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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1727
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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941.  らくごえいが 《ネタバレ》 
作ったのは東京芸術大学大学院映像研究科の学生。 古典落語の『ねずみ』『死神』『猿後家』を原作として、『ビフォーアフター』『ライフ・レート』『猿後家はつらいよ』の三編からなるオムニバス。 冒頭とラストには落語家へのインタビューがある。  『ビフォーアフター』は盛り上がりもなく特に印象に残らない。 『ライフ・レート』は世にも奇妙な物語風の作品。 『猿後家はつらいよ』は『ラヂオの時間』のように作者の意図から離れて作品がどんどんダメになっていくストーリー。 三編の中ではこの3話目が一番よかったかも。 原作の落語にとらわれずに大胆に構成し直していて、原案の『猿後家』は劇中劇で使われている。 ただ、『猿後家』である必要性がほとんど感じられないので、落語ファンには肩すかしだろう。  落語が原作にはなっているが、映画はそれとは完全に別物。 落語家のインタビューからは映画よりも落語に対する自負が強く感じられる。 この映画が成功か失敗かは、映画と落語を両方見てどちらが面白いか比べてみると答えが出るのでは?――立川志らくの言葉からも映画より落語のほうが優れているとの本音が滲み出ている。 個人的な感想をいえば、落語家の本心と同じで断然落語のほうに軍配を上げる。 それでも、否定的な感想も含めてインタビューを変に都合よく編集しなかった潔さは好感が持てる。 ただ、インタビュー部分はDVDの特典でよかったような…。  映画公開から半年以上経っても本サイトでは登録さえもなく、これが初レビューになるほどひっそりしていて、ほとんど知られていないようなマイナー作品としてはそれがまたごく自然に思われる。 ところが、某大手レビューサイトでは既に数十ものレビューが投稿されており、極端な賛否が激しく対立してレビュー批判のバトルのようになっているのが明らかに異様な感じ。 それを見ると、本サイトはまだずっと健全なようだ。
[DVD(邦画)] 3点(2014-04-18 00:48:02)
942.  HANA-BI 《ネタバレ》 
静かで淡々としたバイオレンス。 敵に対する容赦ない暴力と愛する者への優しいまなざしのギャップが激しい。 だからこそ効果的でインパクトも増す。 夫婦間でほとんどしゃべらないが、濃密な関係性が滲み出ている。 全体的にセリフを極力抑えて物語る。 沈黙は金なりってところか。 全然しゃべらなかった妻だから、ラストに放った言葉が効いてくる。 しっかり計算された構成で、北野武がプロの映画監督として評価されるのも納得できる。 昨今、映画を撮る芸人がずいぶん目に付くようになったが、いかにも素人っぽいそれらの作品とは次元が違う。 ただ、本作の静かで暗い空気感が好みに合わなかった。
[ビデオ(邦画)] 5点(2014-04-17 00:29:08)
943.  就職戦線異状なし
超売り手市場の就職戦線。 こんな時代もあったんだなと、今や隔世の感あり。 就活での望みの次元や悩みの次元がまったく違う。 当時の世相を知るという面では、歴史ものを見るような価値があるかも。 就活と並行してラブストーリーが進行するが、見ているほうが恥ずかしくなるほどのベタなセリフや展開で、これが当時のトレンドということ。 流行ものは冷静に振り返ってみると恥ずかしくなるようなものが多いようだ。
[ビデオ(邦画)] 3点(2014-04-16 00:23:07)
944.  用心棒
黒澤作品としては「七人の侍」には遠く及ばず、娯楽作としても「椿三十郎」のほうが好き。 レオーネの「荒野の用心棒」をオリジナルより先に観てしまったからだろうか。 スケール感が不足してみえたが、それは狭い日本ということで仕方ないのかも。
[DVD(邦画)] 6点(2014-04-16 00:21:24)
945.  あ・うん
板東英二と高倉健のからみはどうも違和感が。 向田邦子の原作の世界をどれだけ表現できているかは疑問。
[ビデオ(邦画)] 4点(2014-04-16 00:20:21)
946.  荒野の用心棒 《ネタバレ》 
黒澤監督の「用心棒」より先に観た。 セルジオ・レオーネとイーストウッドでのリメイクとのことだが、筋は似ているものの雰囲気はかなり違う。 主人公のイーストウッドはあくまでクールでニヒルなイメージ。 三船敏郎の人を喰ったような飄々とした味はない。 ラモンのキャラはオリジナルより存在感があってよかった。 ラスト、ラモンが心臓ばかり狙わないで頭に変えればいいのにバカだなと思ったが、頭のキレる設定だったので少し違和感。 それでも西部劇にそこまでリアリティは求めないので、これはこれで盛り上がりもあって楽しめた。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-13 10:11:30)
947.  Helpless
こういう映画は苦手。 よくわからないし、わかろうとも思わない。 誰にも共感できず、すっきりしない気持ちと閉塞感が残る。 浅野忠信主演の映画はどうも相性が悪いのかも。
[ビデオ(邦画)] 3点(2014-04-13 10:08:45)
948.  キューポラのある街 《ネタバレ》 
吉永小百合が若い。 貧乏の中で挫折感を味わいながらも、定時制の高校に進学して働く道を選択する健気な女生徒。 当時高校生のはずだが、今のアイドルにはない大人の落ち着きと品がある。 映画は鋳物の町・川口を舞台に、北朝鮮への帰国事業、労働者の団結など、60年代という時代を感じさせる。 今みてもストーリーに惹かれるものはなく、子役の演技が下手で気がそがれてしまう。
