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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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601.  ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ 《ネタバレ》 
 仕事で成功するドラマは好きです。もちろんこの映画も例外ではありません。  才能があり、努力もしてきた作家の作品がベストセラーになる。そしてその才能を見出し協力した編集者がいる。歳の離れた二人ではあるが、お互いを信頼し、友情のようなものまで芽生える。こーゆーの本当良いです。好きです。  ただ、実話をベースにしているので致し方ないのかもしれませんが、中盤くらいからのトマス・ウルフの傲慢ぶりが目に余ります。その人間性がどうしても好きになれません。  また、そのトマスの彼女アリーンが何をしたいのかがよくわかりません。旦那や子供を捨ててまでトマス・ウルフを選んだアリーン。そのトマスを見出したマックスに感謝して当然なのになぜ目の敵にするのか。トマスを取られた?映画を見ている限りではトマスとマックスは良きビジネス・パートナーにしか見えず、アリーンがご乱心に至るのがいささか過剰で不自然に見えてしまいます。もう少し自然な流れで説得力のある破局にできなかったものだろうか。  後半から終盤にかけてはもはや人間ドラマ、伝記もの。個人的にはベストセラーを出すまでの中盤のノリで最後までいってほしかったのですが、実話ですから仕方ありませんね。
[DVD(字幕)] 7点(2021-11-07 03:21:52)
602.  ハッピーログイン 《ネタバレ》 
 三者三様の恋愛ドラマ。  売れっ子の俳優と気の強い脚本家。部屋を借りた男とその物件のオーナー兼CA。難聴の作曲家とその事実を知らない女性。  最初は安っぽいドラマを見ているようであまり面白さを感じず。しかも登場人物が多いうえに脚本家とCAが似ていて少々混乱。人間相関図を頭の中で整理するだけで一苦労。  ただ、中盤くらいからがぐっと面白くなります。  こーゆーオムニバス形式のものっていうのは一組くらいつまらないものがあるものですが、今作では三者三様、それぞれが良い味を出しています。  コメディ色が強いのは部屋を借りた飲食店経営の男と詐欺被害にあったCAの組み合わせ。何かと笑わせてくれる二人です。  難聴の作曲家とその彼女は一番若いカップル。衝突が少なく、最初からうまくいきます。ですが作曲家の若者は難聴である事実を言い出せないでいます。応援したくなる二人です。  俳優と脚本家の組み合わせはその中間といったところでしょうか。  それぞれの恋愛が直接からむことはありません。ですので、前半はともかく、中盤あたりからはすっきりして見やすくなります。  それぞれの恋愛が絡むことはありませんが、それぞれの生活の中でさりげなく他の人たちと接点がある構成に遊び心を感じます。  最後は全員にハッピーエンドが訪れる最高の結末。  エンドロールで映し出される三組のその後は見ている側も幸せな気分にさせてくれる最高のエンディングでした。
[DVD(字幕)] 7点(2021-10-18 03:07:54)
603.  魔法使いの弟子 《ネタバレ》 
 こちらでの評価が低かったのであまり期待はしていませんでしたが、それが功を奏したのかかなり面白かったです。  頭からっぽな自分にぴったりのエンターテイメント作品。  『自分が特別な存在だったら』っていうのは誰しも一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。それを具現化してディズニーテイストのアクションに仕上げています。夢があってわくわくしますね。  グロい描写はまったくないし、血はいっさい出ません。ですが狼やドラゴンに追いかけられるのはなかなかの迫力でスリルがあります。  バルサザール達がくりだす魔法も破壊一辺倒ではなく、鏡の魔法や絨毯の魔法、車を変身させる魔法など多種多様。見ていて飽きません。  ストーリーが単純明快なのも良い。悪い魔法使いを復活させて、世界を破滅させちゃろう。ちょっと待ったー。そんなことはさせないぜ。だから選ばれし君の力が必要なんだよ。っていう王道も王道のストーリー。ストーリーがわかりやすいほうが物語の世界に入り込みやすい私にとって、非常に相性の良い作品でした。  主人公が簡単に魔法を習得していっちゃいますが、尺を考えれば仕方がないことか。逆にエンターテイメントと割り切って、テンポの良さを重視し、面白いシーンをたくさん入れることを優先したと考えれば評価できます。  ラブコメとしても王道すぎる展開で、楽しいシーンが多く、家族で楽しめるファンタジームービーです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-25 11:42:11)
