101. アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。シリーズ第2弾は190分を越える大作。海を舞台にしたアバターと人類の戦い。俳優にちょっぴり似せた表情のアバター。よくできすぎて、まっ青な肌に黄色い瞳をギョロつかせるそのお姿が残念ながら気色悪いぞ。映像は美しいけれどもストーリー性がない。あまり入り込めなかった。5作まで続くというシリーズ。先が長ぇな。 [映画館(字幕)] 6点(2023-08-20 13:49:15) |
102. ブラックアダム
《ネタバレ》 約3か月ぶり2度目観賞。顔も体もごついドウェイン・ジョンソン主演。最恐の破壊神、黒いアンチヒーロー降臨。掛け声は「シャザム!」。そんな映画がほかにあったような…。ヒーロー物らしくアクションで勝負。ストーリー性は無いに等しい。 [映画館(字幕)] 6点(2023-08-20 13:48:30) |
103. ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。伝記ドラマ。黒人女性歌手のカリスマ、没後10年。あんまり似ていないけれど、ナオミ・アッキー熱演。名曲の数々、まるでライブ。表舞台に立つ華々しい姿とは裏腹に、夫の浮気や麻薬漬けに苦しむ私生活。アタシが「ホイットニー・ヒューストン」で在り続けるために犠牲にしてきたプライベート。きれいごとだけでは決して務まらなかった我が人生。 [映画館(字幕)] 6点(2023-08-20 13:47:57) |
104. シン・ウルトラマン
《ネタバレ》 約10ヶ月ぶり2度目観賞。「シン・仮面ライダー」公開に向けての復習。令和のウルトラマン映画。シン・ゴジラと同様に、クソマジメな雰囲気で巨大生物に相対するスタッフたち。巨大まさみちゃん出現、だけど有難くねえな。ゼットンもなんか違うよね。随所に散りばめられた昭和の特撮映像とオンガク。ストーリー性はないけどメガトンバトルは大迫力。コトバにこだわる山本耕史、何だかダニエル・クレイグに見えてきたぞ。 [映画館(邦画)] 6点(2023-08-20 13:46:51) |
105. ONE PIECE FILM RED
《ネタバレ》 今作の舞台は音楽の島。カリスマ歌手は赤髪の娘・ウタ。だけど過去にとらわれて女狐の表情を隠せず、NARUTOの無限月読みたいなんに人々をハメる。ウタを巡って多様なキャラが入り混じり大混戦。物語はそれほどでもないんだけど、遠目からスクロールするライブ映像が特に秀逸。ウタの歌は令和の歌姫・Adoの歌(うた4連発やな)。だけど、話し声と歌声が違いすぎて違和感があったぞ。 [映画館(邦画)] 6点(2023-08-20 13:46:29) |
106. ウエスト・サイド・ストーリー(2021)
《ネタバレ》 約1年ぶり2度目観賞。名作ミュージカルをスティーブン・スピルバーグ監督がリメイク。米移民街、人種が異なる青年たちの抗争の中で、人種を越えた愛が燃える。禁断の愛の結末はすれ違い、あまりにも無情。60年前のオリジナル版でアニタ役を熱演されたレジェンドが、酒場の女将にして青年たちの親代わり役として出演。流れる名曲の数々。高い完成度を改めて体感。良作に格上げ。 [映画館(字幕)] 7点(2023-08-20 13:30:41) |
107. ナイトメア・アリー
《ネタバレ》 約1年ぶり2度目観賞。向上心、自信、慢心…。人の心の闇をえぐる。前半の冗長な展開から一転、ビックリ箱が用意された終盤。一気にエンドロールまで引き込まれた。詐欺師は詐欺で身を滅ぼす。自業自得ですな。観衆を揺さぶる方法を心得ておられる。さすがは奇才のギレルモ・デル・トロ監督。良作に格上げ。 [映画館(字幕)] 7点(2023-08-20 13:29:26) |
108. トップガン マーヴェリック
