661. ワンダーウーマン
《ネタバレ》 女だけが暮らすアマゾン族の島とのことですが、女しかおらんのならこの人たちはどうやって生まれたんだろうとか、 なぜ他からの侵入者がやってこないのとか最初は思ってしまうのですが、この作品は完全なるファンタジー映画ですから、 そのありえない世界観をとりあえず楽しんじゃえばいいのですね。 男が一人やってきて、その性差を弄るシーンもやっぱり入ってるしそこは万国共通で笑えますわね。あの腕時計のくだりね、うん。 本作の見所ってやっぱり、女だけが暮らす古代世界の島の風景とか、第二次大戦の中で古代の身なりと武器を持った女が 暴れまわるその絵面のシュールさとか、そういう今までになかったヴィジュアルにあると思います。 ただ、戦闘シーンは個人的には少々不満で、生身の時の彼女は動きスローだけど超人的な素早さで動くときは いかにもなCG臭がしてその辺の落差が気になるのと、あとはやはりラスボスとの一騎打ちね。 それまで全然歯が立たなかったのに、愛があるから救う価値あるのよみたいなのを思い出したら途端に強くなって 瞬時にやっつけるのとか展開が月並みなのよね。娯楽作品としては及第点だと思いますけどもね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-12-14 23:03:02) |
662. ライフ(2017)
《ネタバレ》 火星から発見された未知の生物がどんどんと成長。黒人博士の手に襲いかかり、手袋を突き破り脱出。 クルーが火炎攻撃を行うも体内に入り殺されるあの一連のシーンは素晴らしかったですね。 本作で一番のピークはそこだったかなと。その後は、ただただ逃げるだけ。 あのタコ型宇宙人が無敵すぎちゃって、それで感傷に走る以外ない展開はちょっと残念。 展開そのものはエイリアンでそこにリアルさを加味した現代的なホラーSFなんだけど、 もっと手に汗握る要素や目新しさも欲しかったかも。まぁあのオチは意外ではありましたが(笑)。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-12-14 21:54:34) |
663. ナチュラル
《ネタバレ》 ロバート・レッドフォードの魅力あふれる映画、と言いたいところですが、 野球選手の役をやるには少々年を取っているよな、というのが正直な感想です。 ホームランを花火のような演出で祝福するラストは綺麗でしたが、 全体的にファンタジックなところがあり判断に困る作品でもありました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-12 19:13:32) |
664. グランド・マスター
《ネタバレ》 イップ・マンという実在した人物を題材というから、もっと伝記的な作品かと思ったらそうでない、 ずっと夢の中の世界を映像にしているかのような印象。これぞまさにウォン・カーウァイなんだなと。 とにかく顔の寄りが多くて、独特なエフェクトで押しまくる。こういうスタイルもありなんだなぁと思うと同時に、 物語としての深みはあまり感じないなというのも正直なところ。 まぁ、流石にカンフーシーンは良かったですけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-12 16:03:52) |
665. トッツィー
《ネタバレ》 とても面白かったです。結構笑かしてもらいましたし。 万人が楽しめるコメディになってますね。性を扱った笑いだけどいやらしさも全然ないし。 そして何と言ってもダスティン・ホフマン。彼は本当に素晴らしい役者だなと。 ドロシーは本当可愛いオバチャマ感がよく出てました。 全てを打ち明けて、また彼女にアタックするときのドーシーも雰囲気変わってて、 ホフマンの役者の幅を見た気がします。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-12-05 21:14:54) |
666. しあわせの隠れ場所
《ネタバレ》 実話というのがいいですね。 赤の他人を家に招き入れ、そしてファミリーにする一家の博愛精神が素敵。 そして彼の才能を見出し、成長させ選手へと昇華させていく。 親としても、人としても非の打ち所のない夫人。 マイケルの役を演じた彼がとても良かったですね。 常に想いを胸に秘めているような悩ましい表情と、増えてく笑顔が印象的。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-28 18:17:28)(良:1票) |
667. ミニヴァー夫人
