961. サブウェイ123 激突
パニック・サスペンスというよりは、ほぼアクション映画に近いノリの作品で、 近年のハリウッドお得意の、迫力あるスピード感たっぷりの映像と展開を楽しむ作り。 ネット社会という状況が邪魔をしているのか、地下鉄職員と犯人側の心理戦という妙味は薄く、 人質にされた乗客たちの緊迫感もあまり伝わってこない。主役二人のキャラばかりが、 変に浮きあがって見えてしまった。設定の甘さやシナリオの粗さがやたら目立つ映画だけど、 あくまで娯楽作品として鑑賞すればそこそこ楽しめる・・・と思う。 [DVD(字幕)] 4点(2012-08-24 02:57:37)(良:1票) |
962. 刑事コロンボ/悪の温室<TVM>
今回のエピソードではコロンボの仕掛けらしい仕掛けはなく、 刑事らしい緻密な捜査で犯人を追いつめていく展開。ちょっと物足りなさは感じるけど、 コロンボのキャラは楽しめるし、ストーリーそのものはそんなに悪くはないです。 どちらかといえば、普通の刑事ドラマの1エピソードに近い内容の作品だった。 [DVD(吹替)] 4点(2012-08-01 10:28:40) |
963. ウルフ
主人公の人物描写をじっくり描いた前半部は、なかなかよかったのだが、 ヒロインが絡んできてからの後半は、シナリオの粗が目立つように。狼男と化した主人公の 悲哀を描きたかったのか、それともヒロインとの悲しいロマンスを描きたかったのか、 どうにも中途半端。変身シーンは、取り立てて普通。ラストもこれでいいのかな? [ビデオ(字幕)] 4点(2012-07-20 05:43:52) |
964. シャッフル(2007)
パズルを解くような映画で、ヒロインが鑑賞者に代わって謎解き。 パズル面でのシナリオ自体は練られていて、ラストも決して悪くはないんだけど、 メインはあくまで謎解きという作りなので、ドラマとしては「これでいいの?」という、 腑に落ちない点が目立ってしまう。結果、家族愛や信仰などのメッセージはとってつけたよう。 深く考えなければ、そこそこ楽しめる作品ではあるんだろうけど・・・。 [地上波(字幕)] 4点(2012-07-11 03:33:37) |
965. おにいちゃんのハナビ
タイトルと冒頭の部分だけでラストが見えてしまう、とてもストレートな作りの映画。 主演の二人が好演、特に妹役の女の子がとても明るく、頭を丸めているせいか、 アイドル女優に見られがちな気取りがなくて、自然体で演じているという感じだった。 ロケーションもいいのだが、後半から徐々にベタな演出が目立ち、終盤からラストにかけては さすがにうんざり感が・・・。寡黙な父親役演じる大杉蓮も、こんな見せ方じゃもったいない。 兄思いの妹の描写が印象的な作品だった。 [DVD(邦画)] 4点(2012-07-06 02:56:44) |
966. 刑事コロンボ/溶ける糸<TVM>
今回の犯人は野心家の外科医さん。冷静沈着な相手だけに、 コロンボも中々証拠を掴めず焦ったのか、突然キレだしたのにはびっくりした。 やはり彼は、相手をいらいらさせる飄々としたキャラのほうが観ていて楽しい。 ラストも仕掛けらしい仕掛けはなく、まるで普通の刑事ドラマのような展開だったが、 これはちょっと無理があるかな。決してつまらなくはないけど今ひとつ。 [DVD(吹替)] 4点(2012-06-25 03:30:29) |
967. 刑事コロンボ/ハッサン・サラーの反逆<TVM>
相変わらず安定感のあるシリーズだが、今回の犯人は他国の外交官ということで、 コロンボがいかにも動きにくそう。彼独特のしつこいスッポンのようなキャラが、 やや抑え気味だったのは残念だった。ラストの仕掛けも少々強引だったかな。 [DVD(吹替)] 4点(2012-06-15 12:34:53) |
968. 刑事コロンボ/愛情の計算<TVM>
ロボット工学の権威者という肩書きの犯人なのに、あまり頭がよくなかったのは残念。 彼が狙う完全犯罪がけっこう雑で、証拠を掴むためにコロンボがとった行動もかなり強引だった。 鑑賞後にエピソードタイトルを見ると、「ああ、なるほどね」と思える内容だったが・・・。 [DVD(吹替)] 4点(2012-05-20 05:34:40) |
969. 刑事コロンボ/策謀の結末<TVM>
犯人側は殺害の動機、方法など、取り立ててアリバイを作るわけでもなく、 コロンボの捜査過程もいつものキレがない。当然仕掛けもなしというわけで、 内容に関しては今イチ面白くなかった。見所はコロンボと犯人のユーモア溢れる会話と、 二人の間に芽生える友情らしきものかな。普通のドラマとして観れば、そこそこなんだろうけど。 [DVD(吹替)] 4点(2012-05-07 07:45:27) |
970. コール
割と有名どころの俳優さんたちが出演しているサスペンス映画。 状況設定にちと無茶なところはあるけど、総体的にテンポがよくて観やすい。 でも終盤からラストにかけては、娯楽映画のようなハチャメチャぶりに・・・。 なんでこんな風になっちゃうのか、もう笑うしかなかった。細かいことを気にしなければ、 まあそこそこは楽しめる作品かと。 [地上波(吹替)] 4点(2012-04-13 14:45:30) |
971. 知らなすぎた男
