981. 探検隊の栄光
《ネタバレ》 UMAものが好きな自分としては、あの探検隊シリーズのパロディ的な映画が作られたとあって観ずにはいられませんでした。 しかしながら鑑賞して、その期待は泡となって消えて行きました。なんなんでしょう、これは。 新しいタイプのコメディが作りたかったのかな?その心意気は買いますが、残念ながらほとんど笑えない。 ずっと上滑りしているといいますか、首を傾げたくなるようなギャグばっかり。 他のレビューサイト見ると、笑いましたという人も多かったので、この辺は笑いのツボが違かったということなのかな? [DVD(邦画)] 5点(2016-03-24 22:50:31) |
982. 社長道中記
《ネタバレ》 1961年製作ですかぁ。なんと言いますか、この時代はすごく大らかだったんだなぁというのがわかります。 コメディ映画なんですけど、実にゆるい。下品さもなく、毒も少なく清廉な笑いなのであります。 女好きの社長からなんとかして女性を引き離せようと奮闘する前半が特に面白い。 ただ後半はストーリーも収拾がついていない感じで、宴会のシーンとかもさすがに緩すぎる。 良くも悪くも、大らかなこの時代を堪能できる、そんな一本でした。 [地上波(邦画)] 5点(2016-03-23 21:56:52) |
983. ムカデ人間3
《ネタバレ》 一言で言えば、セルフパロディ映画でしょうか。まさしくファンのための作品になってるんですよね。 まぁ3作目ともなると、同じことを繰り返してもしょうがないのかもしれませんが、 これまででお下劣度というかグロ度は一番少なかったような気がします。 特に舞台が刑務所ですから、ほとんどむさ苦しい男しか出てこないわけです。 やっぱここは女子たちも出てきてつながることによって、あの「えげつなさ」が楽しめるというもの。 ムショの男500人のムカデでは単に汚いだけであります(唯一、女性秘書だけ紛れて繋げられてましたが、えげつなさは微塵も感じられません)。 そんなわけで、本作はなんというかパロディ的コメディ映画として愉しむという感じで、 所長の顔芸とやたらいじられ馬鹿にされるハゲのタトゥー白人とのやりとりの漫才ですね。 そしてそんな所長の荒業を汗水たらして凝視するドワイト氏。 こういう面白い人たちのキャラとトークで本作は形作られている。もうムカデとかどうでもよいです。 [DVD(字幕)] 5点(2016-03-20 23:22:39) |
984. マーターズ(2015)
《ネタバレ》 あの傑作ホラーをハリウッドがリメイクってことで観てみました。 パッケージにあるような変な器具付けられた女性は本作では出てきません。 オリジナルは、ある意味ハリウッドでは作れないようなホラースタイル、思索的で宗教的展開だったので、 それをどう焼き直しするのかと思いましたが、まぁ可もなく不可もなく。 グロ描写もそこまで過激でもなく、とことんダークであったオリジナルとは違いまだ救いのある結末。 要はより見やすく娯楽的にマイルド風味になってるわけですが、オリジナルのファンはそういうのは不満かもしれません。 でも一本の映画としてはしっかりと楽しませてくれる出来になってます。 [DVD(字幕)] 6点(2016-03-19 21:56:08) |
985. メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮
《ネタバレ》 このシリーズすごく好きですね〜。いや面白い。ひたすら娯楽に徹しているのが潔いです。 全編にわたって逃走劇が繰り広げられるのですが、映像的にもよくできてるしハラハラさせられる。 勿論、前作には劣る印象ですが、3部作の中の2作目というのは何かと難しいもの。本作はよく健闘していると思います。 砂漠と廃墟の街。荒廃した世界。SF好きなら好きなヴィジュアルです。 ゾンビ映画の焼きましと言われてしまえばそれまでですが、良く出来てるので素直に楽しみましょう。 3作目はどんなスタイルになるのだろう?裏切った彼女とはどんな末路に?気になります。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-03-18 22:55:29)(良:1票) |
986. PAN/ネバーランド、夢のはじまり
《ネタバレ》 記憶の木とか、鉄砲で打つと色鮮やかな煙になるとか、ヴィジュアル的に面白いなと思ったシーンが幾つかあります。 特に終盤の、巨大な結晶を縫うように進む海賊船のシーンとか夢があっていいですね。 主役の男の子は新人だそうですけど、すごくいい演技してたと思う。 でも何よりヒュー・ジャックマンですよ。変なカツラとヒゲのせいもあるけど、普段の彼とは全然違う形相でそのカメレオンっぷりに脱帽です。 ピーターパンの前日談でありますが、フック船長がまさかあんなイケメン青年だとは。 彼との間に、その後一体何があったのでしょう?そういう謎は続編へ持ち越しということでしょうか。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-03-18 20:49:56) |
987. 私はゴースト
