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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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101.  ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
出演者たちのコスプレショーを見せられている感じで、慣れるのに少々時間がかかってしまった。前作を見ていないので比べられないけどストーリーも東映の特撮ヒーローものに毛がはえた程度の脚本で見ている間はそんなに気にならないが、見おわって何か残るものもないので全体的な印象は普通の夏休みのファミリー向け映画で可もなく不可もなくというところか。ねずみ男を演じる大泉洋や砂かけ婆を演じる室井滋、その他、上地雄輔や特殊メイクで顔が判別不能になっている佐野史郎など見るからに妖怪役を楽しそうに演じている出演者が多い中でこれが遺作映画となってしまったぬらりひょん役の緒形拳の存在感が物凄く、こういう役でも手を抜かずにきっちり演じている。今になって見ると痛々しくは感じないもののよく見てみると動きの少ない演技で、きっとつらかったんだろうなあとつい思ってしまうのだが、それを画面から直接感じさせない名演を見せていて、あらためてすごい名優だと思った。つつしんでご冥福を祈りたい。
[DVD(邦画)] 5点(2009-04-06 01:13:07)
102.  ルパン三世VS名探偵コナン<TVM> 《ネタバレ》 
「名探偵コナン」を2000年代になってから見ていないのだが、ルパンよりコナンのほうに比重が置かれたストーリーもあまり気にならなかったし、目暮警部の友人として銭形警部が出てくるというコラボ作品ならではの設定や、コナンの麻酔が効かない銭形というのも面白い。ただ、「名探偵コナン」にルパン一行がゲストキャラクターとして登場したような感じになっているため、これを「ルパン三世」の1本として見てしまうとかなりの物足りなさがあるのも確かで、特に五右衛門の出番が異様に少なく、扱いも今まで見た中でいちばん酷く感じるのがちょっと不満だったりもする(彼だけコナンとの絡みがないに等しい。)が、この作品自体はなーんも期待してなかったせいか思ったよりは楽しめた。そういえば、ラストのルパンとコナンが桜の木の下にいるシーンで流れるルパンの回想が「カリオストロの城」のラストシーンを思わせていたけど、もし、「ルパン三世VS未来少年コナン」(←ってどんなんや。)なる企画が出たら、監督は宮崎駿しかいないだろうなあ。
[地上波(邦画)] 5点(2009-04-05 13:46:40)
103.  ぼくたちと駐在さんの700日戦争 《ネタバレ》 
話としてはそんなに悪いと思わないんだけど、1979年が舞台にしては主人公たちが現代的な若者すぎる気がするし、それでいながら石野真子がコンビニをスーパーと言っていたりしてなにかチグハグな印象で、「世界の中心で、愛をさけぶ」や「ALWAYS 三丁目の夕日」なんかに比べて時代考証が徹底してないように感じた(この2本に比べると低予算なのは分かるのだが。)のがちょっと残念で、ラストの泣かせにも若干の無理やり感を感じた。でも、個人的にいちばんダメなのはこの映画の脚本家が普段バラエティー番組の構成作家をやっている影響からか、劇中に何度かバラエティー番組のような演出が入ること。これをやられるとバラエティーでも見ている気になってしまい、映画を見ている気が全くしなくなり、退屈にしか感じられない。今の時代、日本映画が「テレビドラマっぽい」のはある意味仕方のないことだと思っているが、これはスタッフに「映画」を作っているという意識があるのかすらも疑問に思う。最初に書いたように物語としては悪くはないが、映画としては駄作と言わざるを得ない。
[DVD(邦画)] 3点(2009-03-26 04:07:45)
104.  ゴジラ FINAL WARS 《ネタバレ》 
