761. CUBE
何気なくWOWOWで見てたら止められなくなった。かっぱ海老せんのような映画。 5点(2003-11-17 16:07:52) |
762. セブン
「7つの大罪」という設定が興味をそそる。 全体的に暗くて雨ばかり降っているが、それが陰惨な物語に上手くマッチしている。 この映画はラストの落ちで驚かせるだけの映画ではない。そこに行き着くまでの「7つの大罪」になぞらえた5つの殺人のエピソードが面白い。 俳優陣も有名所が数多く出ているが、安っぽくなっていない。 演出・映像のテーストというものを大切にしている監督だと思う。 この作品を見た後、思わず自分は何個の大罪を犯しているのか気になって、数えてみた人も少なくないはず。 7点(2003-11-17 16:07:06) |
763. インデペンデンス・デイ
先行オールナイトで気合いを入れて見に行った。 序盤は素晴らしい出来! 破滅へのカウントダウンが始まるところなどは凄くワクワク感が掻き立てられた。 巨大な宇宙船が雲から初めて姿を表した時は強烈なリアリティーを感じた。もし、宇宙人が実際にいたとしたら、こんな感じで地球にやって来るのではないだろうか。 しかし、その後の物語の展開は・・・。 どんどん幼稚臭くなるように脚本されていた。 3点(2003-11-17 16:05:35) |
764. ターミネーター2
何と言ってもCG技術に驚愕させられた。爆破シーンやカーチェイスシーン等も迫力満点で文句無し! ストーリーも上手く脚本されているので気持ちよく見れる。 非常に丁寧に作り込んでいるし、入魂の作品として好感が持てるが、個人的に「タイムスリップ物は面白くて当たり前」という持論が有り、他の同じ設定(タイムスリップ物)の作品と比べても在り来たりに感じる面が有るので減点の対象としたい。 4点(2003-11-17 16:03:52) |
765. 千と千尋の神隠し
ダメだった。のっけから盛り上がりに欠けていて物語にのめりこめない。 意外にも、これまで豪快だった宮崎作品の世界感が今回はおとなしめの設定。 物語も終始平坦に続く。やはり、シンガーソングライターや小説家にもありがちだが、宮崎作品も初期の作品の方が良いですね。 2点(2003-11-17 16:02:38)(良:1票) |
766. ショーシャンクの空に
スティーブン・キング原作のものは全て読んでますが、映画化されたものでは「スタンド・バイミー」とこれは最高の出来栄え。他のは酷いものばかり。 原作は「刑務所のリタヘイワース」というタイトルですが、こっちの方がタイトルとして良いと思う。 非常に原作に忠実に脚本されていて、キャスティングもバッチリはまりました。あとは、印象に残る音楽がほしかったかな。 諦めない勇気と情熱、新たに踏みしめる人生の喜びが遺憾なく表現された作品です。 8点(2003-11-17 16:00:56) |
767. ニュー・シネマ・パラダイス
《ネタバレ》 序盤のトトとアルフレッドのやりとりが微笑ましかった。特に幼少時のストーリーに好感が持てる。 ラストでアルフレッドは、映画会社の所有物であるフィルムの切れ端をトトへの贈り物にする。道徳的にまずいことかも知れませんが、アルフレッドのみならず誰もがみんな完璧な善人とはかぎらない。そのへんが人間的で良いところなのです。 7点(2003-11-16 18:09:02) |
768. グラディエーター
最後までのめりこんで見れたし、ストーリー自体は復讐もので単純ですが、迫力ある映像も良かった。ただ、ベンハーと比べると、こちらの作品はレベルがかなり下のように思った。妻と子供の描写が足りてないので、説得力が半減。せっかく映像に高貴な印象が強く残っているのに、それに見合ったシナリオに疑問符が付いた。CGの使い方なんかは好きな作品なのだが、やはり実写での迫力には劣りますね。差をつける為にこの点数です。 6点(2003-11-16 17:52:42) |
769. プライベート・ライアン
《ネタバレ》 「何でライアンの家族だけ特別扱いするの?」という意見も有ると思うが、その矛盾した「ライアン救出作戦」そのものこそが戦争に対する無意味さを物語っている。一方では人を救出し、一方では死の場所へと兵士を送り込む。悲しいジレンマを感じます。 迫力有る戦闘シーンは、生々しくておぞましい。見ていてどんどん引き込まれた。 ノルマンディーという地獄の中に立場を置かれた時、人は始めて本当の意味で「生き方」を再確認することになるのだろうか? ラストシーンで、戦死者たちの共同墓地で語ったライアンの言葉はすごく重みがあった。 [映画館(字幕)] 7点(2003-11-16 17:43:59) |
770. ライフ・イズ・ビューティフル
《ネタバレ》 私もこの作品は「ホロコーストを非常に軽く扱われ過ぎている」という一部の皆さんの意見に賛成です。しかし強制収容所のユダヤ人に対する扱いや状況は収容される場所によって違っていたかもしれません。まして開戦の頃、中間期の頃、終戦の頃など時期によって異なることも考えられます。 実際に見たり体験したりしてない者が偉そうに言える事柄では無いということも付け加えておきたい。 5点(2003-11-16 17:26:56) |
