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41.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 
 前作で確かレイは普通の人だったはずなのに、とうとう今作で彼女をパルパティーンの孫にしてしまった。どうなの?ソレ?と思う。  でも、物語は今までの旧作なぞりでは無いストーリーで良い。と入っても大した話じゃないとは思うけど。前作で不評だった中国系のブスも控えめでまあしょうがない範囲。映画の作り方的に仕方ないのかもしれないけど、パルパティーン復活なら、もうちょっと前作に伏線でもあればよかったのに。何か突然思いつきました感が否めないのは痛い。伏線といえば、前作で意味ありげな指輪をして、フォースで箒を手繰り寄せたたガキは結局何もなしか。(まさか、次の3部作に繋げるつもりじゃああるまいな、ディズニーよ)  そして赤系青系の色で意味づけされていたライトセイバーをレイが最後に起動した時に黄色だったのは面白い。「フォースにバランスをもたらす者」は結局スカイウォーカーの血統ではなく、シスのパルパティーンの血統から出たのは皮肉というか驚きだ。彼女こそとうとうバランスをもたらしたのだと映像的に表現した良い表現のカットだと思った。だけど、最後スカイウォーカーを名乗るか?あの時「レイ・・・フォース」とか言うかと思った。パルパティーンでもスカイウォーカーでもないバランスを表した名前を名乗ってほしかった。あ、今気付いたが「フォースにバランスをもたらす者」は結局シス側から出たってこと?  作中パルパティーンの言う「スカイウォーカーの歴史は暗黒面との葛藤の歴史」みたいなことを言うのは凄い見識だと思ったっが、逆に言うとシスの歴史は6作かけて盛り上がって終わったものが最後チロッと残り火が燃えてすぐ消えた感が寂しい感じもするのだ。スノークの影のものを描写しておくべきだったな。   さて、鑑賞後しばらくして思ったが、パルパティーンをあのように活かすなら、同様に霊体のまま新たなジェダイを指導しているヨーダというのもあり得た気がする。尤も、そうすると物語が永遠に終わらなくなるけど・・・。
[映画館(字幕)] 7点(2019-12-27 15:00:29)
42.  ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 
 んー。スターウォーズなの?これ。と思ったが、所々に「帝国」が顔を覗かせているが。最後の最後に(この物語的)ラスボスが登場して、時代感覚がかなり狂ってしまった。多くの人はあの人はエピソード1で死んだと思っているはずで、その時点であの船が出てきたり帝国なんて表現が出てきたりすると??となると思う。Wikipediaで調べると結構後々まで生き延びたらしいが。   さて、これを見て一つ思い出したことがある。「レ・ミゼラブル」という小説だ。この小説は文庫版で全5冊の大作だが、一冊目がほとんど司教様(バルジャンに銀の燭台をあげちゃう人)の話(生い立ち)なのだ。いや、司教様はバルジャンとの関わりだけ分かればいい人だから…。んん、これである。ハン・ソロっていうのはこの銀河戦争で突然現れた凄腕パイロットで良いのではないか?長々とした彼の生い立ちは「銀河戦争の一部としては」要らないんじゃないか?  誤解を恐れずに言い切ってしまうと、ハン・ソロはフォースに関わらない一般人の星なのだと思うのだ。それが、その物語の側面でシス側の者たちとニアミスしていて(おそらくシリーズが進むともっと関係深くなるんだろう)、ちょっとげんなりしてしまうのだ。   もう一つ思い出すのは、例えばジョンウエインが出てはいるが取り立てて面白い訳でもない「普通の」西部劇。ジョンウェインが出ていなければ間違いなく見る必要が無い感じ。この青年が「ハン・ソロ」でなければ見る必要のない物語。 あと、密輸品の運び屋とされていたハンソロが何だかいい人より過ぎていて、それも期待を裏切る。こんな男なら、デススター襲撃に舞い戻るのは容易に想定できるじゃないか…。
[映画館(字幕)] 5点(2019-12-15 20:45:39)(良:2票)
43.  サリュート7 《ネタバレ》 
宇宙開発なんてやっぱり相当な無理と危険を冒しているんだなあ。アポロ13もサリュート7も不可抗力のちょっとしたトラブルで、命のかかった復旧劇になるのだから、恐ろしいものだ。次から次へと襲うトラブルも大変だが、大元の元凶がセンサーのカバー金具が変形していて取り外せないという、結構原始的なトラブルで驚く。というか、案外絶望の大元ってそんなものかもしれない。だが、それをハンマー的なもので根気強く叩き続けて遂に金属パーツを叩き外すっていうのが、ちょっと拍子抜け。そんなものなの?宇宙ステーションって。という感じ。というか、レンチだかスパナだか、そういうの船内に取りに行ったら有るだろとも思う。  でも、実話なんだよなあ、これって。 映像的には、ステーション内の氷が解けた後の、一面の水玉が凄い!とてつもなく厄介な局面だろうけど、キラキラ輝く水玉は美しい。
