41. ザ・ハリケーン(1999)
数ある差別問題を扱う作品の中でもこれは秀逸でしょう。檻の外で彼を助けようと活動する者たちの一挙一動で泣きそうになった。 8点(2004-02-07 23:20:26) |
42. ターミネーター2
一作目で絶対的な力を誇ったターミネーターが味方になりさらに強大な力と戦うというエンターテイメントとしては非常に魅力的な設定の上、テーマは人間と、将来人間を脅かすであろう機械との共生の可能性という深いもの。両立し得ないであろう(二つを詰め込むと破綻するであろう)二つのテーゼの見事な融合の結晶である。 8点(2004-02-07 22:54:32) |
43. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
単なる追いかけっこに尽きない、深みがある。追う側、追われる側の様々な感情の動きが見事に描かれており、最後にそれがお互いの口から出てくる。最初から最後まで作品に引き込まれる、改作。 8点(2004-02-07 22:45:04) |
44. “アイデンティティー”
完全にやられました。設定自体でまずドンデン返し、さらに最後でまたまたドンデン返しと驚きの連続。伏線の張り方はミエミエな気がするが、巧みに「あの人」から目を逸らさせる趣向が散りばめられており、観る側は見事に騙されるだろう。ここまでプロットがしっかりしていては最早文句のつけようがない。 8点(2004-02-07 22:22:03) |
45. ヒート
決してテンポが良い訳ではないのに、三時間近くという長さを感じさせないのは何故だろう。おそらくそれは刑事側、犯人側のキャラクターが実によく作り込まれており、それぞれのドラマが観るものを惹きつけて離さない魅力を醸し出しているからではないか。いくつもの個性が重層的に折り重なった大作である。 8点(2004-02-04 21:27:21) |
46. アメリ
お洒落な映像、和んで観れる雰囲気に気持ちがほぐされ、笑いも自然にこみ上げてくるという良作です。フランス恋愛映画はじめっとしたのが多いけどこういうのもいいね。 8点(2004-01-28 12:25:15) |
47. ウェイクアップ!ネッド
天才的に計算された(それともされてないのか?)笑いに心がウキウキした。こんな嫌味の少ない笑いを提供してくれる映画も珍しい。こんな老後、送りたいなぁ。 8点(2004-01-27 16:28:00)(良:1票) |
48. NARC ナーク
カラーの使い方のうまさに度肝を抜かれ、撮影の使い分け、登場人物の心理の見えにくさ、真実の不透明さ、ラストのどんでん返しとまさに"うまい"作品。 8点(2004-01-24 04:55:21) |
49. アメリカン・ビューティー
愛情と憎しみ、満足と不満、これらは表裏一体であり、それぞれの後者が爆発することは稀だけど、爆発したときにこうなる。 8点(2004-01-24 04:39:19) |
50. ビューティフル・マインド
これが現実だなんて信じられない。作中ではナッシュを取り巻く大半が妄想であり、それが支えとなり、敵となる。登場人物を鵜呑みにしてはいけないという状況で映画を観るだなんて、なかなか滅多にないことだ。こんなに集中して映画に望めるだなんて幸せでした。 8点(2004-01-24 04:31:03) |
51. CUBE
よくまあ一つの箱というセットを光のあて具合だけで多層構造の施設に仕立て上げ、さらに深い映画に作り上げたと感心しました。それにしても死に方のグロさは感動モノだとおもう。 8点(2004-01-22 07:00:27) |
52. ファイナル・デスティネーション
本当の意味で怖い、というのも下手したら現実に起こりうる、というものだから。観ている方はキャラに死が迫ってるのに教えることもできないもどかしさを持ったり、急に、意外なところで死んだりの連続でハラハラしっぱなし。発想がすごいわ、これは。 8点(2004-01-22 06:56:24)(良:1票) |
53. 萌の朱雀
ひたすら淡々と流れていく日々の中で何気ない言葉や動作に心動かされた。こういう映画は良い意味で珍しいと思う。ただ、二回以上観ようとは思わないかな・・・。映画の舞台が生まれ育った場所なので感慨もひとしお、という感じでした。 8点(2004-01-22 05:53:54) |
54. es[エス](2001)
ここまで徹底して人のダークな側面を描いた作品は、気分が憂鬱になるどころか、それを通り越して小気味良かったりする。救いようのない内容だったけどリアリティがあり、楽しめた。 8点(2004-01-22 05:49:16) |
55. 評決のとき
何を言ってもサミュエルの演技の深さに驚いた。人種差別の根の深さと根絶することの困難さについて、伝わるものは多かった。 8点(2004-01-22 05:43:28) |
56. ユージュアル・サスペクツ
緻密に作られている分、最後のどんでん返しは相当なものだった。ケヴィン・スペイシーの演技も素晴らしかった。名作! 8点(2004-01-22 05:29:35) |
57. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
題材は結構重いのに、内容はドタバタアクションとコメディに仕立て上げられてある。世界観もクールでかっこいい!でも最後は結構しんみり。二つのカラーがバランスよくまとめられている味のある映画です。 8点(2004-01-22 05:04:24) |
58. 裸の銃を持つ男 PART2 1/2
前作よりパワーダウンすることなくよくここまで人を笑わせる映画を作れるなあと感心しました。やはり終始笑いっぱなしのまま映画が終わっていった。 8点(2004-01-22 04:55:17) |
59. アバウト・ア・ボーイ
あのウェイツ兄弟監督ということもあり、バカ映画を想像していたので実際観てビックリし、彼らの才能の広さに感嘆しました。淡々としたストーリーの中にも笑いや悲しみ、感動が溢れています。ただ、最後は少し尻すぼみになっていた気もしました。全体としてはバランスよかったです。 8点(2004-01-22 04:47:45) |
60. タクシードライバー(1976)
トラビスの生き方が素直にかっこいい。心情の推移が手に取るようにわかる様は観ていてすごく共感できた。アノ髪型に影響受けまくりました。 8点(2004-01-22 04:25:10) |