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どんぶり侍・剣道5級さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 310
性別 男性
自己紹介    /i     iヽ
  ((/l ̄l\))
   ソ_∠ニ二ス         _,,..,,,,_
  ∠シ ,, ・ェ・ )ゝ      /・ω・ ヽ
    i つ旦とノ        l      l
    と__)_)     旦 `'ー---‐´
 
           
..__          
│足┃  /\               ∧,,,∧
│軽┃/__\            (・ω・` )    
│女┃( ・`ω・´)            / y/ ヽ
  ̄  /━∪━⊃━━<> ━(m)二フ⊂[_ノ
     し'⌒∪             (ノノノノ l l l )


  ,-======-、
  |n_j_ij__j__ji_j|
   (´・ω・) < ちょっとお待ちなさい
  ,ノ゙゙゙゙゙ハヽ、
  `~ェ-ェー'′
"""~""""""~""""""""

    _
   /;;;人  
.  /;;/ハヽヽ  
 /;;ノ´・ω・)ゞ あのお方はもしや!
 /////yミミ
   し─J
       

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101.  ソウ2 《ネタバレ》 
小学生のころ、よく教室のトビラに黒板消しを挟んで先生に怒られるイタズラがありましたが、アレってこの映画の面白さの原点だと思いました。前作はじっくり知恵を絞るという要素があったのに対し、続編となった今作はさらに時間制限が短くなり、スリルが増していました。2時間の中でさらに3分間や残り1分間でしなければならないこと、それに対して必死になる者たち。身柄を拘束されているのに多くの人間を手玉に取るジグソウの恐怖。何よりもラストの息子の居場所が非常に皮肉ってて良い。でもこれ、いつか誰かが必ずマネをしそうでそっちも怖い。実質86分間の短い映画なのになんでこんなに面白いんだろう。
[DVD(吹替)] 8点(2006-03-18 19:28:12)
102.  ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン 《ネタバレ》 
オレは信じてたよ。タークスのレノとルード、あいつらホントはイイ奴らだって。バハムート相手に子供たちを担いで逃げたトコにゃあ、応援しちゃったよ。FFⅦに特有のスタイリッシュなカッコ良さを丁寧に演出していた。でもこの映画(?)、右脳で観なきゃダメだね。他の人のレビューで理解した口なんだけど、傷と癒しの交錯がライフ・ストリームの源流なんだね。カダージュの意志によって掘り起こされるクラウドのトラウマ(セフィロスとの決着)が、何て言ったらいいのか分かんないんだけど、エアリスが見守ってくれてたから”リユニオン”に飲み込まれずに済んだということは分かった。ホント言うと、途中まで6点ぐらいの評価で観てたんだけど、そんなエアリスのラストの微笑みにズドンと胸を撃ち抜かれたんで8点にしとくよ。たしかにFFⅦをプレイしてないと感情移入をするのは無理。それぞれの驚異的な運動能力も不自然ではある。ストーリーも”リユニオン”が何たるかを理解してないとついてこれない。でも、ここまでCG技術の粋を集めた本作品は、単純に評価しても罰は当たらない。今後のCGアニメのパイオニアとして認めてあげてもいいのではないかと思う。
[DVD(吹替)] 8点(2006-02-11 09:36:27)
103.  チャーリーとチョコレート工場
