41. 最終目的地
《ネタバレ》 プロットは普通だけど音楽はベストに近い。南米の風を感じた。真田広之さんの英語の完成度は本当にadmirable. [インターネット(字幕)] 8点(2019-11-03 14:19:02) |
42. アデル、ブルーは熱い色
《ネタバレ》 友人のカナダ人(フランス語圏)が人生のベスト映画だと言うので観ました。LGBTでも恋愛の本質が変わる訳ではないということと、Lのセックスがちゃんと描かれていて良かったです。特にセックスシーンは過不足なく丁寧に描いておりそれでプラス1点という感じ。R指定食らいまくったらしいですが、公開した方がセクシャリティに対する偏見が減るんじゃないかと思ったり。ただ、最後はあまりにあっけないというか、「え、これで終わり?」感はありました。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-10-17 10:48:29) |
43. ジョーカー
《ネタバレ》 プロット自体はそこまで優れていないが、ホアキンフェニックスの演技力のおかげで楽しめる内容でした。ちなみに自分の周りでは概ね男性陣の評価は高く、女性陣の評価は低かったです(北米、ヨーロッパ出身の友人)。 気になった点 ・反社会性パーソナリティについて 本作でホアキンフェニックスが演じていたジョーカーは、精神科受診歴こそあるものの、反社会性を示唆するものはそれまで描かれていなかった。仮に救いのない状況に陥ったとしても、(10代ならまだしも)中年になってから本作のように超短期間で反社会性パーソナリティを獲得するのは臨床的に考えにくい。 みたいなツッコミ所を同僚の精神科医たちと話して盛り上がりました。それも込みで面白かったです。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2019-10-16 22:46:34)(良:1票) |
44. クレイジー・リッチ!
《ネタバレ》 在米の者です。まず、ホワイトウォッシュされずにアジア系で固めたことを評価したいです。プロットはまあ普通と言えば普通かもしれませんが、台湾系2世のコンスタンスウーを主演に起用したことで、アイデンティティと環境のバランスを取る難しさにリアリティが生まれ、感情移入しやすかったです。本質的な人種差別を無くすためには、ポリティカルコレクトネスよりもスターを生むことの方が効果があると考えており、ショービジネスだけでなく社会全体にとって価値のある作品だと考えています。そしてアジア系以外が見てもちゃんと楽しめるように作っているのが良かったです。 [インターネット(字幕)] 9点(2019-09-22 14:42:23) |
45. いまを生きる
《ネタバレ》 ラストのカタルシスがニールが自殺した悲しみを超えてこない。白人しか出てないのも時代背景を考えれば仕方ないが自分的には大きなマイナス。ほとんど忘れてたけどクリストの恋愛も中途半端だったような。しかしロビンウィリアムスは素晴らしい。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-07-31 11:52:46) |
46. トイ・ストーリー4
《ネタバレ》 トムハンクスとアニーポッツのvoice actingが素晴らしかった。plotはまあ上手くまとめてたけど、前作と比べるとどうしても見劣りするかなという感じ。続編が永遠に出てきそう。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2019-07-29 13:06:39) |
47. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
《ネタバレ》 米映画館で観ました。こちらの観客は大爆笑でした。ディカプリオの英語は聴き取りにくい。ブラピの英語は聴き取りやすい(あと肉体が完璧すぎる)。いかにもハリウッドという二人を起用したのは良かった。女優さんは他の人でも良かったかな。最後のアホシーンは秀逸だったけど、最後だけで良かった気もします。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2019-07-29 13:02:39) |
48. 悪人
《ネタバレ》 妻夫木聡と深津絵里レベルの顔面偏差値男女が出会い系で出会うこと自体にリアリティがないのは仕方ないが、それを少しでもリアルに見せるための当時の妻夫木の演技力(役作りも含めて)が不足している。これで日本アカデミー賞最優秀主演男優賞かーという感じ。プロットは良かったので勿体ないなあという感じ。柄本明、樹木希林、深津絵里は良かった。満島ひかりは彼女の他の作品ほどのインパクトなかったな。マスコミの醜悪さが描かれていたのは忖度してなくて良かった。 [インターネット(邦画)] 6点(2019-07-29 12:58:51) |
49. 三代目襲名
《ネタバレ》 普通に面白かったけど、田岡一雄の人生的にはこの映画の後の方が面白いんだろうな。美空ひばりと小林旭の仲人とか、そういうシーンも観てみたかった。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-07-03 11:33:57) |
50. 山口組三代目
《ネタバレ》 山口組なのに皆んな良い人に見えてしまう不思議。恋愛の描写はヤクザ映画にいらんと思う(あと描写が古い)。健さんは役にハマってて良かった。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-07-02 09:11:56) |
51. 仁義の墓場
