81. ニキータ
ドンパチものは苦手なのですが、これはそこそこ楽しめました。やはり誕生日プレゼントの場面とかうまい演出ですね。もしドンパチシーンの映像をカッコいいと思えたら、8点や9点つけても良かったのですが、やはり苦手です。 7点(2003-12-08 22:55:02) |
82. 踊る大捜査線 THE MOVIE
会社の先輩と営業をサボって見に行きました。サボった甲斐があるほど面白い映画でした。「あー面白かった。じゃー飯でも食いに行こうか?」という映画ですが、エンターテーメントとしては同じような系統のハリウッド映画にも負けてません。テレビドラマよりつまらない映画はいっぱいあるし、たとえこの作品が「映画的」ではなくても、面白ければ良いと思います。ちなみに私はTVシリーズは2,3回しか観てなかったのですが、充分楽しめました。 7点(2003-12-08 22:24:41) |
83. ウォール街
金融市場の話は映像化が極めて難しいと思います。こんなに面白い作品に仕上がったのは奇跡ではないでしょうか。ちなみに、マイケル・ダグラス演じるゲッコーのモデルはジャンク債の帝王といわれたマイケル・ミルトンです。証券市場に携わる方は必見です。自分の仕事がかっこよく見えますよ。 7点(2003-12-08 12:59:57) |
84. 2001年宇宙の旅
映画は観る人を選ぶべきで、判りやすく作る必要はないと思います。映画は娯楽であると同時に芸術でもあるので、この映画のような難解と思われるものも尊重されるべきだと思います。難解なものを無理に平易にしようとして、本来の素晴らしさが失われてしまったら悲しいです。絵画でも文学でも、特定の分野での素晴らしさを理解するためには、それ相応の素養が必要になります。素養とは感性であったり教養であったり、或いは価値観であったりします。もちろん鑑賞者も各々の主観で映画を批評する権利はあります。残念ながら私自身この映画を消化しきれていない、つまりこの映画を理解する素養が若干欠けているようです。批評家に踊らされているのではなく、心からこの映画を素晴らしいと思える素養を持ち合わせている人を羨ましく思います。でも私でも理解できる映画も世の中には沢山ありますので、それほど悲観はしていません。 5点(2003-12-08 12:31:00)(良:5票) |
85. 時計じかけのオレンジ
この映画を観て嫌悪感を感じない人は、私はちょっと危ない人だと思います。これほどわけのわからない暴力と悪意をストレートに描いた作品はないでしょう。評価の分かれ目は嫌悪感をどう消化するかにあると思うのですが、私の中では嫌悪感が嫌悪感のまま残ってしまいました。もう二度と観たくないけど、一度は観て良かったという意味でこの点数です。 6点(2003-12-08 12:01:34)(良:3票) |
86. アイズ ワイド シャット
不満な点はいろいろあります。まずトム・クルーズはやはり爽やかなイメージが強すぎてこの役には不向きですね。あとは、秘密のパーティのおどろおどろしさがちょっと足りない気がします。もっと醜悪で甘美な描写ができないかな、と。 4点(2003-12-08 11:51:52) |
87. A.I.
スタートレックでデータ少佐のヒューマニティを扱ったテーマに比べたら浅はか過ぎる気がします。キューブリックがもうちょっと興味深い作品になるかもしれませんね。何だか冗長でまどろっこしいだけに感じました。 3点(2003-12-08 11:37:25) |
88. タイタニック(1997)
ただ大作にすれば良いってもんじゃないと思います。恋愛映画としては中途半端じゃないでしょうか。タイタニック号の細部までこだわったのであれば、イギリスの船であるタイタニック号の乗客はブリティッシュアクセントにすべきですね。 3点(2003-12-08 11:30:24)(良:1票) |
89. みんなのいえ
「質の高いコメディ。以上。」という感じなんですが、折角才能ある監督なんだから、もっとあっと驚くような発想があっても良かったですね。「ラヂオの時間」のほうが面白いと思います。 5点(2003-12-08 10:29:22) |
90. ラヂオの時間
「映画とはこうあるべきだ」と言う大上段に構えた確固たる映画論に対して、三谷幸喜なりの悪ふざけたっぷりの強烈な返答に感じました。考えてみれば、世の中にはミュージカル映画もあるし、ドキュメンタリー映画もあるわけで、「演劇映画」みたいなジャンルがあっても良いと思います。ようは面白ければスタイルなんて関係ないと。 7点(2003-12-08 10:21:43)(良:1票) |
91. スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!