604.  セシボン 《ネタバレ》 
 完全フィクションの作品かと思いきや、セシボンは実在する音楽鑑賞室でした。『ツインフォリオ』も実在した音楽デュオでした。そのメンバーも一部は実在していたみたいでした。いろいろ驚きです。  驚きと言えば、2人の天才シンガーではなく、後から出てくる一般人のオ・グンテがまさかの主役ってのも少々意外。で、こいつがヒロインとくっつくんかーい、というのがこの映画のミソなんでしょう。いや、完全わき役臭漂うこの人が中心人物でしたってのはちょっと斬新かもしれないです。  で、セシボンを結成するまで。そしてヒロインと徐々に親密になっていくまで。この辺りはサクセスストーリーのノリで面白かったのですが、そこから先が少々タルい。ちょっと音楽も恋愛もダラダラしてきたなーってところで、急展開。  いやー、もっと頭からっぽにして見られるタイプの映画と思っていたので、なかなか切ない気分にさせられましたね。ただただ爽やかで甘酸っぱい青春サクセスストーリー、ではないのです。後味苦めです。  韓国映画にはもしかすると多いのかもしれませんが、この映画も過去と現在で役者が入れ替わります。私はこれが苦手で途端に感情移入しづらくなってしまいます。どー見ても同一人物に見えないんです。  それでも真相が明らかになったとき、いつの間にか自分も泣いていました。若干もたつく感じはあるものの、意外と名作かもしれないです。
[DVD(字幕)] 7点(2021-09-18 02:37:21)
605.  ダーク・フェアリー 《ネタバレ》 
 思っていたよりだいぶ怖い。特に序盤から前半。雰囲気づくりがとっても上手です。プロローグからして真っ当なホラー。  ゆるめのゴシックホラーを想像していたので、ちょっと油断していたというかなめていました。序盤はずっとドキドキしながらの鑑賞です。  で、こーゆー作品の宿命ですが、ダーク・フェアリーの姿が出ちゃうと怖さが半減しちゃうんですよねー。  つまり後半になるほどホラーとしての怖さは勢いがなくなります。  女の子が一人でお風呂に入っているとき、電気を消されちゃうのが怖さのピークでしょう。  そっから先はホラーというよりモンスターパニック。それはそれで面白いのですが、ファイナルバトルではどいつもこいつも簡単に気を失っちゃううえにいつまでも目覚めないのがイライラします。ダーク・フェアリーたちに都合の良いように物語が進んでいきます。まさにダーク・フェアリー視点からのご都合主義と言えるでしょう。  そして後味が悪い。キムが犠牲になる必要があるのでしょうか。それに人が一人消えたんですよ?どこに引きずり込まれたのかもわかっているんですよ?行政や公的な力であの地下を掘り起こすなりなんなりして探し出すでしょう、普通。そんなことを言ったらだめなんでしょうかね。  バッドエンドは嫌いなんですが、最後にキムがどうやらダーク・フェアリーの仲間入りをしたかのような終わり方そのものはおとぎ話っぽくて嫌いではありません。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-17 02:11:38)
606.  ザ・タウン 《ネタバレ》 
 主人公が堂々と冒頭から銀行強盗をしている時点でハッピーエンドはありえないわけで、正直暗い気持ちで鑑賞していました。  2回目の強盗で完全にFBIから目をつけられたのに、3回目のヤマをするなんて狂気の沙汰としか思えず、まったく共感できません。  案の定最後は妹の裏切りもあり強盗は失敗。このまま全滅パターンで終わるのだろうと思いきや、主人公が生き延びてしまうのはかなり意外でした。まあこれだけ罪を重ねてきた人間がのうのうと平穏な生活を手に入れるのはそれはそれでどうかと思っちゃうわけですが。  ですから個人的な好みでいけば決して好きなタイプの作品ではありません。ですが途切れない緊張感で、見ている間はハラハラしっぱなし。サスペンスドラマとしては上質の味わいと言えるでしょう。  犯人のタトゥーを見てしまったクレア。その事実を知っているダグ。クレア、ダグ、ジェムの3人が鉢合わせるシーンの緊張感がすごい。そしてこのシーンでのクレアのセリフが、ラストの『どうしても会いたいの。今日は晴れた日だから。』につながっていく完璧な伏線。  個人的な好みでいけば点数はこれが精いっぱいですが、完成度の高いクライムムービーだと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-10 03:34:14)(良:1票)
