81. 無防備都市
イタリア終戦直後の記憶も生々しい時期にこのような映画を作るという、その映画人の心意気に感動した。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-19 12:06:44) |
82. 96時間
リーアム・ニーソンの鹿のような目。シュワちゃんにもサザーランドにも出せないその哀愁が映画の色をかなり決めてるような気がするなあ。肉食動物が本能にまかせてというより、本気で怒った草食動物、みたいな。たしかにちょっと強すぎるしリーアム・ニーソンじゃなかったらこんなに父ちゃんがんばれ!な気持ちで見れなかったかもなあ。 [映画館(字幕)] 7点(2009-09-19 04:56:18) |
83. WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース
「運命じゃない人」と2作続けて女に対しての強い不信感を感じ、なんか女に対し恨みでもあるのか?そう思って「アフタースクール」を見たらそうでもなかったので、きっとたまたまだ。いや、そうなのか?ほんとにそうなのか?こっちの心の裏を読んでだましてるだけなんじゃないか?くそもうだまされないぞ。なんかしらないけどそんな気にさせられる映画です。 [DVD(邦画)] 7点(2009-09-07 02:31:06) |
84. 愛を読むひと
この映画、戦争はあくまで男女の間を裂くネタのひとつに過ぎず、男の何十年にもわたるある女性への思慕の記録として見れば、ちょっとウジウジしすぎなんじゃないの~?とは思ったものの、その想いの深さが痛いほどわかり、胸が締め付けられた。そういう意味ではお茶の缶を届けるくだりはなくてもよかったのではと思った。 [映画館(字幕)] 7点(2009-06-22 22:09:32) |
85. 百万円と苦虫女
ピエール瀧のアップが最高だった。ここのへんをもっとふくらましてほしいような気もした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-06-13 12:26:46) |
86. ミスト
じゃあさ、じゃあさ、どうするのが正しかったわけ?どうすりゃよかったわけ? ……って、人生そんなもんだよねえ。わたしはこんなんばっかりですよほんとに。生死まではかけたことありませんが。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-07 03:41:59) |
87. スラムドッグ$ミリオネア
傑作だとの声が高く期待しすぎてしまったようだ。演出はよかったし、映像的にも見応えがあった。しかしストーリーは出来すぎの感は否めない。 [映画館(字幕)] 7点(2009-05-06 03:54:53) |
88. スピード・レーサー
どんな計算をしたらこういうすごい編集ができるのか。そればかり考えて観てしまった。ただし、すごいというのといいというのは違う。いい映画かというと、微妙です。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2009-04-18 00:07:14) |
89. アシク・ケリブ
観たこともない映画で圧倒された。あえて悪口を言ってみると、俳優達の演技はどうでもいいらしくあまりにも適当で学芸会レベル。展開されるイメージはたしかに美しいが、なんとなく当てたようなライティングは洗練されておらず、カメラワークもうまいとは言い難い。しかしそれでもこの映画、ほかの誰にもつくれまいと思える力強さに満ちていて、何度も見返したくなる。 [DVD(字幕)] 7点(2009-04-17 14:49:29) |
90. レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
あんまりジョン・ウーは好きじゃないんですが、良くも悪くもジョン・ウー映画。細かいこと気にせずお祭り感覚で楽しみましょうよ、そういう映画かと思いましたけどね~。 [映画館(字幕)] 7点(2009-04-16 22:42:55) |
91. 落下の王国
撮影で足にケガをした上恋人を取られて心身ともにボロボロのスタントマンの青年が、自殺したくて少女に薬を取りに行かせようとする。そのために適当なホラ話をして聞かせるのだが、空想好きな少女の中で壮大な映像となって再現される。この構造が最初いまひとつわかりにくい。少女の気持ちになって話を見るととりとめもなく世界遺産で贅沢にロケしている意味がわかるが、その内容はもうひとひねりほしいところ。エンディングの「ニュー・シネマ・パラダイス」は必要なんだろうか。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2009-04-10 10:16:57) |
92. アダプテーション
脚色に苦悩する自分が自分を描いた映画がこんな映画になっちゃったという痛烈な皮肉の映画。よく作りましたね。 [映画館(字幕)] 7点(2009-04-05 06:34:07) |
93. イノセンス
わざと小難しくしたような台詞はどうかと思うが、単純にアニメーション作品として楽しめた。動き、美術、音楽。そういうのを堪能できれば細かいところはどうでもいいんですよね。という人にはいいんじゃないでしょうか。前作の内容は完全に忘れているがストーリー的には前よりわかりやすくなっているんじゃないかという気がする。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-02-22 03:47:19) |
94. 誰も守ってくれない
テーマとしてはいいところに目をつけた。が、もっと波瀾万丈にしよう、事件を起こそう、意外性を作ろう──そういった制作陣の、いい言い方をするとサービス精神が見えすぎて少々しらけた。もっとリアリティ重視で話を急がず淡々と描いた方がよりテーマが伝わるものになったのではないだろうか?押さえていた気持ちを爆発させてしまう柳葉敏郎が意外にもよかった。 [映画館(邦画)] 7点(2009-02-07 16:53:40) |
95. SF/ボディ・スナッチャー
約30年後のリメイクの「インページョン」に比べてはるかに怖い。じわじわと追い詰められていく恐怖は、これぞ悪夢と言うにふさわしい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-27 06:00:49) |
96. 転々
ひとつひとつの小ネタはほんとに笑えるが、フィルム全体を通して醸し出されるのは何とも言えない哀しさ。これがとてもよい。エンディングの呆気なさが残念だったがまあこんなもんだろうか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-01-24 08:53:29) |
97. 神童
原作未読だが、この映画全体を包んでいる大変いい空気感に好感を持って観ることが出来た。成海璃子、マツケンがいいのは言うまでもないが、この二人の役者を的確に活かす脚本、ポンとそこに自然に存在しているような演出、これらは派手さはないがたしかな力量を感じた。そこはもっと評価してもいいと思う。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-01-14 01:12:40) |
98. ジェイコブス・ラダー(1990)
オチがいいとか悪いとかいう論議にはまったく意味がない。これ以外の終わり方はないからだ。 素晴らしいのは幻想的なシーンの描き方!VFX(CGや合成という意味での)に一切頼らず実写オンリー+編集技で勝負し、手触り感のある恐ろしさを感じさせることに成功している。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-13 00:57:17)(良:1票) |
99. アキレスと亀
キタノ映画ファンという視点から言えば、今までになくフツーな映画だった。内容がというより絵作り、音作りにおいて。 カット割りやカメラワークが巷にあふれるテレビドラマのように平凡で、今までの(特に初期の作品のような)ハッとさせられるような瞬間がひとつもないまま終わる。観客に対してわかりやすくするためだけに安っぽい絵作りにあえてする必要があったのか大変疑問だ。 とはいっても、たしかにこの映画は紛れもなくキタノ映画。北野武にしか撮れない類の作品だと思う。次に期待を込めてこの点数。 [映画館(邦画)] 7点(2008-09-24 19:54:25)(良:1票) |
100. 潜水服は蝶の夢を見る
ほとんどが病院の風景ばかりで外に出るといっても海ぐらいなのに、この映像の美しさ瑞々しさはなんなんだ! [DVD(字幕)] 7点(2008-08-12 09:37:38) |