101. トレマーズ
いや、これは面白かったです。ただ正直なところ、見終わった後にあえて「この二時間ほどで他にどんなことができただろうか」と言う事を考えようとはしませんでしたが(笑) 6点(2002-07-05 17:22:26)(笑:1票) |
102. タクシードライバー(1976)
<ネタバレあります>僕にはどうもデ・ニーロ演じるトラヴィスが初めから何だかおかしい様に見えました。詳しいことはよくわかりませんが、彼は恐らくベトナムから帰還して間もない時にタクシードライバーの職を得ているのではないかと個人的に思います。何かベトナムで彼の人格(と言うより存在自体)がひどく損なわれており、その歪みが劇中でのコミュニケーション不全や「正しいこと」への執着や「ヒーロー妄想」と言った形で現れている様に僕には見えました・・・と、陳腐な解釈はさておき、個人的にはトラヴィスのそういったコミュニケーション不全や鬱屈した感情は何だか他人事には見えませんでした。鏡を前に何度も銃を抜きつつ「どうだ何か言ってみろコノヤロー」的なセリフを吐く場面には勝手にカタルシスを感じてしまいました(笑)。 8点(2002-06-23 02:49:27) |
103. マスク(1994)
TVで放送されていたのを見ましたが、やっぱり面白かったです。今回見て、あのヒロイン役がキャメロン・ディアスだということに初めて気が付きました。 6点(2002-06-22 22:53:35) |
104. ザ・セル
最初の方は何だか間延びがしているように感じられて少しキツかったですが、後半数十分からは面白くなって、のめり込みながら見ました。<ここからネタバレ>皆さんの仰る通りやはり映像は凄かったですね。個人的にこういう感じは凄く好きです。ジェニファー・ロペス演じるキャサリンの精神世界をはじめて見たときは、何だか安っぽい宗教画といった感じに見えてしまって、余りにも一面的に感じられたのですが、そのすぐ後にちゃんとダークな感じに一変したので、個人的に満足しました。 6点(2002-06-22 00:30:58) |
105. 裸の銃を持つ逃亡者
たまたまテレビで放送されていたのを見たのですが、本当におバカですねぇ~。結構スベリ気味のギャグはありましたが、全体的に僕のツボにはまりました。 7点(2002-06-20 22:23:04) |
106. マーヴェリック
このジョディ・フォスターはすごくチャーミングですね。映画もテンポが良く面白かったです。 7点(2002-06-16 23:35:49) |
107. アルファヴィル
『男性・女性』や『中国女』といったテンポの良いゴダール作品を見慣れてしまっていたので、正直言ってこの作品は少しキツかったです。僕が見たゴダール作品と違ってちょっとテンポが抑え気味に感じられたし、そうそう際立った映像演出もなされていないように思いました。また内容も、ゴダール自身が「実験的、芸術的、冒険的SF(そう、この映画はSFなのです。ただしセットは一切使用されていません)」と言う様に、非常に深い内容でした・・・ただ個人的には、完全な管理社会である「惑星都市アルファヴィル」の無機的な雰囲気が好きだし、ラストシーンにはなぜかやたらに感動してしまいました。また全体的に深読みできそうな点が多々あるので、これからも何度か見返したいです。 7点(2002-06-16 02:36:33) |
108. セロ弾きのゴーシュ(1982)
高畑勲監督による「セロ弾きのゴーシュ」の映画化です。原作はもちろん宮沢賢治です・・・あれから(というのはこの映画を登録していただいた時のことですが)ようやく原作を読み、それから改めてこの作品を見てみたのですが、おかげでこの作品が、かなり原作に忠実な作りになっていることがわかりました。ただ、原作つきの映画を作る際には、製作者による原作の「読解力」が問われると思うのですが、その点高畑監督はきちんと「読解」しているように感じました。単なる忠実な「再現」に終わっていない、独立したアニメーション映画としての雰囲気を備えていると思います。しかしこの作品に登場する動物達は本当に愛らしいですね。 8点(2002-06-12 01:40:19)(良:1票) |
109. ニュー・シネマ・パラダイス
ごめんなさい、「自分がどれだけ楽しんだか」と言うことを基準にすると、正直言ってこの点数です。良い映画だと思うのですが、個人的にダレてしまいました・・・ただラストシーンは良かったです。 6点(2002-06-11 00:08:55) |
110. ドラえもん のび太の宇宙小戦争
いやぁこの映画やっぱり登録されていたんですねぇ。ドラえもん映画で一番好きな作品です。子供の頃一体ビデオで何度見たことか・・・思い入れたっぷりで8点とさせて頂きます。 8点(2002-06-10 23:31:26) |
111. PiCNiC(1994)
<決定的ネタバレあり>エスメラルダさんと似た意見ですが、子供の頃の、一人でちょっと遠歩きした時のような「小さな冒険」的な雰囲気が良かったです。ただラストのあの展開に関しては、非常に複雑な気分です。とても切なくて印象的だったのですが、どんな内容にせよ「死で決着を付ける」展開は個人的にあまり好きではないので・・・ 7点(2002-06-10 22:57:30) |
112. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
はっきり言って僕はこの映画の精神的・思想的な面は理解していません。全く雰囲気の濃厚さだけで楽しんでしまいました(それとあの重厚な映像表現も)。このコメントと点数は百パーセント僕の独断と偏見です。どうか気にしないで下さい。 8点(2002-06-06 01:39:16) |
113. 007/リビング・デイライツ
僕はこのティモシー・ダルトンのボンドは好きです。こういう表現を許してもらうと、「小ぶりなボンド」の活躍ぶりが何だか憎めなくて良いです。映画としても面白かったです。 7点(2002-06-04 01:12:05) |
114. イベント・ホライゾン
え~、こういう「出来の良いB級映画」みたいな作品は個人的に好きです。雰囲気も気持ち悪~い感じで、楽しみました。確かに突っ込みどころ満載といった感じですが、僕は恐かったです(まぁ僕がノミの腸の寄生虫くらいの心臓しか持っていないからということもあるのかもしれませんが・・・)。深夜番組なんかで放送されているのを一人で見ると、結構恐いですよ。 6点(2002-06-04 00:35:09) |
115. メメント
<ネタバレあります>「記憶と言うものは主観的なものだ」とか「記憶なんてアテにならない」という内容は、どうも個人的に斬新とは思いませんでした。もともと僕自身が健忘症的な記憶力しか持ち合わせていないために日々そのことを痛感しているせいもあると思います・・・映画自体は凄く面白く、最後までのめり込みながら見たので点数です。 7点(2002-06-02 17:57:40) |
116. 十二人の怒れる男(1957)
高校生の時に英語の授業でこの映画を見ました。初めは「何だ白黒か」とか「全然場面が変わらないじゃないか」とか内心文句ばかりで、まぁ要するにまともに見る気なんか無かったのですが(むしろ寝る気でいました)、見始めたら面白くて、結局寝るどころではありませんでした。モノクロの古い映画なんか見る気も起きなかった頃だったのですが、この映画を見て少しそういう古い映画に興味が湧いたのを憶えています。 8点(2002-05-31 13:51:19) |
117. アンタッチャブル
良いですね、こういう熱い映画は。見た当時はキャスティングにまで目が行きませんでしたが、本当に本当に豪華ですね。既に指摘されている方もいらっしゃいますが、各キャストが食い合いにならずにピタッとはまっていると思いました。面白かった~。 8点(2002-05-27 23:15:42) |
118. 激突!<TVM>
不気味な映画ですね。僕自身は最後まで映画の展開に乗り切れなかったのでこの点数です。ただ強烈な映画ではありました。 6点(2002-05-26 14:48:39) |
119. ノートルダムの鐘
面白かったです。エスメラルダも綺麗だったし、特にマイナス要素が見当たらないのでこの点数です。ちなみに僕はユゴーの原作は一応読むことは読んだのですが、原作の方はいろいろな意味でかなり重厚な作品で、(それなりに味わい深いとは言え)この映画ほど楽しめませんでした・・・ 7点(2002-05-25 22:42:54) |
120. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 初めてこの映画のレビューを投稿したのはもう三年近く前ですが、三年というのは一本の映画に対する評価を大きく変えるのに十分すぎる時間のようです・・・というのも、その最初のレビューで、僕はこの作品に6点という得点をつけたからです(苦笑)。 最近になって久しぶりにDVDを引っ張り出して見返してみたのですが、いや面白い面白い。キューブリックの徹底的なこだわりによる、あの無機的とも感じられるような映像美が、冷やりとした怖さを醸し出していて、ネタを知っていたにも関わらず見事に作品世界に取り込まれてしまいました。 最初に見た時は、僕はたぶんストーリーや(オーバールック・ホテルの「住人たち」の登場のさせ方といった)道具立てやその用い方といった部分のみを追っていて、上記のような「言語的な部分以外の持ち味」といったものをも含めた「面白さ」に目が行っていなかったのだと思います(確か最初のレビューでは「ラストが余りにもチープであり安易ではないか」という趣旨の事を書いていました)。これには、僕がキングの原作を先に読んでいたことが、大きく関係していると思います。原作にあった筋運びや道具立ての巧みさを基準にしていたために、最初は上のような見方をしていたのかもしれません。 今となっては、自分がラスト辺りの一体どこに「チープさ」を感じていたのか知るべくもありませんが、現在はこの作品も大好きとなりました。遅ればせながら、この監督の「凄み」といったものを再確認した次第です。 [DVD(字幕)] 9点(2002-05-19 23:41:12) |