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風小僧さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 274
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自己紹介 現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。

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41.  ナイト・オン・ザ・プラネット 《ネタバレ》 
人生の交差点ともいえるタクシー内での一期一会。  【ロサンゼルス】 全く異なる世界の住人である女性同士の出会いがもたらす運命の行く先は…微かに残るアメリカンドリームだが、それを断るタクシー運転手の誇りに現代性をみる。 【ニューヨーク】 黒人と移民の出会いを通じて彼らに暖かな視線を送る。黒人のお節介なアメリカ人気質が良い雰囲気で、犯罪志向に走らない描写が良い。 【パリ】 アフリカ人同士の差別意識や、アフリカ移民と盲人というマイノリティ同士の出会いを描く。立場の違いで「ああ言えばこう言う」やり取りが秀逸。意見は違っても大きなトラブルに発展せず、敵意は見せないコミュニケーションが心地よい。盲人といえど対等な立場で皮肉も交える自然な会話が印象的。 【ローマ】 イタリア艶笑喜劇の悪い面を見せられているようで面白くない、マシンガントークも上滑り気味で全然乗れない、乗客の神父のように具合悪い気分で笑えない・・・・・以上の“ない”3連発。 【ヘルシンキ】 市井に生きる人々の不幸自慢(?)を赤裸々に描く。人生の悲哀を感じさせるがもうひと捻りほしかった。さりげなく”夜明けもある”ということが示されたのは好ましい。    総じて人生賛歌である。が、登場人物の喫煙シーン見せ過ぎには辟易。意図はわからなくもないが、(製作年を考慮しても)過剰なタバコ演出には違和感が残る。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-03-05 14:36:29)
42.  陸軍 《ネタバレ》 
 幕末から日中戦争に至るまで、愛国的な家族が戦争と向き合う姿を描いた作品。  穏やかな役柄の似合う笠智衆と上原謙が強硬な軍国主義を語る場面など、国策映画として後援した陸軍省の要請に応じたと思われるシーンが随所にみられる。だが、戦意高揚を意識しながらも庶民の悲哀を織り込み、戦争に対する心情(あえて反戦とは言わないが)を巧みに忍ばせている。  ラストのシークエンスは、出征する兵士と田中絹代の演技を対比した長回しの撮影が光る。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2023-02-19 13:29:07)
43.  ラヂオの時間
 コメディー・タッチの会話劇として、ユーモアあふれるセリフの応酬を楽しんだ。誇張とはいえ三谷幸喜の体験と重なるような、製作現場のドタバタぶりがいいね。突拍子もないアイディアが続出する展開は魅力だが、少々飽きてくるのが難点。  ドタバタが続く中、アナウンサー役並樹史朗の落ち着いた語りが滑稽味を醸しながら画面を引き締めており、心に残る。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-02-05 17:13:55)
44.  舟を編む
 辞書を作る過程を通して言葉の奥深さを語り、一風変わった青年と周囲の人々の交流を温かみのある視線で描いている。  言葉は生き物で常に変化するもの。ゆえに「大渡海」のようなものはいつの世にも必要だろう。たとえそれがデジタルであろうとなかろうと。1995年(ウィンドウズ95発売年)というIT化初期の時代設定が絶妙。何度も何度も校正を重ねる様はプロとして当然であるが、何といっても言葉に対する愛着が深い。  岸辺みどりが登場してから展開が一変してちょっとがっかり。古風な顔立ちとギャル風の役柄がミスマッチ。   映画の象徴的な話題、「右」とはどういう言葉で説明するか問われれば“〇〇から見て△△の方角”と答えるのはごく自然な反応だね。子どもの頃、「右」を答えるクイズで“石の上に頭を出した子ども”の問題があったことを思い出した。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-01-22 17:15:55)
45.  続・荒野の七人
 第1作の構成をなぞって手堅くまとめたものの、キャストに魅力が乏しい。Y・ブリンナーとR・フラー以外あまり華がなく、C・エイキンスやW・オーツはモロ悪役向き。  複雑な心情を表す家父長ロルカの性格設定が興味深い。この人物像にもっと焦点を当てれば面白いが、「七人」シリーズとは別な映画になっちゃうしなあ…。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-01-08 15:49:18)
46.  パリは燃えているか
 第二次大戦時の連合国対ドイツ軍の攻防をオールスター・キャストで描く。白黒作品として実写映像を活かし、演出映像と違和感なく融合させた。   レジスタンス運動を軸に、自由フランス軍、アメリカ軍、ドイツ軍それぞれのパリ解放をめぐる思惑や駆け引きが興味深い。多くの歴史的建造物を有し文化香る花の都に対するフランス人の思いだけでなく、敵国の将軍も本音はパリを破壊したくないのでは?と思わせる。A・パーキンス演じる兵士がアメリカ人のパリに対する思い入れを体現している。  パリ解放をよそに「パリは燃えているか」と打電を繰り返すシーンが印象深い。  余談ながら同名の音楽を用いた日本の番組、”バタフライエフェクト”というタイトルはいただけない。人間の活動をこじつければ何でもつながるんじゃないの?