607.  ガリバー旅行記(2010) 《ネタバレ》 
 ジャック・ブラックがそもそもちょっと苦手。『スクール・オブ・ロック』も自分の肌には合いませんでした。  ですので見ようかどうしようか正直迷いましたが、『そもそもガリバーってどんな話だっけ?』と急に気になりだして結局見ることに。  映画は面白かったです。アドベンチャー要素もあります。とは言え、航海のシーンがピークのような気もしますが。波にのみこまれていくシークエンスはすごい迫力です。  そこから先はおとぎ話へと突入。小さな人たちが住むリリパット王国へとやってきてガリバー旅行記の始まり始まり。  で、こっから先はジャック・ブラック演じるガリバーの人柄を許容できるかできないかで評価が大きく変わることでしょう。  私はぎりぎりアウト。ガリバーは悪い人間ではありません。ですがどんどん思い上がっていく様子がどうしても好きになれません。あんな小さな人間たちに自分用の豪邸を建てさせただけでも人間性を疑います。  次から次に嘘をつくのもアウト。  そもそもの嘘の始まりは人間世界でのガイドブックの引用から始まっています。この時点ですでに眉をひそめていたのですが、その嘘がばれるやいなや、元の世界に帰るのが嫌になって『ここに残ってもいいかな?』と言い出す始末。挙句の果てにはニューヨークの街並みを再現させ自分の欲望を次々と実現させてしまう。思考回路が独裁者と一緒。  ラストで今までの自分を猛省。生まれ変わろうと決意して、なぜかロボットとタイマン。なんだかんだでハッピーエンド。だからまあ映画としては悪くないのかなあ・・・
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-07 13:37:37)
608.  フランケンフィッシュ 《ネタバレ》 
 期待していなかったのですが、小粒ながらよくできた作品でした。  『ジョーズ』以降のサメ映画やピラニア映画はおふざけに走ったものばかり。そんな中これはまさに私が見たかった王道のモンスターパニック映画。ジョーズを初めて見たときの緊張感が蘇ってきます。  舞台や登場人物をあえて絞ったのも良かったのでしょう。  『水辺に近づかなければ大丈夫』とたかをくくっていると、そのちょっと斜め上を行く魚たち。肺呼吸もできる雷魚とやらの特性を活かして恐怖演出の幅を広げています。  血を洗い流していたら、排水された血の匂いに寄って来るシーンなんか非常にうまいと思います。惨劇が起きるまでの雰囲気づくりがとても丁寧。  で、人が死ぬときは『じわじわ系』ではなく割と『一瞬系』が多い。この緩急のつけ方、バランスが抜群に良いです。母親や生物学者の女性の最期は衝撃的です。  大作でなくとも、面白い映画は作れるというベストオブB級な作品。  ジョーズ系が好きな人にはおススメです。
[DVD(字幕)] 7点(2021-09-07 11:14:00)
609.  マチェーテ 《ネタバレ》 
 豪華キャストの無駄遣い映画。いや、もはや無駄ではないのかもしれない。これだけたくさんの人を楽しませていることができているわけですから。  これだけの面子をそろえて、主役がダニー・トレホになっちゃうのは後にも先にもこの映画だけでしょう。ジェシカ・アルバとダニー・トレホのカップルなんて誰が想像できましょうか。ある意味私も含めて世の中の逆イケメンにとって希望に満ち溢れた映画と言えるでしょう。  更にはスティーブン・セガールが悪役っていうのもすごい。いや、確かに彼は悪役顔なんですが、『沈黙』シリーズですっかり正義のヒーローのイメージがついちゃっています。『俺も元は捜査官だった。知っているだろう。』のセリフに、いや、知っているけど!って心の中でつっこんじゃいました。  架空の予告映画を本当に1本の映画にしちゃった本作。もっとおバカでどーしよーもない苦笑失笑の作品を予想していたのですが、蓋を開けてみれば意外にストーリーが真面目。まさか移民問題やら政治的思惑やらを混ぜ込んでくるとは。  でも演出はありえないくらいぶっとんでいてやはりまともな映画とは言いづらい。  一言で言うなら、『映画好きな人たちが集まって、自分たちで好きなように撮りましたよー』って感じです。  そんななか個人的に一番サプライズだったのはリンジー・ローハンのビッチ役でした。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-02 14:52:21)(良:1票)