最近の大作邦画にありがちなハリウッドかぶれのSFアクション映画になってしまっていて、どこかで見たようなアクションシーンや設定ばかりで正直言って「パクリ」と言われてもこれは仕方のない感じである。人間側のシーンが多く、ゴジラが本格的に登場するのが映画開始後70分ほど経過したあたりで、そこでやっとゴジラ映画だったんだと感じるので正直言ってゴジラ映画であるという必然性があまり感じられず、怪獣がたくさん出てくるという怪獣ファンには魅力的な設定も「怪獣総進撃」のほうが良かった気がする。あと、途中から昭和40年代のシリーズのような印象になってしまうのも個人的にちょっといただけない感じだし、ラストもこれが最後にしてはミニラで片付けるのでは物足りなさすぎる。映画としての評価は普通に邦画のアクション映画として評価した場合は3点くらいなのだが、子供の頃からファンであったゴジラ映画の最後がこれなのはさすがに悲しく1点。ついでに言えばX星人が出てきて水野久美が波川という役で出ているのはオールドファンにはちょっと嬉しいが、「怪獣大戦争」の統制官が好きだったので土屋嘉男が出てないのはかなり残念に思う。それにしてもこれを見ると「ゴジラVSデストロイア」は駄作ながらシリーズの完結篇としてはこれしかないというテーマを扱っていて最後に相応しい作品だったと思えてくる。もっとも、自分の中でもゴジラシリーズはあの映画を見た時点で既に終わっていたのかもしれないなあ。宝田明主演の「百発百中」シリーズがいつか見てみたい。
[DVD(邦画)] 1点(2009-03-09 22:52:13)(良:1票)
105.  ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 《ネタバレ》 
この映画の前作である「ゴジラ×メカゴジラ」を見てから5年ほど経っていたため、前作をよく覚えていないとつらいのではないかと思っていたが、前作をそれほど意識しなくても見られる内容だった。「モスラ」の続編でもあり、小学校の校庭に机を並べて作られた紋章とか、インファント島の写真とかもう無条件で懐かしい。でも、展開はモスラの成虫が最初にゴジラに挑むとか、卵から産まれる幼虫が双子だったりしてなんか「モスラ対ゴジラ」の焼き直しっぽく、最後のほうの機龍もジェットジャガーと芹沢博士を思わせていてちょっとやりすぎのような感じがした。「モスラ」の登場人物である中條信一を演じる小泉博の登場もマキノ雅弘監督の東宝「次郎長三国志」シリーズをここ最近ずっと見ていたせいか、三五郎やたら老けたなあという印象。でもどうせなら「モスラ」でヒロイン・花村ミチ役だった香川京子にも出てほしかったなあという気がしないでもない。まあそれはさすがに無理っぽいけれども。
[DVD(邦画)] 4点(2009-03-01 14:31:03)
106.  ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 《ネタバレ》 
「ウルトラマンメビウス」のテレビシリーズは金子修介監督が参加していたということで見ていた「ウルトラマンマックス」からの流れで見ていたのだが、この映画版だけは見ていなく、今回初めて見た。さすがにテレビシリーズ終了から2年近く経っているんで、少し懐かしさを覚えるも、テレビシリーズの1エピソード的な感覚で作られているので、やっぱり映画として見た場合には物足りなさがある。昭和のウルトラ兄弟六人が揃うのが一つの目玉になっていて、人間体も登場する初代ウルトラマン、セブン、ジャック(新マン)、エースの四人は当時の各シリーズの主演俳優が当時と同じ役を演じているわけだが、テレビシリーズに登場した時から思ってたけどやはりみんな老けてる。とくに郷秀樹なんか「帰ってきたウルトラマン」当時の面影がなくなってるし。(ハヤタも。)この四人のウルトラマンの変身シーンは見所の一つだが、なんか変身してから異様に長いし、最後の怪獣を倒す技も「ウルトラマン物語」の焼き直しっぽいのがちょっと気になった。でも、ウルトラマンタロウの声が石丸博也(ジャッキー・チェン)なのは「ウルトラマン物語」好きだったんで素直に嬉しく思う。ところでナックル星人の声は中尾隆聖なのだが、ほかの宇宙人たちの仕切り役というキャラ的な立場もあってか、フリーザが喋っているようにしか聞こえなかった。
