641. ヘル・レイザー
《ネタバレ》 皮膚のない人が生き血をすすって復活したり、顔とげとげ男や魚類とかが究極の快楽とかいって箱を開けた人をブチ殺したりするというよくわからん話だが面白かった。 良い感じにぶっ飛んでる悪趣味映画。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-08-01 21:32:37) |
642. さらばラバウル
《ネタバレ》 東宝&円谷英二&本多猪四郎産、ラバウル基地のゼロ戦パイロット達の物語。 近年の小説「永遠の0」でも描かれているゼロ戦の問題や、当時の空軍の状況などに触れられていて興味深い。 特撮もさることながら人間ドラマが非常に丁寧で素晴らしく、感動しました。 [DVD(邦画)] 9点(2010-08-01 21:30:28)(良:1票) |
643. ヒッチャー(1985)
《ネタバレ》 青年とウェイトレスVSヒッチハイカーVS警官。 徹底して意味も脈絡もないなんのこっちゃ映画。類似作である「激突!」「ロードキラー」より好きかも。ルドガー・ハウアー超強い。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-01 21:24:34) |
644. 僕らはみんな生きている
発展途上国の内戦に翻弄されるジャパニーズビジネスマン達を描いている。 シリアスな問題を皮肉を交えてライトに見せてくれていて、なかなか面白かった。 俺の好きな嶋田久作さんも好演。 近年の邦画のショボい爆発CGを見慣れていると、爆薬が派手なのも気持ちイイ。 [DVD(邦画)] 7点(2010-08-01 21:22:25) |
645. ブラザーズ・ブルーム
《ネタバレ》 ツタヤ独占レンタルらしい。 微妙な豪華キャストに惹かれて借りた詐欺師映画。 音楽やカメラワークなどのセンスが良いしストーリーも結構面白かった。 時にクールで時にキュート、喋らない日本人を演じた菊地凛子が素晴らしかった。 あと爆破演習シーンで、はっぴいえんどの「はいからはくち」がかかったときはテンションかなり上がった。洋画ではっぴいえんどが聞けるなんて!! [DVD(字幕)] 8点(2010-08-01 21:18:03) |
646. 河童のクゥと夏休み
《ネタバレ》 長い割に大して何も起こらない。 超能力だとか竜だとかも話にほとんど関係ないし、どうせなら悪い妖怪とか出てきても良かったんじゃないか? あと、名もなき一般人がどいつもこいつもクソヤローって感じなのは好きじゃない。 クゥちゃんをマスコミに晒す意味もわからないし。 主人公ファミリーはいい味出しててほのぼのしたけど。 [DVD(邦画)] 5点(2010-08-01 21:13:34) |
647. ザ・ホード -死霊の大群-
《ネタバレ》 死にたてホヤホヤだから腐ってないし、凄く硬い。 顔もそこまでゾンビ化していないナチュラルメイクですが、そこは表情でカバー。 そんなゾンビさん達との、戦闘シーンが凄い。 とにかく腐ってないから硬い硬い。 余りにも硬いものだからゾンビをボコボコにぶん殴って、蹴っ飛ばして、頭突きして、灰皿でゴンゴンやるようなシーンが多い。硬いから普通のゾンビさんみたいにちぎれたりあんまりしない。武器は充分なのになぜか体術での格闘シーンが多いのが見所。 そして人間たちも超強くて容赦ない。彼らが集まってれば、プレデター数匹ぐらい楽勝で倒せそう。 アクションシーンの楽しさもさることながら、話も良い! なぜゾンビが発生したとか、そういうところは一切無視してるのが潔い。 考えたってしようがないことは一切カット。 むしろ極限状態でのドロドロの人間模様や、パワーバランスの変化等を濃い登場人物達が繰り広げる様をエキサイティングに描いているのが、非常に面白く、こういうところは、しっかりツボを押さえてるなーと感心した。 時にピリリとした雰囲気もあり、楽しいだけではない味わいがこの映画にはあった。 大満足! [映画館(字幕)] 9点(2010-07-22 14:57:25)(良:1票) |