[DVD(邦画)] 3点(2014-04-12 00:46:25)
949.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 
ホラ吹き親父が多くの人に慕われたというのがピンと来ない。 そんな親父は普通はバカにされる対象だと思うので、いらつく息子のほうには共感できる。 父子の確執が解消されることになる、病室で息子が親父のためにしてあげる作り話は感動的。 親父のホラ話も全部がウソというわけではなかったことがわかるラストは心地よい余韻が残る。 ファンタジックな要素もあり、親父のホラ話と同じでどこからどこまでが真実かわからない大人向け童話のような物語。
[地上波(吹替)] 6点(2014-04-12 00:31:56)
950.  恋人までの距離(ディスタンス)
男と女が列車で出会ってから二人の会話がとりとめなく続く。 その会話は良く言えば哲学的、悪く言えば頭でっかちで理屈っぽい。 ナンパのお手本となりそうな作品だが、単調で少々退屈。
[ビデオ(吹替)] 4点(2014-04-11 20:28:31)
951.  許されざる者(1992) 《ネタバレ》 
リアルな人間像が印象的な、西部劇らしくない西部劇。 立場によって許されざる者が違ってくるのは現代にも通じるところ。 それぞれが自分なりの正義にしたがって行動する。 敵役の保安官からすれば自らの残虐行為も町を守る職務を遂行するため。 保安官に蔑視される娼婦たちは、二人のカウボーイのうち暴挙を止めようとした誠意ある若者のほうまで殺害対象とする。 誰もが正しく見えそうで、誰もが間違っている感じ。 善悪がはっきり分かれた勧善懲悪ものではなくリアルな社会を切り取ったドラマになっているが、それが西部劇に求めるものかと言えばそうではないのでスッキリとはしなかった。
[DVD(吹替)] 5点(2014-04-11 20:25:58)(良:2票)
952.  ドライビング Miss デイジー 《ネタバレ》 
静かで穏やかな物語。 口うるさい偏屈なお婆さんがとてもリアルに描かれている。 気のいい黒人運転手を徐々に受け入れていく様子が微笑ましく温かな気持ちになるが、ストーリー的に起伏がなく盛り上がりには欠ける。
[ビデオ(吹替)] 5点(2014-04-11 20:24:07)
953.  君がいた夏 《ネタバレ》 
ジョディ・フォスター演じる従姉のケイティが、憧れの女性として魅力的。 ノスタルジーを刺激されるような回顧ストーリーだけれど、ケイティーがなぜ自殺したのか描かれていない。
[ビデオ(吹替)] 5点(2014-04-10 23:37:43)
954.  フレンチ・キス
ケヴィン・クラインが「デーブ」の役とは全然違っていて同一人物だとは最初は全然気付かなかった。 メグ・ライアンはいつものメグ・ライアンで、ラブコメの王道。
[ビデオ(吹替)] 6点(2014-04-10 23:31:35)
955.  ウェディング・プランナー
よくあるパターンのラブコメでハッとするものが何もない。 このストーリーではジェニファー・ロペスにも魅力を感じない。
[ビデオ(吹替)] 3点(2014-04-09 23:11:00)
956.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》 
原作を読んでいればわかるのだろうが、説明不足でわかりにくい。 前半の不気味な雰囲気は良かったが、双子というオチも手垢がついた印象でがっかり。
[ビデオ(吹替)] 4点(2014-04-09 23:09:42)
957.  キルトに綴る愛 《ネタバレ》 
お婆さん達の若い頃の恋バナがオムニバス的に交錯し、結婚を前に迷っている主人公の恋愛観に影響を与える。 いかにも女性監督による女性のための映画という印象。 内容に共感はできないが、この作品のウィノナ・ライダーは他の作品で観たときよりずっと綺麗に見えた。
[ビデオ(吹替)] 4点(2014-04-07 21:46:03)
958.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 
ファンタジーのような要素もあって、温かみのある映画。 ヴィアンヌの存在が周りに変化をもたらしていく。 チョコレートのように甘くマイルドな話かと思えば、排他的な守旧派との戦いは船に火を放たれたりして西部劇のような激しさも。 ついに古い因習から解放されるところにカタルシスがある。 それにしても、チョコレートを料理にかけるのはとても美味しそうには見えないんだけど。
[ビデオ(吹替)] 6点(2014-04-07 21:41:30)
959.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 
五人の仲間とはそういう意味だったのか。 最後まで観て腑に落ちた。 事前情報なしで観ることができ、気持ちよく騙してくれた。 そういう意味では「スティング」のような面白さがあったけど、欲をいえば登場人物に惚れこむまでには至らなかった。 よくできた物語という印象。
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-05 20:49:24)
960.  ステラ 《ネタバレ》 
これは泣ける。 ベッド・ミドラーがハマっていて、何ともいえない哀愁があって切ない。 憎まれ口を叩くけど情の厚い大阪のオバちゃんのような役が本当によく似合う。 男の援助を一切断って、一人で子どもを育てる覚悟が潔い。 なんといっても泣かせるのが、娘への無償の愛。 ベタなストーリーで展開もまったく予想通り。 にも関わらず、そこに普遍的なものがあるから深い感動が生まれる。
[ビデオ(吹替)] 9点(2014-04-04 00:12:14)
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