61. コンスタンティン
《ネタバレ》 これは嫌煙映画! そう思うことにします。タバコは身体に良くないね。そうだね。 関係ないですが、ガブリエル役のティルダ・スウィントンがケイト・ブランシェットに激似でナルニア国物語の時も気になって仕方なかったのは私だけでしょうか。 [DVD(字幕)] 4点(2007-12-15 23:46:08) |
62. ルーヴルの怪人
ソフィー・マルソーの出演作はこれしかみていないのですが、何故か他の作品も見てみようという気が全く起こらなくさせてくれた作品です。ただ流石パリ、彼女の住む部屋はお洒落だな、とかそのくらいしか……。 [DVD(字幕)] 2点(2007-12-15 23:35:46) |
63. Vフォー・ヴェンデッタ
《ネタバレ》 私には残念ながらあわなかった映画でした。 言いたいことはわかるんだけど、見ててイライラしてどーしようもありませんでした。 まずVに魅力を感じない。岩窟王のダンテスを気取ってみたり、シャイクスピアを引用しまくったり、なんかやたらとペラペラペラペラ喋りまくるのだけど、借り物ばかりですごく薄っぺらい。自分の言葉で喋れといいたい。監督は押井守が好きらしいけど「イノセンス」でもお手本にしたのだろうか、引用が多すぎる。 Vはエプロン姿で愛嬌をふりまいたり、好きな映画のヒーローを熱く語ってみたり、ダンスを請うてみたり、どうかすれば魅力的になりそうなのに、一貫性がなさ過ぎて感情移入出来ない。 Mな私はイヴィーを拷問する冷酷さぶりにはちょっと惹かれたんだけどな(笑) どうにも子供っぽいんですよね。ヒーローの真似をしてる子供。 拷問のことで責められたら「私だって辛かった!」とか言うし。 私は彼が人を殺すことに抵抗が無さ過ぎるのも引っ掛かった。 殺しは罰にはならないと思うんですよね。 救いにはなっても罰じゃない……。 人が人を殺す裁きというものはどうしても拒絶反応。 そしてイヴィー、強いのか弱いのか何を考えてるのかよくわからない。 なんか都合のいい様に存在してるキャラって感じ。 ナタリーのスキンヘッドを見て、私はてっきり「GIジェーン」のデミがしたように自分の意思で髪を剃るキャラなのだと思っていたので、単に囚人として剃られるのか~って拍子抜けしちゃいました。 [DVD(字幕)] 3点(2007-12-15 23:30:58)(良:1票) |
64. ブレードランナー/ファイナル・カット
本日観て参りました。 スタッフロールを最後まで、この映画が大好きな皆でじっくり鑑賞したという感じでした。こんなに観客に一体感があった映画は始めて。若干2名ほどが席を立った以外、誰もスタッフロールで動かないのは感動でした! 大きな変更点はなく細かい手直しだったのは、昨今のリメイク作で感じる違和感がゼロで嬉しかったです。 リドリー・スコット大好き。 [映画館(字幕)] 10点(2007-11-24 23:31:32) |
65. アイズ ワイド シャット
キューブリック作品の中で一番、愛があるなと思ったのですが……ラストの二人での会話、てっきり夫婦決裂なのかと思ってたもので、なんだかちょっと嬉しかった。私だけ?(笑) 配役が実にピッタリでお見事。 [映画館(字幕)] 8点(2007-11-24 00:10:26) |
66. キングダム・オブ・ヘブン
《ネタバレ》 DVDを買って何度も見てたら惚れ直しました。 素晴らしい。実に実に素晴らしい。ディレクターズカット買うしかないです。 オーランド・ブルームもなかなか頑張っているし、エヴァ・グリーンは無茶苦茶美しいし、ジェレミー・アイアンズは渋いし、エドワード・ノートンは眼だけですが、これほどなで肩が似合った役も無い(笑)配役がもう最高。サラディンらイスラム陣はひたすらにカッコイイ!! リドリー・スコットの映画には一度見たら忘れられない、印象に残るシーンが一箇所は必ずあるのですが、この作品ではボードワンがルノーを鞭で叩くシーン。 画の美しさはいわずもがなですが、どのシーンも眼を見張るほど美しい!! 葬儀のシビラの喪服の美しさ、そして死に顔アップの悪趣味さ、リドリー変態シュミも炸裂して大満足(笑) [映画館(字幕)] 10点(2007-11-24 00:00:11)(良:1票) |