610.  トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男 《ネタバレ》 
 正直見ようかどうか迷った作品。なぜなら伝記もののようなお堅い作品は娯楽ばかり求めている今の自分には向いていないと思ったからです。で、そんな精神状態で見た本作ですが、これがなかなか面白かった。純粋に映画として面白かったです。  赤狩りを題材にした映画は数多くあります。そんななか、これは割とソフトに描かれたほうかもしれません。ですが実際には共産主義というだけで財産を失い、家族を失い、無実の罪を着せられて投獄された人々がたくさんいたわけですから、恐ろしい時代だったのは間違いありません。  で、この映画の良かったところは、そんな時代背景を色濃く映しながらも、負の側面ばかりをとらえなかったところにあります。  トランボという希代の天才脚本家の壮絶ながらも輝かしい人生。あくまでそれがメインなので、ある種のサクセスストーリを見るかのようなカタルシスを感じることさえできます。  その一方で、『ローマの休日』や『スパルタカス』といった名作が生まれた背景にそんな事情があったなんて、この映画を見なければ知る由もなかったでしょう。  政治的弾圧を受け不当に投獄されながらも名作を生み続けたトランボ。  信念を貫く一方で家族を愛し、隣人を愛し続けたトランボ。  その人間の偉大な功績とそこに至るまでの軌跡を描いた物語。  私の知識不足のため、時代背景やストーリーが完璧には理解できていない可能性があるため7点とさせていただきますが、これは映画としても映画史的資料としても貴重な映像作品だと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2021-08-18 03:24:40)(良:1票)
611.  私の少女時代 Our Times 《ネタバレ》 
 ちょっと長い。でもテンポが良く飽きない。花男にテイストが似ている。  女優がかわいいのかどうか絶妙なライン。  前半はコメディ色が強く、後半になるにつれラブの割合が大きくなってくる。  はちゃめちゃに見えてストーリーラインは王道で堅実。手堅いB級ラブコメだと思います。  この作品の見所はずばり終盤。タイユイ目線で語られるタイユイの真実。  今までずっとチェンシン目線だったのが、ここにきてタイユイ目線で突然真実が語られるエピソードが一番ぐっときます。  実はタイユイはタオ・ミンミンに惹かれる一方で、チェンシンのことも最初から気にっていた。それはチェンシンから送られてきた幸せの手紙のなかに、チェンシンの人柄の良さを見てしまったから。  そして気持ちは少しずつタオ・ミンミンからチェンシンへ。でもチェンシンのために、タイユイはタオ・ミンミンの告白を受け入れてしまう。  うーん、こーゆーの好きです。前半から中盤にかけての二人の珍道中が面白かっただけに、余計切ないですねー。  かなりいろんなエピソードがあり、退屈はしませんが1つ1つのエピソードの扱いは雑。オチがついたのかどーかわかんない投げっぱなしのエピソードもあります。犬は盗みっぱなしとか。タオ・ミンミンが幸せの手紙をチェンシンに出した理由とか。要はつめこみすぎなんですよね。  なのでオウヤンとタオ・ミンミンの扱いも、準主役級でありながら結構雑。  でもラストはチェンシンとタイユイがなんだかんだのハッピーエンドで良かったです。伏線もばっちり決まってましたしね。  高校生から現代まで、そんなに驚くほど時間が経過したわけではなさそうなので、役者を変える必要はなかったかなと思います。  老けメイクとかで、同じ役者でラストをしめてくれたほうが、より感動できた気がします。
[DVD(吹替)] 7点(2021-07-19 03:45:09)
612.  ファースター 怒りの銃弾 《ネタバレ》 
