61. ホテル・ハイビスカス
ほのぼのとした雰囲気の、いかにも沖縄っぽい映画でした。いい意味でもわるい意味でも。期待が先走ってしまって、悪い意味での沖縄っぽい空気(ぐだーっとした空気)にぜんぜんついていけず、ぼーっと観てるあいだに終わってしまったという感じ。どこかでパシっ!と締めてほしかった。沖縄大好きなのでどうにかして楽しもうとしてたんですが、そう思ってる時点でダメですよね。おもしろくはなかったです。というわけで、5点。BGVにするくらいなら、ちょうどいいかもしれません。あまり根を詰めて観ないように。 [DVD(吹替)] 5点(2005-11-02 13:20:31) |
62. ギャング・オブ・ニューヨーク
あまりにも単調でいつになったら盛り上がるのだろう、といまいち入り込めずダラ~ッとなって観ていたら、隣にいた当時付き合ってた子にものすごい勢いで怒られました。いや、君が悪いんじゃなくて、俺が悪いわけでもなくて、映画が悪いんだよ。と説明しても「私と映画を観るのがそんなに退屈か!」と許してくれませんでした。にっくきギャングオブニューヨーク!映画の感想よりも、そっちのほうが思い出に残っています。それくらい単調でおもしろ味に欠ける映画でした。というわけで、3点です。同じ経験をしたい方はどうぞ。 [映画館(吹替)] 3点(2005-11-02 06:06:14) |
63. ストーリー・オブ・ラブ
倦怠期のカップルが観るといいんじゃないでしょうか。ラストのセリフや演技はものすごくよくて少し涙ぐんでしまいましたが、それ以外は壮大なる前フリでしかないのが、もう逆にすごい。ためて引っぱってためて引っぱって、さいごにドーン!という感じです。もし倦怠期のカップルが観るなら、上映中に「なんでこんな映画借りてきたの!」とかいってケンカしないようにね。ラストまで我慢すれば、いいことあると思うから。というわけで、6点です。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 06:01:12) |
64. Dolls ドールズ(2002)
うーん、これは・・・。自分には分からないような難しい映画なのか、はたまた監督が撮りたかった画をずらーっと並べただけの映画なのか、どっちか判断がつかないくらい難しい映画ですね。難しいのか?どっちや。あかん、思考がぐるぐるなってます。おもしろいかおもしろくないかで問われると、まったくおもしろくなかったです。上映後、ずっと文句を言ってました。というわけで、監督ごめんなさい、3点です。他の作品は好きなので許してください。 [映画館(吹替)] 3点(2005-11-02 05:37:13) |
65. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
デートで初めて観た映画がこれでした。人食い虫と砂の顔のCGがウリなんやなぁという感想と、あとボスキャラが生物の先生にそっくりだったという印象しか残っていません。でもこれを観ると、青春していたあの頃のことを思い出します。ああ若かったなぁ。ハムナプトラで青春を思い出す人って珍しいと思います。って、ぜんぜん映画のレビューになってへんな、これ。というわけで、5点です。化もなく不可もなく。べつに観る必要は、ないかと。 [映画館(字幕)] 5点(2005-11-02 05:28:06) |
66. ブリジット・ジョーンズの日記
単純に「まったくおもしろくなかった」です。30年やそこらまったくモテなかった女性が、何の努力もなしにある日いきなり2人の男前に迫られる、ってまったくリアリティがないじゃないですか。「ありのままでいい」って、んなアホな。全体的にノリが軽すぎて、まったく感情移入できませんでした。というか、男性はこの映画のどこに感情移入すればいいのでしょうか。 少なくとも、この映画がおもしろい!という女性には迫りたくないなぁと思った次第であります。というわけで、4点です。4点というところに、俺の迷いがあります。俺もモテないので、女性を敵に回したくない。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 05:11:34)(笑:1票) (良:1票) |
67. パッチギ!