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。36年越しの待望、シリーズ第2弾。大迫力の戦闘機アクション。教官となったマーヴェリックの教え子は前作で亡くした戦友の息子、運命の師弟愛。おじいちゃんになったヴァル・キルマーとの根強い友情、そして死別。おばあちゃんになったジェニコネとの熟年ロマンス。戦闘場面ではちょっとデキすぎたところもあるけど、トム・クルーズなら許せちゃう。熱量のこもったオンガクも健在。汗と涙の物語。記録的大ヒット作。もちろんレジェンド的な前作には及ばないけど、観直してみて良作に格上げ。 [映画館(字幕)] 7点(2023-08-20 13:28:32)(良:1票) |
109. 流浪の月
《ネタバレ》 われ、想うはロリータ。異形の愛を透徹に見つめ、温かく、時には残酷に綴ったドラマ。トーリくんにすずちゃん、りゅーせいくんにミカコちゃん。主要キャラ4人を演じた俳優はあまりよろしくなく、ロリコンは到底理解できないけど、深みのある人間ドラマとしては充分堪能できた。これが「フラガール」、「悪人」、「怒り」の李相日監督のチカラだ。トーリくんはクサレち〇ぽヤロー…笑劇的なオゲレツフィナーレ。良作。 [映画館(邦画)] 7点(2023-08-20 13:27:02) |
110. 東京2020オリンピック SIDE:A
《ネタバレ》 東京五輪2020ドキュメンタリー、競技編。「トッキョン」「イェーイアアアー」…、だけどコロナ禍で一年延期の東京五輪。多様な競技、国、人種、性別の選手たちが登場するが女性中心。シメはオンナのバスケ、これはちょっとイタイぞ。全体的に余計なカットが多く、説明不足は否めない。NHKドキュメンタリーで充分。映画としては駄作。 [映画館(邦画)] 5点(2023-08-20 13:24:40) |
111. 東京2020オリンピック SIDE:B
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。東京五輪ドキュメンタリー、運営編。スタッフのインタビュー集。中止だ中止ズンドコズンドコ…。五輪開催にあたっての苦労は伝わってくるんだけど、前作同様にそれぞれの場面に関連性をほとんど感じない。クオリティはやはりNHKドキュメンタリーで充分。映画としては駄作。 [映画館(邦画)] 5点(2023-08-20 13:22:34) |
112. 峠 最後のサムライ
《ネタバレ》 司馬遼太郎原作、役所広司主演の幕末時代劇。原作未読。クオリティは原作に当然敵わないだろうが、重厚な出来栄えで安心して観ることができた。戊辰戦争、徳川の大恩に報いるために藩を導いていく家老。寄り添う賢妻。できれば戦いたくはない。なれどいざ戦となり、やがて敗色濃厚となっても最後の一兵となるまで己の天命を全うしようとする姿はやっぱり生粋の侍だね。ひねりはないけど王道を往く物語で良作。 [映画館(邦画)] 7点(2023-08-20 13:21:18) |
113. ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。今作の主役はピッコロとご飯。新レッドリボン軍の最終兵器・セルマックスとの死闘でオレンジピッコロと悟飯ビーストに大変身。気円斬や太陽拳でナイスアシストのクリリン、ドンケツのトランテン、トべるようになったパン、実はワルくなかったドクターゲロの孫など脇役も光る。フィニッシュは悟飯の魔貫光殺法でセルマックスのオツムをパチコン。ほんわかなコメディタッチと迫力あるバトル。観なおしてみて、良作に格上げ。 [映画館(邦画)] 7点(2023-08-20 13:19:35) |
114. キングダム2 遥かなる大地へ
《ネタバレ》 約半年ぶり3度目観賞。続編公開に向けての復習。和風の中華歴史大作、シリーズ第2弾。今作の中心はダカン平原での魏軍との戦闘。邦画にしてはよく撮れている壮大なスペクタクル戦闘シーンの連続。今作も「天下の大将軍にオイラはなる」と吠えたぎるワラベ・シンちゃん。憧れの大将軍を怪演の大沢たかお。ヘラヘラニヤニヤして気色悪いんだけど異彩を放つ。大将軍との修行…オカマになる鍛錬かな。一方で存在感を示していたのは、姉の復讐に燃えるキョーカイを熱演の清野菜名。風貌が「幽白」の幻海みたいやな。弱小のテンちゃんは軍師を目指す。良作に相違なし。 [映画館(邦画)] 7点(2023-08-20 13:18:25) |