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-12-18 14:59:14)
47.  ザ・ロック
 カーチェイスでやたらと物を壊す、派手に壊しまくってご都合主義のジェットコースター演出。  クライマックスは、いざ毒ガスミサイル発射という時に回避の決断。さんざんひっぱって最後は腰砕けかよ~。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-12-04 18:57:54)
48.  ミッドウェイ(1976)
 日本の命運を決するミッドウェイ海戦を描いた戦争大作。内容は戦況の説明に終始した印象で物足りない。米軍人と日系人との恋を通じて、日系人の強制収容に着眼した点は評価できる。  記録映像や過去の戦争映画から流用したシーンが目立ち、統一感がないのはマイナス要因。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-11-20 16:28:06)
49.  女系家族 《ネタバレ》 
 大阪・船場の老舗商店を舞台に、娘婿の死をきっかけにした“遺産争続”の悲喜劇を描く。ドロドロした人間模様が展開する愛憎劇ながら、そこはかとないユーモアが感じられる。加えて、妊娠を確かめるえげつなさも盛り込み人間の本性に食い込む。  終盤、勝ち誇ったような文乃が、遺言状の日付が決め手になることを指摘され動揺する表情がいい。一見文乃が大逆転で爽快にも思えるが、最後に愛人が得するのもなんだかなあ……という感じ。  3姉妹だけでなく大番頭や叔母含め欲深なキツネとタヌキの化かし合いの末、吹っ切れてサバサバした表情を見せる雛子に唯一救いがあった。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-10-30 14:30:21)
50.  スラムドッグ$ミリオネア
 クイズ番組の構成を映画の構成に応用し、格差社会の実態を描いた娯楽作。  貧困から一発逆転のサクセスストーリーはまさに“ボリウッドのインディアン・ドリーム”てか?「面白いストーリーに社会問題を織り込みアカデミー賞受賞!」の王道を行く。  基になったクイズ番組の、もったいぶって気を持たせる演出に嫌悪感を抱いたので本作も好みじゃない。出来すぎの展開だったが最後のダンスは楽しめた。  かつてプレイボーイとしてテレビのワイドショーをにぎわせたアノ俳優が、子役時代にやらかした“肥溜めにドボン!”のエピソードを思い出した。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-10-09 16:20:38)
51.  マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙
 首相になってから晩年の認知症まで、新聞やテレビニュースで知り得たサッチャー像は想像どおり。周囲の男どもを叱咤したりフォークランド紛争での対決姿勢などは報道された情報をなぞるだけのような印象で、自分の想定を超えるものではなかった。  ”女性宰相の奮闘物語”という意味合いに価値があるのだろうが“人間サッチャー”には深く斬りこんでいない。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-09-25 20:33:09)
52.  大いなる勇者
 自然との共生を求めた山男の物語。アメリカン・ニューシネマと旧来のインディアン悪役視の西部劇の間に立つような作品だが、先住民への共感も交えつつ白人側の視点はやむなしか。牧師の不遜な態度が、アメリカ開拓史における先住民と開拓者との遭遇・軋轢の一端を垣間見る思いだ。  大自然の中で生きるJ・ジョンソンの生き方を通じて、人生の意味や家族のあり方、他人との関係性を考えさせられる。  かつてある町に「春は山菜採り、夏は魚の養殖、秋はキノコ採り、冬は狩猟」で生計を立てている人がいた。厳しい大自然に身を投じて生きるJ・ジョンソンとその人が重なって見えた。獲物の肉をよくもらったなあ………熊、ウサギ、タヌキ、キジetc. 劇中で語られているが、ウサギの肉はホント、美味いんだよね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-04 11:51:38)
53.  御法度
 幕末の京都を舞台に、むくつけき男どもの世界に入り込んだひとりの若者をめぐる物語。その妖しい魅力に波紋が広がる。新選組における男色を題材にした着眼点がよい。  耽美的な映像は素晴らしいが、出演者の演技が画面に融合していない。各々バラバラに演じて調和を欠く印象。俳優陣は力演ながら浮いている場面も。芸人はテレビで見るまんま。何よりも作品の核となる松田龍平の演技に難がある。周囲を惑わす中性的な佇まいを見せるためにはセリフを極力減らし、目力を活かして神秘性を強調した方が効果的な演出と感じる。好例として「ベニスに死す」のB・アンドレセンの存在感が思い出される。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2022-08-21 16:00:44)
54.  クリスティーン
