61. 若草物語(1994)
あまりに原作を端折りすぎていて感情移入できません。原作のディテールが細すぎるので、美味しいところだけ描いていても原作未読の方には、100パーセントわからないかも。原作のよさを味わうんだったら最低4時間くらいの上映時間にしなきゃ。エミーを演じたキルスティン・ダンストは可愛かったけど、途中でキャスティングが変わったのが残念。ウィノナ・ライダーは……。まあまあよかったっていう感想が多いようだけど、「若草物語」は大感動傑作なのです。だから「まあまあよかった」のなら、本作は失敗作だと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-08-31 06:24:25) |
62. ベスト・キッド4
つまんないけど、後々大スターになる若き日のヒラリー・スワンクが出ているので、それなりの価値がついているかと思います。私は空手経験者ですが、彼女のハイキックの動きはとても綺麗です。 喧嘩で終わらせず、試合に出て勝つストーリーにしたほうが面白かったのでは……。 パート1から3まで鑑賞した人だけが見ればいい映画だと思います。 [地上波(吹替)] 4点(2014-08-28 22:37:02) |
63. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
《ネタバレ》 脚本がいいとか書いてる人がいますが、脚本というよりプロットが面白いだけのような気がします。 評判いいみたいですが、キャラクターが、ただ動いているだけのストーリーで、心理描写が全く描かれていない本作を私は楽しむことはできませんでした。 タランティーノみたいと言われるのは、わかる気がします。 因みに私はタランティーノが大嫌いです。 キャラクターが皆馬鹿ばっかなので、イラつきました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-08-23 13:15:27) |
64. ラブ・オブ・ザ・ゲーム
野球好きが喜ぶようなゲーム展開に付け加えた、観ているこっちが恥ずかしくなるようなベタベタなラブストーリーです。 当時、2流映画ばかり作っていたサム・ライミが「スパイダーマン」を制作したくて、真面目に作った3本のうちの一本だそうです。「俺、こんなんのも作れるんだぞ!」って。(因みに残りの2本は「シンプル・プラン」と「ギフト」) それを知ったら、なんだか「スパイダーマン」の監督になるためのノルマを達成させただけの映画だったのかなって思いました。 それなりに楽しめましたけど、野球を知らないと感動は半減します。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-06-10 01:01:32) |
65. ニキータ
今回になって初めての鑑賞です。前々から「レオン」と同じ監督だけっていうのは知っていましたが、やはり「レオン」と比べてしまいますね。どうしても突破できない展開のクライマックスは、やはり「レオン」のほうに軍配があがるかも。でも、女性が主役のアクション映画っていう意味では、本作が最高ではないでしょうか。まだ未見の方にはオススメします。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-02 04:52:25) |
66. ブギーナイツ
ポール・トーマス・アンダーソンの26歳の監督脚本作品だそうです。年齢の割に素晴らしいとは思いますが、なんというか…話がつまらないんです。この映画のエピソードは細かい点まで事実に基づいたものだそうです。で、それがどう結びつくかというと、私には全く理解できず、無駄に話が長いだけにしか感じられませんでした。この監督の作品は嫌いではないんですけどね。似たような映画でオリヴァー・ストーンの作品があったような気がするけど、あっちのほうが面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-17 08:43:02) |
67. マグノリア
10年ぶりくらいの観賞だけど、面白かった。 内容もほとんど覚えていなかったけど。偶然が必然になることを言いたいのか? それにしてもポール・アンダーソンの映画は無駄に長い。 本作は群像劇だが、解決した舞台としてない舞台があるのは、なんだか不完全燃焼…。心に残るものがなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-17 07:57:41) |
68. ハードエイト
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で有名なポール・トーマス・アンダーソンの26歳の時に作った作品。 サミュエル・L・ジャクソンが出演していたからではないけど、タランティーノの「パルプ・フィクション」のような面白さがあった。 構成とかストーリーが似ていたわけでなく、セリフのやりとりや、突拍子なシチュエーションが、とても人間臭さを感じさせてくれ、作品の世界観に入り込むと病みつきになる感じがした。 グウィネス・バルトロウのネジの緩んだ娼婦の役も面白かったポイントの一つ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-08 01:13:35) |