648. 蟹工船(2009)
《ネタバレ》 SABU好きだったんだが、これはナシ。言いたいことは全部セリフで言わせて、重要なところスローモーションとかいちいちクドい。変なコメディ要素も浮いているし、労働者の話のはずなのに英雄譚になっちゃってるのもどうもなぁ。 [DVD(邦画)] 3点(2010-07-20 00:15:08) |
649. レポゼッション・メン
《ネタバレ》 ジュード・ロウ老けたなー。 序盤、軽い感じで残酷にガシガシ人を殺していくシーンとか、残酷描写を混ぜつつ、笑いと狂気が共存して凄く期待させる立ち上がりだった。バカ映画「アドレナリン」に近いのかな、と思った。 しかし、中盤以降シリアスになってしまって、普通の逃亡劇になって失速したような気がした。ストーリー何かっぽいと思ったら「第9地区」と全く一緒じゃないか? 主人公は序盤で、必要以上に人殺してるからただの犯罪者で若干頭おかしいんじゃないかっていう前提で観てるのに、後半普通の正義の人になっちゃうのが面白くない。 「第9地区」は、その辺の流れがうまかったんだけどな。 ジュードさん、色々薄いよ!(人の事言えないけど) 近未来の仕事とは言え、フツーに人を殺しても許される職業が成り立つというむちゃくちゃな設定なんだから、最後までバカ映画で良かったと思うのにな。 割と普通な映画に仕上がってるのが勿体無い。それなのに、グロ描写にやたら力が入ってる感じが、なんか妙。音楽の使い方、選曲が面白かったので、サントラには興味あり! 好きな部分が多いだけに、面白くなりきらなかったところが少し残念。 [映画館(字幕)] 7点(2010-07-19 01:50:08) |
650. さらば、わが愛/覇王別姫
美術に力入ってて見応えあったが、長い。ストーリーとしては登場人物も多く無いし、世界が狭いので、こんなに時間必要だったのかは疑問。 芸術的作品としては極めてハイレベルだと思うが、中国の大河ドラマだったら庶民を描いていた「活きる」の方が断然好きだ。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-19 00:42:34) |
651. 宇宙ショーへようこそ
絵が本当に美麗!! 精密に描きこまれまくった田舎の風景とか、実写を超える美しさがあると思う。 キャラクターの動きも当然、めちゃめちゃ滑らか。 アクションシーンとかも凄くカッコ良い!そうそう! こういうのが観たかったの。 宇宙に出てからの、宇宙人の造形やら何やらも全てのアイデアを ぶち込みまくり精魂込めて描かれている。 髪の毛が手みたいになってる宇宙人のインクちゃんとか可愛すぎだし。 物語のプロットとしては、大長編ドラえもんのあの感じ。 異世界をちょっと覗いてみたら、でっかい事件に巻き込まれててんやわんや。 子どもだけど勇気を出して戦う!みたいな。 しかし、本作では「ドラえもん」は不在。 便利な道具がタダで出てくることもなく、子どもはただの子ども。 そこらへんの苦悩もしっかり描かれている。 あまねとなつきのビミョーな関係性の描き方が絶妙で、どちらも非常に愛くるしい。 メッセージも子供へ向けているのものと思われるので、観ているのが大きなお友達だけってのは勿体無い。 ただ、長すぎる。丁寧すぎるのと、表現したいものを全て形にしたいという高い志ゆえに、広げすぎた話のテンポが若干悪かったり、話がごちゃごちゃしてて整然としていないため、お子さんが集中して席に座って見ているのは辛いかもしれない。 しかし、大人も子供も楽しめる作品であるので、もっと多くの人に観て欲しいと思うのであった。面白かったです。 [映画館(邦画)] 8点(2010-07-17 15:14:22)(良:2票) |
652. こころの湯
おっさん、じいさんの裸のつきあいほのぼの風呂シーンが楽しい。 親父とお兄ちゃんとの微妙な関係性が自分とだぶりソワソワした。 俺も銭湯行ってこころの垢を流したい! [DVD(字幕)] 7点(2010-07-15 23:45:15) |
653. プレデターズ(2010)