[DVD(字幕)] 7点(2019-12-15 20:40:35)
44.  サムライマラソン 《ネタバレ》 
基本的には面白いんだけど、せっかく日本のマラソン発祥の出来事なんだから、もうちょっとマラソン自体の部分を見たかった。ただ、不穏な動きってだけで、藩主への刺客が来ちゃうってのは、なんか強引な印象。 それと、日本初のマラソンの筈なのに「遠足(とおあし)」という単語が無説明で使われていて、人々がそれを受け入れ理解している事に?となってしまった。 面白い題材の時代劇だと思っていたが、数十年前に『まらそん侍』という映画があったんだな。機会があれば観てみたいものだ。 因みに、ピースメーカーはもう20年くらい経たないと出来上がりません。
[DVD(邦画)] 6点(2019-12-15 20:18:53)
45.  ねことじいちゃん 《ネタバレ》 
じいちゃんというより、老人たちの話にちょっとグッとくるものがあった。特に、昔ダンスホールに行けなかった元カップルが、数十年ぶりに企画されたダンスホールイベントで踊る展開が良い。また、猫と爺さんの関係がペットじゃなく家族でもなく実に友人的で好ましい。そういえば最近、ラジオでさだまさしが関白宣言のセルフパロディ的に歌うCMを聴いて驚いたのだが、猫を外に出してはいけないのだそうだ。この映画のように、猫が自由に行動する事を今の動物愛護関係者は、何と考えているのだろうか?いや、映画と関係ないことで申し訳ないが。
[DVD(邦画)] 7点(2019-12-15 20:09:00)
46.  CUTIE HONEY キューティーハニー 《ネタバレ》 
若いサトエリはまあ可愛いのはわかったが、なにかコメディ要素の部分が面白くない。それよりも市川実日子が可愛くて参った。参る必要はないが。 昔のTV版を見ておらす、今作の内容はどうなのかよくわからんが、女の子(アンドロイドだそうでちょっと残念)が、悪い組織と実戦的に戦うという、昨今のセーラー何とかやプリキュアなどの嚆矢なのかもしれないと思うと、歴史的な作品なのだろうな。多くの女の子マンガが男性漫画家により書かれていた時代に近い作品だからか、なにかセンスが男性的な気がして期待とちょっと違う。最後の実日子のために敵の養分になるっていう決意と覚悟の部分はもっと、女の子の優しさというようなものを感じさせてくれる描写・演出が欲しかった気がする。そういう部分が無いと女の子戦士の意義が感じられないと思う。  あ、あと「ハニーフラッシュ」はアイドル・サトエリには、させられなかったのでしょうか。
[DVD(邦画)] 4点(2019-11-12 14:58:44)
47.  ナミヤ雑貨店の奇蹟 《ネタバレ》 
 総じて感動的だった。どうかと思う点もなくはない。例えば「再生」の曲は魚屋ミュージシャンが口ずさむときには全然いい歌に聞こえないとか、強盗少年たちが原作と比べて少し乱暴者過ぎるとか、雑貨店のある商店街が(そこに電車が走るのを含め)どこかで見た感じがするとか。  でも、原作にはない部分で気に入ったのは、超常現象ついでに(?)ナミヤのじいさんが最後に昔の恋人と会うところ。この不思議な物語は、まさにこの二人の思いが起こした奇蹟なのだから、2人を合わせてあげてくれてウレシイし、分かりやすいと思う。それともう一つ、最後に少年が白紙への回答を読んで迷える子犬さんの家へ向かう、その時に語られる届かない手紙も巧い。
[DVD(邦画)] 7点(2019-09-01 23:24:54)
48.  二代目はクリスチャン 《ネタバレ》 
 公式的には同じつかこうへい原作でもある、『鎌田行進曲』の夢をもう一度的なことを言ってるけど、どう見ても『セーラー服と機関銃』の下のドジョウ狙い。あちらは少女の成長というようなテーマがあったが、こちらは毛色の変わった任侠モノどまり。どまりと言っちゃあ、つかこうへいに失礼だが、基本的には高倉健映画と変わりない。それにしちゃあ、せっかくのアクション女優である志穂美の、殺陣やアクションが見られたりはしないのが残念。ただし、志穂美悦子はめっぽうキレイ(多分絶頂期)だし、お宝シーンもあるのだが…。  これ確か同時上映の『早春物語』を目当てに行ってこれ自体は見ずに帰ってきたのだが、まあ、正解だったかもしれない。『早春ー』の方も決して面白かった記憶はないが。