 友情を隠れたテーマにした青春ホラー映画と受け止めた。最後までアーニーとの友情を保ち続けたデニスが泣かせる。  呪われた車クリスティーンの暴走ぶりを見て、往年の漫画「悪霊車」の恐怖を久々に思い出した。アーニーの人相が徐々に悪相に変わるのも怖さを増幅させる。  好きなことに打ち込むこともよいが、教訓として、何事もほどほどが大事。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-08-07 15:56:51)
55.  アラベスク
 傑作「シャレード」の好評を受けて製作されたロマンチックサスペンス。マジメ人間G・ペックがロマンスありウィットありアクションもありで、微妙にC・グラントしてるね。前作ほどではないが、シャワーシーンや軽妙なセリフの応酬等、遊び心がいっぱい。様々な撮影による映像表現も駆使して飽きさせない。  主演二人のしゃれた会話はS・ドーネン監督の真骨頂。無理筋の展開も多いが、コメディ・タッチのハラハラドキドキが楽しめる。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-07-24 15:12:27)
56.  雨のニューオリンズ 《ネタバレ》 
 保守的な土地に生まれ、母親との愛憎に苛立ちを募らせながら翔び立とうとした主人公の悲劇。子の親離れ・親の子離れが重いテーマ。そして田舎に留まる妹の姉への複雑な思い。自らは翔ばず故郷に残る選択をした妹の思いが切ない。  現代のラストベルトにも通じる、忘れられた町の人間模様。南部特有の(?)高温多湿が肌に伝わってくる。序盤から中盤までは哀感漂う文学的香りがあってよかったが、アルヴァとオーウェンが再会してからは通俗的な展開。失速気味だったが最後は「アラバマ物語」のM・バダムとテレビ版「名犬ラッシー」のJ・プロボスト、ふたりの会話に癒され余韻が残る。キャストがよかったね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-07-10 16:15:50)
57.  大統領の陰謀
 ウォーターゲート事件の真相究明に取り組んだ新聞記者の悪戦苦闘を描く。静かに、地道に少しずつ、だが確実に真実に迫る姿に引き込まれる。膨大な資料の中からジグソーパズルのピースを探すかのような裏どり。その反対に、言葉の端々の微かな糸口から真実を見いだす手法の数々………まさに「鳥の目 魚の目 虫の目」を駆使しての取材が光る。また、誤報にもなりかねない証言に、わずかなボディランゲージにさえ裏付けを求める執念にジャーナリスト魂をみた  自分の評価として、ドキュメンタリータッチで迫真性・臨場感の描写をもって良しとする映画の上限は5点だが、本作はドキュメント的でありながらドラマとしての創造性をもち、見応え十分の社会派作品である。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-26 15:40:49)
58.  俺たちに明日はない
 凶悪犯罪を繰り返し、破滅に向かう男女の逃避行を描いたバイオレンス劇。アンチヒーローや反体制的、暴力的な表現等、この分野の先駆けとして後の映画に多大な影響を与えた。  出演者も各々アクの強いキャラを演じており、特にF・ダナウエイの芝居は「いかにも」な感じの女性像を確立したと思う。ボニー&クライドの性格を基に人物設定した映画のなんと多いことよ。  後にA・ペン監督は本作に対する自省を語っているが、いつか誰かがこのような表現をやるだろうと思えば、先駆者として評価したい。  ボニーとクライドが蜂の巣にされるシーンは、それまでが二人のやりたい放題だっただけに因果応報で、観ている側は爽快感さえ覚える。悪党に対して寛大な雰囲気があるのは1930年代の大恐慌を背景にしているためだろう。凶悪犯を描きながらどこか滑稽味がある(音楽含め)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-06-12 16:29:51)(良:1票)
59.  追憶(1973) 《ネタバレ》 
 女性の自立を描いた大人の映画。赤狩りの描写は控えめだが、ケイティの意志の強さにある背景として問題意識はひしひしと伝わる。  B・ストライサンドは信念を貫く女性像を堅実に演じた。彼女が歌う主題歌は情感たっぷりで心に残る。  R・レッドフォードは凛々しい軍服姿がお似合いで適役だ。理想家肌で自立心の強いヒロインに対する常識的な男性像で、受けの芝居を的確にこなした。  愛し合いながらも主義主張の違いは乗り越えられず、別れるともお互いの人生を尊重する。男と女それぞれの道があっていい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-24 20:09:47)
60.  ホット・ロック 《ネタバレ》 
 人を殺さず、ゆるい展開の犯罪映画。“失敗続きでも諦めずにミッション遂行!“の心意気がうれしい。  催眠術で宝石盗みはちょっと弱いけど「アフガニスタンバナナスタンド」………いいねえ。「チンチンチナパイポ」「シッコモーラー」「ゴリムリン」などの言葉のコレクションに、ユニークなものがまたひとつ加わった。  ラスト、盗みに成功したレッドフォードの硬い表情が徐々に「してやったり」の顔になって喜びを表すグラデーション、この一連のシーンもいいんだなあ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-10 12:35:12)
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