81. 忠臣蔵(1958)
登場人物一人一人が胸に秘めた熱い意志、その周りの人々との深い壮大な人間ドラマ、超骨太な本格時代劇は見ごたえ十分。侍としての忠義から、多くを犠牲に戦う。昔の日本には、彼らのような男たちがいたのだ。江戸の町を歩く四十七人のカッコいいこと。 8点(2003-11-19 20:09:48) |
82. 子連れ狼 死に風に向う乳母車
竹林での刺客との勝負、刀を納めた瞬間に入っていくオープニングのカッコ良さは本当にシビれる。超武装されている乳母車、「ぶりぶり」という極悪な拷問、二丁拳銃も飛び出る大決戦、謎のエンディングテーマ、などなど思わず笑ってしまう要素とスタイリッシュさの紙一重なバランスが絶妙。まさにシリーズ最高傑作。 8点(2003-11-16 16:38:24) |
83. 幕末太陽傳
「10年後にはどうなっているか分からない」日本、つきまとう明日への不安の中でも明るく生きる人々。夜空の星がどうして輝いているのか、それは太陽に照らされているから。そう、星は一人では輝けないのだ。じゃぁ、太陽は誰に照らされているのだろうか・・・? テンポよく退屈する暇など全くない楽しい映画だが、その雰囲気はどこか寂しげ。 8点(2003-11-16 13:36:18)(良:1票) |
84. レザボア・ドッグス
《ネタバレ》 ただカッコいいだけでなく、潜入捜査官の孤独感や仲間の信頼、組織への忠誠心など熱いものがこもった映画である。久しぶりに見たが、「キル・ビル」に比べるとバイオレンスはそこまで過激じゃない 8点(2003-11-08 16:40:09) |
85. ザ・ミッション 非情の掟
それまでの香港ノワールに多く見られた銃撃戦や爆発の激しさは影を潜め、それよりも静けさ、水の反射の青いゆらめき、銃撃の間の沈黙が映画を満たしている。最初はチンピラの集まりにしか見えなかった男たちがどんどんカッコ良くなっていく87分。銃撃戦評論家のロンメル元帥さんが絶賛してるってことからも凄さが分かるってもんで。 8点(2003-10-31 16:18:52) |
86. 死ぬまでにしたい10のこと
死を宣告された主人公が残された時間で生きることを見つめ直す。よくあるストーリーだが、本作は泣かせにかかることも無く、全体的に淡々と進むが最後には感動できる。原題の「my life without me」がとてもいい。生きるということは何なのだろうか、死を迎えればそれで終わってしまうものなのだろうか。観終わった後、そんなことを考えました。 8点(2003-10-30 19:11:30) |
87. 明日に向って撃て!
泳ぎが苦手なため学校のプールの時間が憂鬱でしょうがなかった、そんな自分の胸に希望の光を灯してくれた映画。壮大なアメリカの大平原をパッパカパッパカと馬に乗って走っていく心地よさ。人生を軽やかに駆け抜け、追い詰められてもあんなにカッコ良い2人。真面目に生きようと思い始めたときから悪い方向へ転がりだすのは皮肉。ラストカットによって、2人は人々の心の中で永遠にヒーローとして生き続けるでしょう 8点(2003-10-19 22:40:32) |
88. 千と千尋の神隠し
とにかく満員だった映画館。中学時代の思い出の一部として心に残っている。時間を忘れて入り込めた映画。 8点(2003-10-19 22:25:54) |
89. 座頭市物語
ビジュアルだけで本当に格好いい勝負は有り得ない。大事なのは魂。伝説の名勝負。 8点(2003-10-17 20:51:36)(良:1票) |
90. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 いすに座ろうと思ったら、誰かにいすを引かれててすっ転ぶ。そんなイタズラの驚きが5年分ぐらい一気にくる感じ。 8点(2003-10-15 20:29:05) |
91. はつ恋(2000)