[DVD(邦画)] 4点(2019-08-16 00:46:38)
49.  日本海大海戦 《ネタバレ》 
ヨーロッパからくる敵バルチック艦隊の進路と時期に関する、東郷平八郎の信念の様子と東郷の船乗りとしての戦略など、分かりやすく面白く見せてくれた。尤もとんでもない数の犠牲者を出して辛勝した旅順攻略の部分が随分と軽い感じもするが。テーマが日本海海戦だから仕方ないか。 日本の数少ない勝ち戦を、『明治天皇と日露大戦争』のように勝った勝ったの浮かれ騒ぎで終わらせないで、勝ってなお恐れる(畏れる)東郷の心で締めくくったのは良いと思う。
[DVD(邦画)] 7点(2019-08-15 16:25:23)
50.  あやしい彼女(2016) 《ネタバレ》 
オリジナルは未見。  多部未華子の魅力全開ですな。彼女は歌もいいんですね。  おばあさんのカッコの時には「なんだこのバアさん?」と思っていたのに、多部未華子から戻った時には「憎めない婆さんだな」と思ってしまった自分に驚く。まあ、それが演出というもののチカラなんだろうが。  自分の人生をやり直すと言ってたおばあさんも、結局は孫の人生手伝って命を助けて。そして、その婆さんを探すうちに彼女の生き方を知り、新たな人生を応援しようとする娘、良い話だ。  『転校生』では二人もみ合って石段から転げ落ちたりして、それっぽく奇跡が起こるのだが、今作の若返りは何かそっけなさすぎる気もする。というか、それらしい説得力がないのが難点。最後のジロー爺さんはどうして若返ったのかね?
[DVD(邦画)] 8点(2019-08-15 08:30:15)
51.  瀬戸内海賊物語 《ネタバレ》 
言ってみれば子供映画だけど、こういうひと夏の冒険物語的映画は大好きです。主人公の女の子が可愛すぎないのも良いね。物語舞台が穏やかな海沿いの町で、その夏の風景も明るくていい感じ。 さすがに、お宝の発見時のからくりなど無理のある感も否めないし、戦国時代から色褪せない赤色の印など、ツッコミどころはあるが、まあそこはファンタジー。 最後に見つけたお宝が金銭的価値が無かったけど、少年たちのキモチが町の人や船会社の気持ちを動かすというのは、大筋では感動的なのだけれど、ちょっとキレイ事すぎるキライもある。一見地味なお宝を観光の目玉にして町再起、という感じでも良かったのでは。うん、頑張った少年たちにはご褒美が無いとね。
[DVD(邦画)] 7点(2019-08-14 05:45:36)
52.  太平洋の鷲 《ネタバレ》 
 「鷲」なんてタイトルだから、てっきり勇ましい戦闘機乗りの話かなんかと思っていた。航空機戦力の重要性を説いていたという山本五十六の事だったんだな。  終戦後たった8年の、東宝としては戦後初の戦争映画だそうで、個々の兵隊の話ではなく開戦否定論者だった五十六の自伝的映画。政権が次々と変わる話や時局・政治的な話のシーンが多く、ちょっと理解するのが大変だったりするが、当時に人たちには当然の知識だったのだろう。話は淡々と進むが、アメリカの資料映像の協力を得ながらそれと(比較的)違和感なくつなげられた円谷の特撮は迫力があって、スゴイ!でも好戦的な話ではなく、「ダメだダメだと思いながら立場的に戦争を指揮する五十六」の生涯を割とじっくりと見せてくれる良い映画だった。
[DVD(邦画)] 7点(2019-08-13 07:39:15)
53.  ジェネレーションズ/STAR TREK 《ネタバレ》 
 物語的には、さしものカーク船長の活躍もこれで見納め。それにしても、宇宙探査と宇宙の平和に尽力してきたカーク船長の死に方としては、これはいかがなものか。私の好きなあるマンガに「ここが戦闘艦橋だ。私が死ぬときには多分ここで死ぬ」というセリフがあったのを思い出す。やはりカーク船長には船の艦橋で死なせてあげて欲しかった。出来ればエンタープライズで。   劇場で最初に見た時にはTVシリーズを見てもいなかったので良く分からないところがあったが、TNGを1シーズンと1話見たところで見直してみると、データは、感情を持ちたい・人間になりたいと願っているアンドロイドだったのだな。これは感情を排そうと願っていたスポックの裏返しなのか、と思っていたがTNGシーズン1ではまだ、それほど意味深い展開にはなっていない。自分的にはこれから見るシーズン2以降に期待。本作はTNGが終わった年に公開されているから、最後の最後にデータは感情を手に入れたというわけか。チップを差して終わりというのはちょっと安易というか肩透かしだが。   それにしてもエンタープライズは劇場版でよく壊されるけど、本作は別にワープコア爆発させなくても地上に不時着しなくても良かったのでは?