69. クリフハンガー
15秒のCMに、以前から気になっていた作品でしたが、蓋を開けてみたら、いい奴も悪い奴も間抜けばかりで失笑の連続でした。 何だかバカバカしくなってきました。スタジオとロケがごちゃ混ぜで、あれじゃ、本当にやったシーンも迫力が失せます。 吹き替えで観たのですが、セリフが陳腐すぎて、聞いてるこっちが恥ずかしくなるほどでした。昔の子供番組でやってたヒーローもののレベルです。 ラズベリー賞を4部門獲っただけの作品でした。 若いスタローンが懐かしかったところで3点。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2014-04-05 22:06:32) |
70. マイ・フレンド・フォーエバー
《ネタバレ》 久々の観賞でしたが、公開当時観たときより素晴らしいと思う映画も珍しいです。 エイズに対する偏見がシビアに描かれていて、今、日本のドラマで、こんなの作ったら、絶対にクレーマーから攻撃されるだろうと思います。 でも、こういった事を全て描くことで本当に大切なものが何か、それが伝わってくるのも事実。 エリックとデクスターの友情も自然な形で深く結びつく過程が素晴らしいと思いました。 病院でデクスターが死んだふりをする悪戯も、この年頃だから許されることです。 3回目の悪戯のときは、こちらの心臓も止まるかと思いました。 エリックが車の中で、デクスターの母親に「自分が治療法を見つけてやれなかったから…」と悔いるシーンには、涙がポロリ…。 1時間35分というコンパクトに収めた編集もグッドでした。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-03-08 22:06:25) |
71. 恋のためらい/フランキー&ジョニー
《ネタバレ》 WОWОWで前置きの解説をしていた〇カ野郎が、本作の一番いいシーンをネタバレしていたので怒り心頭でした。そのシーンは、中盤でジョニーがフランキーに積極的にアプローチするシーンなんですが、その背後は花屋のシャッターで、二人が口づけをすると、シャッターが開き、周りは花でいっぱいになるんです。そこは戯曲にはできない映画ならではの名シーンだったと思います。一方通行のジョニーと、恋をためらうフランキーのやりとりは、ある程度人生経験を積まないと感情移入できないかと思います。特に40歳以上で独身の方には、高評価を得る作品ではないでしょうか? 私は恋愛願望は今のところありませんが、その中の一人です。(笑) [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-11 02:31:36)(良:1票) |
72. ステラ
いやいや、感動、感動って宣伝しないでもらいたい、この作品。 DVDは廃盤で中古が現在3万円。 WОWОWで放送されたのを見ることができました。 何の予備知識なく観賞したのですが、すーと惹きこまれるように映画の中の母と娘の愛情物語に入ってしまいました。 え?!、これで終り?って感じです。 鳥肌が立ちました。 ベッド・ミドラー、私はちょっと苦手だったんですが本作は特別です。 娘を想う母親の愛情、痛いほど伝わってきました。 今年観た映画ベスト3に入る素晴らしい作品です。 WОWОWに加入して本当によかった! [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-11-01 19:33:51) |
73. フォーリング・ダウン
全体としてはコテコテのハリウッド映画ですが、ストレスを抑えきれない主人公が店で缶コーラ一つで店内を荒らしたり、ハンバーガーショップで写真と実物の違うことでもめたりするなど、一つ一つのシークエンスにスパイスの効いた笑いがあって、観る者を飽きさせません。 話は変わるのですが、実は私、昨日資格試験があって、その解答速報の結果、合格のボーダーラインにいる自分にストレスを感じているんです。 そんな私のような心境の人には、うってつけの映画だと思います。 マイケル・ダグラスがマイケル・ダグラスっぽくないのがよかったですね。本当に異常者になっていく過程が見てとれました。 ロバート・デュバルの役は如何にもどこかである典型的な役柄で面白くなかったですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-22 05:29:39) |
74. PERFECT BLUE
《ネタバレ》 東京ゴッドファーザーズが最高に面白かったので期待したけど、こういうオタクの世界って私にはついていけませんでした。 主人公は未麻なのは間違いないのですが、私には、あの気持ち悪い男が妙にリアルで、そのリアル感と非現実的な世界が入り乱れるだけの繰り返しが80分間、とても長く思えました。 後は…それだけですかね。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-09-04 20:30:17) |
75. カストラート
物語がよく理解できなかったのですが、カストラートというものの素晴らしさを味わえた素晴らしい映画でした。 この時代、作曲というものには印税もなく、たいした価値はなかったのは知っていましたが、現在、カストラート自体禁止になっているのですから、当時聴いた聴衆は特別な感動を味わえたのでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-07 03:50:35) |