771. パール・ハーバー
日本を馬鹿にしているという意見が多いですが、この作品は「映画」という文化そのものを完全に馬鹿にしている。本当にこんなのを観客に見せて喜ぶとでも思ったのだろうか? 日本人の描写がどうだとか、史実にもとづいてるかどうかだとか、そんなものは関係なく『超駄作!』 。 これほど「愛」が安っぽく語られた映画もめずらしい。尻軽女を美化する物語を見せられても不快なだけである。「美しく見せてやろう」という魂胆見え見えのラブシーンにしてもセンスの悪さがありありと映し出されている。 CGを駆使しての戦闘シーンも、派手な動きを多用し過ぎた為に非常に陳腐な仕上がり。特に戦闘機同士での追いかけっこは「あり得ない」を通り越して「幼稚くさい」。この場面を演出した奴は、映画を撮ってよい人物かどうか、きちんと適性検査を受けてもらいたい。 とどめはラストシーン・・・。ベタ過ぎるんじゃい! 1点(2003-11-16 17:20:28) |
772. シックス・センス
《ネタバレ》 斬新な物語の設定は、むしろ「奇抜」と言った方が良いかも知れません。「死んだ人が見える」という奇抜なコンセプトが有る為、最後に「驚き」が演出できた訳です。アイデアは良いと思いますが、強引すぎる設定に助けられた感の有る脚本は減点の対象としたい。 それと、マルコムの鈍感さにも違和感が有ります。奥さんと一緒に暮らしてるのだから、いくらなんでも気が付きそうな感じです。まぁ、細かい荒を探すのはナンセンスなのですが・・・。 ただ、母親に毒殺された少女の話しや、コールと母親の車内でのシーンなど、見せ場は随所に有ります。そういうドラマ性としての演出には好感が持てました。 あと、2回見たら分かるのですが、「実はマルコムは死んでいた」という設定を、違和感がでないように随所に工夫して演出されている。そういう所を見つける楽しみも有ります。 6点(2003-11-16 17:17:51) |
773. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 CG技術と大規模に制作されたセットにより、当時のタイタニックを精巧に復元してカラー映像で見せてくれた。それだけでもこの作品の価値は十分に意義が有ったものではないだろうか。CGを初めとする先端のデジタル技術は、こういったノスタルジックな作品に生かされることで、より生きてくると思います。 脚本と主題歌も非常に優れているので、映像と音楽を絡めた演出のバランスが絶妙なものになっている。 ストーリーに関しては恋愛色が濃いですが、「自由」というテーマも重要なメッセージとして語られている。ローズは自分の意志に反して富豪との婚約を余儀なくされる。彼女には窮屈な人生に縛られる運命が待っていた。しかし、貧乏ながら自由に生きているジャックと出会い、惹かれていく。「自分に正直に生きる」ということがいかに価値の有るものかを強く訴えかけているように思う。 ラストのシーンで、ローズが思い出のタイタニックに戻る回想シーンは、作品を感慨深く締めくくる為の最高の演出です。 泣くとか泣かないに関係なく良質な映画だと思います。 7点(2003-11-16 16:57:23) |
774. アルマゲドン(1998)
彗星爆破に挑む仲間達のエピソードを一通り語った後、全員集合して歩いて来るシーンが特にダサい。よくもまぁ、こんなに幼稚臭い演出が出来たものだ。正気の沙汰とは思えない。 大統領の説教臭い演説にしても、賢そうに見せているだけで中身は単純。 登場人物も無駄にたくさん出てくるが、ほとんどの人物が適当にしか扱われていないので感情移入ゼロ。 壮大に作ろうとするあまり、足下をすくわれたダメ作品。 非常にベタな感動を大袈裟に表現するところなんかは、この作品の出来の悪さを十分に象徴している。 この手の作品は「深く考えてはいけない」という意見も有ると思うが、深く考えなくても面白くない。 1点(2003-11-16 16:44:19) |
775. アニマトリックス
●ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス・・・CGによる人物描写に違和感たっぷり。 ●セカンド・ルネッサンス パート1&2・・・共倒れ。 ●キッズ・ストーリー・・・絵がきたない。 ●プログラム・・・話が面白くない。 ●ワールド・レコード・・・以外にこれは面白かった。絵は変。 ●ビヨンド・・・意味なし。 ●ディテクティブ・ストーリー・・・ハードボイルドものだがかっこ良くない。 ●マトリキュレーテッド・・・?! 2点(2003-11-16 16:38:28) |
776. マトリックス リローデッド