[DVD(字幕)] 5点(2019-08-13 07:29:10)
54.  マスカレード・ホテル 《ネタバレ》 
ミステリとしてより、小生意気な刑事が、お客様をもてなすホテルマンのホスピタリティというようなものを学んで、変わっていく様が面白かった。 東野圭吾のミステリにケチをつけるのは畏れ多いが、事件的にはちょっと気に入らない点があって、せっかく無関係の事件を暗号でつないで連続殺人に仕立てようとしたのに、自身の目的である山岸殺害の時には暗号なし(すぐバレる囮に暗号持たせてる)では、意味がないと思うのだが。あれでは却って警察を呼び込んだだけの愚策になってしまった気がする。
[DVD(邦画)] 6点(2019-08-13 04:00:02)
55.  メリー・ポピンズ リターンズ 《ネタバレ》 
やっぱり音楽的に好きな感じじゃないのがキビシイ。前作を踏襲するように灯火人たちの集団の乱舞シーンが長い気がするのもどうか。なにより私の大好きな『2ペンスを鳩に』が歌詞の内容に反するように、2ペンスを貯蓄して幸せに、という展開がとても嫌だ。かなり忘れていたので調べたら、やっぱり前作とここの部分の解釈はかなり違う。 他の部分はそれほど悪くなく(セルアニメ調と実写の合成など感動的ですらある)、実に残念だ。
[DVD(字幕)] 6点(2019-06-10 21:24:28)
56.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》 
 全世界的規模の物語でスケールはでかいし、CGというのかVFXというのかもうわからんが、ちょっと暗くて何がどうなってるのか見にくいのを除けば、映像表現は見事なのだが、どうしても物語の展開的に強引な点が気にかかる。  バカな狂信者が愚かなことをしでかして取り返しのつかない状況になるのって、観ていてウンザリする。怪獣同士を戦わせるための方便としてもちょっと稚拙な感が否めない。世界各地で色々な奴が勝手に目覚めているんだから、モスラもギドラも普通に目覚めてよかったんじゃないか?怪獣たちはいつの間にか引き合わせば闘うと既成事実化されているようで、それもヘン。キングギドラだけは宇宙由来の異質なモノ扱いで(まあ、それも自然の一部だが)それを排除しようとするのはいいけど、モスラとラドン(ロダン?)はなぜ戦う?それに、キングギドラを倒した後に集結した巨大生物たちが、王にひれ伏すようにおとなしくなるのもどうよ?ライオンキングかよ!(怪獣ランドなんだろな)物語的には前作で感じたように、このゴジラ(たち)は、自然の回復力の象徴らしい。ならば最後におとなしくなるんじゃなくて、ガンガン人間社会を破壊して地球の自然を回復しろよ。 さて、前作で渡辺謙について、研究者なら「山根」だろうと書いたが、今回は遂にゴジラに特攻する役で「芹沢」らしくてちょっと感心。嬉しかったのは、ゴジラの何度目かの登場時(弱っていたのから復活した時だったか?)に、伊福部昭のゴジラテーマが流れたことだ。やっぱりテンション上がるな。 ・・・それにしても、この世界観のまま次はコングと共演なのか?髑髏島は出てきたけどコングは今回出なかったよな。あれはどういう意味付けになるんだろう?