 兄を殺された主人公。主人公の兄を殺した刑事。躁鬱気味の殺し屋。三者三様。独特のオーラを纏う3人の攻防戦。  もともと復讐ものは好き。自分が普段いろんなことに我慢して生きているからか、怒りを形にしてくれる映画にカタルシスを感じてしまいます。  罠にかけられて快楽殺人者たちに殺されてしまう兄。それは気の毒ではありますが、そもそも銀行強盗なんてしなければこんなことにはなってませんから。残念。自業自得。身から出たさび。同情の余地無しとまでは言いませんがね。  サスペンスやミステリーを見慣れている人にとっては、ビリー・ボブ・ソーントン演じるジャンキー刑事が黒幕っていうのは割りと早い段階で気付くでしょう。サプライズがサプライズになっていないのがもったいない。  イケメンの殺し屋は登場シーンがクール。泥臭い感じの2人とは対象的。涼しげ。なんかこっちのほうが主人公づらしています。正直『もう1人の主人公か?』と思っちゃったくらいです。  で、この人が物語が進めば進むほど、なぜいるのかわからない存在に。ドウェインのライバルとしてアクションを盛り上げるか、ドウェインの味方になって復讐の手助けをするか、もう少し立ち位置をはっきりさせたほうが良かったのでは。  一方的な復讐劇に、ちょっとだけスパイスを効かすという意味では、殺し屋の存在も無駄ではなかったのかもしれません。  劇中で描かれる復讐と、そして復讐される側とのやりとりはちょっと好きです。見応えがあります。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-07-17 11:09:50)
613.  エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 《ネタバレ》 
 これがシリーズラストなんでしょうか?  残念ながらブルース・ウィリスは不参加ですが、代わりにインディ・ジョーンズ、リーサル・ウェポン、ブレイド、更にはデスペラードからも参戦。この面子が一堂に会することがあるなんて、すごい時代が来たもんです。  このオールスターの共演が見られるのはおそらくこのシリーズだけでしょうから、それだけでも見る価値がありそうです。  脚本は、なかなかひどいかもです。  仲間が瀕死の重傷を負ったのをきっかけにチームは解散。  『お前達は生きろ』と一言残し去っていくバーニー。  ここまでは良いんです。じゃあバーニーは1人で戦いに行くのね、って思ったら、なんと新メンバー探し。さすがに『おいっ』って思いました。仲間が死ぬのは忍びないが、若者たちは死んでいいんかーい。と、さすがに唖然。  その後、宿敵ストーンバンクスを捕まえるも反撃にあい、新メンバーは囚われの身に。旧メンバーが救援にかけつけ、『俺達も一緒に助けに行くぜ』と言ったらあっさり承諾。  なんてポリシーの無いリーダーなんでしょ。  最後は新旧メンバー入り乱れての大バトル。  それぞれに見せ場があって大変満足。  シュワちゃんとジェット・リーの活躍が『終始ヘリから銃を撃つだけ』っていうのがちょっと物足りないくらいです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-07-03 02:40:10)
614.  エクスペンダブルズ2 《ネタバレ》 
 今回は仲間の裏切りもなく、ガンナーも復帰。大変分かりやすくなっております。  凄腕のイケメンスナイパーが加わり、バラエティに富んだ熱いメンバーに。  更にはブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーも参戦。地獄のヒーローのチャック・ノリスまで加わって、ファイナル・バトルは痛快なアクション活劇に。  ビリーの死、ジェット・リーの離脱。この辺りは個人的に残念。  このシリーズに『死』や『悲劇』は似合わない。ビリーはかっこいいキャラだったのに勿体無い。そしてジェット・リー。彼がいないエクスペンダブルズなんて、紅しょうががついていないお好み焼きのよう。例えがわかりにくくてすいません。  せっかくならフルメンバーでフルボッコにしてほしかったです。  で、これは私が悪いんですが、ヴィランがヴァン・ダムって気付きませんでして。回し蹴りでナイフを刺すシーンを見ても、なぜそんなやり方で?って思っただけでまったく気付かず。こちらでキャストを確認してやっと気付く始末。いやはや、まいったまいった。  だから最後にスタローンとタイマンさせたかったわけですね。納得。  このシリーズは本人たちも劇中で言っているように、まさにお祭り映画。  アクション界のアベンジャーズですね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-06-29 10:14:57)(良:1票)
