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とっすぃさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 602
性別 男性
自己紹介 お気楽映画小僧です。 (って、いいトシですが(笑)
原作なんてほとんど読まないですし、
役者や監督がどういう人でどんな作品を作ったかなんて知識も大してありません。
なので、それならば、その映画単体で観て、できるだけ素直にレビューしようと思います。
時に思いっ切りラジカルなことも書きますが、

「『創造すること』は『批評すること』なんぞ比べようもないほど偉大である」

ということは大前提。
どうぞ、大きな心で笑ってやってくださいm(_ _)m

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81.  博士の愛した数式 《ネタバレ》 
暖かく細やかに心情風景を大切に描いてあることに好感が持てます。 親子喧嘩の原因なんか、泣かせますよね。 こんなに穏やかで心優しい博士なのに、なんで9人もの家政婦が逃げ出したんだろう とか 短期記憶障害ってこんなに不自由なく生活できるんだろうか とか 事故の原因はちょっとイメージダウンな気がするなぁ とか もっと過酷なドラマが起きてもよさそうだけどなぁ とか、その他色々釈然としない部分はありますが、優しい気持ちに包まれるので、ヨシとしましょう。 無味乾燥なはずの数字というものに、ロマンを感じさせてくれます。 淡々としたストーリーだけど、心を爽やかにしてくれるエピソードが盛り込まれてて、飽きることなく最後まで鑑賞できました。
[DVD(邦画)] 6点(2006-08-25 00:28:27)
82.  エンド・オブ・デイズ 《ネタバレ》 
いやぁ、ドッカンバッカンやりたい放題で結構面白かったですよ^^  ただ、こんなに大真面目に作っちゃうような映画じゃないよなぁ。。。(笑) ただの人間シュワちゃんに比べてサタンが圧倒的に強いってのは理解できるんですが、だとしたら、もっとモーレツに強くなきゃいけない。 「ただ人間一人とエッチするだけなのに、なんでそこまで苦労してるんだ、お前は?」って思いません? 神のご加護が溢れているはずの教会に堂々と乗り込んで、神父の掲げる十字架にさえ怯えることもないという無敵っぷりのくせに、拳銃ごときに思いっきりのけぞってるってのはどーゆーこと?(笑) そういった「強大さの統一感」がイマイチなんだなー。 つーか、神様さー、シュワちゃんに力貸してやりなよ~。 「この世の終末」を防ぐ為に、何の見返りも期待せずにこんなに一生懸命戦ってる男に、全然手助けしないばかりか命まで奪っていくって、あまりにも酷すぎねぇ??? そんなんだったら、神様なんて絶対信じないぞ、俺(笑) シュワちゃんがナントカの血族で「退魔の力」とか持っててくれたらもうちょっと納得できただろうけど、あくまでただの人間だったってので大味感炸裂です(笑) 「次にシュワちゃんが戦うのはー! これぞ究極! 魔王サタンだー!」みたいなノリで企画考えたんじゃねぇのぉ?(笑)  って、こんなふうに粗探しするような映画じゃないか(笑)  結局は騎士団の判断が正しかったという意見に一票入れとこうっと(笑)
[DVD(字幕)] 5点(2006-08-24 11:54:45)
83.  逆境ナイン 《ネタバレ》 
何の予備知識もなく観はじめて「なんか島本和彦っぽいなぁ」と思ったら、やっぱり島本和彦だったんですね(笑) いやぁ、このノリは完全に「アリ」だと思う。 「馬鹿映画とはこうあるべきだ」っていうスタッフ達の思いがしっかり伝わってきたし、その馬鹿の突き抜けっぷりも素晴らしいと思う。 「それはそれ、これはこれ」はモーレツにウケた(笑) だが、しかーし! それは前半で終わり。 キャプテンが遊園地行っちゃった時点で、もうダメ。 「あ、そうなんだ、そんな安直な展開を狙っちゃうんだ」ってシラケちゃう。 せっかく盛り上がってきたノリが思いっきり急降下。 「恋」までが逆境だなんて言われちゃったら萎え萎え。 いきなり冷や水をかけられたよう。 試験勉強をしてないのは逆境で、遊園地が自業自得です。 俺がチームメイトだったら、こんなヤツ 退部どころの騒ぎじゃない。 完璧に、一生ものの絶交です。 こんな主人公が後から何を言ったって説得力なさすぎ。 主人公よりチームメイトの方がカッコイイよ、絶対。 それはマズいっしょー。 んで、何? 決勝戦の最終イニング。 いくらなんでも公式戦のルールまで変えちゃダメ。 これは笑えない。 カンドーできません。 「あー、やり過ぎちゃったかぁ。。。」って感じなんだよね。 漫画なら許せるかもしれないけど、さすがに実写でこの展開はキツいな。 主人公は最初から最後まで「熱血バカ」を貫かせるべきだし、変にルールを捻じ曲げたりせずに「男球」をクライマックスに持ってくるべきだと思う。 そこらのチューニングくらい簡単なことだと思うんだけどなぁ。 そんな感じで大きな溜息が出たところに、あのエンディングじゃ、笑えないばかりか憤りすら感じてしまう。 ヒジョーに惜しい映画なんですよねぇ。 せっかくいい「ノリ」が表現できてるのに、ストーリー展開が悪いってのは、さすがに致命的なんだよなぁ。 お願いだから、もう一回作りなおして!