67. フルメタル・ジャケット
とても面白かった……けど、こんなお下品な字幕を見続けると自分の言葉遣いに悪影響が出るのではないか、と不安になりました(笑) 「泣いたり笑ったり出来なくしてやる」他、あの有名なハートマンも凄いけど「女子供も殺すのは簡単だ。動きがトロイから」ってのがなんともスサマジイ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-18 18:09:40) |
68. パフューム/ある人殺しの物語
《ネタバレ》 私はとても面白かった。 大きな声で言いたくけど楽しく拝見しましたよ。 絶対に人には勧めないけど、稀有な作品だと思います(笑) 主人公のジャンの孤独と純粋さ。ダスティン・ホフマンの滑稽さ。アラン・リックマンの溺愛ぶり。キャストもはまり役だったと思います。 でも本当にグロテスク、エロティック、フェティシズム全開なので、苦手な人には苦痛でしょうね。 私はグロが苦手なので序盤の魚市場ちょっとキツカッタ。 この主人公、きっと卑劣なわけでも変態なわけでもないのでしょうね。 彼は愛も正義も秩序も知らず、ただ嗅覚だけが全てだった…… 母も家も何も無く生まれた悪臭の極みの魚市場で生まれ、 此の世の全てが手に入る香水を手にして、そこに戻る主人公。 彼は究極の香りを作ればその空虚な心を満たせると思っていた。 体臭も無い(=価値も個性も無い)自分が生きたと言う印を残せると思っていた。 そう考えるとあのラスト、実に哀しく暗示的。 文字通り、本当に彼は何も残らなかったなんて……。 それにしてもこの監督、 よくもまあエキストラにあんなことさせられましたね。 ちょっと驚いたよわたしは。 そうそう、この映画公式スチールに多用されている写真には、カメラマンが処刑場でジャンを激写してる姿が写ってるのであります。 公式サイトでも確認できるので、興味ある人は見てみよう(笑) [DVD(字幕)] 8点(2007-10-27 23:57:55) |
69. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 ファンタジーと言うには生々しい戦争のシーンが多く、かなりイタイ描写がありますね。間違っても子供連れで行っちゃダメです……口裂け縫い縫いは直視できなかった(>_<) 二つ目の試練で出てくる怪物は気持ち悪いグロい怖い!! ゾンビに追いかけられるより百万倍嫌だあれ(笑)掌の目はともかく、あの動きと皮膚のたるみが気持ち悪いわぁ。母親の栄養を吸い取って大きくなる胎児のイメージなんでしょうかね。あんなのが居る前でよく葡萄なんか食べられるな~どーしても食べたくなったとしても、もし私ならせめて脱出してから食べます(笑) あんな愛の無い男にすら頼らずにはいられなかった弱い女性だった母、愚かで悲しい存在ですね。オフェリアの作り出した幻想世界の母には弟はいなかったのが印象的。 不思議の国のアリスやオズの様な作品で主人公が迷い込む幻想世界も、決して明るく楽しい世界ではありませんでしたが、オズのように幻想世界に逃げ込むことで現実世界を肯定していた作品と違いオフェリアは戻ってはこなかった。 作り物、嘘で作り上げた「物語」が必要なのは人間だけだけど、それを作り出すのは必死で生き延びたいと叫ぶ小さい命なのかもしれない。 うーん、何とも切ない。 [映画館(字幕)] 8点(2007-10-06 18:58:02)(良:1票) |
70. 包帯クラブ
《ネタバレ》 邦画はほとんど観に行かないのですが、ちょっとご縁があり行って参りました。 重すぎず、軽すぎず、キャラも個性的で思った以上にいい映画でした(^o^) 柳楽優弥と石原さとみをはじめ、キャストがとても良いですね~柳楽優弥はワイルドでハイテンションであやしい関西弁を使うお金持ちのお坊ちゃんという、なんとも難しそうな役を見事こなしてました。 日本映画は本当に今元気がいいなって思いました! [映画館(吹替)] 8点(2007-09-23 00:45:44)(良:1票) |
