41. ハリー・ポッターと賢者の石
映画中で頻繁に、ハリー・ポッターを称える台詞があったのは、そう言わないと主人公として目立たないからです。だって、魔法の成績が優秀なわけでもないし、性格おとなしめだし。そんな斜に構えた見方をする私は、ハーマイオニーを応援します。人間の価値は、血筋や才能で決まるのではなく、「努力」で決まるのだということを、魅せつけてほしい! 7点(2004-12-09 19:47:41) |
42. マッハ!!!!!!!!
ストーリーで-2点、努力賞で+1点して、この点数です。確かに、この映画は、凄い!でも、ストーリーが悪くて、映画にのめりこめない…。オマケ程度でしかないシナリオでなければ、満点もつけられたかもしれないのですが。 7点(2004-12-09 19:37:58) |
43. ウォーターボーイズ
あのプール、足がつくんでしょ? 4点(2004-12-01 21:34:49) |
44. ダイ・ハード
《ネタバレ》 90年代のアクション映画を基礎付けた、記念碑的傑作ですね。テロリストに封鎖された高層ビル・一人で戦う主人公・包囲する特殊部隊・・・設定からしてゾクゾクしてしまいます。電気ケーブルを切断したら、電磁ロックが解除され、金庫が「電自動で」開くというところが、どうにも腑に落ちませんが 8点(2004-11-30 22:51:30) |
45. ブリジット・ジョーンズの日記
《ネタバレ》 女性の夢物語なので、一般に女性ウケは良く、男性陣からの評判は良くないという作品。私は……せめてダイエットという「努力」を達成してから、幸せになるなら、納得しますが。 4点(2004-11-30 22:48:26) |
46. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 現実と御伽噺の世界を、「物語が上手な父親」というキャラクターと、彼の思い出話を用いることで、上手に融合した作品。ただ、個人的には、いまひとつクライマックスについていけなかったかな。父親が、あの町を復興させたという「現実」を、もっとドラマティックに描いて欲しかったです。というのも、映画から、物語を作り語ることの素晴らしさは伝わってきましたが、それが同時に「現実と御伽噺のギャップ」を伝えることになってしまっていたように感じたので。もう少し、そのギャップを埋め、父親の「現実」での偉業をドラマティックに伝える形にしたほうが、より感動できる作品になったと思います。 6点(2004-11-30 22:44:03) |
47. ブラザーフッド(2004)
《ネタバレ》 まず、隣国がこれほど本格的な戦争映画を作ったことに、尊敬の念を感じずにいられません。日本も、こうした映画を作れるようになりたいものです。もっとも、アメリカの戦争映画の多大な影響を受けていることが明白で(最初の方が、特に『プライベート・ライアン』に似すぎている)、その点が残念でしたが…。また、ストーリーにも、もう少し工夫や大きさが欲しいです。結局、兄弟愛の話に落ち着いてしまっていて、巨額を投じて作った戦場という大舞台を、生かしきれていない気がしました。とはいえ、韓国映画はクライマックスで「人間間の愛憎」に集約させるケースが多いので、これはこれで韓国映画の味ということなのかもしれませんね。 7点(2004-11-30 22:33:30) |
48. 七人の侍
《ネタバレ》 良いんだけど、時代を感じますね。何よりも、キャラクター描写に不満を感じます。7人もいるのに、(特に)菊千代と、大将の勘兵衛・ミスターサムライの久蔵が目立つばかり。正直、女房役の七郎次と五郎兵衛の区別も、なかなかつきませんでした。あと、奇襲をかけた時に倒れたのが、平八だということに気付くのにも時間がかかりました。3時間超と、現在の一般的な映画の1.5倍の時間を持っているのですから、もっと深く描くことが出来たと思います。 6点(2004-11-27 23:48:35) |
49. シルミド/SILMIDO
見て損はない映画です。ただ、これだけ小説よりも奇な実話なのだから、もっと上手く魅せることが出来たんじゃないかな。勢いで、押し切ってしまっている印象を受けました。 7点(2004-11-24 23:22:47) |
50. きょうのできごと a day on the planet
動物園デートでの池脇千鶴がイイ味出してた。他の女性陣の演技は、イマイチだった。「日常」を、日常『らしく』演じるのは、難しいことなのだろうけれど、それにしても演技がわざとらしかった。ストーリーやテンポも平坦だし、やはり日常をテーマにするのは難しい……というか、映画向きの題材ではないのでは。 5点(2004-11-20 20:34:46) |
51. ジョゼと虎と魚たち(2003)
《ネタバレ》 結局「現実的」だった主人公が、「純情」なジョゼから離れざるをえなかったのは、仕方がなかったこと。でも、それを自分から決めたのに、心では割り切れなくて。それが、クライマックスで主人公が号泣するというカタチになったのだと思います。どうしようもないことだけど、どうしようもなく、せつない。だから、心に響くのだと思います。 9点(2004-11-14 21:21:20) |
52. 東京ゴッドファーザーズ
「東京~~」というタイトルにすると『売れる』という法則が、世間にはあるらしい。この作品は……脚本とテンポは良いんですが、ちょっとストーリー的に「奇跡」に頼りすぎですね。 5点(2004-11-12 06:20:39) |
53. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 クライマックスにて。主人公「つい取り乱して、惨殺したと?」ビル「それが真実だ」。……全身から力が抜けました。 6点(2004-11-11 05:07:07)(笑:1票) |
54. 東京原発
特に東京都民にオススメします(私も都民です)。エネルギー問題という重要なテーマを、ワンセットドラマ仕立てで、正面から取り上げた上で、娯楽性を持たせています。特に、突拍子も無く見えた急展開を、「完璧なものなんて、無いってことだろ」という台詞でまとめあげたのは、素晴らしいの一言に尽きました。 9点(2004-10-18 23:18:36)(良:1票) |
55. イノセンス
映像が前衛的な、アニメ映画でした。これまで見たことのない映像を、見ることが出来ました。こうした試みが、新時代を築いていくのでしょう。ただ、数年先にも残っていくような作品ではない気がします。なぜならば、裏を返せば、映像が実験的なだけだからです。映画の骨子となるストーリーや台詞は、正直言って陳腐。特に台詞は、多くの方がおっしゃるように、簡単なことを回りくどくカッコつけて言っているだけに聞こえて、聞いていて辛かったです。また肝心の映像も、CGを多用して描いた三次元の背景と、従来の二次元のキャラクターの共存に、違和感を感じてしまう部分が多々ありました。純粋に一つの完成された作品として、評価するとしたら、せいぜい『4点』でしょう。にもかかわらず『+2点』したのは、この作品が、これからの日本のアニメを触発することを祈ってのことです。 6点(2004-10-18 23:11:36) |
56. デイ・アフター・トゥモロー
カタストロフを題材とした感動系映画では、ごく普通の出来ですね。①感動したい②都市の崩壊を見たい③ぶっちゃけ時間をもてあましている の3つの条件を満たしている方は、気が向いたら、どうぞ。 6点(2004-10-05 21:57:03) |
57. ドラえもん のび太の魔界大冒険
子供の頃、一番好きだったドラえもん映画。でも、今観ると、むしろ『鉄人兵団』の方が面白く感じます。理由は、よくわからないけど、幼少期と今では「フィクションに求めるもの」が変わったからなのかもしれません。まだ幼かった頃、『魔界大冒険』は、「もしも魔法があったら…」という、子供ならではの夢を叶えてくれたので、シンプルに楽しめました。それに対し、『鉄人兵団』は夢も何も無く、ただ残酷な感じで、好きではありませんでした。きっと、子供の頃は、「もしも、漫画にある世界が本当ならば…」という空想を、実現したものが好きだったのだと思います。でも、今は「一時的に現実から離れて、感情移入して感動できるもの」をフィクションに求めています、、、現実での癒しを求めているのかも(笑)。だから、『魔界大冒険』よりも、空想を実現した印象は弱くても、より感動的なストーリーに仕上がっている『鉄人兵団』の方が、好きになったのでしょう。しかし、いずれにしても、ドラえもんの映画は、童心にかえることが出来る素敵な物語だと思います。こういう夢ある漫画が、国民的な存在になり、感動的な映画まで作られるようになって、本当に良かった。。。 6点(2004-10-01 01:30:23) |
58. ドラえもん のび太と鉄人兵団
《ネタバレ》 ジ~ンときました。確かに、リルルの行動は「ご都合主義的」かもしれません。客観的に考えれば、初めて出会った人間に介抱してもらっただけで、これまで生まれ育ってきた機械文明を滅亡させる行為をとるのは、浅はかな裏切り行為に他なりませんから。…でも、私はこの映画が好きです。ストーリーに多少の疑問が沸いても、それを包み込んで童心にかえって素直に感動することが出来ることこそ、ドラえもんの映画の良いところ。そして、この映画は、そのドラえもん映画の良さを、最大限に生かしていると思うから。リルルのクライマックスでの行動には、本当に感動しました…。 8点(2004-10-01 01:09:43) |
59. プレデター
《ネタバレ》 オープニングで、意味ありげに地球にやって来ながら、何年も弱いものイジメをしていただけの「醜い野郎(シュワちゃん・談)」。趣味は、殺した相手の皮を剥いで、吊り上げることです。ハイテクで身を隠して攻撃してくるくせに、相手が丸腰で一人になるやいなや、戦士気取りで肉弾戦を挑み、嬲り殺しを始める……この性根から腐ってるんじゃねえかって感じの、徹底的な醜さ。それは作者の意図としては、ハンターとしての、人間の本能の醜さを、立場を逆転させて描いたのかもしれない……けど!ラストはシュワちゃんに、気持ち良くやっつけてほしかった。。。そうやって完全勝利で狩ることこそが、人間の本能であり、娯楽性・面白さに結びつくのだから。 5点(2004-10-01 00:49:58) |
60. ギャザリング
《ネタバレ》 全体的に、雰囲気もストーリーも、なかなか良い感じなのですが、凡庸な内容に終わってしまった気がします。クライマックスまでに、殺人鬼になった男の動機が浅くしか書かれていないこともありますが、一番の原因はラストのまとめ方の甘さではないでしょうか。「傍観している(ギャザリング)だけではダメだ。それを変えようと思わなければ」というメッセージはわかるのですが、その陳腐な主張にまとめ過ぎているような。言いたいことを直接言うのではなく、観る者の心を動かして伝えることこそ、映画のメッセージの伝え方でしょう。この映画は、その点、メッセージ性がダイレクトすぎたと思います。だから、ラストに物足りなさを感じてしまうのではないでしょうか。結局、印象に残ったのは、クリスティーナ・リッチの誇張された胸の大きさばかりのような……って、それは私だけ? 5点(2004-10-01 00:21:57) |