76. 新・刑事コロンボ/かみさんよ、安らかに<TVM>
《ネタバレ》 新・刑事コロンボは本当にネタが尽きているようで観賞している方も飽き飽きしています。 何か斬新なアイデアを狙ったのはいいのですが、かつてコロンボが逮捕した犯人の奥さんが復讐のためにコロンボのかみさんを殺そうとする。 ただ、それだけのシーン、5分程度のために1時間35分のシナリオを無理やり作ったところに本作のボロが見えてしまっています。 正直、私にとって一番つまらないエピソードになってしまいました。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2013-05-14 04:15:59) |
77. 新・刑事コロンボ/恋におちたコロンボ<TVM>
《ネタバレ》 邦題の理由は当時ヒットした「恋におちたシェイクスピア」から来たと、私の所持している本に書かれてありました。 本作のシナリオはフォーク自身が書かれていて、マンネリ化した「新・刑事コロンボ」を脱し、昔のコロンボのオマージュがいくつか含まれています。 本作のゲスト、フェイ・ダナウェイはエミー賞を取ったそうです。 でも、声優さんがパッとしないせいか、言われてみないと誰かわからないのが残念です。 コロンボが恋に落ちたか別として、犯人の女性がコロンボに魅力を感じたことは本当で事件の解決の行方よりストーリーが膨らんでいます。 ちょっと意外な点は「コロンボ」というドラマは最初に人間関係の全てがわかってしまう点にあるのに、今回は、最後に共犯者について、エッ!ってわからせる点にあります。これは本作のハイライトだと思います。 ちょっとわからないのが、なぜコロンボが犯人の目星を掴んだ点です。ファースト・インプレッションです。 誰かわかる方、教えてください。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-05-09 06:49:00) |
78. 新・刑事コロンボ/完全犯罪の誤算<TVM>
《ネタバレ》 「新・刑事コロンボ」の中では久々に退屈しないエピソードだったと思います。 パトリック・マクグーハンは二度目の犯人役ですね。 2か月前に1回目の放送があったので記憶に残っています。 完全犯罪というからには、ちゃんとしたものをやってくれるかと期待しましたが、拳銃の薬莢を分解するシーンなど、細かいところが多く、まさか犯行時に口にしたチーズと、なんだかワザとらしく噛んでいた犯人のチューインガムの歯型が決め手というのも、「だったら何だってアリじゃん?!」って思いました。 ピーター・フォークとマクグーハンが二人揃ってエミー賞を取ったらしいですが、確かに中盤までコロンボを屁とも思わない犯人の素早い行動は面白かったです。 でも、いつもの「ようござんすか?」というセリフ、3回も聞かされるとウンザリします。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-05-04 20:34:58) |
79. プライド/運命の瞬間
なかなかの力作でしたね。 感想は…難しいですね。 東条英機がこんなに恰好よく描かれているのも意外だったし、他のレビューを覗いてみのですが、同じような感想も多く、賛否両論。 でも、一番印象に残ったのは、最後のインド人のナレーションで、要するに、勝った官軍が負けた賊軍を裁くこと事態、昔と変わっていないこと。 東条英機はヒトラーとは違い、南京やアメリカに対して「憎しみ」を持ったわけではないから、裁判で取り上げられても、犯罪を犯したという実感はないと思う。 中国皇帝の「フギ」でしたっけ。それから天皇陛下まで裁判に上がる、上がらないという話まで行くと、これはA級戦犯を置くしかないのかな…。 この映画だけの感想ですが、そんなふうに思いました。 でも、この映画「この物語は真実である」と絶対テロップに流してないところも気づきました。勿論「フィクション」とも言ってませんがね。 歴史を紐解いていくのは難しいことだと思います。 誰か一人の言ったことを信じるのは、とても危険だと思います [DVD(邦画)] 6点(2013-04-23 11:55:54) |
80. 新・刑事コロンボ/大当たりの死<TVM>
《ネタバレ》 前回BSプレミアムで放送の「迷子の兵隊」もそうだったのだが、どうして順番通り放送してくれないのか疑問でならない。 パーティーの最中、アリバイを作っての犯行。犯人にとっては危なげな情事。2話連続同じパターン。特に今回は犯行が遅かったため、犯人とコロンボの心のつながりが全くと言っていいほど感じられない。 個人的に思うのだが、「新・刑事コロンボ」になってからコメディ要素が強くなり、コロンボが殺人事件を遊んでいるように感じる。私は石田太郎さんの声優ぶりもあまり好きではない。毎度おなじみの「ああ、それからもう一つお伺いしたいことが…」というのも毎週観ていると少々うんざりしてくる。 コロンボが悪人のようにみえるのは私だけだろうか? 二度目の鑑賞だったが、前回見たことさえ覚えていなかった。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2013-04-19 20:01:08) |