71. トランスフォーマー
《ネタバレ》 既に観て来た人の感想聞いてたんで感動とか深みとかは一切期待せず。 私はヨーロッパ系映画が好きな人間ではあるけど いわゆるポップコーンムービーだって好き。 でもこれは……酷いね。 スピルバーグが関係してるって思いたくない品の無さ。 内容は完全にお子様向けなのに妙に下品です。 そしてお子様が見る作品でアメリカの戦争正当化するのやめて下さい。 「犠牲なくして得るものはない」 とか、恥ずかしげも無くよく言えるね? しかもそれが主人公の家訓だとか、連呼だとか、ありえなー。 主人公は女の子にもてたいだけで何も考えてない、それは別にいい。 でもヒロインの過去に父親や逮捕歴でシリアス味を出すなら 「彼女の逮捕歴も消せ」 って、おいおいおいおい 「父を守るために逮捕されたのよ」 この台詞ひとつで悲劇のヒロインにしたつもり? キーの無い車をあっさり動かす手腕見た限りでは潔白には見えない。 中身カラッポ同士でくっつくのだから別にいいんでしょうか。良くないとわたくしは思いますけれど。 両親も、笑いをとろうとしてるんだろうけど、笑えない。 正義のロボットもなんかわーっと出てきてわーっと自己紹介して わーっと死んだり負傷もうどっちが勝とうが負けようが好きにすればいい。 ハッカーの女の子も大食いの彼も活躍したんだかしないんだか、スーパーマンシャツの男も敵だか味方だか笑うとこなのか怒るとこなのか、もはやそれを追うのもかったるい。 「君がキーパーソンだ」 キーは眼鏡なんでしょ。彼どうでもいいんじゃん。 「人間のいいところも見た」 正義のロボくんはそんなことを言っていた。 でもいいところなんかいつ見たの? チワワも両親もうざくて抹殺しようと提案したり 主人公は女の子と交配したいと思っていると発言したり そんなんしか見てないじゃん。 合間にちらりと見たんだとしても観客は知りません。 キューブがなんで小さくなったりしたのかとか、敵にくっつけただけでなんで壊れたりするのかとか、もはやそんなのどうでもいいけど ラストに流れるリンキン・パークの「ホワットアイブダーン」この映画にはもったいないと思ってしまいました。あのプロモの方がよっぽど深い。 [映画館(字幕)] 3点(2007-08-11 21:06:39) |
72. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
《ネタバレ》 うわーん ノリントン~~!!! えええぇぇぇ そんな いつの間に 待ってよスワンパパ~~!! バルボサ普通に一番大活躍じゃない、カッコ良さ倍増してる!! 動物強いな……人間より賢いね……ジャックって本当に頭いかれちゃってるんだね……。色々と衝撃的な三部作目でございました。 ■私の好きだったとこ ・バルボサがヒーローだったとこ ・バルボサが猿のパパになってるとこ ・犬が最強だったとこ ・ノリントン提督の一途な瞳 ・義眼さんとバルボサが仲良しなとこ ・義眼さんの眼帯姿がかっこ良かったとこ ・キースの海賊がかっこ良かったとこ ・1のバカトリオが見張りで再登場したとこ ・サウンドがゴージャスだったとこ ■ちょっとどうかと思ったとこ ・オープニングが冒険活劇ものにはちと陰惨過ぎ ・ジャックの幻覚(?)が意味不明で長くて不気味 ・評議会とか九人の設定が後付け過ぎで唐突 ・死の扱いが軽すぎて不公平 ・バルボサの復活の経緯が意味不明 ・カリプソの説明が意味不明 ・スワン氏の死が復活できない訳が意味不明 ・ボスなのにベケットの描写が薄過ぎ ・ラストの地図が続編狙いミエミエ過ぎ このシリーズは1、2と大好きでしたが3は正直面白くなかったです。キャラの人気先行も行き過ぎるとこうなるのかな。説明は全部台詞だし、複雑な決まりも全部後付けだろ~って感じ。 ジャック、バルボサの復活もアッサリしすぎで、これじゃあこの作品で死んだほかの人が可哀相。