《ネタバレ》 1942年制作ということで、何かと興味深い内容でありました。 夫人たちはなかなかいい暮らしをしているので、ひもじさみたいなものは微塵も感じません。 それどころか、夫人のショットはどれも女優を撮った時のキラキラした美しいショットにするものだから尚のことです。 地下室に逃げ込んでも、夫人は編み物、旦那はティータイムをしているのがかなり印象的。 さすかにその後爆撃がきつくなると一家で不安げにしてはいましたが。 戦時中ですが薔薇の品評会なんてのもしているし、こういうご時世でも風流な暮らしはやめないぞみたいな、 そういう意気地みたいなものなんでしょうか。 ドイツのパイロットのシーンはどきっとしましたが、彼は突然気絶するという謎の展開。 流石に終盤は戦争の悲劇らしい悲劇を謳いあげてましたが、牧師さんの演説はやはり1942年というだけありますね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-28 17:02:23) |
668. どら平太
《ネタバレ》 良くも悪くも、なんともいえない漫画的なところがある時代劇でしたね。 親分三人衆とか長老たちとか、いかにも悪人て感じのキャラ。 勧善懲悪で普通に楽しめます。 のろいポニーみたいな馬に乗って浅野ゆう子に追いかけられるシーンはナンジャコリャ、て感じでしたが(笑)。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-11-22 00:38:12) |
669. 血槍富士
《ネタバレ》 今でこそ時代劇のチャンバラシーンといえば、相手を切りつけるとザシュッ!と効果音がつくものですが、 この時代ではまだそう言うのは無かったんでしょうかね。え?今ので切り終わったの?みたいに思っちゃったりする(笑)。 でも、別に人を切りつけたからってあんな派手な音がするわけないですから、こちらの方がリアルなのよね。 武士たちの態度には腹が立ったし、それゆえに最後の大暴れのシーンは見応えあってスカッとしたなあ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-11-21 20:00:17) |
670. いとこ同志
《ネタバレ》 先日鑑賞した「狂った果実」を思い出しておりました。内容的には似通っている部分もあります。 米映画だと、「エデンの東」を思い出した。こう言う、血縁関係にある人が片一方はうまくいって片一方はうまくいかない、 比較し、落ち込むみたいなお話は映画で見る分には実に面白いですね。 ある種の、人間の相みたいなもんじゃないですか。 シャルルはとっても優しい真面目な性格の人で、いつも穏やかに、そして自分の内面を表に出さないタイプ。 なので表面的には地味な映画ですけど、彼の気持ちになって見てると鬱憤が溜まっていったんだろうなと。 そしてワーグナーの音楽が鳴り響くシーンはその辺がピークに達していましたね。 溜め込んでいる怒りが、ひしひしと滲み出ておりました。 後半はお色気シーンもちょっとだけあって、59年の映画でこれだと当時の客は色めいていたでしょうね。 そして救いようのないラスト。とことんまで突き放しちゃう、これが当時のヌーベルヴァーグと言うことでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-21 18:52:29) |
671. ヘッドライト
《ネタバレ》 昔のフランス映画は小難しい印象があったが、本作は大変わかりやすく容易に見れた。 現代は「取るに足りない人々」と言う意味だそうだが、まさにこのタイトルにふさわしく、 どこにでもあるような不倫のお話。でもその等身大の人たちを等身大に描いているからこそ感情移入ができますね。 彼女との馴れ初めはすごくあっさりしてんだけど、家族や妊娠後の展開はしっかりと描かれていて、 おっちゃんの切なさにヘッドライトが当てられております。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-21 15:28:34) |
672. エルダー兄弟
《ネタバレ》 あまり活劇がないなぁと思いながら見ておりました。 我らがジョン・ウエインが濡れ衣を着せられ、牢に入れられ足枷をつけられると言うもどかしい展開。 終盤になってようやく見応えあるドンパチが繰り広げられます。 兄弟が死んでしまうのは悲しい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-21 13:17:08) |
673. シャロンの屠殺者