大分前に観たが、ずっと忘れられない映画のひとつ。想い出そうとしてもひどくおぼろげ。だけどその温かさ、優しさは今も覚えている。初恋みたいに 8点(2003-10-15 20:16:24) |
92. 宮本武蔵 巌流島の決斗
原作を読み終えた時とはまた別の、映画の後味。剣の道をひたすら歩んできた武蔵が、旅の終わりに見たものとはなにか。吉川英治の原作が持つ面白さを損なわず、自らの魂も映画に込めた内田吐夢監督は本当に凄い。 8点(2003-10-15 16:17:10) |
93. 宮本武蔵 一乗寺の決斗
武蔵と吉岡一門、戦いの物語である第四部。そして五部作最大のクライマックス、武蔵と73人が戦う一乗寺の決斗は必見。この辺りから、武蔵の影も広がっていく。某大河ドラマを許せなかった人はこちらを。 8点(2003-10-15 16:13:44) |
94. 宮本武蔵 般若坂の決斗
五部作、前半最大の山場。草原での立ち回りは迫力あり。刀を腰に差し、強い者を探して日本中を旅する。ロードムービー的な面白さも含まれていて、原作の面白さが存分に味わえます。 8点(2003-10-15 16:08:46) |
95. 宮本武蔵(1961)
吉川英治原作の「宮本武蔵」を五部作という壮大なスケールで映画化。第一部ということで、「ロード・オブ・ザ・リング」でいうと旅の仲間が集まるところ。物語はまだまだこれからだが、今後の展開に大いに期待を持たせてくれる立ち上がり。武蔵は声を張り上げ、無鉄砲で荒々しい。 8点(2003-10-15 16:04:18) |
96. M:I-2
全然ミッションがインポッシブルに見えないハントのヒーロー振り、ジョン・ウーの熱さは影を潜めた薄っぺらい人間模様。カッコいいアクションシーンとトム・クルーズだけの映画なのだが、これを中学生当時に見た自分としては最高だった。劇場を出ると気分はトム・クルーズ、早速二丁拳銃を構えて横っ飛びしたくなる。アクション映画にとってヒーローの気分にさせてくれる、というのはかなり大事な事です。 8点(2003-10-14 21:33:59)(良:1票) |
97. 誰かがあなたを愛してる
やはりチョウ・ユンファが走るシーンでしょう。思い出すとジーンときます 8点(2003-10-14 21:23:02)(良:1票) |
98. ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌
ジョン・ウー監督、最後の香港映画。アクション映画としては「狼」で到達点を迎えているため、真新しさは薄い。しかし冒頭の”階段手すり滑り降りアクション”や敵の殺し屋のダンディズムなど、タイトル通りハードボイルドな世界を存分に魅せてくれる。サックスの音がまた切ねぇんだよ。 8点(2003-10-14 21:17:00) |
99. ワイルド・ブリット
どんな映画にも緩急というものがある。静の場面、動の場面、その連続により我々を映画に魅入らせてくれるもの。だがこの映画はどうだ?オープニングのダンスシーンからエンドロールまで、131分間の劇中全てが異常なまでのハイテンションで、エンジン全開。全球150キロのストレートVS一か八かのフルスイングだ。休む暇のない展開は猛烈に体力を消耗させるが、濃密なドラマは時間を忘れさせる。友情、戦争、闘争、思想、銃撃、恋。至極のカオスの中で極限まで際立つ友情と本性。激動の時代をハイスピードで通過、流れ時間、流れる血、流れる音楽の切なさは涙を誘う。俳優たちの鬼気迫る演技が手伝い、すべてのシーンが超名場面という、ジョン・ウー監督の奇跡のような最強傑作。 8点(2003-10-14 21:13:20) |
100. 男たちの挽歌II
台詞やアクションは素晴らしいが、映画の中から溢れ出てくるパワーとしては前作の方が上。 8点(2003-10-14 21:11:54) |