子供は純真です。この映画でも純真な善と悪の両面を、欲と競争心で動機づけして勧善懲悪で描いてあります。ウンパルンパの役者さんの顔はマジでウケます。しかしそれは突き詰めて考えると、観ている僕らの性根にある、(言っちゃあなんだけど)東南アジア系の人々や生活の貧しい者を見下している部分を、ティム・バートン監督が独特の残酷で幻想的な手法でえぐっているように思います。次々と脱落していく家族たちの存在が僕らの代役をしているように思います。ノリノリで軽くて意地悪なウォンカ自身も、チャーリーや他の悪ガキとの接触を通じて、自身のノスタルジーを懐古します。いつまでも子供の心を持ち続けていたつもりが、失いかけていた大切なものに気がつきます。この映画ではウィリー・ウォンカは絶大な成功者です。しかし所有していないものがあった。それは…。おとぎ話には必ず何かしらの教訓があります。愉快で不思議でちょっぴり残酷な映画です。でも5歳ぐらいの子供がこの映画を観ても、この映画のテーマは分かってもらえるのではないかと思います。
[DVD(吹替)] 9点(2006-02-06 23:31:34)
104.  シンデレラマン
傲慢さもなく、ただひたすら、妻と3人の子供を守るために、プライドを捨ててでも働き、リングでも逃げずに、真っ直ぐ立ち向かうジム・ブラドックの生き様に勇気をもらいました。プロボクシングの世界は、一夜にして一攫千金を手にできる。妻のメイは、家族を守ろうとする夫ジムを誇りに思いつつ、死と隣り合わせのボクシングをやめてほしいと願う。家庭をもつことと、それを支えることって、どんな時代でも大変なことだと思う。「男なんて山ほどいるのにね(笑)」なんて言いつつ、でもホントにこの人で良かったと芯では思っている、レネー・ゼルウィガーの静かだが力強い演技もこの映画には欠かせないもの。2人ともお互いを思いやり、愛情をもって子供たちを守っていくこと(金銭の問題だけでは決してできないこと)が、口で言ったり思っているだけよりもどんなに大変かを伝えてくれた。当時の失業者たちにも勇気と希望を与えてくれた、こういう誰も知らないような偉人を映画化してくれたことは、それだけで評価に値する。きっと、次に観るときには10点になってると思う。観て良かった。
[DVD(吹替)] 9点(2006-01-27 12:45:08)(良:1票)
105.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
やはり見所はアナキンとオビ=ワン、暗黒卿とマスター・ヨーダの2大決戦ですね。火山と元老院議会を舞台に、それぞれがライトセイバーをぶんぶん振り回し、フォースの力を駆使して闘うシーンがとてもカッコ良かったです。あの純真なアナキン少年がなぜダース・ベイダーとなったのか? ジェダイの教えと認められない素質に苦悩しながら暗黒面に取り込まれていくアナキンとそれを見守るパドメの悲劇の物語の締めとしては十分満足のいく内容でした。10数年後、ルークをちらっと見て、わざとダース・ベイダーに殺されるときのオビ=ワンの真意が、いまようやく分かったような気がします。こういう夢のあるSF大作を作るのは、簡単そうでけっこう難しいと思います。ぜひ続編を作ってほしいです。
[DVD(吹替)] 8点(2006-01-26 21:36:06)
106.  マジェスティック(2001) 《ネタバレ》 
こういう、悪者が一人も出てこないお話って大好き。ジム・キャリーのマジ演技ってだけでももうけもん。ルークに間違われた生活を送り、マジェスティックを通して小さな町を再建していく素晴らしさに目覚めていくピーター。ピーターの正体に気がつきながらもその素振りを見せず、共に喜びを分かち合う人々も温かくて良かった。ピーターを敵視していた男の心の氷の解け方もじわじわ胸に響いてきました。全ては決して逢うことのできないルークという人間のおかげなのですが、ルークの戦死を通して、最後の法廷で吐くピーターの言葉、息子を失った多くのごく普通の家庭の人々の気持ちを政府機関にぶつけた強い思いを感じました。僕もノンポリですけど、応援したくなってしまいます。おとぎ話のようなラストにすがすがしい気持ちになれました。いつもそうなんだけど、いい映画を観たあとは、自然に拍手をしてしまいますね。
[DVD(吹替)] 8点(2006-01-15 21:13:56)
107.  バットマン ビギンズ
金持ちの道楽っていいなぁ。敵キャラを倒してるときより、バットマンのスーツのデザインを考えてるときのブルースの方が活き活きしてるよ。どんなに破壊しても、家が火事で燃えても「我が家はお金持ち」の一言で片付けられるしな。正直うらやましい。出てる役者の面々も豪華だし。敵の実態が、正義の名のもとに必要悪を肯定する集団との戦いという点は良かったと思います。つまり正義が正義を倒すってことでしょ? ティム・バートンのはモンスターチックな悪のようですが、この映画は人の心理の中にある善悪をテーマに、悪と腐敗の温床、ゴッサム・シティーを舞台に、ヘンリーは悪に脅かされる人々の為に町を混乱に陥れることを、ブルースは町を救うことを正義とする。この映画に関してはどっちも正義には違いない。勝った方が正義ってことなんでしょう。バットマン初体験ですが、アメコミの実写化としては大成功だと思います。