在日の問題に問題意識がないどころか、興味関心すらない現代っ子の俺なので、これを観て在日がどうとかこうとか言うつもりは毛頭ございません。ただ井筒監督は「在日の問題みさらせー!」というよりは、彼らがもつわけのわからんパワーというかパッションをうまく映画に持ち込めたんだと思います。計算して作ったっていうよりは、なんかよくわからんけど化学反応がおきて爆発さしたった!みたいな。そんな不器用で無骨な感じが、この作品の魅力になっています。男の映画じゃないでしょうか。 てなわけで、そのギラギラした熱さを受けとって、劇場でボロ泣きしてきました。「とてもやりきれない」という歌詞を聴きながら、こらえようにもこらえきれない涙がこぼれ落ちてきた。男ひとり号泣ですよ。劇場であれほど熱い涙を流したのは初めてじゃないでしょうか。 ただちょっと気になったのは、前半から中盤にかけての井筒監督らしいぐだぐだ感と、おもっきり写りこんでたSTEPの青い看板です。とくに看板はなぁ。あの前をよく通ってただけに・・・。どうせやるなら、そこまでしっかり仕事してほしかったです。 とまぁちょっと苦言を呈しましたが、それもこの映画への愛ゆえに、ということで!9点から看板ぶんの1点をひいて、でも愛着のある京都が舞台ということで1点プラスして、9点に返り咲きです。ちょっと贔屓してます。 [映画館(吹替)] 9点(2005-11-02 04:48:01)(良:1票) |
68. 時計じかけのオレンジ
この映画を観て「気分が悪い」といった類の感想をもつのは当然であって、それこそ監督の狙ったところではないでしょうか。そう思ってしまった時点で、監督からすれば10点満点の観客だと思うのですがどうでしょう。 なので、その「気分が悪い」の理由を考えず、ただ単に「気分が悪いのはダメなもの」と解釈して放り出して0点をつけてしまうのは、思考停止に過ぎないし、あまりにもったいない気がします。娯楽性のみを求めてこの作品を観たのならばなおさらもったいない。まぁそういった意味でも、この映画を前にしてしまっては、0から10の11段階の点数をつけるなんていうのはあまり意味を持たない気もします。あの「第九」へのイメージを180度変えさせられてしまった時点で見事に術中にハマってるんですからね。 「おもしろい」というのはなにも、腹をかかえてゲラゲラ笑うことだけを意味するのではなく、こういう衝撃も「おもしろい」という感情の部類に入るのだな、と実感させてくれる映画でした。この衝撃をうまく言葉に変換する能力がないのが残念です。知恵熱でそう。というわけで、9点です。マイナス1点は、観せたい人を選んでしまうから、という理由です。作品としては10点。もっと多くの映画や本を消化して成長してから、またこの狂気に触れたいと思います。 【追記】余談ですが、主人公が他人を殴ろうとすると吐き気をもよおすシーンを観て、力石徹戦後の矢吹丈を思い出しました。おっつぁん・・・テンプルに打ち込めねぇ・・・。 [DVD(吹替)] 9点(2005-11-02 04:28:01)(笑:2票) (良:2票) |
69. ティム・バートンのコープスブライド
《ネタバレ》 振り返れば、上映開始10分くらいまでがいちばん感動してました。「おおこれはもしかしたら、とてつもない映画ではないか!?」と。でも、その熱は次第に下がっていき、上映後の感想は「あーまぁこんなもんか」でした。全体の尺が短いせいか、ストーリーの展開にやや飛躍したところが見受けられて、なかなか感情移入できなかった、というのがその理由です。 たとえば、それまで結婚を拒否していた主人公が、死んでしまったむかしの飼い犬をもらった途端にコロっと「じゃあ結婚しよう」という流れになるのはどうなんでしょう。こちらは予告編を観て「死体と結婚する」という情報を知っています。そのキモになる部分の理由付けが、そんなあっさり流されてしまうと、肩すかしをくらったような気分になって、あとはずっと斜に構えて観てしまいました。 そのへんの細かいところが気にならなければ、画はキレイですし、ティムバートンらしいコミカルな動きもなかなか愉快ですので、楽しめる映画だと思います。期待して観にいった「チャーリー」然り、ティムバートンとは相性が悪い気が。ちょっとさかのぼって観てみます。というわけで、6点です。 [映画館(字幕)] 6点(2005-10-31 14:20:18) |
70. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 おもろかったですが、めちゃくちゃ惹きつけられるということもなく、「ああおもろいものを消化したなぁ」という感じ。もう少しブラックなものを期待していたので、拍子抜け、という感もあります。 とくにラストがよくなかった。本当に「家族愛バンザイ!」で終わらせてよかったのか。それなら、他の小憎たらしい親子たちもいちおうは「家族」なわけで、彼らをひっちゃかめっちゃかにする理由はどこにもないですよね。取って付けた「家族愛バンザイ!」な気がして、どうも腑に落ちませんでした。こういう一貫性のなさが「おもろかったけど・・・」の「けど・・・」の部分を生んでしまうのかと。 こちら側がもう少し肩の力を抜いて「なんとなく娯楽映画を観よう」という気持ちで映画館にいけば、もっと楽しめたのかもしれません。こういう映画には、教訓めいたものは求めてはいけないし、作り手が教訓めいたものを提示する必要もないと思います。 楽しみ方を間違えさえしなければ、7点か8点くらいまで点数が上がるのではないでしょうか。でも、俺はどうやら間違ってしまったらしいので、6点です。ま、なんやかんやと言いながら、上映後、板チョコを食べてたあたりが俺のかわいいところなんですが。 [映画館(字幕)] 6点(2005-10-31 14:07:26) |
71. 誰も知らない(2004)
んー、見ていてあまり気分の良い映画じゃないですね。この救われなさは重い。でも「重い」という言葉だけで片付けられるほど、チープな重さじゃないです。この映画から派生してちょっと色々考えるところがありまして、それをここに書くと長くなるので割愛いたしますが、心をかき乱すにはもってこいの映画ではないでしょうか。 こういうダークさが好きな人はたまらんかもしれません。俺も好きなほうなんですが、こればっかりは避けたいと思いました。話の流れは変えなくても、表現の仕方ひとつ変えたらもうちょっと気分良く観れるんですが。それだけ繊細な映画ということなんでしょう。 ところで、柳楽優弥君は目に力がありまんなぁ。個人的には、木村飛影君のアホ面っぷりが気になりました。 というわけで、7点からあとあじの悪さでマイナス1点ってことで、6点。まぁでも、とてもいい映画だと思うので、7点のつもりで観てください。 [DVD(吹替)] 6点(2005-10-31 13:22:55) |
72. 深呼吸の必要
たった一度、原付にまたがって本島をぐるりと一周してきただけで、沖縄大好き独身青年になってしまった俺にはほどよい映画でした。 いかにもステレオタイプ的な人物描写があったり、サトウキビってそんな青い時期に収穫するもんか?っていうつっこみどころがあったりと、ちらちら見える隙を挙げればまぁ挙がってきますが、そのへんはドンマイってことで許せました。沖縄なんでね。あんまり深いとこまでつっこまんでもええやろうっていう。この中途半端さがちょうどいい感じ。 ただ俺には「深呼吸の必要」がないどころか、もっと必死になっていろんなことに向き合う必要があるので、「過呼吸の必要」くらいの作品のほうが合ってるんかもしれません。何もせんうちに「沖縄ええわー」とか言うのは、ただの怠け者ですよね。「元気をもらう」とか「癒される」とかいう言葉は、そうやすやすと使いたくないし、もともと嫌いです。そんなことに気付かせてくれたという意味では、価値のある映画でした。というわけで、6点。もうちょいで7点です。 あー沖縄いきたいっ。JALに乗って、いってこよかな。 [DVD(吹替)] 6点(2005-10-31 13:13:31) |
73. 七人の侍
とてもヒマだったので借りてきました。上映時間・3時間半のDVD2枚組。こういう時にしか見れません。のんべりだらりと見てたので、長さは気になりませんでした。むしろもっと長くこの泥くさい世界に浸っていたかったかなぁ。この「口ん中ジャリジャリ感」は、おそらくこの映画特有のものです。他に観たことないです。本当に。 いやーおもろかった。なぜかずっとお腹痛かったけど、それでもおもろかった。自分は映画のこと(カメラワークとか撮影手法とか)について何も知らないので、きっといま思ってる以上に凄い映画なんでしょうね。 でも、死にっぷりには不満が残ります。槍でちょっと突いただけでそないバタバタ死なんやろう。剣でちょっと切っただけでそないバタバタ死なんやろう。何かを意図しての演出なのかどうかは分かりませんが、そのへんもリアルにしてくれたらもっと緊迫感あるのになぁと思ったり。鬼ごっことちゃうねんからさ。 というわけで、8点からマイナス1点で、7点です。でもおもしろかったのでぜひ時間のあるときに観てください。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-31 13:10:25) |