115. アキラとあきら
《ネタバレ》 池井戸潤原作、汗と涙の銀行ドラマ。個性派俳優競演。情に熱いバンカー、主演のリョーマくん。ライバルにしてパートナー、キザ男だけど段々と熱男になっていくリューセイくん。コワモテ上司にヨースケくん。可愛いけど気丈な後輩にモカちゃん。ひねくれたオジキを好演のユースケくんとアンジャッシュのコジマくん。それぞれが物語とよくかみ合っていて、思わず引き込まれた。期待を外さない安定した池井戸ワールド。傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2023-08-20 13:17:21)(良:1票) |
116. ヘルドッグス
《ネタバレ》 滑舌がいま一つでナニ言ってるかよくわからん岡田准一と何だかあどけない坂口健太郎によるクライム・バイオレンス・アクション。サツがヤクザに潜入捜査するバディアクションだけど、お話の作りこみが甘い印象。ヒロインのマユちゃんもクールビューティーやってるんだけどナニしたいかよくわからん。カズキくんも相変わらずナニ言ってるかよくわからん。総合7点で良作の域なんだけど、このジャンルにしては物足りねえな。 [映画館(邦画)] 7点(2023-08-20 13:16:22) |
117. 耳をすませば(2022)
《ネタバレ》 ジブリ映画の実写版。あれから10年、ちょっと若い頃の吉瀬美智子っぽくなって出版社で働きながら夢を追うアタシ。いつも通り2枚目のトーリくん演じるオイラはイタリアで音楽修行。回想シーンでぽろぽろ想起される学生時代のおもひで。国境を分かつ10年の遠距離恋愛。イタリアの彼に会いに行って別れ、日本に戻った彼と寄りを戻す。お話は出来すぎているけれど、アニメ版で描かれた淡い恋が成就する様子を見届けられるオトナの「耳すま」。主題歌「翼をください」はもちろん名曲なんだけど、この作品はやはり「カントリーロード」でないとね。それでも良作。 [映画館(邦画)] 7点(2023-08-20 13:12:18) |
118. 母性
《ネタバレ》 湊かなえ原作。「母親」という概念について掘り下げた、女性のミステリードラマ。母から無償の愛を受け、何不自由なく暮らしてきたアタシ。結婚して娘を授かってからアタシの人生は一変。いつもすれ違う母娘。同じ場面を母娘それぞれの視点から描き、感じ方の違いを表現。ちょっぴりオバサンになられた母親役の戸田恵梨香、気丈だけど空気の読めない娘役の永野芽郁、鬼義母を怪演の高畑淳子など豪華女優がくせ者たちを競演。人間ドラマに見応えがあり、後半は釘付けに。世間の評価はどうであれ、傑作の域。 [映画館(邦画)] 8点(2023-08-20 13:11:30) |
119. THE FIRST SLAM DUNK
《ネタバレ》 ちょっぴり薄くなったけど、今風の絵になってあの最強バスケ漫画が返ってきた。りょーちんの視点からの山王戦。試合映像とりょーちんの切なくも熱い過去映像を行ったり来たり。原作では描かれなかった少年時代、家族関係などを綴ることで徐々に浮かび上がる宮城リョータの人物像。「ドリブルこそ、チビの生きる道」…このセリフにオイラの生き様が凝縮されている。他の湘北4人の活躍もしっかり描かれていて大いに楽しめた。傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2023-08-20 13:08:53) |
120. コーダ あいのうた
《ネタバレ》 家族4人の中で唯一聴こえるアタシに備わる天賦の才能。個性的で温かみのある音楽教師の熱心な指導により、いざ花開かん。夢へと羽ばたかせるか、家業に縛るか。食卓を囲む沈黙の中、手話でぶつけ合う家族各々の想い。それぞれの瞳は…口ほどに物言う家族会議。やがて通じ合う気持ちが大きな感動を呼ぶ。流れる名曲の数々。心地いい余韻。どの項目も高水準。7年前の「セッション」以来の衝撃。5年に1本というべき稀な傑作。 [映画館(字幕)] 8点(2023-08-20 13:05:39)(良:1票) |