761. パッチ・アダムス
パッチの真面目に言う言葉の数々はそのとおりとうなづけるし、笑いの効能は科学的にも立証されてるところです。彼の目指した理想は尊いし、実在のアダムス医師もきっと立派な人なんでしょう。ただ映画は全部共感できるかといえばそうでもない。 彼が規則に反して3年生でもないのに勝手に病棟へ行ったり、まだ学生なのに患者の診療にあたっているのは日本では犯罪にも相当するくらいのことなので日本人の私には理解できません。病室でのロビンの笑いの取り方もおふざけが過ぎるようでどうかと思いましたが、これもアメリカだからOKなんでしょうか? 6点(2003-07-09 14:33:58) |
762. ロジャー・ラビット
お話はともかくアニメと実写の合体という点で画期的な作品で、それが違和感なく見えるのはすごいことだと驚いた。一体どうやって融合させたのかしら?技術的にとても大変な苦労があったでしょうね。 6点(2003-07-04 17:10:24) |
763. 鉄道員(ぽっぽや)(1999)
以前見たときはそうでもなかったのに今回は健さんが雪子の作った食事に涙するあたりからついもらい泣きしてしまった。これってテーマ曲もいいけどたびたび挿入されるテネシーワルツが感傷的なムードを盛り上げる。テネシーワルツといえば江利チエミ、というくらい彼女のスタンダードなのでなにか意図的なものでもあるんだろうか。雪のロケーションは美しいが雪景色の中の食堂(居酒屋)や駅というのはすでに健さんの映画で度々登場してるのでちょっとマンネリの感もある。そう言いながらも叙情的メルヘンに涙腺が緩み、雪景色や音楽にしみじみしたので1点プラス。 6点(2003-06-21 16:29:49) |
764. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
ポットレースに象徴されるように、ビュンビュンスピード感が早すぎて見てて疲れました。子供のアナキンとアミダラが後に結ばれるって、一体この時アミダラはいくつだったの? 6点(2003-06-20 23:38:37) |
765. チョコレート(2001)
死刑で夫を、事故で息子を失った黒人女性、同じ職業であった息子に自殺された白人男性、偶然の出会いだがお互いに大きな喪失感を持っていた。その空洞を埋めるべく二人は激しくセックスをする。これはいかにもアメリカという感じだった。お互い心の空虚さを、傷をなめ合うように現実の肉体で確かめ合い、そこに救いを見いだそうとするようなセックス、非常に生々しい動物的なものを感じる。(描写自体がそんな感じ)ハル・ベリーは文字通り体を張って熱演しているが心情を感じるには至らず。 6点(2003-06-20 15:24:40) |
766. チアーズ!
アメリカのチアガールってすごいのねぇ・・と感心してしまいました。ピチピチガールが青春してます、って感じがよかった。 6点(2003-06-20 13:55:53) |
767. 南極物語(1983)
むかーし見ましたね、南極でロケをしたというので評判でした。劇場だったから初めて見る南極の風景が美しかった。動物モノは弱いんで、これも可哀想で泣きました。何で連れて帰ってこれなかったのか、映画でもよく分からなかった。後にタロ・ジロの剥製を見て感慨深いモノがあった。 6点(2003-06-05 18:05:02) |
768. 七年目の浮気
マリリンはセクシーというより本来はとても可愛くて、そのキャラがこれはよく分かる作品。セックスシンボルとして売り出され、やたらスケスケ、ぴっちり、露出やらの衣装でセクシーさばかり強調されるのは彼女の本意ではなかっただろうと思う。可愛いコメディエンヌのマリリンはいいんですが、こんな馬鹿な男の妄想にやたらセクシーなシーンばかりなのもかわいそうです。この小心な男の妄想はもう病気じゃないの、、?ワイルダー監督なのに笑えなかった・・・点数は全てマリリンに。 6点(2003-06-04 18:46:17) |
769. 笑う蛙
ちょっと独特の雰囲気のある作品。これは主演の大塚寧寧の持ち味がそのまま反映されてるのかも知れない。逃げて隠れてる長塚、新しい恋人の國村隼もおもしろい。母が雪村いづみでその恋人がミッキー・カーチス、これも粋な配役。アンニュイでどこまでも冷静な主人公がユニークで、男達があたふたするのが面白く描かれている。 6点(2003-06-01 12:45:55) |
770. 生きものの記録