[DVD(邦画)] 4点(2006-08-23 11:34:52)(良:1票)
84.  コラテラル 《ネタバレ》 
殺し屋の手際がイマイチ、運転手が逃げ出せそうなタイミングが何度もある、そもそも何でタクシーを利用するのか等々、ストーリー展開上の穴(というかツッコミどころ)は結構ある。 けれど、それはあまり重要ではない。 というよりも、そこに焦点を合わせてしまうと、製作者が語ろうとしているもっと重要な部分を見失う。 都会の片隅で、善良な一市民が偶然に出会った悪夢。 それは非常によくできたブラックファンタジー。 「善良ではあるが、茫洋とした日常の中で未来へのステップを躊躇う羊」 と 「凶悪ではあるが、まさに現実の中をリアルに生きる孤高の狼」という対比。 「状況に適応するしかない」、「お前は夢を語るだけで、その実何も行動を起こさない」、「これが"仕事"だ」。 痛烈に胸に突き刺さる辛辣な台詞。 タクシー車内の濃密な空気感。 互いの心理描写の妙。 マックスが殻を破っていくカタルシス。  「いつか完璧な状況が整ったら」。。。 いつか? それはいつだ? 明日か? 来週か? 来年か? 10年後か? 50年後か? 実はお前の人生、そのまま何も変わらない(変えない)んじゃないのか? 容赦なくそう突き付けてくる。  何かをつかもうとするとき、全てが順調に進むことなどあり得ない。 そんな「機」を待つばかりでなく(もっと言えば、「そんな言い訳ばかりしていないで」)、不測の事態を恐れず状況に適応する(逆境を乗り越えてでも必ず手に入れるという)強い意志を持って「行動を起こせ」と。 「目的を達成する」というのは完璧な状況ができるまで待っていてできるものなんかじゃない。(今の俺のように)次々と起きてくる問題と取っ組み合いながら前進するその先にあるものなんだ。 「これが"(実現するという)仕事(の本当の姿)"だ」と。  そんな強烈なメッセージがこめられた、非常に痛快な作品。  ただ、このテーマが心に響かない人には、ただの二流アクション映画に見えちゃうだろうけどね。。。(笑)
[DVD(字幕)] 9点(2006-08-21 18:55:24)(笑:1票) (良:7票)
85.  イントゥ ザ ブルー 《ネタバレ》 
すっげー! 海キレー! 文句なしの美しさ。怖いくらいに美しい。そして、その美しい海を泳ぐ美女2人。 もうね、それだけで観る価値があると断言していい。 ジェシカ=アルバは人魚だわー。しかも超キュートなアンヨまでついてる人魚!(←本末転倒(笑)  素晴らしい映像美。 なんですが。ストーリーはねぇ。。。 まあ、面白くなくはないんだけど、どうも釈然としない。 なんだかんだ言いながら、メンバーがヤクの密売屋と取引しちゃった時点で相当萎える。 「選択肢としては仕方がない」とは思うけど、じゃあ、そういうストーリーにして欲しくないと思うんだよなー。 そんで、あんなにヒドい仲間割れをした友達とまた仲良くやれるかぁ? しかも一人死んでるのに。。。 つか、ブライスみたいな性格のヤツが友達ってイヤだ。 それから。 主人公達、ザクザク人を殺しすぎ。 もっと「善良な宝探し屋」であって欲しかった。 こんなバイオレンスにしないで、もっと軽快でサクッと気持ちいいストーリーにできなかったのかなぁ? 軽薄なくらいの内容でもいいからさ。 映像の美しさに対して、ストーリーが過激すぎる。 なりゆきはどうあれ一度は取引しようとしてた麻薬組織の連中を何人もぶっ殺していながら何事もなかったように幸福になるメンバー達。。。 釈然としない。  これなら美女2人が海底を泳いでるシーンを2時間ずっと見せてくれた方が良かったと思うのは、俺だけでしょうか?