ビル・マーレイって、向こうでは人気のある俳優さんなのか、主演作も結構多いんだけど、 個人的にはやっぱりダメだなぁ。コメディー作品としてのシナリオの出来は 決して悪くないと思うのだが、どうにも今一つ笑えない。彼のポーカーフェイスと、 飄々とした演技がいいのかな? たぶんそこから繰り出されるセリフも面白いんだろうけど・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-11 20:49:23) |
972. フェリスはある朝突然に
ストーリーはないに等しいが、懐かしき青春時代を多少は思い出させてくれる。 映画なのでエピソードはちとオーバーぎみ、ちょっと笑える小ネタも散りばめられていて、 オーソドックスな青春映画といった感じ。キャスティングは印象には残っているけど、 主人公があまりにもずる賢くて共感はできなかったかな。友達のほうが人間臭くて面白かった。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-08 09:30:09) |
973. JAWS/ジョーズ2
興行的にはヒットしたものの、設定やストーリーの展開は前作とほぼ変わらず、 パワーダウンだけが目立つ。出演者はもちろん、冒険活劇的な娯楽性と緊張感は失せたが、 普通のB級パニック映画とみればまあまあ。ホラー映画のような感覚で鑑賞すれば、 そこそこ楽しめるかとは思う。 [映画館(字幕)] 4点(2012-03-31 06:06:36) |
974. ノックは無用
これまで鑑賞してきたモンロー作品の中では、本作が一番主役に近い役柄かも。 シナリオ自体はそれほど悪くないと思うのだが、モンローの演技がオーバーすぎるために、 あまりにもわかりやすく、サスペンス作品としての面白さや妙味をまったく感じなかった。 彼女のファンならもちろん楽しめるだろうけど、う~ん、はっきり言ってちょっと微妙。 [DVD(字幕)] 4点(2012-03-15 21:16:49) |
975. 火宅の人
特別何が面白いってわけじゃないけど、一人の人間の生き様としては、 こういう生き方もあるのかなと。あまりにもいい加減すぎて、主人公には共感しづらいし、 何を描きたかったのかはよくわからないが。とりあえず、緒形拳はいい役者さんだと思う。 あとは奥さん役のいしだあゆみが印象に残っているくらい。鑑賞後は何も残らない作品だった。 [DVD(邦画)] 4点(2012-02-21 06:38:18) |
976. マルホランド・ドライブ
「ツイン・ピークス」を鑑賞していたときの感覚を、思い出させてくれるような作品。 後半の展開で大まかなからくりがわかったとたん、みるみるうちに興味が失せてしまった。 懸命に組み立てていたジクソーバズルが完成に近づくにつれ、つまらない絵だとわかり、 作るのを途中で放棄してしまったような感じ。劇中様々に散りばめられた伏線や謎なども、 解き明かそうとする気持ちすら湧かなかった。そういえば「ツイン・ピークス」も、 途中でどうでもよくなって、観るのをやめたんだっけ。映像演出は面白い。 リンチ・ワールドが好きな人なら。 [DVD(字幕)] 4点(2012-02-17 03:56:23) |
977. 海の上のピアニスト
実在した人物をモデルにした作品らしいけど、どこまで脚色を加えているのか、 今一つよくわからない映画。映像と音楽がきれいで、雰囲気がとてもいいのだが、 友情を描いたシーンを除けば、特別テーマがあるわけでもなく、中身が濃いドラマでもない。 ラストも妙だなと思ったら、人間ドラマというよりはファンタジー映画だったのでした。 そういった目で鑑賞すれば、それなりに出来た作品なのではないかと思う。 [ビデオ(字幕)] 4点(2012-02-16 01:55:39) |
978. タキシード(2002)
ジャッキー主演、タキシードの設定が愉快なエンタメ・アクション映画。 ストーリーはそれほど面白くないし、あくまで色モノという感は否めないけど、 ジャッキーに特別思い入れのない者にとっては、これまでの彼の作品同様、 普通に楽しめると思う。ジェームズ・ブラウンとダンスシーンには笑わせてもらいました。 [地上波(吹替)] 4点(2012-02-03 08:16:33) |
979. 海がきこえる<TVM>
絵がさっぱりしていて、とても観やすい青少年向けのアニメ。 うだうだしていて、じれったい展開がいかにも純粋で真面目な高校生、 いかにも青春ドラマといった感じの作品で、決して悪い印象は受けなかったのだが、 心の琴線に触れるような甘酸っぱい切なさも感じなかった。 登場人物たちのキャラに、今ひとつ魅力を感じなかったせいかな? お話の内容もキャラも普通っぽいところが、本作の良さでもあるんだろうけど・・・。 [地上波(邦画)] 4点(2012-02-02 05:43:44) |
980. 今度は愛妻家
舞台劇みたいな作りだなと思ったら、やはり舞台劇を映画化した作品らしい。 タイトル通りの内容で、オチに新鮮さはないけど、夫婦の心の機微はよく伝わってきます。 ただそのシーン以外で、二人に絡んでくる脇役たちのキャラが暑苦しくて、 冗長さやだるさを感じてしまう。一時間ぐらいの単発ドラマで十分といった内容。 演劇好きの人なら楽しめる作品かと思う。 [DVD(邦画)] 4点(2012-01-31 12:12:42) |