[DVD(邦画)] 5点(2009-02-02 23:49:42)
107.  デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! 《ネタバレ》 
テレビシリーズ一度も見たことない状態だったので、一見さんお断りな映画だったらどうしようかと思っていたが、これが本当に東映アニメフェアの子供向け映画として公開された映画なのかと思うほど緻密に作られていて、ネットの中に現れたモンスターがデータを食い荒らすという展開もリアルにコンピューターウイルスを連想させていてひょっとしたら実際にこんなことが起こるかもしれないと思わせる設定で見事だし、細田守監督の演出もしっかりとしていて大人の鑑賞にじゅうぶん堪えうる作品に仕上がっていたのでかなり驚いた。NTTやペンタゴンなど実在のものがそのままの名前で出てくるのがちょっと子供相手の東映アニメでは異色な感じだが、そうすることでなおも映画にリアリティーを生むことに成功している。それに下の方も書かれているけど主人公たちが戦っているのを知らないで日常生活を送っている一般の人々の描写も細かで丁寧でこれが入ることによってストーリーに厚みが出ているのもうまい。確かにテレビシリーズ見ていないから登場人物たちのバックボーンとかがよく分からない点は少し残念だが、この映画は今まで見た東映アニメ映画の中でもいちばん面白いと思うし、純粋に映画という枠で考えても快作といえる作品だと思う。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2008-12-23 01:03:49)(良:1票)
108.  母べえ
山田洋次監督らしい丁寧な作品になっていてほろりとくるシーンもあれば笑えるシーンもあっていいのだが、やはり主演の吉永小百合がこの役を演じるのはミスキャストなのがかなりの致命傷になっていると言わざるを得ない映画で、どんなに主人公一家が慎ましい生活をしていても、吉永小百合が出ているとなんかうそ臭くなってしまい、リアリティーを感じない。志田未来ら子役をはじめとした脇の芝居がいいだけになぜ吉永小百合を使ってしまったのか理解に苦しむ。見ている間、田中絹代のほうがいいよなあとずっと思ってた。(既に現在は故人なんだけど。)海水浴で溺れた浅野忠信を助けるために海に飛び込むシーンとか最後の病院のシーンとかも主演の見せ場を作るためだけに入れたとしか思えない。このキャスティングが影響しているのか作品としての出来のほうも最初に書いたように丁寧な印象はあるものの、最近の山田監督の映画の中でははっきり言って凡作だと思う。「男はつらいよ」シリーズのマドンナにもう一度、吉永小百合を歌子役で起用する計画があったと聞いたことがあったので、ひょっとして山田監督が吉永小百合と仕事したかっただけの映画ではないのかと見る前に薄々思っていたが、実際その通りの映画のような気がした。
[DVD(邦画)] 5点(2008-10-14 13:09:57)(良:1票)
109.  ニワトリはハダシだ
最初は在日朝鮮人や知的障害者というテーマから堅い映画なのではと思っていたが、冒頭の養護学校の先生の「オハヨ・オハヨ、スズメもチュンチュン・・・」という歌と、その後のサムと父親とのやりとりの中で「けっこう毛だらけネコ灰だらけ・・・」という「男はつらいよ」シリーズの寅さんが使う文句が出てきてこの二つで笑ってしまい、そこから一気に引き込まれた。とにかく養護学校の直子先生の元気なハッスルぶりや、原田芳雄と倍賞美津子演じるサムの両親、塩見三省のキレまくる刑事など出てくる登場人物たちがどれもこれも熱く魅力的。(中でも直子先生のはつらつとしたキャラクターは気に入った。)晩年を迎えて枯れているのではと心配だった森崎東監督の演出もパワフルでとても撮影当時70代後半だったとは思えないほどの勢いと若々しさがあり、前回見た森崎作品がデビュー作の「喜劇 女は度胸」だったのだが、その頃と比べても全く演出力が衰えていないと感じた。確かに映画としては後半がムチャクチャな印象があるし、変わったバカな映画かも知れないが、人情喜劇としての楽しさはじゅうぶんだし、それでいながら堅苦しくなりがちなテーマもさらっと描いていて、その中に森崎監督の社会に対する怒りも感じ取れ、これが森崎東という監督の本質なのだなと思う。今どきの日本映画には珍しい社会派喜劇の傑作。