74. スター・ウォーズ/クローン大戦 <TVM>
「これを観るとエピソード3をもっとおもしろく観ることができる」という、あくまでオマケ的要素を含んだうえでの点数です。スターウォーズに心入れのない方は、なんのこっちゃ分からないと思います。 内容はけっこう粗くてざっくりした感じですが、そのぶんやたらとテンポが良くて見やすいです。実写だとどうしてももたもたしがちな格闘シーンも、パシッ!バシッ!ドカーン!とダイナミックかつスピーディーに技がきまって気持ちがいい。「ああ、ジェダイってこんなに強いんやなぁ」と感心させられました。 というわけで、7点。ちょっと高いかな。まぁいいや。 [地上波(吹替)] 7点(2005-10-31 13:04:50) |
75. チーム★アメリカ ワールドポリス
サウスパーク大好きっ子の俺としては、これは見とかなあかんやろう。 ということで、念願叶って池袋で見てきました。 予告編が終わってさぁ本編!ってとこでしばらくスクリーンに何も写らなくなるハプニング。これも演出か!と思ってしまうくらい期待値は上がりまくりでした。いやー期待を裏切らないアホっぷりを発揮してくれてます。もうどうしようもないです。もうちょっと行ききってもよかったけど。 とにかくものすごいゲロ映画。あのゲロっぷりは、漫画太郎級です。映画館で久々に爆笑してしまった。ゲロで爆笑する23歳。どうなんかなぁ。でも、ゲロとかうんことか、いくつになってもおもろいです。あと、ラストのdickとpussyとass holeの関係が、うまいことオチつけよるわー、と感心してしまいました。感心するとこか?まぁええわ。あんまり分からんネタもありますが、パロディ精神も満開です。 ただ、この内容で1800円(学生は1500円)はどうも高いと思う。まったくもって無意味な内容に、上映時間が90分。でも。 下ネタ大好きで、頭ゆるゆるのくるくるパーな人は見てください。そうじゃない人は、頭のネジを3本くらい外して、DVDを見ましょう。 映画史上最強とも言えるあのゲロシーンを観るために借りるだけの価値はあります。あんのか?というわけで、テンション上がりきってるので、8点です。【追記】むぁっとでぇもんさん、ご結婚おめでとうございます。 [映画館(字幕)] 8点(2005-10-31 12:53:41) |
76. 生きる
いよいよ学生卒業を控え、サラリーマン化が目と鼻の先に迫ってきた俺ですが、そんなモラトリアム終了の時期にこの映画を観れてよかったです。 自分は「いまを生きよう」というめっぽうポジティヴな言葉を、笑顔でのたまう人間に偽善的なものを感じる人間です。でもこの映画は、要するに、そういうことじゃないでしょうか。 自分の「死」を目前にしてやっと自分の「生」の空っぽさに気付く。それが愚かとかどうとか言うつもりはない。そんなもんなんです。それは葬式後の市役所のシーンにも表現されてるいると思います。運良く気付いたとしても、やっぱり日常に埋没してしまい持続することは困難です。それでも「生きる」という平凡な営みは、何をしなくても、逆に言えば何をしても続いていきます。それは特別なことでも何でもない。 この映画を観て「いまを生きよう」と思うのは勝手です。が、1時間、1日、1週間、1ヶ月、1年と時が経ったときに果たしてその気持ちは持続しているでしょうか。してるわけない。この映画の記憶も曖昧になっているでしょう。いま見えている景色は、自分次第で美しくも醜くも見える、ということは分かってはいても、なかなか変えられないんです。 この映画が伝えたいことは、「人間なんかそんなもんや」という絶望を知りながらも、決して腐らず、決して投げずに、生きていく。そして人生の区切り区切りに改めてそのことを再認識して、自分がいま抱えている問題が何なのかをはっきりさせること、ではないでしょうか。これは薄っぺらい「いまを生きよう!」なんかより、もっと静かで深くて強い衝動です。 そしてこの映画は「生」と「死」という究極の相対するものを軸にして、さまざまな「明」と「暗」を描いています。その「暗」から目を背けることなく、かつ「明」への希望も捨ててはならない。モラトリアムの最後の夏の自分は、この映画を観てそう感じました。 またいつか、どこかの節目で必ず観ようと思います。 ちなみに志村喬さんの声はめちゃくちゃ聞き取りにくいですが、DVDで借りると字幕モードに切り替えられます。助かった。演技はえらく仰々しいし、テンポも遅くて少しイライラしますが、是非観てください。あと、これを観てから「キッズリターン」(北野武)を観ると、ずいぶんと見方が変わるんじゃないでしょうか。というわけで、8点。 [DVD(字幕)] 8点(2005-10-31 12:47:28)(良:1票) |