《ネタバレ》 それぞれの正義が描かれるヤクザ映画においては、ここまでクズの主人公は新鮮なのかもしれない。ただ精神科医として鑑定や刑務所で本物のサイコパスを見てきた身としては、何らドラマチックには感じられなかった。せめてもう少しストーリーがあれば。最後の飛び降り血糊シーンもひどい。 [インターネット(邦画)] 5点(2019-06-30 15:46:16) |
52. チェ 28歳の革命
《ネタバレ》 キューバ旅行の帰りにトランジットのマイアミで観ました。ドキュメンタリーに近く波が無い映画。キューバ革命を勉強した直後だったのでそれなりに楽しめたけど、そうでない人にはキツイだろうな。カミーロが重要人物であったことが分かる作品。インタビュアーにスペイン語で喋る→英語に訳すなど冗長な描写は何とかして欲しかった。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-06-30 15:42:16) |
53. 県警対組織暴力
《ネタバレ》 何とアメリカでAmazon Us Primeで観られました。洋題は"Cops vs Thugs"。出だしの菅原文太がめちゃくちゃ怖い、でカッコいい。ウメタツに正義感の塊みたいな役をやらせるのは無理があると思う。金子信雄がいると作品にユーモアが加わる。成田三樹夫はいつも通り良い。松方弘樹の圧で押し通すような演技は苦手だ。エロいシーンもちゃんと描かれてて良かった。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-06-30 15:39:20) |
54. 北陸代理戦争
《ネタバレ》 冒頭の雪に埋めるシーンから笑えてハートフルコメディを観ているようだった。ハナ肇と遠藤太津朗が良かった。千葉真一は関西弁がアレなので山口組をやらせたらあかんと思う。エロシーンがカットされてたのが残念。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-06-30 15:26:59) |
55. アリー/スター誕生
《ネタバレ》 飛行機で観ました。ブラッドリーもガガも素晴らしい才能を持っていることは認めるけど、いかんせんスターが誕生するまでの過程に興味が全く湧かなかった。困難に苛まれた人がそれを克服していくようなストーリーなら分かるけど、これを見せられて一般の人は面白いんだろうか。 一点だけ評価したいのは、自殺の詳細な描写をカットしていたことです。American Foundation for Suicide Preventionのrecommendationをちゃんと守っていてそこは大変良かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-06-22 06:37:06) |
56. グリーンブック
《ネタバレ》 飛行機で観ました。ジャズそのものに対する描写が少なく、マイノリティの葛藤や友情にフォーカスを集約したことが逆に良かった(セッションやラ・ラ・ランドのようにならずに済んだ)。自分はアメリカ在住ですがアジア系、移民、アメリカ国籍なしとザ・マイノリティなのでかなり響きました。最後のシーン"Thank you for helping him with the letters"も良かった。 しかしヴィゴモーテンセンが主演してたことに気づきもしなかった。映画館で観てたら9点だったかな。クリスマスにもう一度観たい。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-06-22 06:31:27)(良:1票) |
57. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 めっちゃ面白かったけどちょっと長いかな。バットマンがカッコ悪くてジョーカーがカッコイイという善悪でカッコ良さが逆転している作品。"You know the thing about chaos? It's fair"という台詞がカッコ良くて忘れられない。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-06-17 03:05:33) |
58. モーターサイクル・ダイアリーズ
《ネタバレ》 普通に面白いんだけど、題材的にはもっと面白く出来たと思うので勿体ないと思う。もっと南米の情景を鮮やかに描いたり、南米の音楽と上手く登場人物の心理状態を絡めたりすれば良かったのにと。もう少しカタルシスが欲しいところ。最後のアルベルト・グラナード本人登場はグッときた。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-06-16 16:22:03) |
59. アメリカン・アニマルズ
《ネタバレ》 実話をもとにした映画ではなく、実話。普通に面白かったけど、特筆するところもなく2回目を観ることはないかな。 [映画館(字幕)] 7点(2019-06-05 21:50:37) |
60. 僕たちは希望という名の列車に乗った
《ネタバレ》 自分の人生にリスクを取ってまで友達の誇りを守ることが果たして出来るか。ジャンルは全然違うけど、スタンドバイミーのようなかけがえのない友情を感じる良品。亡き父の尊厳を守るためにクルトを売らざるを得なかったエリックが「ごめん」と泣きながら謝るところ、西ドイツへ逃げるクルトを最終的には社会主義者の父が握手して逃がすところなど胸熱シーン満載。皆さん西ドイツへ逃げられて良かったですね。禁固10年のエリックはその後どうなったのだろうか。その後の描写があっても良いと思ったけど、西ドイツでの卒業写真1枚だけの描写で終えるのが逆に良かったのかもしれない。めちゃくちゃ面白かった。 [映画館(字幕)] 9点(2019-06-03 19:45:59)(良:2票) |