[DVD(吹替)] 7点(2006-01-09 18:46:52)(良:1票)
108.  キングダム・オブ・ヘブン 《ネタバレ》 
十字軍は元々、義勇軍から始まったのですが、権力闘争の果てに崩壊していくわけですね。バリアンがラスト、元の仕事に戻るというのが、歴史の表舞台から消えた英雄としてカッコ良くみえました。聖地エルサレムの価値について、尋ねられたサラディンの答え「何もない。だが全てだ」、その一言にイスラム圏の以後1000年に渡る紛争の歴史の原点がありました。戦闘シーンはド迫力。特に王都に進入するサラディンの軍勢の火の玉は、とっても熱そうでした。さすがリドリー・スコットだとは思います。いくら名将の息子とはいえ、人々が簡単に元鍛冶屋の青年を崇め奉るのはちょっと理解しにくいのですが、歴史スペクタクルロマンとしてはなかなかの出来栄えでした。へっぽこオーランドのアイドル映画かと思ってましたが、観て良かったです。
[DVD(吹替)] 7点(2006-01-09 18:24:04)
109.  ランド・オブ・ザ・デッド
僕みたいな若造が言うのもどうかと思うんですけど、他の方も仰るとおり、今作の一番の欠点はやはり”通貨(現金)”の存在にあると思います。ロメロの撮るゾンビのテーマは秩序の崩壊にあります。貧富の差があるというのは、悪くないと思います。しかし、通貨よりも物資の方が貴重なのは明らかです。今作のゾンビも怖いけど、今までと決定的に違っていたのは、どこか応援したくなってしまうという感情です。なぜなら、生き残った人間達の遊びや駆け引きの道具にされてしまっていたから。しかし、たしかにこの映画を65歳のじじいが撮ったというのはすごいとしか言いようがない。どんなスプラッター映画やモンスター映画ですら、ゾンビに勝てるホラー映画は到底現れてこないと思う。ゾンビ映画として巨匠の撮った作品を尊敬します。’78年の『ゾンビ』を観たときは、(今でもだけど)一人でオシッコに行けない恐怖がありました。どうしても今作に限っては、道具を使うことに対して新境地を開いたことは評価したいのですが、相対評価で6点が限界です。
[DVD(吹替)] 6点(2005-12-27 21:16:23)(良:1票)
110.  メイド・イン・マンハッタン
シンデレラ・ストーリーはありきたりなのですが、レイフ・ファインズの方が魅力的でした。政治家とメイドの恋。夢があっていいと思います。あれこれ突っ込みを考えないで、素直に観た方がいいと思います。ここまで平均点が低いのはちょっと残念です。しかし、スタンリー・トゥッチのインパクトは絶大です。愛すべきハゲです。こういう映画は、評価を上げておいてもいいかなと思うので、6点ぐらいで。
[地上波(吹替)] 6点(2005-12-25 20:11:57)
111.  恋は邪魔者
くすっと笑える小ネタが満載でサクサクとテンポ良く進んでいて、けっこう面白かったです。しかし、60年代のアメリカって、未知の10年間ですね。へんてこりんを通り越して、近未来的でした。フェミニズムをコミカルに描いた映画ですが、レニーちゃんがブリブリしていて可愛い。レニー姉さんファンの僕としては十分満足のいく作品でした。恋の駆け引きも面白かったし、自立して社会で活躍していく女性像も、男ながら爽快なものを感じました。ちょっと露骨にエロ描写があったので7点ぐらいで。
[DVD(吹替)] 7点(2005-12-20 19:41:25)
112.  コーチ・カーター 《ネタバレ》 