[DVD(字幕)] 5点(2006-08-21 15:58:51)(笑:1票) (良:1票)
86.  ホワット・ライズ・ビニース 《ネタバレ》 
うーん。。。 前半は怖いんだけどねぇ。。。 この犯罪とか霊魂とかと全く関係のない隣人との絡みの部分が一番怖いってのは、どうなのよ? 事件の内容が出てきた時点で、「あ、ハリソン=フォードなんだね」とわかってしまうのは、彼のネームバリューが災いしてますね(彼が単なる「素敵な旦那さん」みたいな脇役キャラで終わるわけないって思うもの)。 なので、こういう形式のストーリーでいくんなら、その予想を裏切るようなもうひとひねりが欲しい。 そのまんまの展開で、ひたすら「ビックリさせる」の連続だもんねぇ。 それもパターンが読めちゃうし。 しかも、しつこいと来てる(笑) んで、「あれって、やっぱり心霊現象なのかぁ」じゃ、つまらないですよねぇ。 「心霊現象は実はトリックで、サスペンスとして最後に謎解きをする」ってパターンの方が面白いと思うなぁ。。。 これって、ロバート=ゼメキスなんですね? そういえばそんな映像だなぁとは感じたけど。。。 たいして怖くない。 「あー、ここでビックリさせるんだろうなぁ」って読めちゃうだけに、身構えてその瞬間を待ってなきゃならないのがわずらわしいです(笑) それと、ラスト、あれはちょっと狙い過ぎだよねー(^^;
[DVD(字幕)] 6点(2006-08-18 03:07:55)
87.  クイック&デッド 《ネタバレ》 
にゃははー まあ、いいんでないの?(笑) 深みもなんもないけどね(笑) 豪華なキャスティングと西部らしい風景と小道具と音楽とで結構スケール感は出てますが、実はオープンセットの中でちんまり撮ってるんですよねぇ(笑) しかし、あれですね。 拳銃での対決って一瞬で勝負決まってしまって、つまらんですなぁ。 これが刀剣での戦いなら、一振り一刺しに怒りや憎しみが込められて感情の盛り上がりも表現しやすいんでしょうけど、拳銃ってのは遠くで指先がピクッと動いて終わりですからなぁ。 つーことで、実は復讐劇ってメインストーリーはものの5分で終わってしまうわけで、トーナメントを開催したのは映画の中だるみを食い止める苦肉の策なんですな(笑) 住民達も、悪人ハックマンを殺して欲しいと願ってた相手が、街を大爆破するような輩でビックリしたことでしょう(笑) まあ、短編コミックを読んでるつもりでお気楽に楽しめば、結構堪能できると思います。 シャロンストーンのイデタチもまさにそういうカッコ良さです。 お色気シーンが少ないってのは確かにうなずけますが、むしろこういうストーリーなら「そんな無理矢理おっぱい見せんでも。。。(^^;」と思いますな(笑) うーん。。。まあ、こんな感じのレビューで。。。(笑)
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-16 17:50:09)
88.  エンド・オブ・ザ・ワールド<TVM>(2000) 《ネタバレ》 
くっだらねぇ。こんなのは、核の恐怖を微塵も知らないような大馬鹿野郎が想像だけで描いた、ただの妄想劇だ。こんなクソ女と馬鹿男どもの恋愛劇なんぞを軸に、一体何を伝えるつもりだったんだ? もっと壮絶に死んでいった何億もの人間達を何故に描かない? わざわざ被爆国まで潜水艦を出向かせておきながら、破壊し尽くされた街を何故に描かない? 戦勝国目線の核に対する意識って、こんなにもぬるいものなのか(グロテスクな表現や派手なシーンを見せろというのでは断じてない)。猛烈に落胆した。 「私も最低限、人としての尊厳を保って美しく死のう、いや、死ねるはず」とか思い込んでいやがる。甘すぎる。つまりは「どこか絵空事」なのだ。 ヒロシマは見たのか!ナガサキには行ったのか! そこに晒された阿鼻叫喚の地獄絵に感じるものはないのか! この程度の内容で反核を唱えたつもりになってるんだとしたら、世界はほんとにおしまいだ。 もし、製作者達がエンターテインメントだと言い張るのだとしても、それでも絶望的にツマラナイ。こんなバカバカしいドラマやってる余裕なんかあるはずないだろう。まったく現実味がない。チマチマとつまらんことでストーリーを盛り上げようという意図がミエミエで嫌悪感を覚える。DVDのパッケージ写真だって完全に詐欺行為だ(ほんとにいい加減こういうことやめてくれ)。手抜きシーンがどうこうなんて、いちいちあげつらうこともバカバカしいからやりたくない。拷問のような3時間半。 これほどの長編だというのに、人類が滅亡していくというまこと重大な局面だというのに、描いたのはたったこれだけなのか? もっと伝えたいと思うものはないのか? ダメだ。。。情けなくて本気で泣けてきた。つまらない映画を見せられたからというのも、もちろんある。でも、それ以上に、この「戦争に対する認識の甘さ」に悲しくなるのである。***途方もなくラジカルなレビューですが、どうかお許しください***