[DVD(邦画)] 8点(2008-10-07 19:18:12)(良:1票)
110.  バッテリー
少年野球を題材にした作品で、子役たちもいい(特に主人公の弟役の笑顔が最高。)のだが、もともと岡山に住んでいる設定の子をはじめとして方言がポジティブすぎで、中学生なのに一人称ワシだったり、なんか話し方が年寄り臭すぎでどうも若々しさというものが感じられず、また顧問の先生が生徒に話しかける際も方言であるなどということは絶対になくかなりの違和感を感じた。このおかげで(まあ、狙ったのかもしれないが。)相当に田舎臭い映画になってしまっているのが地元の人間としてひいてしまう。また、思ったとおりドラマが浅く、母親との関係などじっくりと描くべきところがあっさりとしていたり、その他いろんなエピソードを詰め込みすぎていて長い原作(未読)を無理矢理2時間におさめようとした感がある。終盤重体になった弟が瀕死の状態で兄に話しかけるシーンはいかにもここで泣けという感じで冷めてしまったし、ラストの母親の応援シーンは皆さん書かれているとおりやりすぎだと思う。見ていなかったが、これだと今年NHKで放送されていた連続ドラマの方がよさそうだ。
[DVD(邦画)] 3点(2008-09-27 12:56:19)(良:1票)
111.  釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束
シリーズ第20作。わが地元である岡山でロケをしたということで公開時地元テレビのローカル番組でやたらと宣伝されてた。だからというわけでもないが、今回はテレビ放送を待たずしてDVDでの鑑賞。前作がかなりつまらなかったので全くと言っていいほど期待していなかったが、ここ最近あまり見られなかった浜ちゃんとスーさんの絡みが今回は多く、またここ最近の定番であった男女ゲスト二人の恋愛劇も今回はいつもより控えめだったので久しぶりにこのシリーズらしい作品になっていて(前作では守られていなかったシリーズのいわゆる「お約束」も今回はきちんとあって○。)楽しめた。浜ちゃんが自分の会社が進める建設事業の反対運動に加わるという話は初期の作品でもあった気がするけどまあいいか。ワンシーンだけ出てきてセリフも一言だけの小沢昭一がさすがに若い頃に出演していた川島雄三監督作ほどではないもののそれでもやっぱりどこか怪しさのただようインパクトのある役柄ですごく印象的。しかし同時にやはりどこか川島作品に出ていた当時と比べて物足りなさも感じる。ところで、星由里子が岡山弁しゃべってると10年ほど前のNHK朝ドラ「あぐり」での野村萬斎の母親役を思い浮かべてしまう。そういえばあのドラマ、高嶋政伸も出てたなあ。
[DVD(邦画)] 6点(2008-09-09 11:52:22)(良:1票)
112.  容疑者 室井慎次
「交渉人 真下正義」を見たのでこれも取り合えず見てみた。内容が内容だけに地味だが、脚本にオリジナリティーがほとんど感じられなかった「交渉人 真下正義」よりはいくらか面白かった。しかし、全体的な印象としては2時間ドラマの域を出ておらずイマイチ見終わって印象には残らないし、シリーズのサブ主人公である室井をメインの主人公にすえていてしかも室井が逮捕されるという内容なのに青島が和久(和久はどうやら「男はつらいよ」シリーズにおける笠智衆没後の御前様のような扱いになってるみたい。)と一緒にセリフで出てくるだけで姿を見せないのはどう考えても違和感がある。田中麗奈の出ている映画を「がんばっていきまっしょい」しか見たことなかったのだけど、こんなに演技下手だったっけ。灰島弁護士役の八嶋智人の演技ははっきり言ってウザイ。 ところで柳葉敏郎の顔が高橋悦史に似ていると思うのは自分だけだろうか。