『これは部活動である』というテーマを徹底している点に好感が持てました。スポ根にある『栄光』で話を進めるだけでなく、その背後にある『慢心』をあます所なく描いている。ただの感動映画に収まってなくて非常に良いです。犯罪・貧困・妊娠・進路。粋がっていてもまだ10代の若者が直面する問題に、カーターコーチは助けるのではなく、直接的にまたは間接的に生徒たちが自分で解決するよう、厳しく教育していく様にズシリと感じるものがありました。カーターコーチがエリートビジネスマンであったら、かつて成功した男に過ぎなくなってしまいますが、小さなスポーツ店の店主で収まっているあたり、ジュニアやワームと同じく、優秀な選手でありながら学業の壁に悩んだ人生を送ってきたのを想像させられ、この若者たちを自分と同じような高校プレーヤーで終わらせたくないという厳しさの奥にある優しさを感じます。序盤、「黒人同士で”二ガー”と呼び合うのはクールか!?」と疑問を訴えるカーターコーチがいました。話が進むにつれて、卒業生の8割が刑務所に入所するリッチモンドを、誇りをもって「俺たちの故郷はリッチモンド!」と叫ぶバスケ部員たちこそ、最高にクールです。しかし『腕立て伏せ500回』は恐怖ですね(笑)。
[DVD(吹替)] 8点(2005-12-20 18:02:16)(良:1票)
113.  木曜組曲
これはミステリーとして観れば、ネタはしょぼかったです。でも各人物の性格設定など、サスペンスとしての魅せ方は十分堪能できました。年に一度みんなで集まって、という設定は、小説ではありきたりですが、映像としては初見だったこともあり、新鮮でした。果たして時子さんは誰に殺されたのか?という謎を、最後の最後まで引っ張り、観ている僕をやきもきさせる。真相を知っている者の締めくくりも丁寧に作り上げてある。真犯人?の回想も人間ドラマがあって非常に良い。お金はかかってなさそうですけど、経験豊富な女優さんたちの演技でお腹いっぱいになりました。浅丘ルリ子の目が変だったので、8点です。
[地上波(吹替)] 8点(2005-12-19 16:49:11)(笑:1票)
114.  50回目のファースト・キス(2004)
周囲の人間が、いかに身内の病気と向き合うかを教えられました。ルーシーの家族はルーシーを傷つけたくないがために、普段の生活に気を配る。恋人となりたいヘンリーは、なんとかしてルーシーに思い出を残そうと奔走する。逃げたほうがいいのか立ち向かうべきなのか? 観ている人は、自分だったら果たしてどちらを選択して振舞うのがいいのか?そういう点で深く考えさせられました。舞台がトロピカルなので重々しさは帳消しされていますが、ラブストーリーに関心がない人でも胸につまるものがあると思いました。序盤がお下品だというコメントがちらほら見られる映画だったのですが、吹き替えで観ましたので毒は感じなかったですね。保健体育的なエロと思ってもらっていいと思います。ラストは納得できるものがあり、後味すっきり爽快です。
[DVD(吹替)] 8点(2005-12-07 22:55:38)
115.  ピエロの赤い鼻 《ネタバレ》 
変人の父親を嫌がる少年の気持ち、よく分かります。しかし、なぜピエロを演じ続けるかを知り、本当の父親を知る。泣かせるじゃないですか。戦争ものって、ドイツ軍人を悪人にする映画が多いですけど、この映画では、やむなく軍にいる軍人の哀しみも謳っている。軍人も平民も身を挺して人を助ける。あのとき「生ある限り希望がある」と言ったゾゾの一言があったからこそ、愛する妻、子供がいる。たとえ変人と思われてもいい。そんな生き方を選んだお父さんってエライ! しかし『奇人たちの晩餐会』のピニョンさんが主人公なので、顔だけで笑ってしまいます。
[DVD(吹替)] 8点(2005-11-05 13:06:09)
116.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 《ネタバレ》 
一生懸命だけど空回りしてしまう、ドジなブリジット・ジョーンズがとっても大好きです。それを演じたレニー・ゼルウィガーさんが、特に終盤のタイの留置場の面会室でのマークに差し出す手の震えが、そのときのブリジットの心情をこの映画の中で一番分かりやすく演じていて、スゴイと思いました。シカゴでスレンダーだったのを、この役作りのために体重を増やしたことも当然ながら、バリバリ(か?)のキャリア・ウーマンの峠を越した女性を演じるのって、素でやれそうで意外と難しい役どころだと思います。そういう意味では、”女優のプライドを捨てた女優”として、レニーさんはスゴイ女性だと思います。とってもブサカワイイから最高です。お人形さんみたいな女優よりも全然飽きがこなくて良いです。コリンとヒューによる、お馴染みのインテリ×イケメンがガキっぽい取っ組み合いのケンカをするのも、ほのぼのしてて良いです。作品としての評価は、ホントは6点ぐらいの評価なんだけど、なんだか憎めないのでもう1点サービスしてあげたい。