615.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 
 最初から残酷なエピソード目白押しでちょっと驚きます。  なんとなく13人の侍の活劇みたいなものを想像していたので、ここまで血生臭いとは思いもしませんでした。  1人1人に個性がしっかり味付けされ、それぞれ見せ場もあり、終盤の戦いは見応えがあります。みんな強いっていうのは、少年漫画で育ってきた自分にとって胸を熱くさせるものがあります。  鬼頭がなぜ島田の襲撃を最初から知っているのかなど、正直言うとストーリーの細かい部分で理解できていないところがあります。ただ細部がよくわかっていなくても、『サイコパスな将軍の息子を討ち取る』ということさえわかっていれば大丈夫な内容。  伊勢谷友介が演じたキャラだけが、ちょっと雰囲気を壊しているように感じて惜しい。一本調子な映画に変化をつけたかったのかもしれませんが、この映画にコメディ要員は要らんでしょ。  それにしても松方弘樹さんの殺陣だけは、他の人達とは別格で良くも悪くも浮いていました。さすが遠山の金さん。昔ばあちゃんと時代劇を見ていた頃を思い出して懐かしくなっちゃいました。
[DVD(邦画)] 7点(2021-06-21 13:11:31)
616.  BECK 《ネタバレ》 
 評価が低くなっちゃう理由がなんとなくわかっちゃいますね。おそらくコユキのボーカルをすべて無音にしたからでしょう。  そりゃあお客さんが皆固まっちゃうほどの歌声の表現なんてできるはずがありません。だからあえてそこは無音にして、観る側の想像力に委ねてしまう。これを『逃げ』ととらえるか、それとも『工夫』ととらえるかで、この映画への評価は大きく変わりそうです。  私は個人的にこの手法はアリだと思っています。コユキが歌うシーンでのオーディエンスのリアクションが好きです。  原作がマンガなので仕方ありませんが、ルシール云々のエピソードはちょっと邪魔でした。ライバルの存在、大手プロダクションの圧力、ヤンキー、障害はそれくらいで十分だったのではないかと。そうすれば2時間以内にまとめることも可能だったのではないでしょうか。  ストーリーの展開上必要であれば2時間越えが全く気にならないこともあります。今作はちょっと長いと感じてしまったので、やはり無駄な部分はあったのでしょう。  バンドメンバー1人1人の掘り下げは申し分なし。ヒロインもかわいい。ギターの特訓シーンがあったのも良かった。エンターテイメント作品としては成功していると思います。
[DVD(邦画)] 7点(2021-06-20 21:47:48)(良:1票)
617.  ルーザーズ 《ネタバレ》 
 それぞれが何かのスペシャリストで、あんまり負け犬っぽさは無かったですね。むしろプロフェッショナル軍団という感じ。  コメディアクションなのかと思っていたのですが、意外に真面目なサスペンスアクション。  オープニングのヘリ撃墜までのエピソードは、ルーザーズに感情移入させるのに十分なインパクトでした。  マックスという悪役のいかれ具合は好き。でもなぜCIAの幹部らしきマックスが、核兵器だの戦争だのを望んでいるのか、大事な部分の説明が一切ない。  また、ロークの裏切りは無かったほうが、よりスカッとできたんじゃないかという気もします。  原作があるので仕方ないのかもしれませんが、こーゆー裏切りって、表面では忠義を尽くしている人間が裏切るから面白いんじゃないでしょうか。いかにもなロークが裏切ったって、そこに物語的な面白さは生まれない気がします。  マックスが野放しのまま終劇っていうのも、ちょっともやもやしますね。  できれば、もう裏切りとかしちめんどくさいことはやめて、チーム全員でマックス一味を一網打尽にして大団円で終わってほしかったものです。それともマンガ原作みたいなので、続編を意識してこのような煮え切らない結末にしたのでしょうか。  いいかげん、続編を意識した映画製作はやめてほしいですね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-06-20 19:37:43)
618.  メカニック:ワールドミッション 《ネタバレ》 
