61. ワイルドシングス
そこまでやるか?と思うほどのどんでん返しに継ぐどんでん返しで開いた口が塞がらない。 ここまで徹底的にやられると、もうわけがわからず笑うしかない。 悪乗りが過ぎるのではないかと思うような展開はバカ過ぎて、「偉い」と思ってしまうほどだ。 7点(2004-05-04 20:40:04) |
62. RONIN
ヨーロッパの匂いがプンプンする中で、大っ嫌いなデ・ニーロが、とても映えて見えた素晴らしい作品。 デ・ニーロにはアメリカよりもヨーロッパが良く似合う。 6点(2004-05-04 20:35:59) |
63. ライフ・イズ・ビューティフル
劇中の後半部で、第2次大戦下のユダヤ人迫害と言う難しい題材が背景に介入してくるため、その辺りからは、観手もかなり構えてしまう作品である。 相当感銘を受けた諸氏も多かったようであるが、逆に後半部からこの重いテーマがのしかかってくるが故の失敗点を挙げる人も少なくないのではなかろうか。 視点は非常に興味深いモノがあるが、これは賛否二分する作品であろう。 それは、前半部の色合いと後半部の色合いの明らかな違いにより、観客によっては、レセプターとしてどういう姿勢で臨めば良いのか困惑してしまう人も少なくないからである。 テーマは興味深いが、シナリオとしての完成度には、いささかの疑問が残る作品である。 4点(2004-05-04 20:27:19) |
64. ライアー
ユージュアル・サスペクツと少し似た雰囲気を持った作品であるが、脚本はこちらの方が完成度が高いような気がする。 サスペンスとして充分見ごたえのある内容で、最後まで誰が偽証していて誰が真実を語っているのか翻弄される。 5点(2004-05-04 20:23:55) |
65. ユージュアル・サスペクツ
とにかく、最初からクライマックス直前までにかけては、恐ろしく退屈な作品である。 中身自身、何がどうということの無い内容で、ただ牽引力となるのは、「カイザー・ソゼの正体」が誰かというただそれのみだ。 それすら、あまり魅力的な牽引力になっていないのは、恐らく、脚本と、カメラワークと編集のまずさの現れだろう。 とにかく編集がまずい。編集がまずいという事はシナリオのまずさの現れとも言えるので、どちらがどうとは言えないが、クライマックスまでのほとんどのシーンが回想シーンであるのに、ちゃんと編集を「キメていない」ために冗長的になり過ぎているのと、前後の時系列をうまく処理しきれていない。 これは本作の最大の致命傷である。 ただ、最後の見せ方だけは、素晴らしくうまい。 それのみである。 クライマックスのみ、絶品のうまさがある。 もう少しクライマックスまでを丁寧につないでいれば、トータル的にも素晴らしい作品に成り得たかもしれない。惜しい。 4点(2004-05-04 20:20:06) |
66. マッド・シティ
最初はコミカル、そしてシニカルになって、最後は…。そうなるの?というエンディング。 しかし、この作品、かなりの風刺を利かせている。 ただこのクライマックスは、個人的には好きではない。 予想外であったのと、そういう流れは好きではないという趣味の問題だからである。 作品の完成度が悪いわけでは決してないし、ダスティン・ホフマンとジョン・トラボルタの演技もピカイチである。 だが、点数にはストーリーの好き嫌いが反映してしまった。かの名作「Z」のガブラス監督の作品だけに、期待してしまった。 5点(2004-05-04 20:13:34) |
67. マスク(1994)
非常にコミカル、まるで「マンガ」が実体化した作品である。 「『マンガ』を実写化すると、こうなるぞ!」というのを本当にやった所にこの作品の意義があると思う。 これの全く逆をやっていたのが、ロバート・ゼメキスの「ロジャー・ラビット」。 2作品を照らし合わせると非常に面白い。 6点(2004-05-04 20:09:08) |
68. マーキュリー・ライジング
オープニングから、導入部、中盤くらいまでは良い。 あらゆる期待感を抱かせてくれる。 だけど最後はどんなものか。 期待するから期待ハズレなのである。 期待せずに観ればよかったのかも。 つまり、その程度の作品なのだ。 3点(2004-05-04 19:59:29)(良:1票) |
69. パッチ・アダムス
実話を元に描かれた感動作品である。 作りとしては笑いあり涙ありといった、定石を踏んでいるのだが、ただ1箇所、どうにもショッキングなエピソードが描かれていて、その辺りが少し重い。 フィクションでこのエピソードを挿入していたとしたら、それは禁じ手である。 しかしながら、本作がノンフィクションであるが故、いたしかた無いと言った所か。まさか脚色ではなかろう…。 7点(2004-05-04 19:50:59) |