[DVD(吹替)] 7点(2005-10-30 23:36:01)
117.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
てっきり女性ボクシングチャンピオンになってハッピーエンドの映画だとばっかり思ってました。やっぱり映画は前知識なく観る方が正解ですね!スポーツ物のセオリーである”すごい素質のある若者”という人物設定をばっさり切り捨てて、生きがいと夢を持った31歳の貧しいウェイトレスという主人公。物語の展開も動と静の波をつけた、素晴らしい映画でした。ボクシング、そして終盤のあの場所でのヒラリー・スワンクの体を張った演技には、ズンッと胸を打つものがありました。すでにオスカーを受賞した女優なのに、「この映画の役だけは、どうしても自分にやらせて下さい」とクリント・イーストウッド監督に直訴したというエピソードから察するに、知識がないくせにいちいち脚本や演出にチャチャをいれる二流役者たちと違って、本当に『映画』を作りたいという3人の一流の役者たちの熱意が、モロに映画に反映されていました。こういう映画に出会えたことを幸せに思います。物話は幸せじゃないけどね。・゚・(ノД`)・゚・。
[DVD(吹替)] 9点(2005-10-30 23:24:27)
118.  Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004) 《ネタバレ》 
リメイクとしては忠実ですね。日本のオリジナルは人生につきまとう空しさがテーマだったのに対し、アメリカ版は陽気にテンポよく(ちょっと早すぎるけど)進んでいって小気味がよいです。リチャード・ギアだと、キザな演技をしても不快感がないので好感触でした。女性がパワフルでセクシーに描いているのもハリウッドならでは。原日出子が控えめな明治生まれのような貞淑妻ぶりに対し、スーザン・サランドンはパワフルな妻として演じていましたね。同僚の嘲笑を見て、竹中直人がこそっと隠れたのに対し、スタンリー・トゥッチはアクティブに反撃してましたね。日本とアメリカの違いだよなぁ、やっぱ。ダンスの映画というよりも、日米の考え方の違いを探すという点で非常に楽しめる映画でした。あえて言えば、やっぱり日本のオリジナルの方が伝わるものが多いと思いました。
[DVD(吹替)] 7点(2005-10-29 23:00:48)
119.  インファナル・アフェア 終極無間
時間軸をずらした手法は、『パルプ・フィクション』などですでに有名です。でも、この映画の持つ、濃密な人物関係が、すでに前作で死んだ人物たちの登場を、時間を突然ずらすことで、各人の心理描写を上手く突いていると感服しました。思わず正座して観てしまいました。ホン・サムが組織の利益のために右腕のヤンを捨て駒に使うのを観て、(観ている僕らは1作目を知っているだけに)潜入捜査の中でこうして着々とサムの信頼を勝ち得ていくのだなぁ、と1作目がフラッシュ・バックする。観ているのは2時間の映画なのに、1作目と3作目を4時間分、同時に見ている錯覚に陥る。ラウの苦悩が時間を追うごとに、不眠症となって日増しに募らせていくという、立場は違えど、鏡で隣り合わせのヤンとラウの壮絶な生き様を魅せつけられました。『男たちの挽歌』以来のフィルムノワールに酔いしれました。3部作の結末としては合格点だと思います。最後に一言だけ。なぜこういう映画を現在の日本では作れないんでしょうか? 
[DVD(吹替)] 9点(2005-09-25 19:35:22)
120.  リベリオン
この映画、B級なのに出来栄えがA級ですね! むかし世界史で、【焚書坑儒】というのを勉強しました。思想を封じたものですが、この映画もそうでした。感情を殺すっていうのはむずかしいです。脚本と着眼点だけでも、おなか一杯です。このあと、ダウンタウンのDVD『ガキの使いやあらへんで!! 絶対に笑ってはいけない温泉宿』を観ました。やはり僕には感情を殺すことなどできやしませんでした(笑)。
[DVD(吹替)] 8点(2005-09-21 17:50:55)
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