《ネタバレ》 もともとB級作品ではあるんだが、こちらもなんか良くも悪くもB級っぽい。 その割にB級的面白味は薄いんだよな。グロさとか、豪快さとかが思った以上に薄味で。 エイドリアン・ブロディは好きな役者だが、不健康そうな役がハマる人なので、マッチョで非情な感じのリーダーといった役柄は正直合わないと思う。だって、弱そうだし。 ダニー・トレホさんも好きな役者さんなんだが、扱い悪すぎだ! で、チャイニーズ・マフィアだと思い込んでた人が、日本のヤクザ屋さん役だった! ジャパニーズヤクザ=サムライ というイメージなんだろうな。 このヤクザ屋さんが一番おいしい役だったんではなかろうか。(彼の見せ場のシーンは、凄く浮いていて笑った) 序盤の仲間が少しずつ増えていくくだりや、プレデターさん登場まではかなりワクワク感があって良かったんだが、登場後は失速した気がする。(この感じってオリジナルもそうなんだよな) 人間同士のゴタゴタも結構面白いことは面白いんだけど、そのせいで肝心のプレデターさんの存在感薄くなってる気がする。複数いるのはいいんだが、複数いることで一匹一匹のありがたみというか怖さがなくなっちゃってる。 プレデターさんは正面から襲ってくる事が多く、正々堂々なのはいいんだが、やっぱその分狩られる恐怖ってのが弱い。 後半の展開は、ちょっと意外な部分もあり、面白かったんだけど、非情なんだか、案外優しいんだかエイドリアン・ブロディの役柄があんまり一貫してないのが主人公として魅力薄。だったら、全員無名俳優で誰が生き残るか分らないような作りだった方がワクワクできたのに。 割としっかりとしたマジメなリメイク(新作)だとは思うが、製作に回ったロバート・ロドリゲスが監督だったら、もっとバカバカしくて爽快で豪快で楽しい感じだったんだろうなーって思わずにはいられない。 [映画館(字幕)] 7点(2010-07-15 23:34:33)(良:1票) |
654. ぼくのエリ 200歳の少女
《ネタバレ》 無音で雪が降る静かなオープニングから示唆されるようにとても静かな映画。 時折流れるBGMも至極穏やか。そんな静かな雰囲気と雪原の風景の中で挿入される残酷なシーンの怖さは、洗練されすぎててある種芸術的。 ラブストーリーの要素も強くありながら、全く体温が感じられなかったのは自分だけだろうか。オスカーとエリの間には連帯感のようなものは見えたが、これを一つの初恋物語だと言われると首を傾げざるを得ない。互いが孤独の時にたまたま寄り添っただけで、いわゆる恋の喜び的なものが描かれていないからだろう。なんだか大人の不倫を描く時に使われるような描かれ方なのだ。そんなギリギリのラインで描かれる2人の関係性がなんだか判然としない。 判然としないまま、熱烈に盛り上がるわけでもないところがこの映画を印象付ける特長でもある『体温の低さ(冷たさ)』なのである。 なので、心に訴えかけるというより脳に訴えかけるドライな作品だったと感じた。 演出が抑えられている分、人によって感じ方が違ってくる良作だと思う。 [映画館(字幕)] 8点(2010-07-15 23:27:31)(良:2票) |
655. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
《ネタバレ》 笑えるところも多かったが、爆笑まではいたらず。 序盤にこれでもかと謎をばらまかれ、主人公たちは、何が何だか分かっていない。 こうなると、やはり当然謎解きになっていって、少しずつヒントが出されていって、最終的にそのヒントと細かな伏線が一つに集約されて、カタルシスどーん!! そういうことだったのかー!! 超おもしれーー!!! っていう流れになると思ってたんだが、そういうものじゃなかった。 一つ一つの謎とか別に特に深く意味がなく、勢い任せの単発ネタ集なのだ。 ほとんどの事件が生じた原因はラリってたから、ただ間違えたとか、場当たり的なのには正直ガッカリした。 何も考えずに楽しめるコメディではあります。 [映画館(字幕)] 7点(2010-07-10 13:29:05) |
656. 接吻 (2006)