 お手本のようなハリウッドアクション。ターゲットいっぱい。敵もいっぱい。ヒロインはジェシカ・アルバ。文句なし。お約束満載の安心して楽しめるエンターテイメント。前作の陰謀渦巻くヒリヒリとした緊張感はきれいさっぱりなくなってます。  でも個人的には好き。ビショップの無敵っぷりを堪能できるオープニングからつかみはばっちりでしょう。  前作のような『何しでかすかわからないキャラ』は不在。更にはビショップが最強すぎて、スリリングさは前作に軍配が上がるでしょう。  前作は騙し騙されの、まあまあ見応えのあるサスペンスでしたが、今作はビショップに恨みを持つ人間が人質をとってビショップに仕事をさせるという極めて単純なもの。  敵はずっと敵。味方はずっと味方。ヒロインは人質のフリしてんのかと思ったのですが、やっぱただの人質。  あまりにヒネリがなさすぎて、逆に今時珍しいかもしれないですね。  私はこーゆー頭からっぽにして見られる映画は嫌いじゃないです。  トミー・リー・ジョーンズは何気にサプライズでした。ジェイソン・ステイサムとの共演が見られただけでちょっと得した気分です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-06-13 03:20:38)(良:1票)
619.  メカニック(2011) 《ネタバレ》 
 最初のうちは平凡なサスペンスアクションだと思っていたのですが、スティーヴが弟子入りした辺りから次第に面白くなります。  こーゆー場合、新入りはヘタレであることが多いのですが、スティーヴは違います。アーサーほどではありませんが、結構出来る奴なのです。殺された父親の復讐という立派な動機もあります。適当そうな外見とは違い、結構真面目に仕事をします。これが良い。  思い切りが良いし、肝が据わっているし、戦えるやつなのです。立派にもう一人の主人公となっています。特に、アーサーがスーパーマンすぎるので、スティーヴの存在は貴重です。  アーサーの物置から父親の大切な拳銃を見つけてしまうスティーヴ。彼はすべてを悟ってしまいます。  車内で、『友を殺したことはあるか』とスティーヴがアーサーに問いかけるシーンは名シーン。ベン・フォスターの表情で訴えかけてくる演技が上手すぎて、並々ならぬ緊張感が漂っていました。  そしていよいよクライマックス。ど派手なラスボス殲滅戦で感じるカタルシス。スティーヴがどう出るか分からない緊張感。いろんなものを同時に味わいながら、2人が決別するラストにちょっと残念な思いを抱くのでした。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-06-03 05:08:35)
620.  さんかく 《ネタバレ》 
 なんかもう居心地の悪い映画だなぁ。なのに目が離せない。  桃がホームステイをしている序盤。連想するのは『じゃんけん』。じゃんけんの関係性もよく考えれば『さんかく』ですね。  佳代は桃に強く、桃は百瀬に強く、百瀬は佳代に強い。最終的に誰がマウントを取るのかっていう主導権争いの映画にも見えます。  また、この映画の『あるある』は周りの人間にまで及びます。  印象的だったのはマルチの女と仕事先の後輩。  後輩は面と向かって逆らうことはしない。小さな恨みを蓄積させていく。例えば、後輩の家で、お風呂から体も拭かずに百瀬が電話に出るシーン。床についた泡とお湯が後輩目線でクローズアップされる。この目の付けどころは凄い。  マルチの女は桃が仕事に来なくなったので電話を入れる。『心配してます。』っていう台詞のあと、『今月のノルマなんですが・・・・』このマルチの女の本性の出し方ってのも非常にリアル。嫌~な気持ちにさせられます。  最近見た映画の中ではダントツで後引く映画。見ていて気持ちの良いもんではありません。  これを見て自分の黒歴史を思い出さない人はいないんじゃないでしょうか。  そういった意味では、人によってはそんじょそこらのホラー映画より取り扱い注意と言えそうです。
[DVD(邦画)] 7点(2021-05-16 02:52:06)(良:1票)
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41436.34%
527712.27%
649621.98%
773032.34%
832314.31%
91024.52%
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