70. ナッシング・トゥ・ルーズ
途中までは少し、引っかかりを持って見てしまったが、それもクライマックスで払拭される。 終り良ければ全て良し。 コメディとしても、そこそこに面白い。 7点(2004-05-04 19:43:34) |
71. ディアボロス/悪魔の扉
難しい映画である。 焦点次第で評価が良くも悪くもどちらにでも転び得る作品です。 この撮り方は凄いかも。 ただどこかで観たことのある撮り方に思う。思い出せないけれど…。 後、この時のシャーリーズ・セロンは良いなぁ。うん、良い。 6点(2004-05-04 19:38:27) |
72. スリーパーズ
原作は、とても映像的で、凄い。っていうか、 映画化すると凄く面白い作品になるに違いないであろう原作なのに…。なんだ?これは! 誰のせいだ? きっと、レビンソンが悪いにきまっている。 そうに違いない。 この作品の敗因は監獄内での虐待のシークェンスを完全にソフィスティケートしてしまって、グロさを隠蔽してしまった事にある。 だから復讐の段階になっても観客は全くカタルシスを得られないのである。駄作だ。 1点(2004-05-04 19:26:51) |
73. スフィア
だいたい、原作もさほど面白いモンじゃないんだからそれを超える事はないだろう。 映画としては、こんなもんである。 今更言うまでもないが、「ウェストワールド」やら「アンドロメダ・・・」等、クライトンの本はかなり以前から映画化されている。ジュラシック・パーク以降、再び火がつき佳作も駄作も含めて、劇場・TV問わず、映像化されているが、スフィアはそのうちの駄作なのだ。それが映像化されて面白かったとしたら、その製作者は相当なものである。 4点(2004-05-04 19:23:59) |
74. シンドラーのリスト
映画作品としては、エンディングは少し蛇足気味。 TVのドキュメント番組ならばあれは許容範囲だ。 モノクロに赤い着色は、スピルバーグも敬愛していた黒澤明の「天国と地獄」での手法だ。使って見たかったのかな? 8点(2004-05-04 18:58:42) |
75. GODZILLA ゴジラ(1998)
CGIはもはや文句の付けようがない。 ベビーゴジラをうようよ登場させるくだりもモンスターモノの展開としてはGOODである。 惜しむらくは、スピルバーグとマイケル・クライトンが先に、「ロストワールド ~ジュラシックパーク~」で、ティラノサウルスに街を闊歩させてしまったがために、ゴジラと摩天楼の画に新鮮味を与えることができなかった。本作は製作のタイミングを完全に誤ったかもしれない。 6点(2004-05-04 18:51:11) |
76. グース
実話を元にした映画であるが、そういうことがあったというだけで、それ以上でもそれ以下でもない。 そして感動がない。見せ方に問題があるのか? ああ、別に感動させるような作品ではないのか。 2点(2004-05-04 18:44:12) |
77. エネミー・オブ・アメリカ
アイディアもさることながら、クライマックスに向けてのストーリーの運び方がうまい。 打てる手段を八方塞がりにしておきながら、既に張られている伏線で大逆転させる辺りは痛快。 8点(2004-05-04 18:33:22)(良:1票) |
78. エスケープ・フロム・L.A.
ジョン・カーペンターの「ニューヨーク1997」の続編というよりも別バージョンリメイク。 「ニューヨーク・・・」と比較すると設定面やスネイクを演じるカート・ラッセルがそれなりに年を取っていることなどから、本作の方が見劣りするのだが、同じキャストで自作のリメイクというのはカーペンターの遊びに違いない。だから「ニューヨーク・・・」の方が作品的にも上に感じるのは仕方がない。なんたって、あの設定のインパクトも違えば、カート・ラッセルの若さも違う。 6点(2004-05-04 18:30:52) |
79. L.A.コンフィデンシャル
どこがどうと言うことの無い、サスペンス作品。 2回以上観ようという気が起こらなかった。 サスペンスとして盛り上がりに欠けるのと、一人の女を二人の男が取り合うという三角関係的要素が、話を白けさせた。 4点(2004-05-02 12:53:09) |
80. エアフォース・ワン
空飛ぶ「ナカトミビル」、空の「ダイハード」と言う印象を受けた作品。 内容的には佳作であろうが、この手の作品もアイデア不足か、公開当時で既に、目新しさを感じなかった。 可も無く不可も無くと言ったところ。 だいたいテロモノのアクション作品と来ると既に「ダイハード」を彷彿とさせてしまうのは、いた仕方ないところか。 5点(2004-05-02 12:43:02) |