原爆の恐怖で狂わんばかりに叫び続ける老人を三船が演じた異色作。この老人の気持ちは監督の気持ちでもあったのだろう。晩年の八月のメモワールでも、オムニバス映画の夢の一話でも原爆の恐ろしさを訴えている。黒澤監督は娯楽作以外ではメッセージ性の強い作品も作っている。晩年にその傾向が強いが、この時期には珍しい。第五福竜丸事件がこの頃だったか?それがきっかけかもしれない。 6点(2003-05-31 16:39:37) |
771. スペース・カウボーイ
往年・現役の名優達が同窓会で楽しそうに大がかりな余興を見せてくれた、と言う感じ。ユーモアあり、ちょっぴり涙ありと映画に必要な要素を盛り込んで、あえて難しい宇宙ものを作ったイーストウッドはえらい。 6点(2003-05-25 21:26:10)(良:1票) |
772. もののけ姫
見てから随分たってて思うのは作品の印象が薄いことで、これは私が映画から受けた感動やメッセージがはっきりしてないってコトでしょうか。宮崎監督最後の作品というふれこみで監督自身随分力が入ってたようだがかえってそれが空回りしてるような気もする。「自然と人間の共生」というような壮大なテーマをどのように表現しようかと苦心した気配が感じられる。神や抽象的なものを形にして表現するという困難な業ができる監督の独創性には感心するし、作画や色彩の美しさ、キャラクターの創造性など素晴らしいものはあるがそう好きという作品でもない。 6点(2003-05-25 16:39:49) |
773. 息子の部屋
事故で息子を亡くした両親や家族の様子がリアルに描かれる。身近な人の死を体験した人ならよりリアルに感じられるでしょう。「あの時ああしてたら」など悲しみは後悔や自責でいっそうつのる。精神分析医の父のもとにはいろんな患者がそれぞれ悩みを吐き出しにやってくるが、同じ立場になってしまうと自らの苦しみでとても人の話を聞くような余裕はなくなる。亡くした者の思い出に囚われているうちは全てがそこに留まって前に進めない、、ということなのでしょう。そのあたりは描写が細やかで分かるのですが、ガールフレンドの登場と家族の変化といったところは今ひとつ理解しきれない気がする。なんとなく雰囲気は分かる気はするんですけど、もどかしいようにモヤモヤした気分でもあります。 6点(2003-05-24 13:42:28) |
774. 耳に残るは君の歌声
話自体が印象の薄い感じ。K・ブランシェットの凄さだけが目立った。C・リッチの歌はもっとうまくないと話が ?になる。J・タトゥロは歌も上手なはずですが、さすがにオペラだから吹き替えなの?ケイトと歌が楽しめたから6点です。 6点(2003-05-23 22:07:41) |
775. 光の旅人 K-PAX
スペイシーは宇宙人なのか、ただの精神病患者なのか、見ながら話の真意を考え続けて最後まで頭使わせる映画。そしてやっぱり彼は宇宙人だった、と思わせるラストで自分なりに納得。J・ブリッジスがいい感じです。 6点(2003-05-21 13:35:40) |
776. 八月のクリスマス(1998)
淡水画のようなイメージのほんわか、じんわりする映画。ハン・ソッキュの終始笑顔のにこやか顔がいささか鼻につく気もするが、自分の死を一言も言わず死後の準備をする所は切ない。 これってラブストーリーですかね? 6点(2003-05-20 21:49:15) |
777. バーティカル・リミット
劇場の大スクリーンで見たときは素晴らしい雪の山岳風景が見られたし、スリルもあって結構おもしろかった。クリス・オドネルも好きだし・・でもまぁ皆さん言ってますけど、話の展開とかつっこみたくなる甘さはあるかもしれない。 6点(2003-05-20 20:50:57) |
778. お葬式
お葬式が主題の映画って珍しいですよね?(韓国のを1本見た、「祝祭」だっけ??)どちらが先か分からないけど、発想が新鮮なところを買います。人の「死」という厳粛なシーンなのに、やたら事務的にコトが進んでいく、という風になっているのをシニカルに見せたかったんでしょう。 6点(2003-05-18 17:57:39) |
779. アラジン(1992)
おもしろくないことはないんだけど、昔のディズニー作品のほうが好き、出来も良かったし。最近のはやたらスピードが速くて疲れる。 6点(2003-05-17 15:44:51) |
780. ア・フュー・グッドメン
今ではなかなか実現しそうにないほどの豪華キャスト。法廷で真実が暴かれていく過程は、スリリングで緊迫感がある。ニコルソン、おぬしはワルやのぅ・・デミは制服姿もキリリッっとしててきれい。色気のない話の中の紅一点。 6点(2003-05-17 14:51:27) |