役者の力に頼り切り、凡庸なカメラワークや地味な演出は眠気を誘うばかり。 ほとんどが静かな会話ばかりで、ラスト以外はひたすら静。 高評価なのにも納得できなくはないが、面白がらせる努力をしてないような映画ってあまり好きではない。 [DVD(邦画)] 4点(2010-07-05 00:46:58) |
657. エルム街の悪夢(2010)
《ネタバレ》 ナニコレ!! 超つまんないんですけどっ!!! フレ様、存在感薄っ! もっとはしゃげよー。変態なところ見せろよー。 なんで中途半端に無口なんだよー。なんで普通の地味な犯罪者なんだよー。 クール気取り? ロールシャッハさんじゃないですよね? 印象に残らない殺人鬼って、最悪だぞ。 テンポも悪っ! サスペンスパートなんておまけなんだからサクサクやってくれよー。 後半、クライマックス周辺がグダグダ。 さっさと女の子を孤立無援にしなきゃダメでしょ、そこは。 もっと追い詰められろよー。だらだらしてて、眠くなったよ! エルム街の悪夢は、最も観客に眠気を与えてはいけない映画なんだぞ。 こういう映画はどうせ批判されるなら、やり過ぎて批判されるくらいじゃなきゃダメっしょ。やっぱ、このフレ様の薄さは致命的だ。 [映画館(字幕)] 3点(2010-07-05 00:41:52) |
658. さんかく
いやー、やはり痛面白い!! この監督は一体どんな人生を送ってきたんだか。 痛い人間の生態の描き方が、ひたすら生々しく滑稽。 恋をしている男女なんてものは多かれ少なかれ痛いものだから、少しくらいは、自分と共通する部分を見つけてしまうかもしれない。「そんな痛いトコみせないでくれよ」と居心地が悪くなり、笑えるシーンも苦笑いしかできなくなってしまうことだろう。 キャスティングがかなり絶妙。 出ている映画のほとんどがヤンキーか柄の悪い高岡蒼甫は、本作ではかなりの新境地を開いたのではないかと思う。これこそが、本当の高岡蒼甫なのでは?と思うくらい自然にかなり痛い男だった。 そんでもってこういう男にコロっといっちゃう痛い女っているよなー。っていうのを演ずるのが田畑智子。この方も痛い女を演じさせたら恐ろしいくらいにハマってて「ザ・男をイラつかせる女」としてかなりリアル。 そして、ひっかき回すのがAKB48の小野恵令奈。この娘がとびきりエロい。15歳と言えど、バカにできない肉体。可愛すぎない程度の可愛さ、計算しつくされた無防備さと、あどけなさ。寝起きとか風呂上りとか、もう! このエロさで責められたら、ロリコンでなくとも悩殺されてしまったとて何ら不思議ではない。 ナタリー・ポートマンにデレデレのジャン・レノを責められないのと一緒である。 喋りも相当に舌ったらずで甘ったるく、何を言ってるのか分らない場面もしばしば。普通の映画では、まず起用されないだろうが、本作ではこれでいいのだ。「こういう娘フツーにいるよな」っていう自然的な若い娘を演じるには演技力などむしろジャマにしかならんのだ。そして、こういう娘に弱い男は多い。 恋をするのに年齢は関係ないと言うが、ロリコンにだけはならないようにした方がいいと思うばかりである。 [映画館(邦画)] 8点(2010-07-04 23:00:44)(良:4票) |
659. XYZマーダーズ
サム・ライミは基本好きなんだが、これは笑えなさすぎて途中で観るのやめようかと思った。おちゃらけすぎるBGMも酷い。死霊のはらわたⅡやスペルの笑いは大好きなんだけどなー。やはり血や汁の飛沫やゾンビがいないとシマらないのか。 ブラックさが中途半端でハイテンションなキャストに全くついていけなかった。 [DVD(字幕)] 2点(2010-06-28 23:01:24) |
660. イル・ポスティーノ
《ネタバレ》 。口下手なイタリアーノが詩人を師匠として女を口説くゆるい人情物語であったはずなのに、最後あんな結末にするのはどうかと思う。 イタリアの田舎の風景や、美しい音楽や、ささやかな演出が良かっただけに少し残念。 女は隠喩(メタファー)で口説け! [DVD(字幕)] 6点(2010-06-27 22:06:20) |