[映画館(字幕)] 7点(2019-06-09 20:15:37)(良:1票)
57.  旅猫リポート 《ネタバレ》 
猫は主体的な生き物だ。だから時々出て言ったりもするし、勝手に戻ってきたりするのだ。だから家族なのだ。世間では野良猫を捕まえて避妊手術をして回ったりする連中がいる。彼らにとって猫は家族ではなくただの害獣・百歩譲ってもペットどまりだ。猫のためなどという言い訳するやつもいるが完全なジェノサイドだ。エジプトの子供を襲って回ったユダヤの神か!生き物の第一義的な(そして恐らく最終的な)目的は、次の世代に命をつなぐことである。それを無理やり奪い取るのは、他種族の傲慢である。 また、猫を飼うときには最後まで面倒みられる経済的余裕があるか、看取ることができる年齢か、など審査する人も多い。余計なお世話である。貧しくたって子供が欲しいではないか。高齢でも、というか親は普通は先に死ぬ。 話が逸れてしまった。 ナナは悟の家族だった。良き家族だった。彼は悟と暮らせないのなら潔く家を飛び出してノラの生活に戻るが、悟の最期を看取ることだけは出来た。悟も幸せだったろう。私ももう一度猫を飼いたいと思った。保護猫運動家の連中からは、「もうダメ」と言われるような年齢と収入だったりするが、わが子(勝手に猫を「子」扱いするのも傲慢かもしれないが)に看取られて死ぬのは幸せなことかもしれない。
[DVD(邦画)] 7点(2019-06-09 20:13:01)
58.  検察側の罪人 《ネタバレ》 
もっと検察権力とか、構造的な組織悪とかの話かと思いきや、ただの犯罪を犯した検察官の話じゃないか。 物語は途中までとても興味深く面白かったのだが。 ある殺人事件の容疑者は、かつての少女殺人の犯人であることが明白ながら起訴できなかった男。今度こそ立件すると張り切る検察だが、今回の事件としての真犯人が現れてしまう。ちょっと単純だが、さてどうしましょ?という話なのだが、これにキムタク氏の復讐話が絡んできて、結局しょうもない復讐譚に落ちてしまう。検察のエライ人なのに、犯行の準備金の引き出しを目撃されたり、かなりマヌケ。二宮君も検察官だったんなら弁護士になれるんでしょう?自分で闘えよ。
[DVD(邦画)] 5点(2019-05-01 20:32:36)
59.  ルームロンダリング 《ネタバレ》 
劇中で「お化け」と称しているが、多分成仏していない霊の事だろう、それが見えてしまう女の子が、何故だか事故物件のルームロンダリングを仕事にしているという、お話。幼いころに母親に捨てられた少女が、その心の傷が何か屈折して霊の見える体になったのかと思いきや、一族の体質だったというオチにはビックリ。心を閉ざしたっぽい少女も、幾人もの霊と交流するうちに、次第しだいに成長していくといった物語なのかもしれないが、何かうまく話ができていない感じ。もっとロンダリングに沿った話なら面白かった気がする。本作は唯の霊の見える人の話、なだけだ。
[DVD(邦画)] 6点(2019-05-01 20:05:02)
60.  ビブリア古書堂の事件手帖 《ネタバレ》 
今は本が読めない体だが、かつては日常の謎系ミステリというのが好きだった。北村薫全盛の頃。どうやらこの話はそういったモノらしい。序盤に青年が持ち込んだ本に秘められた謎を示すところなどは、(ホームズの来客への推理のように)多少強引ではあるが、美少女店主の才能を充分に見せていて見事。映画は過去のおばあさんと小説家志望の若者の話を現代と交互に見せて、視聴者には良く分かる仕掛けになっているが、登場人物たちが何によってどこまでその辺の事情が判明しているのか、良く分かりにくい。青年は自分のおじいさんの正体を『切通坂』で知ったのだろうが、あくまで小説だよ、それ。いや、待てよ、小説家青年は彼女が身ごもったことを知っていたのだろうか?そんな描写は無かった気がするが。 さて、ミステリの醍醐味は謎が提示されて探偵役がそれを解明する見事さにあると思っている。その点本作は「これだ!」という解明が無くダラダラと成り行きで話が進み犯人が強硬手段に出る。 あのタイミングで青年が襲われた時点で、それを持っていると「知っている」あの男が犯人だと指摘する描写が必要だろう。栞嬢ほどの人なら当然分かっていたはずだが、まんまと油断して追い詰められてしまう。仕込みの犯人に導くために、伝票の書き方や本の「焼け」を再現する男が、最後に随分と稚拙でちょっと繋がらない。また、最後の闘い時に本を投げ捨てちゃうのは探偵側の敗北のように感じてしまうのは、「本よりも大切なものがある」という部分の説得力が映画的・物語的に表現できていないのではないかとも思う。 まあ、色々と不満点もあるが、キャラクタ的に好感度高いし、楔の伏線は見事だったと思う。そして何より大人になった夏帆ちゃんの演技に心動かされてしまいましたよ。だから点数高め。 最後に栞さん、余計なお世話ですが、たかだか鍵を出すだけで男の目の前であんなに胸元を開けちゃいけませんよ。
[DVD(邦画)] 7点(2019-05-01 19:57:49)(笑:1票)
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