《ネタバレ》 人間ではなく、幽霊側の視点で最初から最後まで語られるという独特な作品。 しかも、登場人物はただ一人だけという、これまた珍しい代物で。 ただまぁ、正直そんな怖くはないです。 終盤になっていきなり白塗りの気持ち悪い男が出てきたのはびっくりしたけど、 慣れると逆に笑ってしまうキャラクター。 しかし見終わって、彼女は本当に幽霊だったのかな? もしや全部妄想だったりして、という疑問もわいてきます。 主人公はなんだか日本人のような顔つきだなぁと思ってエンドロール見たらアンナ・イシダの文字が。日系の方? [DVD(字幕)] 5点(2016-03-03 08:21:47) |
988. ダイバージェントNEO
《ネタバレ》 エスケープシーンが幾つかあるのですが、いずれもハラハラさせられる出来栄えでした。 それ以上に、「実験」のシーンが映像的に独創性があってよかったです。 ストーリー的には目新しいものではないし、B級SFではあるんだけど、お金がないなりに頑張ってるなという印象。 [DVD(字幕)] 6点(2016-03-01 19:45:46) |
989. 劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~
《ネタバレ》 先に実写版の方を観ちゃったんで、話の流れを確認するだけみたいになってしまいました。 実写とほぼ同一の展開でしたね。でも、アニメの方が内省的な面がより色濃いと言う印象。 漫画がそうなっているということかな。次はコミックを読んで確認しよう。 [DVD(邦画)] 5点(2016-02-21 22:12:17) |
990. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
《ネタバレ》 いや〜高い点数をつけてしまって申し訳ございません(笑)。 いやね、進撃の巨人てコミックも読んだことないし、どんな話なのかも全く知らない状態で鑑賞したので、 それが良かったのかもしれません。普通に楽しめました。 勿論、演技的に稚拙やなぁと思うところはあるし、長大なストーリーをまとめ上げるためか、 全体として駆け足でダイジェストを見ているかのような時間配分やテンポであることも少々気にはなりました。 でも、元々のお話がやっぱり面白いんでしょうね。人間と巨人との戦い。この世界観が素直に楽しいし魅力的でした。 ただ、すごく不満だったのはその巨人の見た目ですね。漫画の方がどうなってるのかは知らないけど、 顔がちょっとグロテスク系のやつはいいにしても、普通に人そのものみたいな巨人がいたりするわけですね。 酔っ払いとかキモオタを裸にして出してみましたみたいな。 あれだと、途端にアジアのB級コメディかのような感じに見えてしまう。 巨人はグロテスク顔の不気味な奴だけでよかったのにと思いました。 邦画としてはすごくスケール大きくて頑張ってます。後編も期待したいですね。その前に、とりあえずアニメ版を見てみます。 [DVD(邦画)] 7点(2016-02-19 23:29:53) |
991. ジョン・ウィック
《ネタバレ》 すごくシンプルなストーリーが逆に良かったですね。 嫁さんが亡くなって、愛車を盗まれ愛犬が殺されるまでがわずか15分というコンパクトさ。 早速家に殺し屋たちがやってくるも銃で瞬殺。このあまりの無双っぷりに、もしやセガール映画みたいに 無双っぷりを傍観するだけの映画なのかと思いきや、親友がきちんと助けてくれたり、かなりの重傷を負ったりと色々大変な復讐劇。 いいですね。ワンコを殺されたことに対する凄まじい怒り。そして親友を殺されたことに対する熱い怒り。 アウトローの考えや生き様がしっかりと描かれていたと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-17 23:55:09) |
992. ロスト・リバー
《ネタバレ》 初監督作品ということですが、映像センスが素晴らしいと感じました。 昔のフィルムノワール的な雰囲気といいますか、現実と夢の間の映像のような感じ。 ただ、映画としては全然面白くなかったんです。 誰か別の人の脚本で、また監督をしてほしいな。 [DVD(字幕)] 6点(2016-02-16 18:50:51) |
993. 奇跡の2000マイル
《ネタバレ》 自省の旅ですね。旅は人生そのものと言いますが、まさにその通りでして、 人はみな孤独であるということ、後悔したりしながらも前を進んでいく、いろんな出会いがあること。 そういう一つ一つが端的に経験していく、それが旅という感じでした。 何のために、こんな旅をしたのだろう。本人も途中言ってましたが、 人生そのものも、意味を探し歩きながら模索するようなもんですからね。 にしても、愛犬との別れは本当に辛いなぁ。あの出来事で、「孤独」というものをまざまざと痛感させられる。 まぁでも、彼女を支えてくれる友人がいたから、自分が一人になることで彼らのありがたみを実感したのかもね。 [DVD(字幕)] 6点(2016-02-14 22:00:24) |
994. シェフ 三ツ星フードトラック始めました
《ネタバレ》 とってもハートウォーミングで良い映画ですよこれ。 「アイアンマン」のジョン・ファヴローが製作・脚本・監督・主演ですから、 彼が本当に作りたかった映画はこれだ!という宣伝文句も間違いじゃないんでしょう。 父と息子の関係もそうですが、個人的にはフードトラックに移っても一緒になって働いてくれるお弟子さんの存在がたまらなかった。 見終わって、爽やかな感動、そして心がポッと温かくなる。あ〜、サンドイッチ食いたい。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-13 23:33:33)(良:1票) |