[DVD(邦画)] 5点(2008-08-23 14:49:54)★《更新》★
113.  キサラギ
まあ想像していたよりは面白かったし、ところどころに笑える箇所とかもあって楽しく見たんだが、正直そこまで絶賛されるほどの映画だとは思えなかった。あと、ちょっと騒ぎすぎで役者の芝居に落ちつきがないように感じられるのも個人的にはちょっとね。ユースケ・サンタマリアを俳優として「踊る大捜査線」関連以外ではじめて見た気がするが、オダ・ユージという役名で「踊る大捜査線」に出てきたようなセリフを言っているのが笑えた。でも、演技は真下をやっている時とそう変わらないなあ。
[地上波(邦画)] 6点(2008-08-22 02:26:15)
114.  交渉人 真下正義
今頃になって初めて見たが、なんというか「機動警察パトレイバー」の映画1作目を見てれば見なくてもいいような内容で、カラスの出し方など押井守監督を意識した演出も多く、本広克行監督がいかに押井監督のファンかというのが伝わってくるただそれだけの映画だった。地下鉄暴走シーンが目玉なのかと思ったらそうでもなく、中途半端に笑いをとろうとするシーンが多くあったり、役者の芝居を含め全体的に緊張感がない。真下が犯人と交渉するシーンもなんか本当にこんな交渉術あるのといった感じでつい突っ込んでしまった。「踊る大捜査線」の映画シリーズは2作ともまあこんなもんだろうという感じで可もなく不可もなくという感想だったが、これはさすがに駄作だろう。あと西村雅彦がクラシックコンサートの指揮者というのは違和感ありすぎで笑った。全体的に見てこの後のテレビスペシャル「逃亡者 木島丈一郎」のほうが面白かった本作だが、国村準と石井正則の「大京映画」コンビ(2000年下半期朝ドラ「オードリー」より)のかけあいに懐かしさを感じたのでそこにプラス1点。金田龍之介を見ると、錦之介の「子連れ狼」で演じていた阿部頼母をつい思い浮かべてしまう。そりゃ、インパクトありすぎる役だったもんなあ。
[DVD(邦画)] 4点(2008-08-18 18:10:47)
115.  ルパン三世 sweet lost night ~魔法のランプは悪夢の予感~<TVM>
いつも期待していないテレビスペシャルだが、今回は田中美里と萩原聖人の「冬のソナタ」日本語版コンビがゲストということで、個人的に「冬のソナタ」に全く興味がないせいかいつも以上に期待していなかったのだが、前回出番がほとんどなかった不二子がちゃんと活躍しているし、五右衛門が記憶を操作されて敵側に寝返ったりと見どころもおさえられていていつも通りに楽しめた。ただ、何年か前のスペシャルでも少し気になったけど、五右衛門が携帯電話を持っているのは違和感を覚えるし、レギュラー陣の声の衰えはいつもそんなに気にしていないのだが、やはり銭形を演じる納谷悟朗の声だけはどうしても気になる。とくに今回、弟である納谷六朗演じる医者との冒頭の絡みでは納谷六朗の声が若々しいだけによけいに兄・納谷悟朗の声に衰えを感じてしまった。そんなにこの兄弟、年離れてないと思うけどこんなにギャップが大きいのはなぜだろう。 
[地上波(邦画)] 5点(2008-08-03 12:16:40)
116.  ゲド戦記
過去の宮崎アニメの焼き直しのようなキャラクター(ヤックルのような動物に乗るハイタカの風貌、竜に変身するテルーなど)とかキャストも田中裕子や菅原文太など宮崎アニメに出演経験のある役者が多く起用されており、(倍賞美津子なんて「ハウルの動く城」で姉である倍賞千恵子を起用したから取り合えず出してみただけという感じがするし。)明らかに父である宮崎駿監督の作品を必要以上に意識しすぎたような作品になっているような気がする。初作でいきなり個性を発揮しろとは言わないが、もう少しオリジナリティーのある作品にしてほしかった。ストーリーもあまりに説明不足で突っ込みどころが多くつまらない。キャスティングについては特に言いたいことは無いが、田中裕子が演じたクモだけは喋りだすとエボシ御前のように聞こえてしまい見ていて違和感があった。音楽や主題歌、挿入歌はなかなか良かったと思う。それにしても、いくら駿監督の息子とはいえ、アニメに全く関わったことのない人を話題性だけでいきなりこういう大きな作品の監督に起用してしまう鈴木Pには驚く。いくら後継者問題が深刻とはいえ、やっぱりある程度経験を積ませてからでも遅くなかったんじゃあないかな。