[DVD(字幕)] 1点(2006-08-14 16:11:04)
89.  ナビゲイター 《ネタバレ》 
子供が見てワクワクできるようなSFを、本格CGで作ろうという気概は伝わってきます。 確かに旅に出る瞬間なんかは相当ワクワクできるんですが、そこから先がどうも。。。(^^;
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-08-14 11:44:13)
90.  フィラデルフィア 《ネタバレ》 
もはや時代が変わったからなのか、あんまり印象に残らないですが、ただ、やっぱり、こういう映画がHIVに対する見方を少しずつ変えてきたのだなぁ、という感慨はあります。 そして、社会に一石を投じたという意味でもその価値は高いと思う。 でも、ゲイに対する偏見との闘いってのまでは、どうでしょう。 公開当時は、「HIV=同性愛者」という構図がほとんどだったため、こういう設定になったんでしょうけど、現在の感覚では、それを同列に考えるのは少し違うでしょうね。 「HIV感染者の人権」と「同性愛者の人権」とは、別次元で論じられるべき問題になってきましたよね。 トム=ハンクスの役作りに加点です。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-08-14 11:37:33)
91.  マネー・ピット 《ネタバレ》 
まあ、ほのぼのとしたどたばたコメディです。 空飛ぶチキンの焼き上がりマークがピコっと出てくるとこ と 「お風呂の水が生きてる~」 が、笑えた。 あと、奥さんがキュートで好きでしたなぁ♪ 面白いかって? んー。。。ヘラヘラ笑いながら、上手に時間潰しはできます(笑)
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-08-13 17:23:21)
92.  THX-1138 《ネタバレ》 
若きルーカスが、自身の「アーティストとしての偉大さ」を世間に知らしめることになった作品だろうと思う。 この作品を見ると、その才能は「溢れ出る」のではなく「吹き出している」のだと実感する。 30年以上も前に、こういうテーマを、こういう映像で表現した彼は、やっぱりバケモノだ。 けれど、これをプロの仕事と呼ぶわけにはいかない。 それは、これが映画という「興行」ではないからです。 美術館の額の中に飾られた「展示物」。 作り手の、気概も思い入れもパワーも、もちろん大いに感じるけれど、そこには観客が存在していないだろう、と。 ルーカスにとって(「THX」というネームに今もこだわっているところを見ても)愛すべき作品であるのだろうし、同時に、彼の現在の名声の基礎をなした映画でもあるだろう。 でも、俺のような「お気楽映画小僧」(笑)にとっては、そんなこたぁどうでもいいんだ、とそう思う映画なのでありました。 もっとハッキリ言うべきでしょうか。 恐ろしいくらい退屈な映画だと。 あー、ねむ。。。
[DVD(字幕)] 3点(2006-08-13 16:28:39)(良:1票)
93.  タイムライン 《ネタバレ》 