995. 自虐の詩
《ネタバレ》 独特な笑いと世界観が楽しめる作品でした。 「大阪のおばちゃん」的な大阪のイメージを更にデフォルメしたみたいな感じで、 通天閣下に広がる薄汚い町が妙にツボ。ほとんどセリフのない阿部ちゃんもパンチパーマが似合っていて良かったです。 中谷美紀も見事ですよ。普段見られないような役柄だけど、これまたハマり役でした。 西田敏行は東北弁うますぎるなぁと思ったら、実際に東北の方なのね。 イサオとの恋愛物語より、熊本さんとの友情の方がグッとくるし話としては主軸よね。 熊本さん役がアジャコングで、子供時代を演じてた子がすごく似てて良かった。よく見つけてきたねあんな子。 東京が舞台の時は、二人が大阪の時とキャラがだいぶ違うのでその辺は少し違和感あった。 [ビデオ(邦画)] 6点(2016-02-13 21:32:47) |
996. 海街diary
《ネタバレ》 前作「そして父になる」が素晴らしかったので鑑賞いたしました。前作ほどではなかったですが、やはり良かったですね。 役者さんと、素人さんがちゃんと一体になっていて、そしてすごく自然体なんですよね、みんな。演技っぽくないというのかな。 素人さんをどうやってあんなに自然体に引き出すのか。その演出力に再び感心してしまいました。 印象的なシーンはいくつかあります。冒頭の長澤まさみのブラジャーシーンだったり、すずが裸で扇風機に当たるシーンだっり、、、(笑)。 でも一番良かったのは、すずが自転車に乗ってる時の彼女の顔のどアップでしょうか。すごく美しいシーンだった。 家族は、何かと言い争ったりする時もあるんですが、そのすべてが愛おしい。やっぱり家族はいいものですね。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-02-11 23:42:05) |
997. インヒアレント・ヴァイス
《ネタバレ》 全編にわたる会話劇。ひたすら続くセリフでぎっしりと敷き詰められていて、結構集中してないといけません。 いまいち入り込めなかったのですが、彼女のホットパンツでウロウロ→トップレスシーンはなんだかとてもエロティックだった。 そこに5点献上。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-02-11 23:18:35) |
998. ファンタスティック・フォー(2015)
《ネタバレ》 本国では酷評だったそうですが、個人的には結構楽しんで観れました。 まぁ、元々のコミックを読んだことがないし、最初からすごい力持ってたり変な仮装してる アメコミの世界にどうも入り込めなかった自分にとっては、入り口がSFだったためすんなりと世界観に入り込めたんですよね。 それぞれのキャラは、こういう経緯でこうなったんだ、ということがしっかり描かれてるから。 向こうの惑星の風景も、奇をてらわずリアリティを持たせてるのも良い。 ただ、続編を意識した作りで、さぁこれからが戦いの本番ですという感じで終わるので、 そういう点で不満を持つ人も多いのかな。個人的には是非続きが見たいんだけど、本国で酷評となるとどうなんだろう。 ちゃんと続編は制作されるのだろうか。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-09 21:41:06) |
999. ピクセル(2015)
《ネタバレ》 80年代というのは、文化的にすごく元気な時代だったなぁということを思い出させてくれる。 当時の音楽、そしてビットの荒いゲームの数々。私もかろうじてファミコンをかじっておりましたので、 ドンキーコングあたりは本当に懐かしかったです。 ストーリーとしては特筆するような出来ではありませんが、キャラクターが良いですね。 チェリーでレディリサ命のラドローとか、火炎放射男のエディとか。 でも一番はやっぱりQバートですね。もう可愛いのなんのって。 Qバートのおかげで後半グンと面白くなった感じ。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-07 23:52:32) |
1000. アントマン
《ネタバレ》 序盤にいきなり、ものすごく若い顔をしたマイケル・ダグラスが出てきたので素直に驚き。 オォ〜、今の映像技術の凄さをいきなり見せつけられた感じです。 ヒーローが小さくなって戦う。ありそうでなかった視点ですね。 昔はミクロキッズとかミクロの決死圏とかそういう映画がありましたけど、ヒーローが小さくなるってのはなかったと思う。 そんで小さくなって、アリとか昆虫を家来にする。乗り物になったりヘルパーになったり。 ミクロの世界での戦いでは、ものすごく派手なことが起きてるのに、等身大の視点で見たらすごく些細であるというシーンが面白かった。 いろいろとコミカルな要素もあっていいんだけど、個人的にはもっとバカバカしい感じにしても良かったかなと。 映像的に良かったのは、やっぱり巨大コンピュータを飛び回るシーンと、どんどん小さくなって亜空間に行っちゃうシーン。 なんだか、2001年宇宙の旅を見ているようなシーンでした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-01-30 23:17:47)(良:1票) |