[DVD(邦画)] 3点(2008-04-24 14:58:28)
117.  釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ! 《ネタバレ》 
メインである石田ゆり子と大泉洋の恋のエピソードがなんか適当に感じるし、だからといって浜ちゃんとスーさんにも見せ場らしいシーンがないので(そういえばいつもの「合体」シーンもなかった。)全体的にあまり楽しめない。このシリーズは特に期待はしていないが、いつもそれなりに楽しんでいるシリーズだけにちょっと今回は残念だった。
[地上波(邦画)] 3点(2008-01-07 19:33:21)
118.  武士の一分
山田洋次監督の藤沢周平三部作完結篇。主演がキムタクということでかなり心配だった本作だが、いつもはテレビドラマやバラエティー番組などでかっこつけた印象のあるキムタクが全く違った一面を見せていて、アイドルではなくちゃんとした一俳優として素晴らしい演技をしているのが新鮮に思える。山田監督もこれまでの二本で相当こなれたようでキムタクに媚びることなく自分の作風を前面に押し出して夫婦愛を描いた傑作に仕上げているのはさすがと思う。キムタク以外の出演者で良かったのはなんといっても妻役の檀れい。初めて見る女優だったのだが、この3本の中のヒロイン役女優ではいちばん良かったと思う。キムタクの相手役女優といえば山口智子や常盤貴子、松たか子など既にテレビでお馴染みの人気女優がやることが多い中で、映画初出演の元宝塚女優というテレビではあまり知られてない女優を起用したのは正解だろう。笹野高史も大きな役はおそらく見たのは初めてと思うが、味のある抑えた演技でとても良かった。3本とも同じ点になったが、個人的には世間的評価の高い「たそがれ清兵衛」より「隠し剣 鬼の爪」や本作のほうが山田監督らしくて好きだな。
[DVD(邦画)] 8点(2007-10-11 07:01:48)(良:2票)
119.  犬神家の一族(2006)
前作と同じ脚本を使ったセルフリメイクだけあって微妙に変更点があるだけでほぼ忠実に前作をなぞっているので初めて見る映画なのに前作を再見してる気分になったが元の脚本がいいからか期待しなかったわりには楽しめた。(それでもやはり前作に比べてインパクトは半減してる。)市川崑監督の金田一ものですべての作品において刑事役を演じている加藤武が今回も刑事役、金田一を演じる石坂浩二同様前作と全く同じ役で出ている大滝秀治や前作で犬神竹子、梅子を演じた草笛光子と三条美紀が別の役で出ているなど、明らかにオールドファンを意識したようなキャスティングが嬉しい。(存命ならば高峰三枝子も出ていたかも。)柏屋の主人を演じている木久蔵もどこか三木のり平を思わせている。そういう部分も楽しめたので評価はちょっと甘め。それにしてもこの映画でいちばん思うことは96年に映画化した「八つ墓村」で石坂浩二を起用できなかったのが市川監督はよほど悔しかったのではないかということ。
[DVD(邦画)] 7点(2007-09-25 12:28:40)(良:2票)
120.  時をかける少女(2006)
とても丁寧に作られている印象のアニメで、なかなかの佳作だと思うけど、先週、大林宣彦監督版を見たばかりなのでいけないことだと思いつつもつい比べながら見てしまい、そうすると何かが物足りなく感じてしまった。大林版をあまり意識しないほうが楽しめたかも。ただ、主人公のおばとして登場する芳山和子の存在が大林版を先に見ているとちょっと嬉しかったりもする。
[DVD(邦画)] 6点(2007-09-03 02:43:46)(良:1票)
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