前作で死亡したスポックの復活を描いた話ですが、なぜ復活するのかという物語的必然性が弱いです。「ファンが待ち望んでいるから復活するんだ」と言われてしまえばそれまでですが。残念ながらスタートレックファンでも退屈に感じる作品になってしまいました。 4点(2003-12-08 10:00:29) |
92. 遊星からの物体X
《ネタバレ》 最高のホラー映画だと思います。大昔に南極に飛来した謎のエイリアンが蘇ったという設定がいかにもありえそうだし、カメラワークが恐怖心をそそるし、隊員を疑わざるを得ない状況というもえぐいです。ラストシーンは若干の意味深さを残すのがポイントで、解決し過ぎても謎を残し過ぎてもダメなのですが、この映画は良いバランスです。ホラー映画というと必ず可愛い女の子が出てきて絶叫系の演技をするものですが、これは見事に男ばっかりというのも新鮮です。 8点(2003-12-08 02:20:27) |
93. 夢の涯てまでも
U2の曲がタイトルになっているし、ヴィム・ベンダース監督は小津安二郎監督のファンと聞いて親しみが持てたので、観てみました。結論は、それだけの理由で観るのは危険な映画です。観る人を選ぶ映画という意味では「ベルリン・天使の詩」以上です。 4点(2003-12-08 01:58:51) |
94. ベルリン・天使の詩
ヴィム・ベンダースさん、あなたの映画は難しくて良く判りません。巨匠と崇められてしまうと段々作風が難解になっていくのは、映画監督の性なのでしょう。ちなみにベルリンの冬は氷点下10度まで下がります。天使はどうだか判りませんが、人の住むところではないというのが、ベルリンに行ってみた感想です。 4点(2003-12-08 01:53:32) |
95. バグダッド・カフェ
最初のシーンでは、「オイオイ、こんなのがヒロイン?なわけないよね、勘弁してくれ」と思ったのですが、デブのおばちゃんが最後には魅力的に見えてしまうところがすごいです。こういう映画はハリウッドでは作れないでしょう。 9点(2003-12-08 01:47:37) |
96. GO NOW
最近のTVドラマにもこういうのありますよね。重度の障害を抱えつつも俗っぽい精神を隠さないというテーマ。すこし間違えれば陳腐になりがちな内容ですが、酒とサッカーという放蕩的イギリス労働階級の雰囲気がワサビのように効いていて、陳腐さを払拭しています。ロバート・カーライルとジュリエット・オーブリーのカップルは、女性のほうが体も大柄で、情けないやら微笑ましいやら複雑な印象を受けます。外見も内面も平凡で格好悪い主人公で正解です。公開当時も今もたいした話題になっていないですが、まさに掘り出し物を見つけた感じです。 9点(2003-12-07 21:23:10) |
97. フル・モンティ
おっさん達の裸体が全然イケテナイところが良いです。 7点(2003-12-07 21:11:59) |
98. トレインスポッティング
良質のブリティッシュロックとダイアンのつるっとした裸が印象に残りました。イギリス映画は、この手のテーマが多いですがその中では傑作だと思います。 9点(2003-12-07 21:07:37) |
99. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
こういう結論がなくて映像が綺麗な映画は何回も観れるので良いです。でも、日本人チームがあのような描かれ方をして、すべてぶち壊し。 4点(2003-12-07 20:53:52) |
100. イル・ポスティーノ
主演のマッシモ・トロイージの死を目前にしながらの鬼気迫る演技は注目に値します。惜しむらくは、スペイン語(イタリア語?)の詩を原語で理解できないことです。詩の翻訳は不可能なので、私は彼の詩の素晴らしさを1/10も理解していないと思うと悲しくなりました。 9点(2003-12-07 20:30:48) |