77. ウォーターボーイズ
テレビでも散々やっているので、もう4回目かな。演技がどうとか、商業的とか、色んなつっこみがあるでしょうが、この「学芸会的なノリ」こそが、最後のシーンの笑顔&マジ泣きの顔たちにリアリティを持たせてる気がします。あの自然な涙を見ると、いつも熱いものがこみあげてきます。 これに関しては「映画やしええやん」と言っちゃっていいんじゃないか、と思う良質の「テレビ映画」です。でも何回もドラマ化すんはどうかと。それ込みで作られてるのが残念。なんぼネタ不足か知らんが、男のシンクロで商売すんのそろそろやめよう。 もうすぐ学生を卒業してサラリーマンになる俺ですが、もしかするととんでもないお楽しみ期間をまざまざと逃してしまったんじゃないか、と泣きそうになる映画です。中学や高校のときにできなかったことは、今はもうできないけれど、今できることは今のうちにやってしまおう。そう前向きになりたい。 あとは、平山綾が反則です。あんなもんは、可愛いにきまってるやん!勘弁してくれ。というわけで、7点。 [DVD(吹替)] 7点(2005-10-31 12:37:21)(良:1票) |
78. みなさん、さようなら(2003)
さいしょは淡々としててわりと好きな展開の映画かなと思って観てたんですが。んー、なんか「主義」とか「主張」とか、小難しいことを考えながら観るような映画なんでしょうか。俺にはまったく理解できませんでした。 シモネタ大好きなおっさんにおばはん、拝金主義?の息子に、ヤク中の女、が登場人物ですからね。どこに感情移入すんねん、と。べつにおもろいことを言うでもないし。「死」がテーマの「泣きの映画」と思って観ると確実に裏切られます。 これカンヌかどっかで賞もらってるらしいですが、ってことは少なくとも映画評論家には評判が良かったってことですよね。どこをどうやって観ればそこまで評価できるのか、知りたいです。いや、皮肉ではなくマジメに。もっと映画を観てから出直してきます。というわけで、3点。 [DVD(吹替)] 3点(2005-10-31 12:32:22) |
79. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
これほど画面に釘付けにならなかった映画も珍しいです。まったくおもろなかった。至極、単純なドタバタラブコメディ。それ以上でもそれ以下でもない。 「多用されるスラングが魅力の英語が聞き取れない」、「こういう三角関係な恋愛とか、どうでもいい」、「もともと好きじゃないレニーが太りまくり」、「むしろ、もともと前作も好きじゃない」。以上、この4つが揃った時点で、観るべき映画ではありませんでした。こんな言い方をすると怒られるかもしれませんが、男が観るべき映画でもないと思う。モテない不器用な女のエゴの塊のような映画です。 そんな「きれそうなわたしの2時間弱」でした。というわけで、3点です。 [DVD(吹替)] 3点(2005-10-31 12:27:32) |
80. 世界の中心で、愛をさけぶ
友達に誘われて映画館で観ました。ずーっと入れ込めず、どうなることかと心配してました。クライマックスとおぼしきシーンにさしかかると、「ズルズル」とハナをすする音があちこちから聞こえてきて、まさかと思って周囲を見渡すと、皆さん泣いていらっしゃいました。友達も泣いてた。自分は涙もろいほうだと思ってたのに、ここまで周囲との温度差を感じた映画は珍しいです。 原作はもう少し「愛する人の生と死」に焦点が当てられていたように感じました。その点、映画版は、陳腐な恋愛映画に成り下がった気がして、そのあたりが残念。ただひとつ、長澤まさみがとてもかわいかったのが救いです。水着姿も拝めたし。というわけで、長澤まさみに1点献上で、4点。 [映画館(吹替)] 4点(2005-10-31 06:13:58) |