ぐっはぁ。。。くっだらねぇ。。。(-_-; 腰砕けと失笑の連続です。 原作マイケル=クライトン? まぢ? こんなの絶対にただの駄作じゃん。 「フランスが勝たなければ歴史が」とか気にしてるくせに、あんなにどんどこ人殺しできちゃうって、どゆこと? 「実在した歴史上の人物と恋に落ちて」なんて、もはや旧時代の遺物のような展開でしょー。 しかも、あの程度の絡みだけで彼女の為に自分の生きてる時代を捨てられますかっての! いつそんな深い絆ができたんだよ! って、こんなにつまんないストーリーなのに、カントクが張り切っちゃって、まぁ。。。(-_-; ホントよくやるよね。 タイムパラドクスものの金字塔「バックトゥザフューチャー」は、時間旅行を上質なコメディにして見せてくれたから「難しいこといいっこなし」で楽しめたわけですよね。 なのに、この映画、ミョーに真剣モードで作っちゃってるから恥ずかしいったらありゃしない。 そのくせ、シナリオも演出もつまらんことばっかりやらせてる。 ただの考古学者でしかないヒロインの活躍っぷりは思いっきりの違和感。 あんなにあっさり人を殺させていいのか? 「研究対象であった遺跡や人物を目の当たりにしてるという感動」って、あんな見せ方しかできないのか? 戦闘中に傷付いた自分の耳を見て「あれは俺のことなんだ!」って喜ばれても。。。「はぁ???」です。 タイムリミットだとか装置の故障だとか、ハラハラして盛り上がる以前に、無理矢理盛り上げようとする製作者の意図ミエミエで、シラケまくり。 「あれも見せたいこれも見せたい」でなんでもかんでも詰め込むから、ひとつひとつのエピソードに全く深みがない。 こういうのは「サービス精神」というより、テーマを絞るという決断ができない「優柔不断さ」。 こんなわけわからんような映画になってしまうくらいなら、「ハイテク企業の暗部を暴く」的な部分に重点を置いて見せてくれた方が絶対に面白かったと俺は思う。 映像自体は悪くないんだからさ。 3点。
[DVD(字幕)] 3点(2006-08-13 11:46:26)
94.  グラディエーター 《ネタバレ》 
てっきり「ベン・ハー」のようなスペクタクル史劇だと思ってました(^^; いや、もちろん製作者達の気合も画の重厚さも、そのゾーンにある作品だと思うんですが、ストーリーとしては完全にエンターテインメントですね。 そこんところ頭を切り替えておかないと違和感を感じるかも。 いくらなんでもマキシマス強すぎ!とか、皇帝がわざわざ奴隷と戦うか?とか、キャラが類型的過ぎるとか、いろいろね。 なので、「これがアカデミー賞ってのはどうかなぁ」とは思うんですが(^^; まあ、それは置いといて。 単純に面白かったし、濃密な映画だった、というのが素直な感想。 まさに臥薪嘗胆のカタルシスがあります。 そりゃまあ個人的には、元の部下達と挙兵して、腐敗したローマ政府を崩壊させるってシナリオを見せて欲しかったですけど。。。 まあ、ニッポンでいうところのサムライ道ってヤツですかね? マキシマス、かっこよかったです。 欲を言えば、「ルッシラとマキシマスの過去」とか「コンモドゥスの性格形成の過程」ってのを、ちゃんと見せて欲しかったですな。
[DVD(字幕)] 7点(2006-08-11 11:21:07)
95.  インビジブル(2000) 《ネタバレ》 
おっぱいポロリは、透明男の夢ですなー♪ って、だけど、可視状態に戻れない危機だというのに、そんなお楽しみばっかりやってていいのでしょうか(笑) 「せっかく手に入れた力を手放したくない!」って言いながら、その能力の使い道が相当ショボいし(^^; 仮に研究所を脱出できたとしても、本当は「何がやりたいのか」なんて考えてなかったんじゃねぇかぁ??? (笑) そんだけの天才なんだから、もっと順序をよく考えましょう。 透明だって研究は続けられるんだろうから、まず可視状態に戻す技術の開発を一生懸命やる。 ちゃんと完成させたら、お楽しみし放題じゃないですかー♪ (笑)  つか、この技術を完成させたら、もうその時点でモテモテだろうから、透明になんかならなくてもおっぱい触らせてくる子が次々寄ってきますけどね♪ って、下世話すぎるか(^^;  なんだか自分のワガママや欲望を抑え切れずに、どんどん自分で自分の首を締めていっただけという、まあ、B級感漂う作品なんですが、ゴリラが可視状態に戻ってくるシーンをはじめ、非常に「面白い映像」は見せてくれます。 グロいけどね(^^; 過激なシーンは多いけど、あんまり難しいこと言わずにヘラヘラ笑いながら観るべき映画かと。
[DVD(字幕)] 6点(2006-08-10 02:20:40)
96.  ジュラシック・パーク
いやぁ。。。映像が全てです。 こんな凄い映像見せてもらえたら、それだけで満足! よくカタルシス不足って言われますけど、俺はこれで十分。 映画館で観てよかった^^ 
[映画館(字幕)] 9点(2006-08-09 13:24:05)
97.  マッハ!!!!!!!!