《ネタバレ》 原題がLAST FRONTIERということで、なにがフロンティアなんだろと思ってたけど、 主人公のおっちゃんが開拓者で砦と軍隊が文明というその対比なのですね。 ジェドは豪快で型破り。そのキャラが魅力的ではありますが、酔っ払ったフラフラ歩き回ったり 兵士に暴行したりして、あれでなぜ追い出されないのか謎(笑)。 そんで大佐の嫁に言いよる様もまたすごく強引ですね。西部劇の男はやはりこうでなくっちゃということでしょうか。 面白かったことは面白かったのですが、嫁さんにしろ大佐にしろ、 内心がイマイチ理解できない点もあり点数としては佳作の6点ということにさせていただきます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-14 21:04:30) |
674. 陽のあたる場所
《ネタバレ》 エリザベス・テイラーの美しさが光る作品。 二股をかけてどうしようもないことになっていくジョージに肩入れして観ていたので、 捕まって裁判にかけられる様は本当に胸詰まる思いでした。 悪いことに変わりはないけど、何かの救いがあってほしいなって。 でも重いラストでしたね。日の当たる場所というタイトルですが、 陽の当たっている上流階級の世界と、陽の当たらない下流の二人の対比が印象的でした。 そして、彼は殺人を犯したのか、という、心の闇の部分に迫っていく。 なかなか恐ろしいものがありました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-07 22:07:41) |
675. ダンディー少佐
《ネタバレ》 いやほんと、なんと言うか筋が見当たらないと言うか、どこに気持ちを持っていけばいいんだろうと言う展開なんですよね。 音楽はとても派手でアクションらしい元気ある響きで好みだったんですが。 主人公はダンディー少佐ですけど、途中で隊に亀裂が走って、そのあとに女に走っちゃったりして、 南軍のおっちゃんに説得力ある説教くらっちゃって。 人間味ある現実的な展開なのかもしれんけど、格好いい軍服姿とは裏腹だなと。 ラストのフランス軍との戦いもあまりぱっとせず。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-11-07 20:24:04) |
676. クレージーの無責任清水港
《ネタバレ》 用心棒のそっくりさんが、本当に似ててびっくりしました(笑)。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-11-07 20:14:30) |
677. かあちゃん
《ネタバレ》 う〜ん、やはり私のように心が汚れている人間は素直に楽しめないなぁ。 いい話すぎると言うか、、、いや、それを見越した上で、なおかつ人の人情の理想像を描いたと言うべきか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-11-07 15:09:47) |
678. ロビンとマリアン
《ネタバレ》 アクションもかなり地味。特に終盤の一騎打ちなんて、もっさりしてますね。 まぁ、剣も鎧も重いから、実際あんな感じなのかもしれませんが、、、。 そして恋愛モノとして見ても、ロマンチックなシーンはあまり見受けられない。 ヘプバーンは暴力のある映画には出ないと言ってたように思うけど、 本作ではそういう戦いを戒めようとする役だから出演されたのかな。 しかしあのラストはどうなんだろう。賛否ある選択ですね。 ロビンが、矢が落ちたところに一緒に埋めてくれと言って 矢を放つエンディングが本作で一番ロマンチックだった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-07 14:23:42)(良:1票) |
679. ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
《ネタバレ》 度々挿入されるアメリカの田舎町の風景がとても美しく見えました。 まったりとしたロードムービーですが、一つ一つのエピソードも印象深く不思議と飽きのこない作品。 頑固なお父さんと、ちょっと型破りでおしゃべりなお母さんのキャラが良いね。 賞金が当たったと聞いて、金をせびりに来る周りの人たちがなんだか嫌でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-07 01:30:17) |
680. サクラサク
《ネタバレ》 良くも悪くも、邦画らしい邦画だなと。 私はひねくれ者だからなのか、「綺麗すぎるよね」って思っちゃう。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-10-24 21:29:35)(良:1票) |