マトリックス(仮想現実)という世界は何でも出来る。これは見る側に対してのルールである。「そんな馬鹿な!」と言った時点でルール違反となりイエローカード。「なんで飛ぶねん!」と言ってしまうと即退場させられる。そんな勢いが有る。 オタク監督と言われるウシャウスキー兄弟は、この作品でやりたい放題やってくれた。派手すぎるアクションや難解な世界観に着いていくのは非常に困難を極めるが、理解しようと努力すれば何とかなるものである。「何で映画を見るのにそこまで頑張らないといけないのか?」と言う人!それはまさに正論である。 6点(2003-11-16 16:21:07) |
777. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 あまりに難解なので、この作品の解釈をいろいろ調べてみました。 まず、『アーキテクト』というのはマトリックスのシステムを造った人物(機械.AI)であり、ソース(コンピュータの中核)を管理していて、マトリックス内では人間の姿形で表現されているようです。そのアーキテクトが、マトリックス内でのルール“理由と結果”の制御を任せるプログラムを作ったのが『メロビンジアン』のようです。 一度目に作ったマトリックスは、人間に選択の余地を与えなかったので大失敗(知的生物をマトリックスに接続しているから、選択に対する無理強いは出来なかった)したようです。その為に、人間の性質や思考を探り出す(人間の習性を検索する0r人間に“選択”する特権を与える)ために造られたのが『オラクル』という直感プログラムのようです。オラクルは何度かマトリックスが作り直されるうちにエグザイル(勝手に放浪するプログラム)となり、長年のデータ蓄積により人間の思考(選択)が読めるようになった(予言者)。 メロビンジアンとオラクルは大切な2大プログラムである為に、それぞれには護衛(セキュリティ〈パスワード〉プログラム)を付けているようです(ツインズ・セラフ)。 マトリックスと現実世界にあるシステム(アーキテクトの現形)をつなぐ回線が、トレインマンが管理する地下鉄で、その回線はモバイル形式になっているようです。 ネオが現実世界でセンチネルを破壊出来たのは、無線LAN(ワイヤなし)でマトリックス内のソースとアクセス出来るようになったのが理由だと考えられるそうです。 最後のスミスとの闘いは、プラス(ネオ)とマイナス(スミス)のデータが重なった為に、両者のデータが消し飛んだようです。 それにしてもコンピュータに詳しくないと非常に苦しいですよ、これは。 7点(2003-11-16 16:14:19)(良:1票) |
778. マトリックス
「そんな馬鹿な!」「いくな何でも無理!」「幼稚くさい!」というような超人的なアクションを演出しても、マトリックスという仮想現実世界という設定が土台として有るから何でも許される。これは明らかにアイデアの勝利と言える。何でも可能な世界観というのは、SFにとって打って付けの舞台が整った訳であり、後はやりたい放題に派手な映像が撮れるというものだ。 今何気なく過ごしている世界が仮想現実だったら?というパターンの作品は他に無いという訳ではないが、この作品が一世を風靡したのは、そこにスタイリッシュな映像と斬新で派手なアクションを盛り込んだからだ。そこに「現実と虚像」という一種哲学的で難解な設定をほどこした点が多くの人の興味を示した要素だと思う。 6点(2003-11-16 16:09:18)(良:1票) |
779. ハリー・ポッターと秘密の部屋
映画化するのには早すぎた感じがしてきました。 何故なら、原作の方はまだ完結しておらず、「ロード・オブ・ザ・リング」のように一気に撮影することが出来ない。当然ですが、役者はどんどん歳をとっていくので途中交番ということになると思う。シリーズものでの俳優の交代は致命傷となる。特にそれが主人公で有ればイメージが完全に台無しになると言っても過言ではない。そのへん、今後どうなるかに注目したい。 内容の方ですが、CG技術を含めた映像は前作からグレードアップしたというものは無い。しかし、シリーズものは同じテーストで見た方が統一感が合って良いと思うので、逆にそれが良かったのではないでしょうか。単純明快なストーリーにしても子供は大変喜ぶと思う。 ただ、本の爆発的な売れ行きの割には、物語に面白みと新鮮味が無いのが気掛かり。 4点(2003-11-16 15:54:24) |
780. ハリー・ポッターと賢者の石
女性が原作者ということで、可愛く優しいストーリーになっている。 CGをふんだんに使った映像で魔法の世界を表現するという点は非常に興味深い設定だと思う。 ただ、物語の内容は起伏が薄くて独創的な描写が少ないので、各エピソードが印象に残りづらい。 余りにも不甲斐ないのがサッカーのような競技の場面。このシーンのCGは非常に安っぽいのだが、それよりも気になるのが「大雑把すぎるルール」である。羽の付いた小さい玉を捕まえると異常なまでの高得点が入る。子供向けとは言え、あまりにも見る側のレベルを低く見ているところに憤りを感じる。 原作本は世間を大きく騒がせる程の売れ行きを記録しているが、映画化されたこの作品の内容がそれに見合うかどうかに疑問が残る。 5点(2003-11-16 15:42:43) |