うっひゃー! すげぇ! ジャッキーとは一味違うアクションだねぇ。 新しいもん見せてもらった。 俺達だって面白い映画作れるぜって情熱がヒシヒシ。 ストーリーなんかダメダメだけど、荒削りなパワーに溢れた映画。 とにかく見所はアクションだけだけど、面白かった。 こういう勢いあるのっていいですねぇ。
[DVD(字幕)] 7点(2006-08-09 13:20:54)
98.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 
名作です。 もちろんマクマーフィ(側)に感情移入してしまうんですけど、作品全体を俯瞰する目線が要求されますね。 社会システムとしての「管理統制と自由尊重のバランス点」とはどこなのか。 深く考えさせられます。 行き過ぎた管理体制は人間としての尊厳を破壊するが、同じく行き過ぎた個人の自由は社会全体を危機にさらす。 そして、そのバランス点そのものも右にいったり左に寄ったり、内外の情勢でその位置が変化する。 そんな天秤の傾きをどうコントロールするか、それは人間(社会)に与えられた命題。 精神病棟内を見る目線を、神が人間社会を俯瞰する目線に置き換えてみる。 管理社会と自由社会のせめぎ合い(社会主義と資本主義というのは少し違う気がする)。 どちらかが正しいのではなくて、どちらも正しく、どちらも間違う。 社会の平穏の為に圧制をしく看護士長、自由を勝ち取る為に戦うマクマーフィ、無気力無関心を決め込むチーフ、ただ状況に流されるだけの患者達。。。 全ての人類の「最良の妥協点」とはどこなんだろう。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-09 13:15:41)
99.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 
キューブリック流反戦映画ですね。 シニカルやわ~。。。 勇敢な兵士が(栄誉とか汚名返上をかけて)敵前に飛び込み傷つく→正義感の強い(仲間を救いたい)兵士がその戦友を救いにいってまた傷付く→勇猛果敢(もっと言えばただの向こう見ず)な兵士が敵を倒すべしで突進→その兵士に促されて小隊全体が戦闘を余儀なくされる→その戦闘中に新たな犠牲が出る→敵とは比較にならない大戦力で倒しにかかる→倒した相手はなんとも非力な女性たった一人であった。。。って、ズルズルとベトナム戦争の泥沼にハマっていくアメリカに見える。 「これがお前等のいう『自由をかけた正義の戦い』なのか?」と。  みなさんおっしゃるように、前半ムチャクチャ引き込まれる。 訓練教官(訓練風景ごと)が最高ですね。 「兵士とは英雄なんかではなく、殺人の為に無理矢理作られた単なる兵器なんだ」と訴えている。 しかもそいつらは大して思慮深い連中でもないんですよと(笑) 戦場で使われるノリのいいBGMなんか、完全に揶揄ですもんね。 面白かった 。。。ですけど、果たしてキューブリックは「こんなストーリーを語りたかった」のかな? 「戦争に対する自分流のスタンスを見せるための映像」のような。。。 だって前後半2つのストーリーに実は関連性がないもんね。 まあ、そういうのをひとつの作品として製作してしまえるのがキューブリックらしさなのかもですけど。
[DVD(字幕)] 9点(2006-08-09 13:09:16)(良:1票)
100.  ガタカ 《ネタバレ》 
何十年後かには確実に訪れそうな最先端選民思想への恐怖をうまく描いていると思う。 少し冗長な分カタルシスも弱いが、展開自体はなかなかスリリング。 「着眼点の良さ」を、ストーリーが壊すことなく、キッチリ仕上がっていると思う。 面白かった。
[DVD(字幕)] 9点(2006-08-09 13:08:48)(笑:1票) (良:1票)
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