ってかジャックはどこであの船手に入れたんだ……?? あの幻覚の小さいジャックにはドン引きしてしまったんですけど(^^;)1くらいのファンタジーはいいと思うんだけど、巨大化したりとか、ここまで来ると世界観も崩れてきたような……。 私は1のエリザベスは大好きだったんですけど、3では感情移入も出来ないしナニ考えてるんだこの子はって感じでした。ウィルへの深い愛をあまり感じられなかったのが残念。結婚をバルボサに頼んで、それを彼がたのしそーにやるのは面白かったけど(笑) まあ、私はノリントンとバルボサを目当てだったのでそれなりに楽しめましたけど、もうこのシリーズは作り続けないほうがいいと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2007-05-26 21:54:52) |
73. ヴィレッジ(2004)
《ネタバレ》 人の評価がすんごい悪かったんですが私は結構面白かったです。でもこれはホラーじゃ無いからそういう宣伝はしたらいけないと思った(笑)ホラーよりは恋愛映画でしょう。どんでん返しの部分を考えれば哀しいお話ですけど。 ストーリー、この田舎の暮らしが妙に魅力的に描かれていて「いいなぁこんな素朴な生活……」って思ったのでその点は監督の目論見どおりで上手いですね。このギリギリの危うい均衡は決して長持ちしないだろうし住人達の未来は暗いでしょう。「ノア」なんてネーミングのキャラが楽園を破壊するのは意味深だ。 でもアイヴィーは事実にうっすら勘付いたとしても 誰にも言わないでしょうね。彼女にとってはルシアスとの生活が心の底から幸せなんでしょう。この二人の純愛っぷりは微笑ましかったです(笑)愛は強いですね。盲目なのに森を全力疾走するくらいに!(笑) でもノアのようなキャラクターは犯人にすべきじゃ無いんでは……リアリティが無いとは言わないけど、ちょっと偏見を助長しまいか。「クイルズ」でも持ったモヤモヤ感。やるせないなあ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-27 14:29:48) |
74. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 若き日の主人公のお父さん、インクレディブルボーイに冷た過ぎるような気がする。正義の味方に憧れる少年があんなにひねてしまって、あんな残酷な死に方をしちゃうと、少し後味悪いです(^^;)他の正義の味方も死なないままで最後に和解してくれたらもっとスッキリ楽しめたのにな。なんて不満はありましたが、とても良質のファミリーエンターテイメント作品だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-27 14:14:49)(良:1票) |
75. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
《ネタバレ》 私はちっとも面白くなかった。映画館じゃ無いから途中で何回も休憩できたけど、早く続き見たいって気が全然しない。1や2は何度か見たけど3はもう良いやって感じ。テンポが悪すぎる。1を見たとき、ゴラムを助けたビルボの行為が後々フロドを助けるんだろうと思ったけど、そうもならず……なんと言うか、ゴラムやオークみたいな醜いキャラが改心して協力! みたいなのを期待してたんだけど……悪者は悪者なのね。私はクリストファー・リーのファンだからサルマンの描写が無いのは寂しかった。サウロンより余程カッコいい悪役だったのに。1や2で親しみを持った旅の仲間も、なんか扱いが薄い。エルフの姫はあんなにいい扱いなのに。で、その娘を心配しているヒューゴパパの額の後退っぷりが哀れ。エルフなのにあの額だよ。 [DVD(字幕)] 3点(2006-09-21 15:14:25) |
76. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 スコットがいと哀れ。ジーンはこんな最強キャラだったのかって驚きましたが、ストームの出世っぷりにはもっとビックリ。ミスティークの綺麗な肌にはちょっとドキドキ、でも彼女が恨むのは無理ないと思います。ローグはこのシリーズのヒロインなのだと思ってましたが案外扱い小さいんですね。あの体が分裂する人はキュア打たれなかったのか凄く気になる。そしてご老体お二方、仲がいいのは結構ですが、二人ともお話を完結させる気がなさすぎると思います。 [映画館(字幕)] 6点(2006-09-10 22:51:50)(笑:2票) |
77. マスター・アンド・コマンダー
《ネタバレ》 硬派な作りであるけどユーモアも失わない、そして閉塞感も船酔いもない(笑)艦長や医師は勿論、コックのおじさんとか、脇キャラクターもなかなか個性的。ムダにロマンス要素とか入ってない潔さは誉めたい。何回か見ると伏線やキャラの関係が見えてきて更に面白いですね。男性向きとか言われているけどそんな事は無い、私はすごーく好きだぞこの映画!! [DVD(字幕)] 9点(2006-09-08 01:02:07) |
78. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
《ネタバレ》 ゲド戦記の直後に観たのもあってか、すんごい楽しかったです、もう大好き。キャラクター映画三部作の二作目と割り切って観てたので尻切れトンボも気にならず、出演者とスタッフが楽しんでそうなのも好印象。スターウォーズなのは確かにそうだけど・・・。ちなみにパンフレットが前作に続いてゴージャスな造りなのも嬉しいな! [映画館(字幕)] 7点(2006-08-28 22:47:20) |
79. アイアン・ジャイアント
《ネタバレ》 噂で良い良いと聞いていたので半信半疑で観ましたが、ちょっとホロリとさせられる良作でした(^o^)小さい子と一緒に安心して鑑賞できますね。 [ビデオ(吹替)] 8点(2006-08-28 22:39:24) |
80. ゲド戦記
《ネタバレ》 「この映画はおかしいです」・・・真面目に。私は宮崎駿監督の大ファンで、ジブリが大好きです。だからこそこの映画は「ジブリをキライになりたくない」と観に行くのが怖かった。でも観てみたら想像以上の酷さでした。 脚本、死んでますね。「命を大切に」というテーマも宙ぶらりんもいいところ。過去を背負ったキャラクターという設定なのに「落ち込んで刺してしまった」「墓所から救ってくれた」「ひどい親が捨てた」「大賢人と人が呼ぶ」全部台詞で言うだけならこの作品を映像にした意味は!? テルーの正体もなんの意味があったの!? 作画、本当にジブリのスタッフが描いたのか!? と目を疑うシーン多し。アレンの顔もころころ変わりすぎ、中途半端にリアルな皺が気持ち悪い。ラスト付近のクモの顔なんか直視してるのが恥かしかった! 木々の緑へのこだわりを、ジブリのスタッフは捨てたのか!? 大空の美しさは何処へ行ったのか!! クモの部屋とか、丁寧は丁寧だけどなんか違和感。 既存のジブリを見慣れているとこの作品の背景はテレビアニメ並みに感じる。緑色の草木の雑さがとくに痛かった。 声優、菅原文太はそこそこだけど、悪くないだけで別に良くは無かった。アレンはかつぜつが悪く、テルーは終始学芸会。田中裕子は声細いからもうホントに悪役とかやめたほうがいい。誰も彼も何もかもひどいからもう最後の方は麻痺してきました。しかし、こういう作品て悪役に魅力があってこそ成立すると思うんです。ひとかけらの魅力も感じませんでした。ウサギなんてルックスだけ今までの借り物だけど、中身に全然面白みがない。クモは他の部下いないの?? ジブリの伝統(と私は思ってた)食事シーンも全然美味しそうではない。無意味に陰惨な残酷シーン多し。あちこちにある宮崎駿作品に模したシーンはオマージュというよりただの借り物になっていたし、宣伝方法は「イノセンス」を思い出させる儲かればいい的鈴木流で・・・家族連れには絶対お勧めしない。親殺しの危険な少年Aを野放しにして、それで、世界の均衡は!? なんとか誉めるところをさがしたけど、強いてひとつ言うならこの映画が二時間以内で終わってくれたこと・・・。 [映画館(邦画)] 1点(2006-08-12 12:03:23)(良:1票) |