加してたのもポイント高い(欲を言えば柄本明ほか悪役メンバーにも笑顔でタップ踊ってほしかったけど、ストーリーがあの時点ではまだ続いていたから仕方ない)。 9点(2004-11-28 23:37:48)(良:1票) |
52. ハウルの動く城
話がわけわからん。ストーリー展開に脈絡というものが存在しない。キャラクターは魅力的だった。あれだけ心配された木村拓哉は映画の中には存在しなかった。というより今回のキャスティングは大成功だったように思う。問題はそこじゃない。キャラたちはよくわかんないままに仲良くなって、泣いて、悩んで、お互いを好きになってる。なんか長い時間をかけて出来ていくものがあっという間に出来上がっていって、それが当たり前のように振舞う姿は疑問符の嵐だった。そこが最大の問題だった。 何度もスクリーンから目を離し、その脇に消火器が置いてあることに気づき、早く終わらないかな~なんて宮崎作品では一度も抱いたことのない感想がわいてきた。これ、「戦争」をテーマに加えてしまったことに原因があるんじゃないか。悲惨な状況を描いておきながら、なぜハウルとソフィーだけが嘆き、憤るのか。なぜあんなにも簡単に終わらせられる戦争だったのか。今の世界を見れば冗談で済まされないことは一目瞭然じゃないか。いままで人の力でどうにも出来ないテーマを選んで、あえて完璧な解法を示さず観客に問題提起してきたんじゃないのか。悲しくて仕方なかった。 そんな中で救われたのは、主役二人が抱き合うなか、ながれはじめた 主題歌。ものすごく感動した。谷川俊太郎はやはり偉大だった。♪涙の奥に ゆらぐ・・・ 3点(2004-11-21 19:03:10)(良:1票) |
53. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 「全部本当だったんだ!父さんはウソなんかついてなかったんだ!」・・・というのが素直な感想でしょうか。まだか~、いつになったらいい話になるんだ~、眠たくなってきたぞ~・・・などと愚痴りながらたどり着いた終盤、イスから一歩も動けなくなってしまいました。息子さんの機転と、かかりつけのお医者さんが語った「ホラをいう理由」に乾杯。話を大きくしていたのは息子さんの前で精一杯カッコつけたかったんですよね。そのくせ家を留守にしていた間にしていたことは一切語らない。鑑賞中に、「ユアン・マクレガーの陰に隠れてる、このさえない小太りが父親だったっていうオチやろ」などと斜めに構えた推測を家族に語った俺は最高に小さい人間でありました。シザーハンズと比べて出来はどうか?どっちも素晴らしいので観てください。お願いします。 8点(2004-11-03 16:46:58) |
54. 案山子男(OV)
「こんな映画観る人間がいるなんて製作当初は夢にも思わなんだゴルァ」って声が聞こえてくる映・・・フォローしきれない。 2点(2004-09-26 16:34:41)(笑:2票) |
55. スクール・オブ・ロック
最初は、「何、このブルドックは・・・。」と思いましたが、かっちょよいっス、ジャック・ブラック!!ほんとやってることは最低(?)だけど、根は結構できた大人ってのがオーディションのゴタゴタで分かったし、自分から「主役やらせてくれ!!」と参加申請したんだろうってのが伝わってくるライブシーンのはしゃぎっぷりも見てて気分いい。ロックもジャック・ブラックも厳しい学校の規則や親達のしがらみもいまいち理解が足んなかったけど、充分楽しめました。個人的に気になったのはローレンス(キーボードね)。クラスでたった一人の中国系。一世一代のライブシーンなのに・・・赤マントにドレッド・・・? 9点(2004-09-25 17:41:49) |
56. シービスケット
《ネタバレ》 日本で「競馬」と聞くと「住所不定無職」と安易に連想してしまいますが、この映画に出てくる競馬ってなんかすごく品格の良さというか、神聖な空気が伝わってきてよかった。劇中でも語られてるとおり、この時代の人たちが競走馬たちの姿に不屈の精神とか自らの成功への希望をみていたからなのでしょうか。だからラストの「そりゃウソだろ」ってぐらいの復活劇も笑顔で見てられます。俺もがんばろっと(クリス・クーパー、歯どうしちゃったの?)。 7点(2004-09-22 10:41:26) |
57. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
風の便りに聞くほど銃撃シーンは・・・シビれなかったなぁ~。ジョニー・デップは骸骨になってしまった。 3点(2004-09-22 10:25:42) |
58. バイオハザード(2001)
《ネタバレ》 (原作と比べながら評価したいと思います)まずまずです。原作は3しかやったことないんで、詳しいことは知りませんが、イージーモードをクリアするのが精一杯でした。「怖さが足りない」とか、「ハリウッド風味にアレンジされすぎ」とか言われそうですが、ゲーム通りの怖さで作られた日には予防注射も受けられなくなります。最初あんだけ人がいたのに最終的に独りぼっちになってエンディング、ってシナリオも原作の「一人で戦わなきゃなんない恐怖」みたいなのが伝わってきて個人的に好みです。難点があるとすれば、音楽。あんまり怖くないのはこの辺にも原因があったかなぁと(原作は音楽が全く無かったりして逆にすごく怖かった)。それと、製作国の欄見てみると、【 米・英・仏・独】っていろいろ書いてあるけど、なにか活躍はあったのでしょうか。 7点(2004-09-06 18:38:12) |
59. ショコラ(2000)
《ネタバレ》 結局伯爵さんでさえも自分の都合で行動してて、崇高な使命を持って人を導いたりして生きてる人(?)なんていないんだな~と思うと、現実の世界と重なって見えて、だる~い停滞感を覚えないでもなかった(映画自体は革新的な話なんだけど)。それにしても今回ジョニー・デップはおいしいだけの二枚目役なんかなぁと思ったけど、やっぱあんだけコミカルな二枚目は、トム・クルーズあたりじゃ不可能なんだろうなぁ(別に恨みはない)。 5点(2004-07-16 22:31:10) |
60. 裸足の1500マイル
《ネタバレ》 実話じゃ批判のしようがないよ、と思いつつ何とかがんばってみようと思います。確かにすごい話だと思いますが、映画としてみるとなんかよくある話だし、だらだらと時間が流れていくようで退屈でした。ただ救われた点があるとするなら、脱走後に会うさまざまな人々(特に白人の方々)。「文明化=正義」と信じて疑わない政府の政策を、どう思っているのか明確な意見は語られてなかったのですが、少女達に近道を教えたり保護してあげたりと、好意的な目を持ってる人が多くてなんかほっとしました。「(自分らと同じ)白人の血が流れているから」あるいは「(自分らと同じ)アボリジニの血が流れているから」って理由で彼らがそうしていたのであれば、この二つの人種の距離はこの先どこまで行っても埋まらないと思いますが・・・。 4点(2004-06-26 15:34:13) |